• 性分業体制の有利さ、不利さ
まず、この[性分業]体制でかなり多くの場合にそこそこにうまくいき、少なくない人が受益者になるとしても、しかしその利益は限定的な場合の限定された人々について生ずるものであることについては既に述べた。つまり、男と女が対になっていないとこの体制はそもそも作動しない。そして男は外に出て働くことになっており、女は家にいることになっている。それ以外の生き方がしにくい。そもそもそこに入れないあるいは入らない人もいるのだが、入った人もこの枠に制約されてしまう。そして基本的には女のほうが不利な位置に置かれる。(15)
最終更新:2007年04月19日 13:44