項目 | 元ネタ | 詳細と補足 |
---|---|---|
アークデーモン | 『Wizardry』 | 「青い姿の悪魔」という姿から、FC版の「グレーターデーモン」を連想した人も多い。高位の攻撃呪文や状態異常攻撃を使い、仲間を呼ぶ、と戦い方も似ている。 |
アウルベア | TRPG『D&D』のアウルベア | D&Dオリジナルモンスターのアウルベア。頭のイカレた魔法使いがつくった魔法生物である。オリジナルモンスターではあるが、絶対パクってはいけませんモンスターではないため、使用は自由。 |
依頼「仄暗い水の底には」 | 小説『仄暗い水の底から』 | タイトルのみ?原作小説は水にまつわるモダンホラーの連作であり、依頼内容(ホメロスの『オデュッセイア』を思わせる)との関連も薄い。題名をもじった一発ネタの類か。 |
ウォレスの地下迷宮 | 『Wizardry』 | 1作目の敵、魔術師ワードナが立てこもる地下迷宮は彼が一夜にして魔法の力で作り上げたもの。 |
エクステンド | ゲーム用語 | スコアを一定値以上稼いだり1UPアイテムを取得するなどして残機が増えることを「エクステンド」という。 |
骸骨剣士 巨像の戦士 |
映画『アルゴ探検隊の大冒険』 | 特撮映画。特に骸骨剣士は多くの作品に影響を与えた。フィギュアが人気。 |
キラーラビット 迷いの森の隠者 時間切れでの爆弾 王位の証の宝珠 |
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』 | 騎士の首を刈る殺人ウサギが登場。隠者の外見は妖術師ティム、爆発オチは「聖なる手榴弾」からか。 西欧で宝珠と言えば王権を象徴する小道具の一つだが、「聖なる手榴弾」のデザイン自体がそれに由来するためか、ゲーム内での宝珠と同形状で色違いだったりする。 |
ゲイザー | TRPG『D&D』のビホルダー | 高度な魔法を行使する&視界内の相手の魔法を封じる「アンチマジックレイ」を放射するという特徴もここから。名前は「beholder」の同義語の「gazer」。 D&Dのビホルダーは著作権を有しているため、無断で使用するとWotC社に訴えられる。なので容姿や名称、特徴を微妙に変えて対策するのが一般的。ただ、「アウトだろそれ」レベルの変更が多いのが日本のゲーム業界。しかし、本作はきっちり使用確認を行っている模様。 |
装備・所持品画面の攻撃力・防御力アイコン | TRPG『D&D』 | 箱の頃のキャラクターシートが元。 |
デーモンロード | 小説『隣り合わせの灰と青春』『不死王』 | Wizardryのノベライズ。神々によって魔界に封印された大悪魔「マイルフィック」が登場。マイルフィックは魔神パズスがモデルだから外見は似ていない。 |
ティキ | ピーターパン カプコン製AC版『D&D』 |
ティンカーベル、愛称ティンク。光る粉を振りまきながら飛ぶ妖精。衣装はディズニー風か。 妖精がGO!と促すのはカプコン製AC版D&Dそのまんま。 |
盗賊(シーフ) | 『ゴールデンアックス』 | 道中、あるいは野営中に袋を背負い頭巾をかぶった小人が現われてポーションを奪っていく。追いかけて攻撃することでアイテムをドロップさせることができる。 |
ドゥームビートル | TRPG『D&D』のアンバーハルク | ビホルダーと同じくD&Dオリジナルモンスターの一つである。 知的生物の精神を狂わせる視線を持つ強敵。「絶対パクることを禁ずる」なモンスター十傑の一つであるため、容姿や名称、特徴を変えている。ちなみに、他の十傑にはマインドフレイヤー、キャリオンクローラーなどがいる。和製Wiz大ピンチ |
DRACRO千夜一夜 | 『クロちゃんのRPG千夜一夜』 | 公式ブログで連載。 |
ドラゴニュート | TRPG『ルーンクエスト』 | ルーンクエストのオリジナルモンスターであるドラゴンニュート(ドラゴニュート)。いわゆるリザードマンタイプの爬虫類人間だが、『いつか自分はドラゴンになる!』と固く信じ続けることで死んでも記憶を持ったまま生まれ変わることができるようになる。そしてそのうち羽が生え、角が伸びいずれ完全なドラゴンになると言われている。 |
ドラゴンリスク | 『ゴールデンアックス』 | 乗り物クリーチャーが特徴的な名作ベルトアクション。特に口から吐く炎で攻撃する「ブルードラゴン」と呼ばれる個体がよく似ている。 なお、主人公のアックス=バトラーは上記ローランと外見、設定ともに瓜二つであるが、こちらが元というよりは、英雄コナンシリーズが共通の元ネタになっているためと思われる。 |
開けゴマ 40人の盗賊 ランプの魔人 トレジャーアート「40人の盗賊殺し」 |
