Fate/Apocrypha×Fate/Grand Orderスペシャルイベント「Apocrypha/Inheritance of Glory」で実装された☆5ライダー。
イベント終了後はストーリー召喚や各種ピックアップからでも出現するようになる(コラボ実装SSRでは初の恒常入り)。

ステータスはATK偏重型。ATKは☆5ライダー3位。
カード構成はQ2A2+Q全体宝具。B2hit、A3hit、QとEXが4hit、宝具5hit/1体。Qと宝具は特にスター生産力が高い。
クラススキルはライダー基本セットの「対魔力 C」「騎乗 A+」に加え、「神性 C」を保有している。
特に騎乗のランクが高いため、宝具・Qカードの威力もある程度底上げされる。

秩序・中庸・地属性。〔愛する者〕〔ギリシャ神話系男性〕特性を所持。

スキル

どれも本来は宝具であるが、FGOではスキルとして扱われている。

基本的に自身を強化するスキルとなっているが、今までの☆5ライダーに少なかった防御系スキルを多数持つ。
CTと効果ターンのバランスも良好。

【スキル1】 彗星走法 (ドロメウス・コメーテース) A+ CT:7-5
自身にQuickカード性能アップ(3T)とクリティカル威力アップ(3T)を付与する。
Quickのバフ量は坂田金時〔ライダー〕の「千里疾走」と同じ。効果ターンも長く、CT短縮と火力向上のためにも優先的にLvを上げておきたい。
クリティカル威力アップはライダークラスの星集中の高さからスター集中が無くても積極的に狙えるのだが、色バフがQ限定なので単騎状態でなければ自分のQで星を稼ぐ能力とQクリティカルとの噛み合いが悪い。
Qクリティカルを狙いたい場合は他の味方や礼装で補ったり、宝具で稼ぐ必要がある。

【スキル2】 勇者の不凋花 (アンドレアス・アマラントス) B CT:7-5
自身に無敵状態(2回・5T)と防御力アップ(3T)を付与する。
クー・フーリン〔オルタ〕の「矢避けの加護」を強化したようなもので、防御力アップの効果も「矢避け」を上回っているが、無敵状態にはターン制限[5T]がついている。
レベル10まで育てればCTが5になるので、1ターン目から常に使い続けて無敵の持続切れと同時に次を構えることも可能。
スキル3と合わせれば単体宝具やバーサーカーの攻撃もほぼ封殺可能。早々に無敵を使い切っても防御力アップが残るため、3回目や次ターン以降の被弾もある程度軽減できる。
当然ながら"無敵貫通"や"強化解除(防御強化解除)"に対しては無力。

【スキル3】 宙駆ける星の穂先 (ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ) B+ CT:8-6
NPを最大30%獲得し、自身にターゲット集中状態(1T)とNP獲得量アップ(1T)を付与する。
"ターゲット集中"効果により味方の被害を抑えることが可能だが、敵のターンにはNP獲得量アップの効果が切れるため被弾によるNPの獲得量増加は不可。
スキル2と組み合わせる場合、敵がスキルを使わない場合は無敵が全て剥がれた上で1発は受けることになる。
また他のスキルよりCTが1ターン長い。運用の際には注意が必要。

宝具「 疾風怒濤の不死戦車 (トロイアス・トラゴーイディア)

自身に1TのOC比例Quickカード性能アップを付与後、敵全体に強力な5hit攻撃を行うQuick宝具。
全体10hitのランスロットや、スターが一定数追加されるアタランテなどと比べると一歩劣るが、スキル1の効果中に3体同時に倒せるならば十分な量の星を次waveに持っていける。
未だ宝具未強化ではあるものの、 スキル込みの威力、星出し性能、そして総合的なNP回転率の良さ等を考慮すると十分高性能な部類。

2022/9/28実装の強化クエストをクリアすることで ダメージ基礎倍率アップ、自身にクリティカル威力アップ(3T)、敵全体に〔混乱〕付与(3T)が追加される。
〔混乱〕の確率は高くないが、Quick全体宝具で星を出してからのクリ殴りはシンプルに強力。

総評

Qサーヴァントにありがちな打点の低さを使いやすい持続Qバフ、クラススキル、さらに宝具の3重Qバフで補っており、
ダメージ目当てでもQを積極的に振っていけるのが非常に強力。
彗星走法発動時にはQの威力がAを越え、更にクリティカルが決まればQでありながら無バフ時のBのそれとさえ遜色がなくなるため、どのカードが来ても一定のダメージを狙っていける。
また、A2枚Q2枚というカード構成のため、AQQ、AQA、アーツチェインなどNP回収の機会が多く、体感的なNPの稼ぎやすさは数値上のNP効率よりも高いと言える。

星出し性能に関しても、ジャック・ザ・リッパー沖田総司沖田総司〔オルタ〕の5ヒットには及ばない4ヒットではあるものの、
「Quickを複数持つライダー」のQuick星出し性能としては坂田金時〔ライダー〕とともに2強を形成している。
彗星走法の持続と取り回しの軽さを考慮すれば、スター生産能力は彼ら4人とほぼ遜色ない最高峰の性能と言っても過言ではないだろう。

総じて能力が、『Q重視のカード構成の長所を伸ばしつつ弱点を補う』『手札や被弾の事故を減らす』、といった方向で噛み合っており、安定性が極めて高い。
通常攻撃によるNPとスターの獲得能力、宝具やクリティカルの威力、スター集中率、生存性…とアタッカーに必要とされる全ての要素がハイレベルでまとまっているため、
既存の☆5ライダーのように明快なBuster火力やNPチャージこそ持ち合わせないものの、癖がなく非常に扱いやすい優秀なサーヴァントと言える。

安定感の高さからどんな局面でも対応は可能だが、特筆すべきはエネミー追加型のイベントやボスラッシュにおいての安定性の高さ。
宝具で前衛を処理し、クリ殴りで後詰めを仕留めつつNP回収という流れが基本となるため、どのカードで殴っても安定して攻め上がれるアキレウスの強みが生きる。
特にボスラッシュにおいては、単体宝具をアキレウスに防いでもらうことで、マーリンジャンヌ・ダルクスカサハ=スカディの全体回避・無敵を温存しつつ全体宝具持ちの撃破を優先できるのが大きなメリットと言える。

水着スカディが登場したことで宝具3連射も限定的に狙えるようになった。凸カレイドスコープとNP獲得できるマスター礼装を装備し、エネミーのクラスとステータス次第で3連射が狙える。
キャスタークラス3体が相手ならステータスが高くても連射は狙いやすいが、DTDR1.0の等倍クラスが相手の場合はオーバーキルが必要となる。

相性の良いサーヴァント

Quick強化のできるスカサハ=スカディイシュタル〔ライダー〕など、
宝具を早めるNP供給のできる諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕アルトリア・キャスターなど、
スター供給のできるアンデルセン大いなる石像神バーソロミュー・ロバーツなど。

なお、スカサハ=スカディ/ルーラーはキャスター版スカディを超えるQ強化に加え、NP獲得・スター獲得を所持し、更にはアキレウスが所持していない攻撃力バフも持ち合わせるため相性が非常良い。

長期戦では前述のマーリンジャンヌ・ダルクスカサハ=スカディなどの耐久サポートとも好相性。

相性の良い概念礼装

カレイドスコープ虚数魔術クリスマスの軌跡など初期NP系。
トリック・オア・トリートメント静穏なひと時トゥリファスにてなどのQ強化、クリティカル強化などが好相性。

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最終更新:2023年06月13日 13:53