ふたば系ゆっくりいじめ 492 れいむの平和な一日(後編)

れいむの平和な一日(後編) 30KB


自滅 飼いゆ ゲ 現代 4作目 れいむの平和な一日(前編)の続き?

『れいむの平和な一日(後編)』
タイポあき
4作目

一応れいむの平和な一日(前編)の後編ですが、読まなくても問題ない気もします。
なんて言うか、既に時間・空間を共有してるだけの別のお話に……。

※注意など
・現代もの
・飼いゆもの
・自滅もの
・ゲスもの
・うどんげは、今回のお話からは退場したよ!
 いわゆる「見せられないよ!」な状態だよ!!

                   ***
ガチャガチャ、ぱたん。
「ただいまー」
玄関が開く音に続いて、お姉さんの声がします。
れいむのお昼ねタイムは、一時中断です。

いつの間にか〈餡子の噴水〉さんが消えてることには気が付きません。

玄関までぴょんぴょんすると、いつものご挨拶を口にします。
「お姉さん、ゆっくりお帰りなさい!」

「ゆっ、ゆゆゆ?」
そう言ってお姉さんを出迎えたれいむでしたが、口にするなり〈首〉を傾げます。
飼い主のお姉さん以外にも、何人かお姉さんがいたからです。

「ああ、これ私の友達だから」
れいむの疑問を察したお姉さんが、れいむに説明します。
これ扱いしているのは親密さの裏返しです。

「ゆ! お客さん、こんにちは! れいむのお家でゆっくりしていってね!」
お客さんなら心配ありません。
体をくにっと伸ばして、にゅるりと曲げて、しっかりご挨拶をします。
お辞儀のつもりなのでしょう。

「あら、可愛いれいむちゃんね」
「よくここまで、素直ないい子に育てられたわね」
「あらあら、これはこれは」
「ホント。ウチの子に、中枢餡でも煎じて飲ませてやりたいわ……」
お姉さんのお友達も感心しています。
そういって頭をなでなでしてくれたり、ほっぺたをぷにぷにしてくれたりしました。

その間に間に、お姉さんはリビングまでひと走り。
アイロンを手にして、すぐに引き返してきました。
「ああれいむ、挨拶してくれた所悪いんだけど、私たちまた出かけるから。
その間、この子たちと一緒にお留守番してて。机におやつ置いといたから、みんなで食べて」
戻るなり、この一言です。
どうやら、お出かけの準備に戻っただけのようです。

よく見れば、お姉さんのお友達もゆっくりを連れています。
れいむとお姉さんのお家を、臨時の託ゆ所として使うつもりなのでしょう。

お姉さんは言いたい事を伝えると、さっさと出かけてしまいました。
閉まる扉に向かって、手を振るようにもみあげをぴこぴこして見送るれいむでしたが、
扉が閉まるのを確認すると、ゆっくり振り返ります。
そこにいたのは、4匹のゆっくり。
お姉さんのお友達の飼いゆたちです。

まず目に付くのが、大きなれいむ。
ゆふんとアゴをつきだして、ふんぞり返っています。
世界は自分を中心に廻っている。
そう言わんばかりの尊大な態度です。
「ゆふん。汚いお家だけど、仕方ないね。ここをでいぶのゆっくりプレイスにするよ!」
しばらくあたりを見回していましたが、口を開くなり〈おうち宣言〉です。
ゲスの見本のようなれいむ、いやでいぶです。

「ゆゆ! なに言ってるの? ここはれいむのおうちだよ!」
そんなことを言われては、黙っていられません。
すかさず反論します。

「どぼしてそんなこというの! でいぶはシングルでいぶなんだよ!
優しくしないといけないんだよ! そんなことも分からないの! ゲスなの? 死ぬの!?」
ですが相手はゲス。
そもそも話が通じません。
「ゆっ、ゆぅ……」
何を言ってるのか理解不能でしたが、その剣幕には驚きました。
思わず反論を飲み込んでしまいます。

その様子を少し離れてみていたのが、まりさです。
「ゆふん。やっぱりれいむは、ゆっくりできないのぜ」
その言葉は、ずいぶんと冷ややかです。

それもそのはず。
このまりさは、珍しくも元野良のまりさです。
今では運よく拾われて飼いゆに収まっていますが、野良時代は苦労してきたのです。
それも、ゆっくりできない原因のほとんどにおいて、れいむ種が原因でした。

