概要
Ⅰから登場しているコマンドの一つ。
アイテムを「使う」ことによって、その効果を発揮させる行動。
主に
【道具】を使用する際に選択される。
まず
【どうぐ】のコマンドから使いたい道具を選択し、そこからこの「つかう」のコマンドを使用する。
作品によっては微妙に異なるが、移動中でも戦闘中でもこの基本的な行程はほぼ変わらない。
【やくそう】などのアイテムでHPを回復したりする際に選択する他、
【ラーのかがみ】などの重要アイテムを使う場面でも必要になる、重要なコマンドの一つ。
中には特に効果は無くても、
【すごろくけん】など使ってみることで特別なメッセージが表示されるアイテムもある。
また、そういったメッセージも無いアイテムは基本的に「しかし 何も起こらなかった」などといったメッセージが表示されるが、
イベント用アイテムには「しかし 今は何も起こらなかった…」などと表示されるものもある。
アイテムを使用する場合、使う対象を選択できるものと、選択することができないものが存在する。
前者の場合は
【まんげつそう】などの消費アイテム等が該当し、「つかう」の後にさらに対象者を選択することになる。
後者の場合は
【いのりのゆびわ】などが該当し、こちらは「つかう」を選択した段階で持ち主に効果を発揮する。
このコマンドで使用することのできる道具の多くは消費アイテムなので、一度使用するとなくなってしまうが、
中には
【けんじゃのいし】や
【たたかいのドラム】など何回使用してもなくならない道具も存在する。
また、当然ながら死亡している人間にアイテムを使わせることはできないため、
そういったキャラクターが持っているアイテムを使用したい場合は、誰かが一旦持ち物から取り出してから使う必要がある。
武器や防具の使用
Ⅱから導入され、以降Ⅸまで継続して登場しているシステム。リメイク版Ⅰにも導入された。
Ⅰの頃は、「つかう」べきアイテムは薬草などの消費アイテムや一部のイベントアイテムばかりだったが、
Ⅱからは本来装備品である一部の武器や防具、装飾品を道具として使用することでも特殊な効果を発動させることができるようになった。
多くの武器や防具は、戦闘中に「どうぐ」から選択しても「しかし 何も起こらなかった」などと表示されるだけだが、
一部の武器・防具は「つかう」選択すると
ゆうしゃは おうじゃのけんを ふりかざした!
とどろくらいめいが くうきを ひきさく!
といったメッセージと共に、特殊な効果が発揮される。
基本的に呪文と同じ効果が得られる事が多く、上記の
【おうじゃのけん】の場合はバギクロスと同じ効果である。
MPなどを消費することはなく、更に道具使用したアイテムがなくなることもない。
MPを消費せずに呪文と同じ効果が得られるため、呪文を使えないキャラクターにとっては非常にありがたい存在。
該当する呪文を普通に使えるキャラクターであっても、この方法を用いればMPを節約することができる。
ⅡやⅢで
【いかずちのつえ】がどれだけ旅路に貢献したかは計り知れない。
なお、ⅢとⅨ以外の作品では
【やくそう】などといった普通のアイテムと同じように誰でも使用できるため、
Ⅱの
【ちからのたて】やⅦの
【ほのおのツメ】などを道具使用のためだけに全員に持たせる事もしばしば行われる。
また、Ⅴの
【ふっかつのつえ】は戦闘中だけでなく移動中も使用することができ、
【かぜのぼうし】は移動中にのみ道具として使用することができる。
DQⅢ
他の作品とはシステムがやや異なっており、
「誰でも道具使用可能なアイテム」と「装備可能なキャラクターしか道具使用できないアイテム」が存在する。
ただし、SFC版の
【盗賊】は後者のアイテムの内「剣」に属する5種類の道具効果を使うことができる。
また、ゆうわくのけんは装備の可否にかかわらず、女性のみ道具使用できる。
DQⅨ
武器や防具をキャラクターに「装備させずに持たせる」ことができなくなったため、
装備している武器・防具以外を道具使用させることはできなくなってしまった。
これにより、装備できないアイテムを道具使用させることもできなくなっている。
最終更新:2013年02月03日 18:41