まずはキットレンズのSELP1650やSEL55210で撮ってみること。 レンズ選びは、撮りたいものや欲しい画角、焦点距離が決まってから。 使いもしない焦点距離のレンズを買っても意味がない。 その上で、オススメとされているレンズは以下の通り。 フルサイズ対応レンズも入ってますがAPS-Cカメラでも使用できる。 1018 比較的安い、小さい、よく写る超広角ズーム 1670Z 高い評価のツァイス標準ズーム 24F18Z 極めて高い評価のツァイス広角単焦点 30M35 安い、小さい、遊べるマクロ 35F18 きりっと写るけど少し高い標準単焦点 50F18 安くてボケがきれいな中望遠単焦点 70200G F4通しの望遠ズーム。開放F4が欲しいなら 70300G 待望の300mm(換算450mm)望遠ズーム あとはシグマの単焦点三兄弟が安いしきりっと写る。 19は△:普通~良い、30は○:良い、画質に不満は無い、60は◎:最高。 飲食店で料理を取りたいなら明るい広角単焦点。OSSが必要そうなら35F18。 旅行に持って行くなら、一本で済ませられる1670Zか、広角ズームの1018も。 ポートレート風の写真を撮りたいなら何はなくとも50F18。
Sony E 18200、通称、無印は、ファストハイブリッドAF対応。 さらに、通常のOSSでなく、動画撮影時に活躍するアクティブ手振れ補正を搭載。 Sony E PZ 18200は無印にパワーズームユニットを搭載した製品。 Sony E 18200LE、通称、LEは廉価モデルで、タムロンの18200のOEM品。 ただし、純正扱いのこちらはファストハイブリッドAFに対応。 (非対応バージョンは、Sonyに送るとアップグレードしてくれる) タムロンの18200は一番安いけど、残念ながらファストハイブリッドAF非対応。 価格差も縮まってきているので選ぶメリットは薄れつつある。 結論。 動画を撮らないならLEでよい。 動画を撮るなら予算次第で電動ズームのPZか無印をチョイス(今なら18105Gや28135Gという選択肢も)。
俗に「一眼レフ」と呼ばれるのは一眼(ファインダーと撮像が同じレンズを使用)レフレックス(反射ミラー)カメラのことで、
レンズを通ってきた光を反射ミラーによってファインダーとフィルム(デジタルカメラでは撮像センサー)に送り分けている仕組みのカメラです。
参考:デジタル一眼レフカメラの構造 - デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング
ミラーレスカメラではこの反射ミラーが廃されていますので、一眼レフカメラではありません。
反射ミラーの廃止を可能にしたのは、撮像センサーで受光した像を液晶や有機ELの画面にリアルタイムで表示するライブビュー等のデジタル技術の進歩です。
反射ミラーや、反射された光を人間の目で見えるよう反転するプリズム(一眼レフカメラの三角形の屋根部)が不要なため、小型化できる利点があります。
その他にはレンジファインダーカメラなどの仕組みがありますが、これらの一眼レフ以外のカメラを総称して「ノンレフレックスカメラ」と呼ぶこともあります。
レンズには、焦点距離という指標があります。これは、レンズからフィルムや撮像センサー面までの距離のことです。
図があったほうがわかりやすいと思いますので、以下のサイトの図をご覧ください。
参考:焦点距離と画角 - デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング
焦点距離が短いレンズでは、フィルムや撮像センサーには広い範囲が写しこまれます。これを、画角が広い、広角である、と表現します。
焦点距離が長いレンズでは、フィルムや撮像センサーには狭い範囲が写しこまれます。これを、画角が狭い、と表現します。
画角が狭い、狭い範囲だけが写っているということは、結果的に遠くを拡大していることになりますので、望遠ということになります。
参考:焦点距離 | デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ | ソニー
銀塩フィルム時代、最も一般的に使用されたフィルム規格が、幅が35mmの35mmフィルム(135フィルムとも)です。
コンパクトカメラやレンズ付きフィルムなどでは、それより一回り小さなAPS-C(アドバンストフォトシステム-Cサイズ)フィルムも使用されました。
デジタルカメラにおいても、それまでに培ってきたレンズ資産や設計ノウハウを活かすためにこれらの規格が踏襲されました。
