ダンジョン

━━━━汝求むるは、無限の財宝か、さらなる力か。浪漫の全ては此処に在り。


都市に根付いた魔の巣窟、ダンジョン。
君たちは腕を磨くが為訪れてもいいし、掘り出し物を求め彷徨ってもよい。

【各種ダンジョン】



  使用に関して


ダンジョンは、『キャラの能力を、非日常かつ戦闘以外の面でも使える場面』を作る為の施設です。
【難関ダンジョン『~』攻略イベント】等としてイベントに使ったり、
一人ロールでイベントスレなどで、軽くキャラの設定が垣間見られるセルフダンジョン攻略をしてみたり。
唐突に金持ちになったり能力が封じられたり新たな力に覚醒したり、はたまた狂気に犯されたりしたのを
とあるダンジョンに潜ったから、としてそのダンジョンをキャラ設定に盛り込んだり。
ダンジョンの使用方法は、あなたが思いついたもの全てです。

ちなみに、思いついたダンジョンは↓にどんどん追加していって構いません。


  各種ダンジョン

◆吸血鬼の庭園 ~The distortion garden~


『歪み』によって生まれた謎のダンジョン。
夥しい量の血に塗れたドアが目印。入り口は主に人気が寂しいところに現れるが、基本的に何処にでも現れる。

〔特徴〕
部屋に入ってドアを閉めるともう引き返せない。出るためには出口を探さなくてはいけない。
さらにダンジョン構造は毎回異なるため、道を覚えることは無意味である。
中は大量のぬいぐるみが存在するが、どのぬいぐるみも血に塗れて不気味である。

〔モンスター〕
主に血塗れのぬいぐるみと吸血蝙蝠。


◆煉獄の館

総合攻略難易度:B+ 設置トラップLv:A+
出現モンスター:A  ダンジョン深度:C
広さ:3階建ての中規模の館

寂れた裏通りへと進んでいくと、時折本来行き着く場所ではなく此処『煉獄の館』へと辿り着く。
内・外の壁面が全て黒と深紅に染まっている不気味な館であるが、何処か荘厳さも湛えており、
さらに中級の『魅了』の魔術が館から常時放たれているため、『煉獄の館』へ辿り着いてしまった場合は
魔術耐性が無いとそのまま無意識に内部へと足を踏み入れてしまう。

〔特徴〕
館に入ると、すぐに屋内にも関わらず一本の巨大な樹が生えている部屋に出る。
此処に存在しているモンスターであるアンデッドの8割は入ってすぐのこの部屋に存在しており、
先へ進むには上手くやり過ごすか強引に突破をするしか方法がない。

その先は、3階に進むまではアンデッドが稀に彷徨いている程度であり基本的にモンスターの類は存在していないが、
無数のトラップが設置されており、主に光・闇系統の力によるダメージ・状態異常を与えるものが多く存在している。
トラップは中々強力なもので、その全てを受けた場合、属性や状態異常に耐性を持っていないのならば
どれほどの猛者でも生物である限り回復無しでは半ばまで進むのが精々だろう。

そのため、属性的・魔術的・技能的問わずトラップを回避するスキルがあれば探索が楽になると思われる。

ちなみに、放出されている『魅了』の根源である巨大な樹が存在している部屋から離れれば『魅了』の影響は消滅する為、
内側からは開かない仕組みとなっている正面扉以外からならば『魅了』に引きつけられた者でも脱出は容易である。

(内部間の壁は強固だが何故か館の外壁は脆い為、ある程度の攻撃力があれば人が一人通れる程度の穴ならば簡単に開けられる)

〔モンスター〕
ゾンビや浮遊する髑髏、骸骨から幽霊まで、各種アンデッドが主となっている。
だが、奥に進むにつれ片方の翼が天使、もう片方の翼が悪魔の半人型をした異形が現れ始める。
そして、その最奥に棲まう者は━━━━━━━━


