型月作品『空の境界』より参戦。「空の境界」コラボイベントで追加された星5セイバー。

ステータスはHP寄り。星5セイバーで比べた時、HPはトップだがATKは最低値と言う極端なステータス。
カード構成はセイバーで標準的なB2A2型+全体A宝具。宝具+A2枚でAブレイブチェインが可能。Hit数はB:1、A:2、Q・EX:4hit。
クラススキル「根源接続」によってEX以外のカード性能が常時わずかに上乗せされており、火力、NP効率共に平均より少し上と言ったところ。
4HitするQカードは中々性能が良く、A始動ならば十分なNPを稼げる。

属性は中立・中庸・人。ギルガメッシュの特攻宝具の対象外になっている。*1

スキル

【スキル1】直死の魔眼 → 明星 C CT:7-5
自身に1Tの「無敵貫通」と「Arts強化」、敵全体に1Tの「即死耐性ダウン」を付与する。
純粋に宝具の性能を強化できるスキル。威力と即死確率の両方をサポートできるので宝具に合わせて使いたい。

2023/10/11実装の強化クエストクリア後は、効果が3Tに延長され、即死耐性ダウン率がアップする。

【スキル2】雲耀 B CT:7-5
自身に3Tの「攻撃力アップ」と「精神異常耐性」を付与する。
攻撃力アップとしては別段珍しくもない倍率だが、CTは短く使いやすい。
「精神異常耐性」は"魅了・恐怖・混乱"の付与に対して作用し、確率で無効化する。残念ながらスキル単体で見るとあまり倍率は高くない。
しかしクラススキルによる耐性(対魔力A[+20%]・単独顕現C[+6%])と加算されるので最大62%の確率で防げる。過信は禁物だが無いよりはマシ。

【スキル3】陰陽魚 A → A+ CT:6-4
自身のHPを回復するが、デメリットとしてNPが"10%減少"する。 NPが10%未満の場合も使用できる が、使用後はNPゼロになる。
回復量は初期で2000/Lv10で5000回復となかなかの効率。CTが短いため、即死級の攻撃を受けなければそれなりに場持ちする。
NPを相互補助するPTをしっかり組めば気軽に使って行けるが、そうでないなら使いどころは良く見極めるべきである。
宝具Lv2以上であれば、NP100%を超えた余剰分を上手く活用するのが良いだろう。
指令紋章(コマンドコード)良妻賢狐を装備すれば、最大で4T毎に7500回復と非常に高い立て直し性能を得られるため相性が良い。

2022/8/3実装の強化クエストクリア後は、自身のNPを最大30%増加し、味方単体のHP回復とNP10%減少に変化する。
自身NP30%獲得は珍しくもないためこれだけで新しい立ち位置を獲得できるわけではないが、HP回復を他者に使えるようになったのは従来の運用法の補強にはなる。
アストライアが使用制限つきのCT4/NP20に対しこちらは使用制限なしのCT4/NP30、CT4で味方単体のHP5000回復と考えればArts耐久編成としても優秀。
宝具Lv1で自分に対して使用する場合は、最後にNP10%減少するため、NP70%以上で使用するとNP100%に届いた後でNP90%に減少してしまうため注意が必要。
NP91%以上で使用すると逆にNPが減ってしまうという事態も起きかねない。
使用ターンに宝具を撃ちたい場合は味方に使用した方が良いだろう。宝具の追加効果でNP供給されるため、宝具使用後はプラスマイナスゼロになる。

宝具「 無垢識・空の境界 (むくしき・からのきょうかい)

Arts全体・防御無視攻撃で、追加効果は"即死"と"味方全員の弱体解除"。
実装当時とは違いさほど火力が高いとも言えなくなったため起用目的としては弱体解除を目的にすることが多いだろう。

  • DR [エネミー次第:0-100%] × 宝具の 即死確率 [OC:60-100%] × 即死耐性デバフ [スキルLv:180-200%(強化後)]
    が即死の成功する確率になっており、OC1なら0.6×2.0=1.20倍、OC5でもDRの2.0倍の確率となる。
    ※DR:Death Rate。即死攻けた時の補正値。数値が低いほど死に難い。
    平たく言うと、コモンエネミーは「直死の魔眼」の併用でおよそ60〜96%、デーモンなど特定の大型エネミーにはほとんど通らなくなり、サーヴァント相手にはまず期待できない。
    以下の表は「直死の魔眼」Lv10を使った場合の確殺ライン。総耶高校学生服を足す場合の礼装Lvは10とする。
    DR\OC 100% 200% 500% 100%+総耶 300%+総耶
    100% 確殺 確殺 確殺 確殺 確殺
    80% 確殺 確殺 確殺 確殺
    50% 確殺 確殺
    エジソンのスキルや魔性菩薩でOCを補う、他サーヴァントや総耶高校学生服で即死耐性デバフを入れるなどすればDR80%やDR50%への確殺が可能である。
    さらに詳しくは考察/仕様/即死ページを参照。