「アリババと40人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」 (ともに『千夜一夜物語』より) |
「ランプの魔人が自由になる」ストーリーはディズニー作品の影響もあるか。 |
ファイターのカラー選択 ブルーラインシールド 黄金の鎧 依頼『大盾で魔法を受ける』 |
『バビロニアンキャッスルサーガ』シリーズ | ファイターの胸部についている小さな盾と、盾の種類の一つに「どう見てもブルーラインシールドです、本当に(略)」といったデザインのものがある。 黄金の鎧は主人公ギルが女神から授かった、勇気を力に変える神器。 ドルアーガの塔ではフロアごとに条件を満たすと宝箱が入手できるシステムであり、「敵魔法使いの魔法を盾で受ける」は5Fの宝箱条件。 |
マイキー | 映画『ファンタジア』 | ディズニー映画。ネズミの弟子・ほうきを操り水汲み等のキーワードが類似。●ッキー。そう考えるとウォレスの元ネタもウォル…… |
幻の大地 | 『ドラゴンクエストVI 幻の大地』 | 国民的RPG第6作。難易度ノーマルの金色のエンシェントドラゴンはミレーユのオカリナに応えて現れる金色のドラゴンの姿に重なるグラフィックだが、その役割は異なる。 |
ミノタウロスの撃破演出 | 『ゴールデンアックス』 | ラスボス「デス=アダー」の撃破演出のオマージュ。 |
メガスマッシュ | カプコン製ベルトアクション | 本家では「メガクラッシュ」。若干のライフを消費する代わりに無敵攻撃を繰り出して切り返せる。 |
女神の加護 | ゲームブック『ソーサリー』シリーズ | 女神の加護により一回の冒険ごとに有効なさまざまな助力を得られるという点が共通。ラスボスのいる場所では助けを得られない、という要素があるのも同じ。 |
リザードマン | カプコン製AC版『D&D』のトログロダイト | 厳密にはリザードマンとは異なる種だが、槍を持ったトカゲ人間の外見はほぼそのまま(尾は控えめ)。知能はあるが意思疎通は困難というゲーム内設定も共通している。 |
竜の天国亭 | TRPG『ハイパートンネルズ&トロールズ』 | 同作に登場する地名「ドラゴンズヘヴン」。リプレイシリーズのタイトルにもなった。 |
料理 | 『美食戦隊薔薇野郎』 | 料理を食べて体力回復・ステータスブーストという作品は数多いが、もっとも本作に近い仕様なのがこれ。ちなみに「グルメせんたいバラやろう」と読む。 道中の敵を倒すと食材が手に入り、ステージクリア後のディナータイムで集めた食材を組み合わせて料理を作り食べて体力回復する。 「体力が限界値を超えて回復する」という点も共通。 |
ルーン魔法 | ゲームブック『ソーサリー』シリーズ ゲームブック『パンタクル』 |
アルファベット3文字を組み合わせる魔法システムは前者、背景(イラスト)に描かれている刻印をプレイヤーが発見して魔法を使うシステムは後者を思わせる。 |
レイス撃退時メッセージ「夢幻の心臓」 | 『夢幻の心臓』シリーズ | 80年代当時、下記のハイドライドシリーズと並んで国産RPGの人気タイトルだった。 |
レッドドラゴン エンシェントドラゴン |
カプコン製AC版『D&D』 | 落石攻撃や崖下からこちらを覗き込む姿がよく似ている。 なお、本作のディレクター神谷盛治氏は、カプコン在籍当時D&Dタワーオブドゥームのレッドドラゴンのルーチンを担当している。 |
レッドドラゴン ミノタウロス ウォーロックなど |
『ザ・キングオブドラゴンズ』 | カプコン製のベルトアクションゲーム。D&Dと共通する要素も多いが、それもそのはず、元々D&Dとして開発されていたのだが、権利関係で名前が変更になったという経緯がある。 このほかにもボス、ザコに限らず元ネタを思わせるものは多い。 |
ローラン | 『英雄コナン』シリーズ | 見た目はシュワルツネッガー主演で映画化されている『コナン・ザ・グレート(原題Conan the Barbarian)』の影響が強い。 名前は中世の英雄譚『ローランの歌』の英雄ローランからか。 |
項目 | 元ネタ | 詳細と補足 |
---|---|---|
欠けたアルテナ像 | 『サモトラケのニケ』 | ルーブル美術館所蔵の彫像。 |
木で組み上げた防護柵 | よくあるデザインだが『ナイツオブザラウンド』 | カプコン製ベルトアクション。柵のグラフィックがナイツ~のそれと酷似している。 |
キャラクター登録選択画面 | カプコン製AC版『D&D』 | 登録画面のエルフ・ファイターの配置位置などはそのまんま。 ベルトロールアクションの大家としてゲームデザインをはじめグラフィック面でも多いに影響されている。 |
トレジャーアート「女海賊アンナ・ボニー」 | アン・ボニー | 実在した女海賊。現在の冒険物語などに登場する女海賊の普遍的なイメージに多いに影響したとされる。 |