35mmフィルム、APS-Cフィルムのコマと同じ面積の撮像センサーがそれぞれフルサイズ撮像センサー、APS-Cサイズ撮像センサーとなります。
量販店の店頭でAPS-C専用レンズのポップを見ると、「35mm換算1.5倍」といった記述を見かけることがあります。
APS-C専用レンズであっても、フルサイズ対応レンズであっても、レンズの焦点距離は表記の通りです。
では、何が変わるのか、というと、対応するカメラでそのレンズを使用したときに得られる画角です。
APS-Cサイズセンサー搭載カメラに焦点距離70mmのAPS-C専用orフルサイズ対応レンズを装着して撮影した写真には、
フルサイズセンサー搭載カメラに焦点距離105mmのフルサイズ対応レンズを装着した写真とほぼ同じ範囲が写ります(=画角が同じ)。
つまり、APS-C機にとっての70mmレンズは、フルサイズ機にとっての105mm(70mmの1.5倍)レンズと同等の画角が得られるレンズとなります。
このことを端折って「35mm換算1.5倍」と表現しているわけです。
正しく書き下せば、「フルサイズ機で1.5倍の焦点距離のレンズを使用したときと同等の画角が得られる」となります。
FEレンズはフルサイズ対応Eマウントレンズであって、フルサイズ専用Eマウントレンズではないため、FEレンズをAPS-C機で利用することは何ら問題なく可能です。
一方、APS-C専用であるEレンズについては、フルサイズ機でも使用することはできるのですが、センサーの外縁部を無効化する必要があります。
このモードのことをクロップモードといい、結果的にAPS-Cサイズセンサー搭載カメラとして動作している状態となります。
カメラとレンズの組み合わせは以下の通りとなります。
撮像センサーサイズ | 使用モード |
フルサイズ対応レンズ 例:FEレンズ |
APS-C専用レンズ 例:Eレンズ |
フルサイズセンサー | フルサイズで使用 | 換算1.0倍 | 周辺がケられる |
APS-Cで使用(クロップ) | 換算1.5倍 | 換算1.5倍 | |
APS-Cサイズセンサー | 換算1.5倍 | 換算1.5倍 |
例えば、APS-C専用レンズであるSEL35F18と、フルサイズ対応であるSEL35F28Zは、APS-C機ではどちらも同じ範囲が写せるレンズです。
とはいえ、フルサイズ対応レンズは高価なため、APS-C機しか所有していないうちは迷う必要はないでしょう。
もし、フルサイズ対応レンズにするか迷う予算があるなら、この機にカメラもフルサイズ機にしてしまいましょう。
なお、APS-C専用レンズにラインナップがないSEL70200GとSEL70300G、評価の高いSEL55F18Z、SEL90M28Gは別です。
特に、換算1.5倍では105-300mm、105-450mm相当の望遠ズームとなるSEL70200G、SEL70300Gはオススメのレンズです。
ちなみに、レンズマウント変換アダプタを利用して、別マウントのレンズを利用する場合も、原則、この組み合わせ表の通りです。
ただし、フルサイズ機でアダプタを利用する場合は、レンズのみならず、変換アダプタもフルサイズに対応しているか、確認してください。
人間の目の視界は、35mmフィルムカメラに50mmレンズを取り付けて撮影した写真の写界とほぼ同じ範囲だと言われています。
そのため、35mmフィルムカメラ/フルサイズセンサー搭載カメラにおける焦点距離50mmのレンズを標準レンズと呼ぶことがあります。
50mmより焦点距離が短ければ広角~超広角~魚眼レンズ、長ければ中望遠~望遠~超望遠レンズとなります。
APS-Cフィルムカメラ/APS-Cサイズセンサー搭載カメラでは、焦点距離35mm前後のレンズが標準レンズとなります。
なぜなら、35×1.5≒50で、フルサイズ機における焦点距離50mmのレンズ、つまり、標準レンズと同等の画角が得られるレンズだからです。
撮影時に意識するべきパラメータは大きく2つあり、それはシャッタースピードと絞り値です。絞り値はF値ともいいます。
この組み合わせでフィルムや撮像センサーが受け取る光の量が決まります。
現像した時に、ちょうどよい表現となっていることを適正露出、暗めになっていることをアンダー露出、明るめになっていることをオーバー露出と言います。
カメラの自動露出機能(AE機能)を利用する場合、適正露出となるようにシャッタースピードと絞り値が自動的に調整されますが、
同時に露出補正機能を利用することで、意図的にアンダー(マイナス補正)にしたり、オーバー(プラス補正)にしたりすることができます。