顔を合わせれば〈シングルなんとか〉だの〈かわいそう〉だの言ってエサを請求する。
れいむ種と番になれば、巣の中でふんぞり返って自分は動こうとしない。
冬篭り直前にも関わらず、半ば無理矢理すっきりしたあげく、食料不足になって赤ゆをむさぼる。
赤ゆがいなくなれば、自分が食べたのを忘れてまりさをゲス呼ばわり。
挙句の果てには、まりさすら食料にしようとする。
どうしようもないとはこのことです。

必死に逃げているところを〈まりさのお姉さん〉に助けられなければ、
まりさのゆん生はそこまでだったでしょう。
もっとも実際は、「まりさを助けた」のではなく「誤ってれいむを潰してしまった」
と言うのが正しいのですが。
それでお姉さんは〈番をうしなったかわいそうなまりさ〉を飼いゆにしてあげたのです。

余談になりますが、その事件が影響を与えたのは、まりさのゆん生だけではありませんでした。
反省した〈お姉さん〉は、公園の樹上での〈エクストリーム・アイロン掛け〉の練習をやめました。
「パンツが丸見えだから、公園での練習はやめろ。せめてスカートはやめてズボンを穿け」
アイロニストの友人達から、つねづねこう言われ続けていたからです。
〈まりさのお姉さん〉としては、木の下から見上げてくる輩には落下する〈鉄塊〉による
制裁を与えていたので、全く問題ないと思っていました。
しかし、誤って〈罪のないれいむ〉を潰してしまう事故が起こってしまったのを機に、
練習場所を変えたのです。

その一方で、ゆ虐にマンネリを感じていた虐待お兄さんに、多大なインスピレーションを与えました。
彼はビデオカメラを片手に、幼女たちが遊ぶ公園を散策していました。
いったんゆ虐を離れての気分転換です。
そのときでした。
撮影していた彼の目の前で、一連の事件が起こったのです。

「――てない、だと!」

後に彼は、危険な場所でゆ虐を行なう〈エクストリーム・ゆ虐〉をあみ出し、町おこしに貢献します。
――何故こんなものを思いついたのか?
しばしばこう問われましたが、その返答も決まっていました。
「あのときの光景は、今でも心と動画に焼きついている――」
鼻血をたらしながら、そう語るのが口癖のようなものでしたが、
その〈動画〉の正体が明かされることはありませんでした。
しかし、それもまた別のお話です。

そして話は戻り、まりさの目の前では〈おうち宣言〉をしているれいむが二匹。
まりさにとっては唾棄すべきゲスゆたちです。
「あんなれいむは無視して、あっちでゆっくりするのぜ」
そういってリビングに跳ねていきます。

「むきゅ。そうね。無能なれいむは放っておきましょう」
そう答えたのは、まりさに寄り添うようにしていたぱちゅりーです。

「でもここはれいむのおうちじゃないけど、れいむのおうちだよ。わからないよー」
残りの一匹であるちぇんは、れいむを気にかけていましたが、
二匹が行ってしまうと後を追いかけるのでした。

                   ***
「待つんだぜー」
「ゆふふ、つかまらないよー」
そういって追いかけっこする、まりさとちぇん。

「むきゅきゅ、これは貴重な〈まどうしょ〉だわ」
そういってチラシを見つめるぱちゅりー。

みんな楽しそうにしています。
ですが、れいむは楽しくありません。

それもそのはず、一緒に遊ぼう近づくと、まりさの笑顔が消えるのです。
そうして黙って自分から離れてゆくのです。
当然2匹もそれについていきます。
ちぇんはれいむを気にしていましたが、気休めにもなりません。

そうして〈一人ぼっち〉になるれいむ。
普段は一人でお留守番ができるとはいえ、この状況が楽しいはずがありません。

いや、それだけならまだマシでしょう。
一番の問題は、れいむのお気に入りのクッションさんを独り占めしているでいぶです。
それだけならまだしも、れいむに向かってやれこれを持って来い、やれこうしろだの
命令ばかりしています。
まさにでいぶです。
これなら本当に一人ぼっちのほうが、どれだけましなことでしょう。

