• 庵野は生物嫌い
うーん。いや、人間以前に、生物嫌いですね。動物も好きじゃないです。僕が肉や魚を食わないのも、たぶん、嫌いなんですね。そんな気持ち悪いもの食えるか、と思うんですけどね。まだ明解な答えとなってはいないんですけど。(103-4)

  • キャラクターは庵野自身
まあそれで僕は、結局、頭の中で考えてもできないんで、しかたなく自分をドラマにそのまま投影している。だから、なんか人間ドラマっぽい感じがするだけで。…ノンフィクションですよね。自分が今やってるのは。これをフィクションでやれっていうのは、とても無理ですよ。(105-8)

  • 女性に母親を求める
あとは、自分が子供なんですね。女性にどうしても母親の部分を求めてしまう。(122)

  • 『エヴァ』では戦うかどうか悩む
なんで自分はそう[自分しか乗れる人間がいなかったら、人間は乗るもんだと]思えないんだろうってことなんじゃないですけね、庵野さんは。
庵野さんは、最初、絵コンテの直前まで、「やります、僕が乗ります」ってセリフを入れなかったんですよ。
『ガンダム』のアムロは、あんなふうにいくら自閉して見えても、ああいう局面になると社会性で生きてる男だっていうのが目覚めて、やっぱり乗るだろうというふうに(富野監督は)感じたと思うんだけど。そこが『エヴァ』の一話では、そういう人間関係の手触りが見えなかったので。たとえば『ガンダム』ならアムロとフラウの関係みたいな。(159)
最終更新:2007年04月11日 18:39