稼働当初から実装されている★5 裁定者 (ルーラー)クラスのサーヴァント。

+ ルーラーのクラス特性
相性 セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、
キャスター、アサシンからの被ダメージ0.5倍
ムーンキャンサーに有利、アヴェンジャーに不利
スター集中度 100(平均的)
攻撃力補正 1.1倍
クラススキル 対魔力:弱体耐性アップ*1
- -
成長 種火、フォウくんはALLのみクラス一致
再臨素材 7種全てのクラスのピース、モニュメントを3種→4種の順に使用*2
スキル素材 レベル7までは7種全てのクラスのスキル石を3種→4種の順に使用
レベル8、9では金素材を多数使用
- -
その他 実装されている多数が秩序・善属性*3

最大HP16,500という全サーヴァント中3位のHP(1位は大いなる石像神、2位はアルトリア・ペンドラゴン/ルーラー)に加え、ルーラーのクラス相性で被ダメージを軽減し、さらに「対魔力 EX」を持ち弱体化も弾く、と無類の耐久力を誇る。
一方でATKは★5中でワースト3位だが、攻撃力補正を加味すると実質ATKは1万を超え順位は少し上がる。クラス相性で攻撃有利となるのはバーサーカーとムーンキャンサーのみだが、一応殴れないわけではない。
カード構成はQ1A3B1+A宝具。キャスター以外では長らく唯一のカード構成だったが後に同構成の大いなる石像神が実装された。
ヒット数はQ:2hit、A:2hit、B:1hit、EX:3hit。お世辞にもカード性能が高いとは言えない。
基本的にはArtsメインのPTに組み込むことでNPを確保する運用になる。

スキル

  • 【スキル1】啓示 A → 清冽なる祈りの果てに EX CT:8-6
    スター獲得状態を得るスキル。
    アンデルセンの「無辜の怪物 D」と同じ排出量だがデメリットがつかない代わりにCTが1長い。
    あちらがスキル強化で効果が大幅強化されたのに対しこちらは強化が入っていないため、相対的に効果が心もとない。
    とはいえスキル2・3の育成は急務とは行かない中こちらは汎用性がそこそこ高く、スキル石を使うならこれが最初になるか。

    2024/3/24実装の強化クエストクリア後は、味方全体にArtsバフ(3T)とNP最大20配布が追加され、毎ターンのスター獲得量が増加する。

  • 【スキル2】真名看破 B → 燦然たる聖光の復権 A CT:7-5
    敵サーヴァント1体の宝具威力を減少させるスキル。
    単体対象かつ「大幅」とつく割に効果が小さく、重ねて使える宝具の防御力アップも幅が小さいため、自分はともかく味方を生き残らせるには力不足。
    使うなら子ギル柳生但馬守宗矩ナイチンゲールメルトリリスなどが持つ高倍率の攻撃力ダウン・宝具威力ダウンと組み合わせることを前提にしたい。

    2021年4月21日実装の強化クエストクリア後は、対象がサーヴァント限定でなくなり、防御ダウン30%(3T)と防御ダウン20%(1T)が追加される。
    サーヴァント以外のチャージ攻撃にも威力ダウンが適用されるほか、防御ダウンの1T50%と続く2Tの30%は高倍率。
    味方の宝具やBraveチェイン、確定クリティカルに合わせて大ダメージを取れる攻撃支援になるため、クエストを攻略してからスキル育成に手をつける場合はこれを優先する意義も強くなる。

  • 【スキル3】神明裁決 A CT:8-6
    敵サーヴァント1体を高確率でスタンさせるスキル。
    相手を選ぶ分行動停止系スキルの中ではかなり成功率が高く、レベル10なら「女神の神核」持ちが相手でもなければほぼ確実に1Tのアドバンテージを得られる。
    NPやスキルリチャージの時間稼ぎや敵のスキル使用防止など用途は多く、特にサーヴァント戦が大半となると殆どの高難易度クエストで相手を選ばず活躍してくれる

宝具「 我が神はここにありて (リュミノジテ・エテルネッル)

A属性の支援宝具。自身を2Tスタンさせることと引き換えに、味方全体に1Tの無敵+2TのHP回復状態(OCで回復量増加)・3Tの防御力上昇(宝具レベル依存)を付与する。
味方全員をほとんどの攻撃から守ることが出来、多少ながら体力も回復出来る。ただし防御力上昇の比率は宝具レベル1では誤差の範囲で、2以上になれば信頼出来る数字にはなるが宝具級の攻撃をやり過ごせる程ではない。
無敵貫通能力を持つ敵に対しては別の対策と組み合わせる必要がある。