それを見て「やっぱりれいむはゆっくりできない」と、まりさは再認識します。
れいむにとっては悪夢そのものです。
「ゆう……」
思わずため息がでてしまいます。

「ゆっ! そうだ、おやつさんを食べるよ!」
しかし、そこはゆっくりです。
楽しくなければ〈ゆっくり〉すればいい。
即座に思考を切り替えます。
早くもおやつにすることにしました。

キッチンの机の上にあったのは、とってもゆっくりしたポンデさんでした。
「ゆわあ、ポンデさんだぁ! ポンデさんは、とってもゆっくりできるよ!」
そういって、ポンデさんを〈むーしゃ、むーしゃ〉するれいむ。

「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ……」
言葉とは裏腹に、あまり幸せそうではありません。
ゆっくりできるポンデさんでも、ひとりで食べるのでは幸せも半減です。
「ゆぅ、やっぱり一人で〈むしゃむしゃ〉はさびしいよ……」
思わず声にでてしまいます。
そんなときでした。
机の端においてある、赤い小瓶を見つけます。

「ゆっ、これは! 〈あまあまさん〉の小瓶!」
れいむの頭の中には、お姉さんにつくってもらった〈あまあま〉の記憶が広がっていました。
暑くてへばっていたれいむに、お姉さんがつくってくれたカキ氷。
氷そのものも冷たくてゆっくりできましたが、赤い瓶の中身をふりかけると、
とっても〈あまあま〉になったのです。

「これをかければ、ポンデさんがもっとゆっくりできるようになるね! ゆっくりかけるよ!」
ただの氷が〈あまあま〉になるんだから、元々ゆっくりしているポンデさんにかければ、
もっとゆっくりできるに違いない。
れいむはそう考えたのです。

れいむは、瓶の中身を惜しげもなくかけてゆきます。
あっという間に真っ赤になるポンデさん。
もはやこれは、ポンデさんに対する宣戦布告です。

「ゆうう! ポンデさん! とってもゆっくりしてるよおっ!
れいむに、むーしゃむーしゃされてね! ――ゆぴゃっ!」
そのときでした。
れいむは後ろから強い衝撃をうけて弾き飛ばされます。

「何してるの! でいぶのあまあまさんを奪うなんて、とんだゲスだね!」
衝撃に目を回すれいむでしたが、突き飛ばしたでいぶはそんなことにかまわずにまくしたてます。

「ゆぅ……。ちゃんとみんなの分は……」
「馬鹿なこと言わないでね! ここはでいぶのお家だよ。だから全部でいぶのものだよ!
そんなことも分からないクズは、ゆっくり死んでね!」
そう言って、手加減なしの体当たりを仕掛けます。

体格の良いでいぶの体当たりを受けてはたまりません。
「ゆぶっ!」と悲鳴をあげながら、はじき飛ばされます。
ころころ転がり、床に落ちてはまた「ゆぶっ!」と悲鳴をあげる。
それでも勢いはとまらず、ころころとみんなのいるリビングまで転がっていくのでした。

自分の〈あまあま〉を奪い取ろうとする〈ゲス〉を制裁したことに満足したでいぶは、
さっそく〈むしゃむしゃタイム〉に入ります。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」
おくちの中に広がるのはポンデさんの甘さと、もちもちの食感です。
とってもゆっくりできる瞬間でした。

――そしてわずかに遅れて灼熱感が餡子を苛み、続いて嘔吐感が全身を包みます。
その理由はれいむのかけた赤い小瓶です。
赤の小瓶にはこう書いてありました。
“タバスコ”と。

えれえれ、えれえれ。
(餡子を吐いてはゆっくりできなくなる!)
そうは思っても、餡子の流出は止まりません。
でいぶは気が付かない間に、致死量のタバスコを摂取してしまったのです。

なぜこんなことになったのでしょう?
それは味を感じるシステムに原因があります。
辛さに対する反応が遅れたのは、辛さが味覚ではなく痛みであるからです。
しばしば後から辛さが襲ってくるのは、このあたりが原因です。
加えてゆっくりは〈餡子脳〉という言葉に表されるように、〈ゆっくりできないこと〉よりも
〈ゆっくり〉を求めるナマモノです。
そのためタバスコまみれのポンデさんを食べても、タバスコの辛さよりポンデさんの甘さが
優先されたのです。