◆無朽迷宮

総合攻略難易度:不明 設置トラップLv:D~
出現モンスター:E~ ダンジョン深度:EX
広さ:上層・下層共に、果ては確認されていない



古風な石造りの迷宮。
入口は端が欠けた灰色の扉。ただ、それだけ。

〔特徴〕
――――歪みの先、このダンジョンの入口には扉「のみ」が存在しており、その後ろには何も見当たらない。
しかし、何らかの空間魔術の影響か『歪み』の影響か、張りぼてのようなその扉を抜けると迷宮へ辿り着く。
迷宮は上にも下にも階層は伸びているが、どちらにどれ程行ったところに果てがあるのかは一切不明。

迷宮内部はまさしく文字通りのもので、特別な感覚無しでは地図を書きながら進まねばすぐに迷ってしまう複雑な構造。
下階層への落とし穴や唐突に締まる鉄格子、危険な罠など様々なギミックも存在し、内部には魔物も徘徊する。

外見と異なり、石造りの壁は非常に頑丈であり、破壊して突き進む事は不可能。
ただし、転移の術式などは問題なく使用できる為、迷う恐れがある場合は何らかの帰還手段を用意すると安全。

基本的に、文字通り、イメージ通りのシンプルな『迷宮』。
誰が置いたのか、宝も所々に存在しているので、金欠の際には低層を散策してみるのも良いかもしれない。

〔モンスター〕
魔物の種類は階層によって大きく異なり、上層・下層共に入口から離れるほどに強力なものとなっていく。
入口の階層では邪気にあてられた獣の類が出没する程度なので、戦闘能力がある者ならば基本的に問題は無い。

ただ、1階層進むだけで魔物の強さが数段階跳ね上がる為、
先の階層へと進むのは余程熟達した者でもなければ2~3階層、多くとも5階層程度にした方が賢明だろう。


◆異能の山

異能都市に渦巻く異能の力の影響を受けている山。
都市と同じく、いつからあるのか、そしていつまであるのか、それは誰にも解らない。
様々な山菜やキノコ類が採れ、春には竹の子がよく見つかる(食用可)が、なぜか竹は一本も発見できない。
奥地には貴重な薬草や鉱石が発見されるが、その分強力な魔物や原住生物が多い。
一応山頂までの安全な通路は確保されており、そこを通れば安全だがそれ以外の場所はとても危険である。
とは言え、都市の幼稚園小学校が遠足や社会見学に来ているのもよく見られる。

〔特徴〕
外見はただの山。
山頂に近づくに連れて植物は少なくなり、ゴツゴツした岩肌の地面となっている。
整備された山道と山頂にはモンスターが近づかないように結界や装置が設置してある。
また、"進化の領域"と呼ばれる特殊なエリアが存在する(後述)。

〔モンスター〕
都市に渦巻く異能力(邪気、魔力、霊気、妖力等あらゆる力)を受けて突然変異した原住生物や魔物。
巨大虫や食人植物は勿論のこと、鹿が亜音速で突進したり、クマが炎を吐いたりしてくる。
山頂の付近は苛酷な環境の為、数少ない生物は凶暴かつ強力。
山頂と山道は上述の通り、整備されている為モンスターが現れることは無い。

〔"進化の領域"について〕
異能の山を、道を外れて歩いていると突然現れる謎の空間。
詳しいことは不明だが、力を強く求める者の前に現れるらしく、ただ採取や研究に来ているだけの者が遭遇することは無い。
領域の"試練"を乗り越えれば新たな力を手にすることが出来るとされる。
そこに入った者が語る試練の内容は、迷路であったり、おぞましい化け物であったり、あるいは恋人の影であったり。
試練は領域内の者の精神が影響し、一つとして同じ物は無い様である。
また、一度領域に入った者は遭遇率がかなり低下するらしい。


◆廃棄物放置場

元は都市の産業廃棄物処理場だったが、現在はスクラップ置き場である。
この場所が今のようになった理由はよく噂されるが、詳しいことは不明。
ダンジョンに分類されている所以は、廃棄物から生まれたモンスター類が多数生息しているからである。
今も危険物を無断で捨てに来る者が頻繁におり、遭遇することもあるだろう。
基本的にゴミの山なのだが、稀に貴重な金属や物質も見つかるらしい。

