何も見えないのならば愛してはならない
影の化物とヒトの血が混じって生まれた、日蔭者――「影遣い」の一族。
化物としてもヒトとしても中途半端なために、周囲に疎まれながらもひっそりと永らえている。
その一族の者の瞳には、朝になろうと昼になろうと光が差すことはない。
以下、中の人向け情報。
この設定は「じの人」が作った、「影遣い能力者一族」という内容のフリー設定です。どうぞご自由にお使いください。
フリー設定とは言ってますが、雑談スレなんかで「この設定使うよ!」なんて声をかけてくれればとてもうれしいです。
一族全体が保有する技能は
小夜のページ、スキル欄を参照。
これらの技能の中で特にどれが得意か、不得意か。などの個性、個人技能、キャラクタの容姿・過去などの詳細設定
……などなどは使う人にお任せしています。すべて、自己責任が取れる範囲でお願いします。
以下、じの人の個人的メモ、覚書。
現在
真宵坂一族本家に住んでいるという設定の人々。
やりすぎない程度であれば、NPC(モブキャラ)として使っていただいても構いません。
人名――――「個人が保有する技能名」、というように記してあります。
まよいざか やみこ。現在の真宵坂当主。小夜の母の妹、つまり叔母にあたる。
ウエーブがかった黒髪を肩まで垂らし、黒いドレスを着用した、右目下に泣き黒子がある温和そうな女性。外見年齢10代後半~20代前半、実年齢【黒く塗りつぶされている】。
彼女は「影を自律させる」という技能に特化しており、自身の影から疑似生命体――通称「犬」を生み出し使役するという技能を持っている。
外見は「黒く塗りつぶされた『ぐちゃぐちゃ』に四本足がついているような奇妙な物体」、この「犬」の性質は「主に危害を加える者に咬みつく・突進するなどの攻撃行動をとる」というもの。
「犬」一体一体の性能は低いが、闇子本体の意識とはリンクしていないので無数に生み出せること、なにより闇子自身も戦闘技能を保有していることを考えると、戦闘においては十分すぎるほどに脅威となる。
まよいざか あんじ。闇子の弟、小夜の叔父にあたる。二人の子持ち。
寡黙な男性。丁寧に後ろに撫でつけた黒髪とかっちりとした黒スーツ、黒いサングラスが彼を近寄りがたい存在に見せる。でも実は優しいんですよ……?
彼は不器用なため影を精密に操作することは少々苦手だが、「硬化させる」技能だけは誰よりも得意。
この技能を最大限に生かし生成・装着する黒い鎧は生半可な攻撃では引っ掻き傷ひとつ作らせないし、黒い剣は生半可な武器を砕き壊す。
防御および敵の無力化に著しく特化した彼の技術は、まさに騎士が持つ守護の精神の権化とも言えるだろう。
まよいざか あやの。暗慈の娘、小夜の従姉にあたる。現役JK2。
艶やかな黒髪をポニーテールにし、黒いセーラー服+黒タイツ+黒ローファーという学生スタイルな外見の少女。明朗うるさい姉。
彼女は「影を遠くに飛ばす」技能に特化しており、影で生成した二丁拳銃から同じく影で生成した銃弾を放つことによって遠距離系統の戦闘を展開する。
気力さえ続けば弾は無尽蔵に撃てるし、なにより撃った弾は影造りなためいくらでも変形可能、設置型のトラップとしても活用できる(というかそれをメインに立ち回る)。
ただし接近されれば極端に弱く、「戦闘開始直後から一歩も動かずに戦闘終了」という事態が良くも悪くも起こり得るのだ。
まよいざか よるひこ。暗慈の息子にして亜夜乃の弟、小夜の従兄にあたる。現役DC3。
首の中程まで伸びた黒髪を黒い制帽で隠し、黒い学ラン+ローファーという学生スタイルは姉と同じ。静か厭味な弟。
彼が得意とする技能は姉と同じ「影を遠くに飛ばす」こと、ただしこちらは影造りの弓矢を使って戦闘を展開する。
一撃で放てる弾数は少ないため姉と比べて「相手を固める」ことは苦手だが、その分命中精度と弾本来のサイズはこちらが上、つまり一撃での殺傷力が姉より高い。
亜夜乃が撃ちまくって相手の動きを阻害し、夜彦が一点集中で確実に射る。一対一でのポテンシャルは低くとも、姉弟が組んで戦闘を行えば相当な脅威になるはずだ。
真宵坂の始祖たる影の化け物。いつから其処に居ていつから何かを見ているのかは、定かではない。
着流しを纏う痩躯の人物で、両の眼を覆うように包帯が巻かれている。
いつも楽しそうにしているけれど、本当に楽しいのかは誰にもわからない。もう何も見えない。
恋は盲目、一寸先は闇。
最終更新:2012年02月25日 22:20