第3再臨後の幕間の物語をクリアすると、デメリットのスタンが削除された上に味方全体の弱体解除効果が追加される。
これを行っているかどうかで使い勝手に天地の差が出るため、半端な所で実戦導入するにしてもまずはここまで育成することをお勧めする。

総評

初期は最優と謳われ、その後攻撃重視の風潮になるとこき下ろされ、その後宝具強化を受けて高難易度で大暴れしたためトップクラス再浮上、
最近は敵側の耐久メタの増加により必要な選択肢が変わったことでやや落ち着く…といった具合に環境変化のあおりを受け続けてきたサーヴァント。
この辺りについては後ろにまとめたので、興味がある人はご一読を。

宝具使用を前提に置いた耐久PTでの起用が主な役割。初心者でもマシュと並べる等で不沈艦隊とすることが出来、また最近は複数ゲージを持ち瞬殺して片付けることが出来ない高難易度クエストも時々あるため経験者でも選択肢に挙がる。
また、最後尾に置いて単騎になった後は宝具を使いながらひたすらAで殴り続けることでしぶとく堪えながら攻撃し続けることも出来る。
時間は掛かるが、前衛と並べても後衛に据えても、はたまた前衛で一人だけ生き残っても自分の動きを持てる対応能力は大きな強みの一つ。
単騎時の宝具発動スパンは敵側の攻撃hit数にも大きく影響されるが、フォーマルクラフト等のA強化礼装、天の晩餐等のNP獲得量上昇系の礼装を持たせれば2Tに1回はほぼ安定して宝具を撃つことも可能になる。

先述したがATKこそ低いもののルーラー補正がかかり、またArtsブレイブチェインを連発できるため、等倍ダメージは意外と低くはない。
種火超級に苦戦する初心者のプレイヤーは、フレンドにジャンヌを出している人がいたら、彼女を借りて種火集めをしてみると良い。時間がかかる点はご愛嬌。

前者の役割を果たす分には、最低でも「神明裁決」の解放と宝具強化があれば良いので第3再臨で育成を止めても問題ない。
だが結局ステータスは少しでも高い方が良く、しかも凹型成長タイプなので最終的にレベルは90まで上げきることになるだろう。

スキル育成の優先度は「啓示」≧「神明裁決」といったところ。
クリティカルサポーターとしての側面を取るなら「啓示」のCT短縮を優先。耐久戦でのスタンの安定性を取るのであれば「神明裁決」を優先しよう。
この辺りは手持ちのサーヴァント、礼装によって戦略の立て方が変わってくる。よく検討してから育てたい。
「真名看破」は最大レベルでも大した効果が見込めないので、強化クエスト突破前は無視しても構わない。

相性のいいサーヴァント

  • マーリン
    スキル「幻術」を持つため一見競合相手に見えるが、併用した時の相性は屈指のもの。
    なぜならジャンヌの宝具展開が間に合わなくても2~3巡に1回は彼の幻術が隙を埋めあわせられるからだ。
    加えて同じA3枚構成のため互いのNPを確実に貯められるうえ、宝具とスキルでNP供給=ジャンヌの宝具がさらに安定し、しかもHP継続回復で無敵の切れ目の心配も減る。
    そして宝具で得る星と「啓示」と合わせることで、十分な星をジャンヌまたはアタッカーに供給することが可能。
  • ダビデ
    マーリンと同じくA3枚構成で、「治癒の竪琴」はジャンヌの宝具の合間に使うことが出来る。
    宝具はBだが、スキル封印を与えることが出来るので、敵のチャージスキルによって不意のタイミングで宝具が来るのを防止可能。
  • BB
    ジャンヌが「啓示」で出した星を「自己改造」で吸い、クリティカルでNPを貯めて宝具を撃つことでジャンヌのNPとダメージペースを確保出来る。
    また「十の王冠」でダメージの偏りやスタン等の解消、「黄金の杯」でNPを貯める1手分の確保、さらに宝具の弱体耐性ダウンで「神明裁決」もより通りやすくなる、と防御パにおける相性がかなり良い。
    問題点があるとすれば攻撃力が控えめなことと、BBはジャンヌと違い等倍で攻撃を受け続けなければならないため単純な耐久値では及ばないこと。後者についてはBBにメイド・イン・ハロウィンを持たせる等でカバー出来る。
    ライダーのボス等、マーリンが起用しづらい場合に有効なエクストラクラスの一人。
  • アンデルセン
    A3枚と高い回復力・クリティカルに秀でたサポート力を持つ、通称「ジャンデルセンシステム」が初期定番の組み方として知られた。
    こちらについてはアンデルセンの記事を参照。
  • ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
    BB同様、「啓示」で出した星を「自己改造」で吸いクリティカルで大ダメージを狙うことが出来、また耐久力の弱さをカバー出来る。
    またオルタの宝具には「強化無効」が付いており、この状態がかかれば一部の敵の宝具に付属する無敵貫通が入らなくなるため、そこでジャンヌの宝具で対処出来る。
    ちなみにこれと同様のコンボは、メフィストフェレスの「道化の大笑」や魔術礼装「月の海の記憶」のマスタースキル「パニッシュメント」でも代用可能。
    ただし、最近のボスは宝具前にスキルを使用するような行動パターンが実装されていることが多く、それで回数制の強化無効が消費・解除されてしまうことがあるので注意。
    他にもそもそも強化無効すら通じずに宝具対策の永続バフをかけられるケースも決して看過できないステージに散在するため、オルタの火力を発揮できる手立ては万全にすべきだろう。