〔特徴〕
スクラップや危険物の詰まったドラム缶等が積み重ねられた荒地。
大半の場所は普通に侵入しても問題はないが、一部有毒ガス等で汚染された場所もある。
中心部には処理場が形だけ残っており、外部よりも強力な敵が出現する。

〔モンスター〕
無断で廃棄され、野生化した都市のロボットなど。
産業廃棄物から生まれた生命体や、同じく産業廃棄物の影響で突然変異した害虫、害獣類も生息。


◆澱みの地下水道


総合攻略難易度:やや難あり
設置トラップLv:水底のスライムの強さ
出現モンスター:あまり強くはない
ダンジョン深度:58節を過ぎてもまだ最深は見えず。
広さ:極大

人工河川の架橋下、山を這い回るトンネル、または忘れられた坑道。
其処と此方を隔てる『横穴』に時折、外界へと浸みだす、澱んだ水道が口を開く。
滲みず溜まる薄汚れた水、その根源は杳として知れず、未だ探究の道を残す。
市街にも平然と出現し、異能都市の一部交通を麻痺させることもしばしば。
過去に走行中の電車が突入し、多数の行方不明者を出した事故もある。

〔特徴〕
この地下水道は、常に“澱み”と呼ばれる力場に覆われている。
これは時間に干渉し、その運行に停滞性の異常を来す特性を持つ。
そのため時間の進みが相対的に遅くなり、漠然とした不快感をもたらす。
また、ダンジョン内の一秒が、外の数十秒に相当するような現象を引き起こす。
その時間差は入口では気のせい程度であるが、奥に進むほどに大きく開くため、軽視できない。
最深部に発生源が潜んでいると目され、ある界隈では研究対象として狙っている者も多いらしい。
とはいえ、32節の段階で一秒が数日相当という報告もあり、まだまだ規模は底が知れない。
まだ見えない最深部を目指して好んで立ち入ろうとする者はいないだろう。
いるとすれば、それは無知で哀れな冒険者か、ただの愚か者か……。

〔構造〕
淀んだ空気と微かな異臭が立ち込める横穴が、入口から暗闇へ伸びており。
道中、ホールのような空洞で別の横穴と合流し、奥へ向かう広い横穴へと繋がってを繰り返している。
基本構造は植物の根と似ており、根の先から入って根元――最深部へと続いていく。
ただ、平坦に続いているため、横穴が合流する空洞を「節」として深度の目安としている。
内部は光源に乏しく、マンホールや側溝のような、地上と繋がっている『縦穴』はまるで無い。
また、“澱み”の影響か、足元を流れる濁った水は奥に向かうほどに流れが遅くなっている。
モンスターや野生動物の類は少なく、暗闇暮らしで負の走光性を持っているため、大した脅威にはならない。
とはいえ、水底のヘドロに擬態したスライムが獲物の消化もそこそこに飛び出てくるので油断は禁物。
ただ、最近では、体長1メートルの子蜘蛛や、無念の死を遂げた冒険者の亡骸なども発見されているなど。
案外、化け物の巣窟と化しているようだ。

〔モンスター〕
発見当初は、特記するほど生物が確認されなかったが、最近になって確認され始めた。
ダンジョンに迷い込むのは、なにも我々だけではない。
○ジメッとした暗所を好む生物 …… ラット、スパイダー、リーチなど。
○不衛生な水質を好む水棲生物 …… スライム(肉食性 非常に危険)、クレイフィッシュなど。
○先駆者の成れの果て …… 各種アンデッド系(こうはなりたくないものだ)。
○“澱みの主” …… 未確認。一応の“澱み”の発生源として定義されているが、その実在及び事実関係は不明。

〔発生に関して〕
屋外に面する、トンネルや橋の下などの、開閉することの出来ない横穴に入口だけが現れる。
扉やゲートなどで仕切られている場所、横穴であっても屋内ならばこのうちに含まれない。
また、複数の入口が非同期に展開、消滅を繰り返している。
そして発生から約24時間で入口が閉じ、また別の場所に発生する。
要するに、屋外に開け放しの横穴が空いていればどこにでも発生する可能性がある、ということ。



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最終更新:2012年11月18日 10:35