概要

ドラクエ皆勤賞の鎧系の防具。鎖帷子。
いわゆるチェインメイル。鎖を編みこんで作った鎧のこと。
洋の東西を問わず存在し、我々のイメージでは忍者が黒装束の下に着てる網状のアレといえば分るだろう。
現実の忍者は、通常の鎧よりは軽いとはいえやはりそれなりの重さがあり、動きを妨げられるために殆ど着用していなかったそうであるが。
現実における鎖帷子は、刃物に対する防御力は高いが、刺突攻撃(特に矢など)に対しては隙間をすり抜けてダメージを受ける可能性がある。
そして何より打撃に対しては防御効果がほぼ期待できないという、致命的な欠点がある。
ただし、皮鎧よりも柔軟なので、現代においても防弾ジャケットと一緒に用いられたりするらしい。
本来なら重ね着可能な防具で、他の防具(主に皮鎧)と併用されたりすることもあるが、ドラクエでは重ね着は残念ながらできない。
と言うか多くのRPGでは鎧系防具の重ね着は不可能である。

公式ガイドブックのイラストでは、微妙にダサい挿絵が宛がわれていることが多い気がする。
事実、Ⅸで着せてもあまり見栄えが良くない。
本来は単体で着ることが少ない防具(上着の下に着たりする)なので、これだけ着せても見栄えが良くないのは、当然と言えば当然かも知れない。
しかし、ⅥやⅦでは意外とかっこよさの修正が高かったりする。うーむ。

本編

序盤では比較的よく用いられるが、鉄や青銅の鎧に比べると守備力は低い。
しかし、300~1000ゴールド程度と、鉄鎧などと比べると安価である。
値段の割りには守備力が高めに設定されていることが多いうえ、装備可能なキャラ(職業)も多い。
このため皮の鎧、青銅の鎧、鉄の鎧を無視して、この防具で済ますプレイヤーも多かったのではないだろうか?
ただしⅦでは、フォーリッシュで2つ買って主人公とキーファに装備させたあとに、隣のフォロッド城で貴族の服を拾って泣きを見た人が多いとかそうでないとか。

DQⅧ

Ⅷでは、船着き場で500Gで売られている。
一応、旅人の服+チェーンクロスでこの防具が作れるほか、くさりかたびら+青銅の盾で青銅の鎧を作ることができる。
前者は素人にもわかる地雷レシピである。
後者は、皮の盾ブロンズナイフ青銅の盾
鎖かたびら青銅の盾青銅の鎧と、段階を経て作ることで、
普通に青銅の鎧を買うよりも遥かに早く(船着き場到着時で全ての材料を入手可能)、しかも安価に作れる。
作る価値は十分にあるだろう。

DQⅨ

Ⅸではホーリーチェインの素材になった。
ホーリーチェインはパラディン専用の強力な防具であるため、こちらも作る価値は十分にある。

最終更新:2013年02月20日 08:56