相性のいい礼装

  • 聖者の依代
    スタン等の足止めや宝具封印を防止しつつNP獲得量を増やす。宝具からスタンが削除されたため以前よりは需要は減ったが、デバフがいやらしい敵がいる高難易度戦の安定性が増すため相性は未だ良い。絵的にも映える。
  • カレイドスコープ虚数魔術等の初期NP系
    アーチャー・アサシン・アルターエゴとの1WAVEボス戦など、NPを貯める時間がない場合に。
  • プリズマコスモス
    BBと組ませる場合等に。ジャンヌのカードは積極的には使わない場合も含め、長期戦を前提とするなら特に有効。
  • 天の晩餐等のNP獲得量強化系
    フォーマルクラフト投影魔術等のA強化系礼装~単騎で戦う場合等、ジャンヌのカードを積極的に選ぶ場合の候補。
  • 2030年の欠片
    生存力を活かして場に居座ることで、「啓示」と併せて星を供給し続けることができる。
  • 天の啓示(絆礼装)
    全体のB強化で攻撃力を底上げする。防御に特化したPTでは恩恵が薄いが、ジャンヌオルタ等「啓示」の星を捧げる運用をする場合等に有用か。
  • ぐだぐだ看板娘
    3Tだけ、攻撃力を上げて殴りに行きつつ、ターゲット集中で味方を守る。バーサーカーが相手でなければ一考に値する、やや攻撃的な編成。

育成に関して

エクストラクラスであるため他とは仕様が大きく異なり、マシュ・キリエライトともやや異なる点がある。

  • クラスが一致する経験値カードはALLのみ。曜日クエストの周回などで得られる経験値が他のサーヴァントよりも少なくなってしまう。
  • フォウくんの合成もALLでのみ強化可能。フレンドポイント召喚での獲得は殆ど見込めないので、イベントやマナプリズムでの購入が必須になる。
  • ジャンヌの成長タイプは凹字型。育成序盤はまだしも、中盤は成長タイプで・後半は必要経験値の面で、一向にステータスが伸びずに苦労する。
  • 霊基再臨やスキルの強化も、汎用素材だけを見れば他のサーヴァントよりは比較的揃えやすい部類ではあるが、ルーラーは全クラスのピース系・輝石系を消費するので、どのサーヴァントを所持していても素材が被る。これはどちらかと言うとスキル育成で特に重い枷となる。

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最終更新:2024年04月03日 19:59

*1 例外のシャーロック・ホームズとアストライアとアムール〔カレン〕、ジェームズ・モリアーティは非所持

*2 例外は天草四郎(槍ピースの代わりに騎ピースを使用)

*3 例外はシャーロック・ホームズ(中立・善)、アルトリア・ペンドラゴン〔ルーラー〕(秩序・夏)、卑弥呼(混沌・善)、ダ・ヴィンチ(秩序・夏)、ジェームズ・モリアーティ(混沌・悪)、スカサハ=スカディ(混沌・夏)