ゆすら

「私を神と扱うもよし、鬼と扱うもよし。元来、この身は人のために在るがゆえに」



  Data


【名前】ゆすら(和御霊)
【性別】女性
【種族】鬼族
【身長】133cm
【体重】32kg
【年齢】2755歳
【容姿】
膝裏まで伸びた黒髪と巫女装束が特徴の、10歳程度の女の子……に見える。
実際はロリババア。


  Profile


新しく街にできあがった「緋河神社」に住む鬼。
種族こそ鬼に分類されるが、高天原の神々と戦い、敗れて、「鬼」の烙印を押された地上の神の一柱である。
故に「妖怪としての」鬼とは根本的な部分が違っており、その証拠に角や牙などの鬼の特徴を一切持たない。

元は海岸の小さな村に祀られた水神であったのだが、時の大和朝廷によって「辺境の蛮族」と勝手に決めつけられた村の住人が、
「平定」の名の下に虐殺されるのを見て激昂、大和朝廷の軍一万数千と、大和朝廷の背後にいる高天原の十数の神を殺し、彼らの魂を吸収して元の存在からは考えられない強大な存在となる。
最終的に戦いで疲労したところを建御雷神に討たれて捕らえられ、高天原の誰もが穢れを恐れてやりたがらない、黄泉の国入り口近くの桃園を管理するという賤業を強いられた。

その数百年後に赦され、神としての地位を取り戻せるようになったが、彼女はそれを拒否し、過去の罪を忘れないよう、「鬼となった神」としての生き方を選ぶ。
以来、霊的に不安定な土地が、大地を流れる霊的なエネルギーライン、龍脈の自浄作用によって回復するまで守護する役目を高天原によって与えられており、その一環として異能都市へやって来た。


  Skill


元々水神であったために水を味方に付け、自在に操る能力を持つが、それ以上に鬼としての力が大きい。

◇「神霊咬縛」
鬼として戦っていた頃に身につけた能力で、強大な神気により、一時的に他の神霊の力を吸収することが可能。
そのため、水神の力と共に、例えば炎を司る力を得たり、無双の怪力を得たりできる。
ただし、この能力を使うためには神霊を召喚するための符が必要で、その上それを口にくわえなくてはならないので、
符を持っていなければ使えないし、使えても喋れなくなってしまうので、微妙に不便。

◇「鬼血拍動」
龍脈から神気を吸い上げ、傷ついた身体を修復する能力。いわゆる自己再生。
大体の神はこうした力を持つが、ゆすらの場合は鬼化の影響で、その力が大幅に底上げされている。


  Character


人を助け、守護する水の神としての性格ゆえ、人間には好意的な態度を取る。
それは逆に言えば、古来より人間に害を与えてきた悪魔、吸血鬼、妖怪などの妖の類には好意的ではないということでもある。
とはいえ、話してもわからないほどの堅物でもないため、どうにかして説得できれば、それら妖の類でも好意を得ることが可能。

いわゆる世話焼き体質で、困っている人間を見ると助けたくてうずうずする。
また、芯はしっかりしているようでいて実は恥ずかしがり屋という、性格上の弱点アリ。
その容姿から子供扱いされるのには慣れている様子だが、過度にされるとさすがに怒る。

+ 荒御霊の彼女

「化生は滅ぼす。歪んだ命に、席を用意した覚えはない」



  Data


【名前】ゆすら(荒御霊)
【性別】女性
【種族】神族
【身長】172cm
【体重】56kg
【年齢】2755歳
【容姿】
和御霊のゆすらをそのまま大人にしたような容姿を持つ。
高身長で巨乳という、一部の人から羨ましがられるようなプロポーションを持つが、
それを有効に使う振る舞いが皆無なために、印象に残りにくい。


  Profile

緋河神社祭神、ゆすらの荒御霊。
人当たりが良く穏やかな和御霊とは違い、敵意と闘争への意欲で充ち満ちた戦闘狂じみた性格をしている。
怪異や化生、悪魔や邪神を滅ぼすことを至上命題に掲げる生粋の人外絶滅主義者であり、それが人間と友誼を結んだモノであっても一切の区別無く破壊する。そのために出雲大社を筆頭とする退魔系の神社からの信頼は厚く、退魔の巫女達と共に妖怪の里を全滅させたことは一度や二度ではない。
また、その神としての本質から、命や魂を玩ぶような行いも酷く嫌っており、その点においては人間も非人間もない。

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最終更新:2011年12月01日 19:15