結果として、体が異変を感じたときには、致死量のタバスコを摂取していたのです。
防衛本能として、タバスコを体の外に排出しようと、嘔吐という作用が起こりますが、
既に手遅れでしょう。
仮にタバスコを含む餡子を出し切ってしまえば、でいぶの中身はほとんど残らないからです。

「でいぶの中身さん、でていかないでぇっ!」
そう叫んでも後の祭り。
それで止まるわけがありません。
危険なタバスコを排出するための防衛機能なのですから。
仮に吐くのを止められたとしても、体内のタバスコがじわじわと全身を蝕んで、
苦痛の中で〈永遠にゆっくり〉するだけです。
もはやあきらめて、餡子を出し切って楽になるのがもっともマシな道でしょう。

しかし、そこはでいぶ。
生への執着は並大抵ではありません。
防衛機能を押し込めると、吐いてしまった餡を無理矢理に飲み込みはじめました。

「むしゃ、むしゃ、ごっくん――ゆげえっ!」
ですが、即座に吐き戻してしまいます。
吐いた場所がまずかったようです。
ポンデさんを食べていて嘔吐感に襲われたのですから、当然吐く先もポンデさんのお皿です。
皿にはポンデさんに掛かりきらなかったタバスコさんが、なみなみと存在しています。
当然、吐いた餡子もタバスコ塗れです。
ただでさえゆっくりの有害物質を含む危険な餡子なのに、さらにタバスコを追加されて
真っ赤になっています。

「ゆげえっ、ゆぐぐっ、エレエレ、ごふっ!」
摂取したタバスコの増加により、嘔吐の勢いもそれに比例します。
早くも、体積の半分以上の餡子を吐いてしまいました。

「でいぶはまだ〈ゆっくり〉しないよ。餡子さんれいむの中にもどってね――ゆぎゃあ!」
それでもあきらめない、でいぶ。
今度はタバスコを直接なめてしまったようです。
もはや味覚は破壊され、二度と〈むーしゃむーしゃ幸せ〉を楽しむことはできないでしょう。
もっとも痛覚に根源を持つ辛さだけは、しっかりと感じることができますが。

「餡子さん……。いじわるしないで、でいぶに戻ってね――ゆごっ!」
またタバスコを舐めたようです。
こんな状態になっても諦めないのは、生への執着を称えるべきなのか、それともその無駄を笑うべきか。
一つだけ言えるのは、その分だけでいぶの苦しみは続くということです。

がたん! だばだば。
「ゆぴゃああああっ!」
苦痛に転げまわったために、タバスコの瓶を倒してしまったようです。
その中身はでいぶの全身に襲い掛かります。
これで触覚が失われました。

「いだい、いだいよ……。ま゛え゛がみ゛え゛な゛い゛……」
目にも入ってしまったようです。
でいぶの〈おめめ〉の機能も、一瞬にして失われます。

「あ゛ん゛こ゛さ゛ん、で゛い゛ぶ゛の゛な゛がに゛……」
それでも餡子を戻そうとするでいぶ。
しかし視覚は奪われ、触覚も失い、タバスコと餡子の区別もつかない状態です。
タバスコを舐めては「ゆ゛ぶっ!」と悲鳴を上げて吐いていました。

「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ……」
結局、飲み込んでは吐き戻しを数十回繰り返した後、でいぶは〈永遠にゆっくり〉しました。
餡子が真っ赤になるほどタバスコを含んでいるのに、甘い香りがするあたり、
でいぶの苦痛が伺えます。

タバスコに悶絶して転げまわったために、命より大事なお飾りもボロボロです。
これでは、他のゆっくりに同属と認識されないでしょう。
しかしもはや関係ないことです。
お飾りを気にする存在は、既にこの世にいないのですから。