参考:露出と露出補正 | デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ | ソニー
シャッタースピードを指定した値で固定し、絞り値のみを調整するモードをシャッタースピード優先オート/S/Tvモード、
絞り値を指定した値で固定し、シャッタースピードのみを調整するモードを絞り優先オート/A/Avモード、
両方を自動で設定するモードをプログラムオート/Pモードなどと言います。
両方を手動で指定するモードは、マニュアル露出/Mモードなどと言います。
なお、露出補正をしていない(±0)にも関わらず、撮影した写真が暗い(アンダー)、あるいは白飛び(オーバー)している場合は、
マルチパターン測光や中央部重点測光、スポット測光といった測光モードを適切に選択していないか、
フォーカシングやフレーミングの過程で適切ではないポイントを測光してしまっていることが原因として考えられます。
さて、絞り値ですが、最終的には、画像上でピントが合っているように見える範囲、被写界深度を決定しています。
参考:被写界深度 - デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング
絞る(絞り値を大きくする)と、実際にフォーカスしたポイントの前後方向の広い範囲でピントが合っているように見えます。
しかし、フィルムや撮像センサーに光が少なくしか届かないため、シャッタースピードをゆっくり目にする必要があります。
絞りを開放する(絞り値を小さくする)と、実際にフォーカスしたポイントの前後方向の狭い範囲以外はもやもやとしか写りません。
しかし、フィルムや撮像センサーに光が多く届くため、シャッタースピードを速くすることができます。
また、レンズには、最も開いたときの絞りの値である開放絞り値という指標があります。レンズの開放F値とも言います。
小さな絞り値を利用することのできる、開放F値の小さいレンズのことを、明るいレンズ、と言います。
明るいレンズは、そうでないレンズよりも高価、かつ、大きくなります。
一般的には、同じ絞り値なら、望遠レンズのほうが、また、撮像センサーサイズが大きい方が、被写界深度が浅くなりやすくなります。
被写界深度の浅い写真を撮りたければ、明るい中望遠~望遠レンズ、フルサイズ機の使用を検討するとよいでしょう。
元来、写真は記録手段でしたので、まずは広い範囲がくっきり写ることが望ましいとされてきました。
しかし、人物ポートレートなどを中心に、主題を明確にするために被写体だけをくっきり写し、背景から浮き上がらせる表現手法が使われるようになりました。
そのために絞り値を小さくして被写界深度を浅くし、被写体以外を曖昧にすることを、「ぼかす」と言います。
よりよくぼかすには、小さな絞り値が利用できる、開放F値の小さい、つまり、明るいレンズを使用する必要があります。
また、このぼけの具合にも善し悪しがあり、レンズの評価ポイントとされるようになりました。
参考:“ぼけ”の要素 | デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ | ソニー
一般的には、同じ絞り値なら、望遠レンズのほうが、また、撮像センサーサイズが大きい方が、ボケが大きくなりやすくなります。
ボケを活かした写真を撮りたければ、明るい中望遠~望遠レンズ、フルサイズ機の使用を検討するとよいでしょう。
なお、海外ではこのような表現手法はあまり採られてこなかったためか、日本発の形で「Bokeh」という言葉が伝わっています。
参考:Bokeh - Wikipedia, the free encyclopedia
レンズ交換式カメラにおいては、各メーカー、カメラ本体とバンドルされるような普及価格帯のズームレンズとは別に、
中級者、上級者をターゲットとした、単焦点レンズにも迫る性能を有する高級ズームレンズを提供しています。
それらのレンズが、麻雀の上がり役になぞらえて、小三元セット、大三元セットと呼ばれるようになりました。
いずれのメーカーも、おおむね、以下のようなラインナップとなっています。
焦点距離 (フルサイズ基準) |
種 別 | F4.0通し | F2.8通し |
16 - 35 mm | 広角ズーム | 小三元 | 大三元 |
35 - 70 mm | 標準ズーム | ||
70 - 200 mm | 望遠ズーム |
Eマウントにおいては、APS-C専用レンズ、フルサイズ対応レンズのいずれにおいても、小三元までのラインナップでしたが、
Gmasterブランドにて、フルサイズ対応のF2.8通しズームが2016年4月より、順次、供給されることが発表されています。