横島なつき

「……まぁ、当たるも八卦、当たらぬ痛ッ……?! なんか当たった……?」



・Data
【名前】横島なつき
【性別】女
【年齢】17歳
【国籍】日本
【身分】私立千夜学園高等部一年生
【体格】身長150cm、体重約40kg。やせ型。
【外見】生粋の日本人。やや色の薄い肌、濃い褐色の瞳、肩まで自然に伸びた黒髪。
【特徴】異能を持たない一般人であること。

・Profile

両親とは幼少時に死別。育ての親の祖父も先年大往生。
遺言により生活に不自由しないだけの遺産を相続、身寄りを失う。
ついでに通っていた学校を中退し、半年ほど放浪する。
翌春、保証人不在、住所不定のまま私立千夜学園高等部へ入学。
その特例的措置の条件として、入学時に全財産を私立千夜学園に預託している。

実質ダブっているので普通の同級生より一つ年上である。
そのことが少しは話のタネになるかとナツキは思っていたが、
学内は見るからに訳ありといった人物のオンパレードであったため、
誰かに年齢のことや過去のことを訊かれるまでは黙っていようと心に決めた。
今のところ、その機会が訪れる気配はない。

安いホテルや民宿を転々として長らく住所不定だったが、
緋河神社の祭神ゆすらの誘いを受け、今は同社に巫女として逗留している。
部屋は八畳間の和室。神社での仕事は社務所の番の他、境内の掃除、料理や洗濯などの家事一般。


・Character

前向きな明るい性格だが、普段の物腰は控え目で大人しく、やや刺々しい。
自身の直感に拘るタイプで、やると決めたことに対しては謎の行動力と度胸を発揮。
自分は自分、他人は他人と割り切っている面もあり、他人の領分に踏み込むことを避ける。
基本的に面倒臭がりなところもあり、協調性はあまりない。

自分で自分の名前を書くときは、ナツキと片仮名で書く。
なっちゃんって呼ばれると嫌そうにする。しつこく呼ぶと、きっと怒り出す。

甘党で野菜嫌いの子供舌。健康優良児だが運動はまるでダメ。
頭は決して悪くないけれど、どうも机の上での勉強はやる気にならず、成績は下の上。
お金が掛かるようなお洒落も苦手で、通学時は特徴のない紺のブレザーにチェックのタイ。
普段着も、夏は制服のスカートにTシャツとか、冬は厚手のブラウスの上にベンチコートとか。

趣味はゴロ寝と散策とテーブルゲーム。
中でもトランプやサイコロを用いた運要素の強いゲームを好む。
特技は占い。易の心得が若干あり、易占いができる。いわゆる八卦ってやつ。
時間があったら気軽に頼んでみればいいかもしれない。

ナツキの運には大きな波がある。

大体一日を最低単位として、良いときと悪いとき。
朝、目が覚めたときにサイコロを振って、その出た目を見る。
たとえばチンチロだと思って三つ振る。一二三が出たらその日は最悪。
ちょっと何かしようとすれば、すぐ手痛いシッペ返しが飛んでくる日になる。
逆にピンゾロが出たらその日は最高。何をやっても上手くいく。
人間誰しもツイてる日、ツイてない日ってあるけど、私ほど極端な人もいないと思う。
でも、あらかじめ運が良いのか悪いのかハッキリ分かるってのは、対策が立てられるってこと。
なんだけど……どう考えても悪い方に寄ってるんだよね……私の運勢……。

……と、本人は思っている。


・Skill
『原付免許』
 原付のシート下には雨合羽とスニーカー、ステンレス製の計量カップ、それと非常食が入っている。

・Equipment

『浮瓠量』
 緋河神社の祭神ゆすらから直々に賜った十握剣。「うきひさのはかり」と読む。
 数々の神話に名を残す宝剣の内の一振りで、抜き放てば忽ち悪鬼悪霊を退散せしめる業物。
 しかし、それは神が振るうからこそであって、ナツキでは本来の力の万分の一も発揮できない。
 それでも普段から加護のような力が発せられており、ナツキを災難から遠ざけている。
 お風呂の中でも布団の中でも四六時中一緒にいるため、剣を扱う手捌き自体は慣れたもの。
 包丁の代わりにしたり靴べらとして使ったりしても怪我をしない辺り、この剣の器の広さが伺える。
 また、名付け親であるナツキは、剣の鞘や刀身から清冽な水を少量ながら放つことができる。
 現代では大した有難味を感じないが、水が湧くということは本来なら偉大な奇跡である。
 それを行使できるということは、ナツキも努力次第で道が開けることを意味するのだが……。

『眼鏡』
 近視用。ちょっと黒板が遠いときに。普段は外している。
『ハンカチ』
 安物のタオル地のハンカチ。ちょっと大きめ。
『腕時計』
 父の形見で、男物。ナツキの細い手首には少し不格好。
『携帯電話』
 目覚まし時計にも地図にもメモ帳にもなる。たまに電話にもなる。
『ポータブルMP3プレーヤー』
 マイナーなメーカーのもの。中身はちょっと他人には見せられない。
『財布』
 持ち歩くのは二万円程度。クレジットカードも持っているが、あまり使わない。
『筆箱』
 筆記具の他、瞬間接着剤や計算尺、サイコロなどが入っている。
『電子辞書』
 授業中に真面目を装いながらも色々と楽しめる、学生必携のアイテム。
『制汗スプレー』
 犬や猫に逃げられるのはこの柑橘系の香りのせいだと、ナツキは気付いていない。
『白い花飾りの付いたヘアゴム』
 母の形見の品。一人きりの時は、これで髪を束ねたりしている。
『トランプ』
 プラスチック製で、ちょっと乱暴にシャッフルしても大丈夫。
『十徳ナイフ』
 カード型。ナイフ、ハサミ、ピンセット、ヤスリ、スクレーパー、マイナスドライバー。どう見ても六徳しかない。
『マグライト』
 キャップ部分を取り外して尾部に付け替えると立てることもできる。通称キャンドルモード。
『イボ付き軍手』
 子供用サイズでぴったり。マグライトと合わせて廃墟散策の必需品。
『乾電池』
 単三電池を四本持ち歩くようにしている。マグライトに使う他、何かと便利。
『ライター』
 祖父の遺品の一つ。年代物のジッポかと思いきや、高性能のターボライター。
『黒い薔薇』
 白いシルクハットの少年に手渡された一輪の薔薇。棘はなく、なぜか枯れない。
『おみくじ』
 ふる雨は あとなく晴れて のどかにも ひかげさしそう 山ざくらばな
『年季の入った煙管』
 紫の着物を着た白髪の侍が神社に落としていったもの。さも当たり前のようにネコババした。
『スペードの8』
 平凡な一枚のトランプ。No.9と名乗る青年とブラックジャック勝負をした際の戦利品。
『×××××』
 他にも、日によって変なものが入ってたり入ってなかったりする。

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最終更新:2011年11月08日 22:50