トレジャーアート「ヴァンパイアの狩人」 | 小説『吸血鬼ハンター"D"』 『悪魔城ドラキュラ』シリーズ |
どちらの作品にも「中性的な雰囲気を持つ、美青年のヴァンパイアハンターが登場する」という共通点がある。 |
トレジャーアート「真夏の夜の夢」 | シェイクスピア『真夏の夜の夢』 | 人間の恋模様に森の妖精たちが関わっていく戯曲。 トレジャーアート・ストーリー内の「ワルプルギスの夜」とは魔女たちが行うとされる盛大な宴の事。地域によっては密会やサバトのような秘された儀式的な扱いもされるが、現在では日々穏やかに暮らす一般の人々にとっても豪勢な料理や賑やかな音楽と共に祝う行事でもある。 |
トレジャーアート「黒エルフの魔獣使い」 | フランク・フラゼッタの絵画『Savage Pellucidar』 | ファンタジーアートの大家。 |
トレジャーアート「死の舞踏」 | 「ダンス・マカブル」 | 14~15世紀ヨーロッパの思想ムーブメントあるいは集団ヒステリー。ペストや百年戦争を背景にした当時の死生観の現れと言われる。後に美術上のモチーフとしても流行した。 |
フードの一種 アイシングのかかったクグロフケーキ状の食べ物 |
『THE ELDER SCROLL V SKYRIM』 | 「スイートロール」という名称で登場するケーキに酷似。 |
忘れられた聖域 | ビーデル・フリューゲルの絵画『バベルの塔』 | バベルの塔を題材とした絵画はいくつかあるが、中でもピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」をモデルにしたものと思われる。 |
項目 | 元ネタ | 詳細と補足 |
---|---|---|
「味はともかく長靴一杯食べたいよ」 | 『風の谷のナウシカ』 | 作中の1シーンより。 |
「ごきげんよう、エルフの友人」 | 『グリムグリモア』 | 同じくセルフパロディ。大元は指輪物語の台詞? |
「天に名を返します」 | 『オーディンスフィア』 | ヴァニラウェアによるセルフパロディ。 |
「膝に矢を受けてしまってな」 「スターップ!」 |
『THE ELDER SCROLL V SKYRIM』 | 衛兵のセリフより。 |
「役立たずここに眠る」 | FC版『Wizardry III ダイヤモンドの騎士』 | 最下層のメッセージより。FC版では最下層のイベントの一部が原作から変更されたため、代わりに前述のメッセージが追加された。 |
出典 | 作品名等 | 詳細と補足 |
---|---|---|
DRAGON'S CROWN ARTWORKS「ご挨拶」 | 『Wizardry(PC版)』『イアン・リビングストンのゲームブック』 『ドルアーガの塔』『ゴールデンアックス』『ザ・キングオブドラゴンズ』 |
「一つ一つ上げたらきりがありません。~(中略)~オマージュやエッセンスとして存分に散りばめることが出来ました。」 |
DRAGON'S CROWN ARTWORKS「ご挨拶」 | 『D&D タワーオブドゥーム』 | 「まさに憧れそのものの開発でした。本作への影響は計り知れません。」 |
項目 | 元ネタ | 詳細と補足 |
---|---|---|
ウォーロックの断末魔 | 『ファイナルファンタジーII』 『ディシディアファイナルファンタジー』 |
皇帝の名(迷)断末魔「ウボァー!」。ディシディアFFでは音声化された。 |
ゲイザー魂採取装置 | 『ハクション大魔王』 | 大魔王が封じ込められていた壺と形は似ている。しかし、特徴的な顔を模した造形がないので確信には至らない? |
ハイドランド | 『ハイドライド』シリーズ | たまたま名前が似ているだけかもしれないし、多頭竜「ヒドラ(ハイドラ)」とかけているのかもしれない。 |
ブランディッシュ | 『ブランディッシュ』シリーズ | 「brandish」は振り回す、打ち振る、といった意味の英単語。露出の激しいアマゾンの姿に、同作に登場する女魔道士ドーラを思い出した人もいたりいなかったり。 |
メデューサの爆発光線 デーモンロードの冷凍光線 |
『風の谷のナウシカ』 | 「焼き払え!」からの巨神兵のビーム発射シーン。規模は違えど似ている? |
リスと戯れるエルフ | 『風の谷のナウシカ』 | テトと戯れるナウシカ。みんなのあこがれ。とはいえ森に住むエルフならリスと親しくてもおかしくはない。 |
レッドドラゴンと財宝 | 北欧神話、『指輪物語』他多数 | 「竜が財宝を貯めこむ」というお話は少なくとも10世紀前後には複数の文献に登場していたらしく、北欧・ゲルマン神話のファフニール、『ホビットの大冒険』のスマウグなどが有名。TRPG『D&D』でもドラゴンはねぐらに財宝を貯め込んでいる。 |