                   ***
ころころ、ころころ。
リビングに入っても、転がるれいむの勢いはとまりません。
前方にある、ゆっくり用オモチャ等を弾き飛ばしながら突き進みます。
その先にいたのは、〈まどうしょ〉を読んでいるぱちゅりーです。

べちっ! ずるずる――ぐちゃぐちゃ、ぶちゅり!
やわらかいもの同士がぶつかる音に続いて、それを引きずる音、そして何かが潰れる音がします。
れいむがぱちゅりーを巻き込みながら転がり、窓にぶつかって静止したのです。

「ゆうう……。ひどい目にあったよ……。
――ゆっ! ぱちゅりー、どうしたの! くりーむさん吐いたら駄目だよ!
そんなことしたら、〈ゆっくり〉しちゃうよ!」
ゆっくり的には凄まじい勢いでぶつかった二匹ですが、れいむは無傷でした。
ぱちゅりーをクッションにしたからです。

それに対して、ぱちゅりーはひどい有様でした。
れいむと窓の間に挟まれたため、運動エネルギーを外に逃がすことができなかったからです。
まんまるだったフォルムも、半端にふくらんではじけたお餅ように、ひしゃげてしまっています。
〈まどうしょ〉を読むための〈大事なおめめ〉も、片方は完全に潰れてしまっています。
「どぼぢ……でい゛……(どうしてこんなことするの、れいむ……)」
歯もほとんどが折れてしまったため、上手く喋れません。

「一体何があったのかぜ――ぱちゅりー!!」
「ぱちゅりー、だいじょうぶ――わからないよー!!」
物音を聞いて、追いかけっこをしていた二匹が駆けつけてきました。

「ゆっ! よくわからないけど、ぱちゅりーが大変だよ! 早く〈おくすり〉を持ってこないと!」
それに答えるれいむ。
ここで言う〈おくすり〉とはオレンジジュース、あるいはその代わりとなる甘い液体のことです。

「わかったのぜ! まりさはここでぱちぇをみているから、〈おくすり〉を持ってきて欲しいのぜ!」
「ゆ! ゆっくり了解したよ!」
「ちぇんは、れいむを手伝うよー!」
本当はれいむが原因なのですが、言ったもの勝ちなのがゆっくり。
れいむの言葉を信じきり、それに従います。
もっともれいむ自身も本当に、何故こうなったか理解していないのですが。

ともかく、緊急事態につき、まりさのれいむヘイトは中断です。
一緒に協力することになりました。

                   ***
「ゆう、シロップさんがなくなっているよ……」
ちぇんと一緒にキッチンの机を探索していたれいむでしたが、赤い小瓶の中身がなくなっていたのです。
近くに赤い餡子さんがありましたが、今のぱちゅりーでは食べることができないでしょう。

「どうしよう……」
れいむが途方にくれていたときでした。
「れいむ! みつけたよー!」
ちゃんが何かを見つけたようです。

声の方に跳ねて行くれいむですが、ちぇんの示すものを見ても〈首をかしげる〉だけです。
そこにあるのがあまあまではなく、ガラス製の円筒上の容器だったからです。

「ゆ?」
「これはねー、中からあまあまさんがでてくる魔法の入れ物なんだよ。」
疑問を声に出すれいむですが、ちぇんは自信満々でした。
それだけ言うと、周りのものを足場にして器用によじ登り、その容器のなかに着地します。

「あれー、何もないよー! わからないよー!」
「ゆう、わからないのはこっちだよ、ぷんぷん!
――ゆっ! こんなところにスイッチさんがあるよ!」
れいむが何か見つけたようです。

「わかったよ! そのスイッチさんを押してねー!
そう言えばお姉さんも、あまあまさんを出す前にスイッチさんを押してたよー!」
「ゆっくり理解したよ!」
そういって、ちぇんの指示に従いスイッチを入れるれいむ。

ギュイーン!!
その刹那、轟音。
全身が聴覚器官である、ゆっくりにとってはたまりません。
音に対する心の準備をしていなかったこともあり、れいむは即座に気絶してしまいました。

ちぇんにとってはもっと酷いものでした。
突然、轟音とともに足場が高速回転したかと思うと、その勢いで上空にはじき飛ばされたのです。

「わからな――ゆげっ、ゆごっ!」
叫び声をあげようとするも、途中で地面に叩きつけられます。
それだけならまだしも、地面にあったのは回転する鋭い刃です。
一瞬にして、ちぇんの〈あんよ〉はずたずたになってしまいました。

