コーディ・ウルフウッド

シャドウランナー:ランク9 コーディ・ウルフウッド状況開始


  Data


【名前】 コーディ・ウルフウッド
【性別】 男性
【年齢】 29歳
【種族】 人間
【役職】 フィクサー
【能力】 戦闘技巧 + 運命変転
【属性】 中立
【弱点】 異能による直接攻撃手段が無い
【容姿】
身長:172cm 体重:65kg。
僅かに紺色を含んだ黒髪に黒眼。特徴といえる特長の無い顔立ちなので見様によってはハンサムにも見える。
中肉中背で、特殊防刃繊維のシャツにダークグレーのジャケットコートを纏っている。


  Skill


“棍棒”
刃や刀身のない手持ちの接近戦闘武器を扱う。
“素手戦闘”
自分の肉体だけを使った戦いの技術を扱う。
“投擲武器”
投げられる武器全般を扱う。
“特殊近接武器”
サイバーウェアに埋め込んだ武器を扱う。
“ピストル”
ホールドアウト/ライト/ヘビーの各ピストルとテイザーを含む手持ち銃器全般を扱う。
“サイバー技術”
サイバーウェア/バイオウェアの製作や整備の技能。
サイバー技術分野の最新情勢についての知識や故障の際の修理能力も含まれている。
“爆破”
爆薬の準備と計画と設置を扱う。
“武器整備”
武器・防具の修理を扱う。
“地上機操縦”
遠隔操縦でも直接操縦でもヴィークルの操縦を扱う。


  Specialty


“特殊専門化武器”
グラップルガン/電磁レールガンを扱う。


  Nature


“幸運”
エッジに付随している資質。突発的な緊急時において僅かな運に恵まれる。
コーディ自身はこれを試したり過信することが愚かの極みであると認識している。
悪運とも言い換えて良く、日常的生活においてはあまり関係がない資質。
“胆力”
魔法的に引き起こされたものを含んだ恐怖や脅迫に抵抗する意志力。
“天賦の才”
特定の技能に対する天才性。コーディの場合は多彩な戦術オプションによる状況構築技術。
“平凡”
身長も体重も外見も平均的で、これといった肉体的特長や癖が全然見当たらない。
尾行や捜索に対し、僅かな人ごみがあったりすれば、あっという間に溶け込んで姿を眩ませてしまう。
ただし、魔法や電子的技術による捜索には適用されない。
“苦手”
どういう訳か、殆ど呪いに近しいレベルでテクノロジーとつきあえない。
いじった電子装置は何故か故障し、使ったソフトは絶えずフリーズし、無線リンクの接続は不安定になって変な干渉を受ける。
あくまで不利な資質であるため、故意に目標の電子機器を破壊できるはずもない。(※逆に強固になりかねない)
しかし、武器やサイバーウェア/バイオウェアの使用および整備には全く支障が無いという不思議。
“肉体に対する侵襲性”
肉体改造の代償として生命体としての本質的な全体性が低下している。
有機組織による生体機能強化を主とすることで負荷を抑えているが、
それでも魔法的な超常的能力とは全く縁が無くなってしまった。
“生活無能力者”
私室は絶えず散らかり放題で、埃と黴を友にしてしまうほど日常的生活力に欠けている。
世話をしてくれる存在がいなければ、今頃どうなっている事やらである。


  Ability


“エッジ”
コーディ自身も半ば無自覚だが確かに在る異能。
運の良さ・閃きや創意・偶然を味方につけた離れ業・場の流れを変えて己が生命を拾うための謎の要素。
定義するならば確定されるであろう結果をある程度の範囲で修正することが可能な能力。
ただし、絶対的に確定されるであろう結果を無原則に修正することはできない。
(※命中するであろう銃撃を回避修正することは可能だが、斬られたという結果に対し無傷と修正するのは不可能)
状況によってエッジには定量のようなものが発現と同時に発生するらしく、
これを使い切ってしまうと、翌日以降の日没までは発現しなくなるという特性がある。
(※経験上、絶望的かつ矜持に深く関わる事態であればあるほどエッジを得られる傾向にある)
つまりは、常駐的に発現するわけでもなく、無制限でもなければ意識的に制御を掌握しきれる類でもない。


  Arms ■ 標準携行武器 ▲ 戦闘携行武器


【棍棒系】
■ エクステンタブル・バトン(伸縮式警棒)
勢いよく振ると、望遠鏡のように伸びる棍棒。携帯性に優れており隠し持ちやすい。
▲ スタンバトン
標準的な暴徒鎮圧用武器で、重く嵩張るが接触した対象に電撃を放つことが可能。
チャージ数は5回分で、電源に接続すれば1分で充電が完了する。

【テイザーガン・・・電撃を発して、対象にショックを与える非殺傷武器】
■ キリシマ590
キリシマはコンデンサを内臓した弾丸を標的に放つため、
旧来のテイザーと違ってダートと本体を結ぶワイヤーが無い。