"クラス相性"や"最大HP"に左右されないため、HPが多くクラスが混在している雑魚を一気に殲滅できる強力な利点がある。
競合がニトクリス蘆屋道満水着キアラなど増えてきたため即死目的だけでの起用は難しい。
即死耐性ダウンのスキル効果は他の即死持ちサーヴァントのサポートにもなるので、場合によっては共に運用するのもいいだろう。
ちなみに即死攻撃のデメリットとして、相手が即死した場合ヒットによるNP獲得がなくなる。 2023/10/11のアップデートにより、宝具テキストの通りダメージ→即死の順に解決されるようになり、即死してもNPを稼げるようになった。とはいえ、元々1ヒットしかしないので、気にするほどでもないだろう。

ダメージを与えた後、味方全体の弱体状態が解除される点はクエストによっては非常に役立つことがある。
長期戦でデバフを受けている場合や、スキルや宝具のデメリット効果で弱体を受けるサーヴァントと組み合わせると良い。

2019/4/25に待望の宝具強化が実装された。
攻撃倍率の強化の他、PT全体にNP10%配布の効果が追加された。
強化直後こそ青王に迫る火力になっていたがあちらはさらに強化されて引き離され、その後は3ターン持続スキル持ちの新顔にも迫られているため火力への期待はほどほどに。
追加効果のNP配布については単独で機能させられる数値ではないが、Aチェインを組むことで実質NP30%配布となるためPT全体で宝具を回転させることが重要なアーツパの安定感を底上げすることができる。
サーヴァント全体で見ると同様の効果でより数値の大きなゴルゴーンBBパールヴァティーダ・ヴィンチ〔騎〕などいるが、カードの色やクラス、全体・単体宝具など差別化点は多い。

総評

強化によってアタッカーでありながら味方をHP・NP両面においてサポートできるようになったため耐久向けとして評価がされるサーヴァント。
Arts宝具+A2枚の構成である点を活かしたPTを組むならば、Artsカードが多めの編成(いわゆるアーツパ)が候補となる。

様々な要素を兼ね備えており、スキルも扱いやすいものが多いが、器用貧乏になりがちなサーヴァントでもある。目的を定めた運用を心がけたい。
NP面の強化を2度得てもやはり宝具によるリチャージが望めない点で高速周回には向かない。カレスコ+オダチェンで無理やり行えないことはないので愛を試されているのが現状。

相性の良いサーヴァント

Arts寄りのサーヴァントで固めてサポートを貰いながら宝具回転率を上げるのが良いだろう。
玉藻の前アルトリア・キャスターと組めばデバフの多いクエストや多くの敵を相手にするクエストなどで活躍できる。
他にもサポート向けキャスターの孔明マーリン、または同じセイバークラスのネロブライド紅閻魔などと組んでもいい。
詳しくは考察/編成/Artsのページを参照のこと。

また、トーマス・エジソンの「概念改良」でOC段階を引き上げることで即死率を上げることが出来る。
同じ即死宝具を持つニトクリスなどのサポートとして「直死の魔眼」を使ってしまうのも手。

独自の強みである弱体解除をクエスト対応ではなくPT単位で活かすのならば、デメリット持ちのフランケンシュタイン〔セイバー〕大いなる石像神などが相性が良い。
他にセイバークラスやアーツパ向きのサーヴァントに自発的なデメリットをもつ相性のいいサーヴァントがあまりおらず、基本的には相手のデバフ対策兼バフを活かしたダメージソースといった役割になるだろう。
かつては同じアーツ主体のアンデルセンの防御力ダウンやジャンヌ・ダルクのスタンを、そのターン中に解除できるというメリットがあったのだが、強化によってデメリットがなくなったため優先する理由はあまりなくなった。
アンデルセンはNPチャージで宝具チェインがしやすく、強化後の「人魚の涙」で毎ターンNP10%供給でき、式の強化後の宝具と合わせて宝具回転率を上げられるようになったため現在も相性は悪くない。
ジャンヌは同じ弱体解除効果を獲得してしまったため今では直接的なシナジーはないが、相手のデバフが苛烈なクエストならば、この二人を並べて使うのも面白いかもしれない。

相性の良い概念礼装

できることが多めなので、礼装の選択肢は幅広い。
単純に戦闘をこなすのならば、宝具威力を補う黒の聖杯などの宝具強化系や、あるいはNP効率も上げられるフォーマルクラフトをはじめとするAカード強化系。
即死をメインにするならば、カレイドスコープをはじめとするNPチャージ系、中でも即死確率を大きく引き上げる魔性菩薩は相性が良い。
また陰陽魚による回復性能がかなり高く、弱体解除と合わせて立て直しに秀でるため、メイド・イン・ハロウィンなどの回復強化や、ガッツ付与礼装も面白いだろう。

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最終更新:2023年10月20日 04:55

*1 元々は対象だったが、2018/2/15の復刻イベント「空の境界/the Garden of Order-Revival-」開催に伴って対象外になった