【ピストル・・・片手で持って携帯できる小型の銃】
■ ヴァイパーⅦ
バーストモード機能と内臓の消音機能を備えたセミオート式の大口径多機能拳銃。
各種弾薬にも対応しており、携行性も相まって傑作の呼び名が高い。
銃身下部のアタッチメントにレーザーサイトを装着している。
スマートガン・リンクシステム対応。

【弾薬・・・ヴァイパーⅦに使用できる射出体】
■ 通常弾
スタンダードな被覆鋼弾で、あらゆる用途(大抵は殺人)に使用される。
▲ 炸裂弾
固形のスラッグ弾で、着弾の際に爆発して破片をばら撒くように設計されている。
攻撃属性は貫通ではなく衝撃に属する。
▲ 儀礼済水銀弾
霊的存在に攻性を持たせた祝福儀礼が施された水銀弾頭弾。
非常に高価なため使用の際には赤字を覚悟しなければならない。
攻撃属性は貫通+対霊/対魔に属する。

【手榴弾・・・性質上、持ち運べる数は限定される】
■ 閃光手榴弾
爆発する時に金属粉末を撒き散らし、それが空気中の酸素に接すると発火して、轟音と閃光と衝撃を伴う爆風を発生させる。
▲ 破片手榴弾
殺傷能力のある破片を広範囲にばら撒き、防護されていない対象に重傷を負わせることを目標としている。
▲ 炸裂手榴弾
極めて強力な爆発を起こし、重装甲目標を貫通破壊することを目的としている。
▲ 高性能煙幕弾
直径20メートルの範囲に煙を放出して視界を遮る。
さらに煙の中に熱を持った粒子が含まれており、熱映像視野を遮るようになっているほか、
霊的撹乱因子も複合されており、霊的な走査にも有効。ただし、非常に値が張る貴重品。

【爆薬・・・主に構造物に損傷を与えるために使用する】
▲ 業務用爆薬
爆発性の高い科学物質に安定剤を混合して、安全性を増したもの。
▲ 泡状爆薬
クリーム状の粘性を備えた特殊なプラスティック爆弾。
スプレー缶に充填されており、物体の表面や隙間にスプレーすることが出来る。

【特殊専門化武器】
■ グラップル・ガン
拳銃型の形状をしているフックワイヤー射出装置。
高所に移動したり、ぶら下がって攻撃したりと多彩なワイヤーアクションを行うことができる。

■ ショック・コレダー
左腕義手に仕込んだコレダー(電流放出装置)。使用の際には人工皮膚を突き破り三本のロッドが飛び出す。
安全基準値を遥かに超える出力を叩き出すよう違法改造が施されており、前方3メートルの範囲に超高圧電流を放出する。
チャージ数は2回分で、電源に接続すれば20分で充電が完了する。
当然ながら暴発必至の自殺装置に等しい代物である。
(※使用する度に暴発結果を修正するためにエッジを消費する)
(※2回使用後、左腕義手の機能は著しく制限される)

▲ X01-PITONE
ハイパー・ヴェロシティ・アームガン(個人携行用電磁レールガン)
性質上、小型化が極めて困難とされてきたが、在る企業が技術的ブレイクスルーを果たしアームガン化に成功した。
射出する弾体に問題が無ければ、10センチ厚のニッケル・クロム・モリブデン鋼数枚を瞬時に貫通する程の超絶的威力を誇る。
欠点としては、チャージに時間が掛かり連射が出来ないこと。装備の際に専用の左腕義手に換装する必要があること。
そして、数発撃てば反動による駆動部負荷と熱暴走臨界による強制冷却のために再起動プロセスを強いられることである。
実態はあまりの暴発率の高さとそれによる死傷者の多発から欠陥品の烙印をおされたスクラップ。
(※射撃する度に暴発結果を修正するためにエッジを消費する)


  Equip


【防具装備】
“アーマー・ジャケット”
単繊維防弾繊維、蜘蛛の巣編みされた金属細線などにより軽量で目立ちにくい、ストリートにおける一般的な防御手段。
コーディはコートスタイルをラフに着こなしている。
 +防具の改造(熱減衰)
 着用者の熱的痕跡を減らすことを目的としてデザインされており、
 内側の層は熱を吸収する一方、外側の層は表面温度を気温と同一に保つ。
 熱センサーや熱映像視野を欺くことを目的としている。
 +防具の改造(耐放射線)
 素材に薬品処理を施しており、程度にもよるが放射線から着用者を保護する。

【強化機器装備】
“サングラス”
シンプルな形状のサングラス。ワイヤレス接続機能を持ち、光ファイバーケーブルによる有線接続も可能。
 +機能(大光量補正)
 視力を奪うような強い閃光から使用者を保護する。
 +機能(映像リンク)
 視覚情報(文章、画像、動画)を視覚内に表示する。作戦遂行の必須機能。
 +機能(スマートリンク)
 ヴァイパーⅦのスマートガン・リンクシステムと通信し、武器の向いている方向を使用者の視野に投影して、
 狙いを付けている場所にクロスヘア(照準)を出すとともに認識した複数の標的を強調表示する。
 また、残弾数に加えて、レーザー測定器とも連動し、計測された相手までの距離もあわせて表示される。
 (※この機能を用いるには映像リンクが必須となる)

【サバイバル用品】
“フラッシュライト”
高輝度長寿命のLEDによる懐中電灯。
“レスピレーター”
鼻と口を覆うように装着する濾過装置で、吸入毒に対して有効。
“蛍光スティック”
折り曲げてから振ることで、化学物質による発光が2~3時間続く。
“ガイガーカウンター”
周囲の放射線の量を測定する。
“サバイバルキット”
小さく丈夫なバックの中に様々なサバイバル用品が入っている。
ナイフ、ライター、マッチ、コンパス、軽量断熱ビニール、数日分の携行食糧バー、浄水器などが含まれる。

【陸上機】
“ハーレー・ダビットソン”
クラシックで馬鹿でかいバイク。ロマン成分には事欠かない。
家庭持ちになって以来、乗る機会が激減したのが不満の種。
“ウィスクワゴン”
主に家族サービスや集団行動時の足に使用する。快適性と信頼性には定評がある。


  Giving


【サイバーウェア】
各種電子機器を生身を入れ替えることで人体強化を図る。
殆どのサイバーウェアには神経直結インターフェイスが搭載されており、
ユーザーは心に思うだけで、サイバーウェアを起動させ、機能をコントロールすることができる。

“偽装型サイバーリム”
機械式の左腕義手を人工皮膚を覆うことで生身の腕に偽装している。
内臓近接武器として、違法改造済ショックコレダーを仕込んでいる。
 +サイバーリム強化(敏捷性)
 各種センサーを軍事規格のものに置換することで精密かつ素早い動作を確保している。

【バイオウェア】
電子機器で器官を補うのではなく、器官そのものが持っている機能を強化することで、
生来の機能であるかのように一体化させるという人体強化の新たなコンセプト。
サイバーウェアに比べて困難かつ高価だが、侵襲性の低減は非常に魅力的である。

“アドレナリン・ポンプ”
腹腔下部に埋め込まれた小さな筋肉の袋。二ヶ所の分泌腺と接続している。
休止状態ではアドレナリンとノルアドレナリンの貯蔵庫の役割を果たし、
起動すると袋が収縮して、濃縮した中身を血中へ一気に放出する。
これにより、一時的に身体能力を飛躍的に高めることが可能。
しかし、一旦効果が切れるとクラッシュ症状を引き起こし全能力が減衰してしまう。
“間接強化”
間接面コーティングや潤滑化、腱や靭帯強化によって筋肉や関節をより滑らかに動かせるようになった。
“筋肉調律”
柔軟な培養筋繊維を既存の筋組織と組み合わせ、筋肉の張力や柔軟性を向上させている。
“血小板工場”
骨髄内での血小板生成能力を加速することで、大きな外傷による肉体的な損害を軽減する。
“合成心筋”
人工的に強化された心筋によって、心臓の機能を高める。
“神経増速”
脊髄を構成する神経細胞の複製と成長を促進し、神経インパルスを伝達するデータパスの幅を広くすることで反応性を向上させる。


  LifeStyle


“中流”
便利な製品が揃った素敵なコンドミニアムを手に入れている。
本来は下流で過ごしていたが家庭を持った際に生活向上に望んだ。


  Profile


過去には各企業の非合法経済戦争の尖兵として影世界の最前線を疾走していた超一流のシャドウランナーだったが、
家庭を持つに至った現在は、後方支援担当のフィクサーに転進している。
妻には早くに先立たれ、現在は娘と二人暮らしだが、生活無能力者ぶりを披露する度に呆れられる毎日。
極限まで施された肉体改造は過去の名残であり、かつては全ての報酬をバイオウェアの更新に注ぎ込んでいた。
当人はそろそろ危ない家業から完全に脚を洗いたいとも思うことがしばしばだが、
同時に恐らくは不可能であろうと溜め息交じりに理解している。
時折、ヘルプと称して前線に身を置いてしまう自身の本質的な救い難さを承知しているのだ。


  Details


企業間経済戦争の尖兵(シャドウランナー)という経歴から、多くの企業に協力あるいは敵対してきた。
それは千夜グループも例外ではなく、少なくない出血と損害を強いている。
全ては仕事上の行動と巡り合わせの結果であり、千夜グループに特別敵意あるわけではない。

異能都市に身を置きながら異能と呼べる能力が表立って発現する類ではないという能力的ハンデを背負っている。
また、レーザーなどの光学兵器が扱えない/刃物を帯びられないなど、装備にも制約が科せられている。
ゆえに生まれ持った兵士としての桁外れの潜在能力、それを十全に活かす戦闘技巧がコーディの戦闘スタイルとなった。

永く実戦に身を置いているうちにいつしかこう呼ばれるようになった。
その動きは目に留まらず、変幻自在の戦闘技巧は嵐の如し。
そして、どの企業にも属さず肩入れせずの完全なる独立を保つというスタンス。
強力でありながら、その刃の剣先を定められぬことから奉られた二つ名は――“ストームブリンガー”

エッジは概念としては“満月の女王”とも呼ばれる。日没とともにエッジが再起動するのはそのため。


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最終更新:2010年06月05日 20:48