もうお気づきでしょう。
ちぇんが見つけた魔法の筒とは、ミキサーだったのです。

ミキサーに饅頭を入れれば、一瞬のうちにバラバラになりそうなものです。
しかし今回に限っては違いました。
長年使ってきたせいで刃はボロボロになり、モーター部分も半ば死に掛けていたからです。
加えてちぇんが飼いゆであるために、しっかりと中身がつまり、皮も丈夫だったことも災いしました。
少し刃にふれただけでは、中身を出し尽くして絶命することができなかったのです。

その結果、刃で〈あんよ〉を削られたちぇんは、回転の勢いで再び上空に弾き飛ばされます。
そして今度は〈せなか〉から落下して、〈せなか〉を削られまた上空へ。
そんな滑稽な――しかしちぇんにとっては死と苦痛のダンスを踊る羽目になりました。

しかも、壊れかけのモーターの回転はときどき静止します。
まるでちぇんの心を壊さないように、最後まで苦しむようにと手加減しているようでした。
「わからないよー! れいむ助けて! どうして無視するのー! れいむー!」
刃が止まる合間を縫ってれいむに助けを求めるちぇんでしたが、れいむは気絶しています。
助けられるはずがありません。
助けを求めるその行動は、決して助からないということを再認識させ、絶望を深くするだけでした。

「わからないよー!」
「わがらないよー!」
「わがらない゛よー!」
「わ゛がら゛な゛い゛よ゛ー!」
「わ゛がっ……!」
「わ゛……!」
「……!」
「……」

苦痛の叫びも、だんだん不明瞭になっていきます。
少しずつ〈おくち〉も削られていくからです。

――そして、数分後。
カチリ!
タイマーに従って、ミキサーが静止したとき、中にあるのは黒々とした液体でした。

「――ゆっ!」
れいむが目を覚ましたようです。
目の前をみれば、ガラスの容器の中になにやら黒い液体がみたされています。
ちぇんがいないのが気になりましたが、今はそれより〈あまあま〉です。
頑張って容器を倒すと、中の液体を舐めとります。

「しあわせー!」
液体を舐め取ったれいむは、本能に従っての声を上げます。
黒い液体は、〈ココアさん〉でした。
それも砂糖たっぷりの、とってもあまあまな〈ココアさん〉です。

しばらくは〈ココア〉に夢中となるれいむでしたが、ふとぱちゅりーのことを思い出します。
「ゆっ! ぱちゅりーに〈おくすり〉を持っていくんだったね!
ゆっくり忘れてたよ。勝手ににいなくなるなんて、ちゃんはゆっくりしてないよ!」
勝手にいなくなったちぇんに文句を言いながらも、口に含めるだけの〈ココア〉を含んで
ぱちゅりーの元へ跳ねてゆきました。
何か口に引っかかった気がしましたが、そんな事よりもぱちゅりーの方が大事です。
気にしないことにしました。

                   ***
「ゆっくり〈おくすり〉を持ってきたよ!」
口に〈ココア〉をいっぱいに含みながら、器用に声を上げます。

「ゆっ! なんとか間に合ったのぜ!」
そう言って、まりさは場所を空けます。
見ればちゅりーは「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」と痙攣を始めています。
際どいところでした。
れいむはゆっくりにしてはテキパキと、口移しでぱちぇに〈ココア〉を与えてゆきます。

そのお陰か、ぱちゅりーの痙攣は治まりました。
なんとか間に合ったようです。

ぱちゅりーの容態がひと段落したのを見て、安心した二匹でしたが、
まりさがちぇんがいないことに気が付きます。
「れいむ、一緒にいったちぇんはどうしたのぜ?」
「それがいきなりいなくなっちゃったんだよ! ぷんぷん!」
「そんなはずはないのぜ! ちぇんはそんな無責任な〈ひとでなし〉じゃないんだぜ!」
「そんなこと言っても、いなくなったものは、いなくなったんだよ! ゆっくり理解してね!」

そんな言い合いをしているときでした。
「ごふっ、げぼっ、えれえれ」
ぱちゅりーが〈ココア〉の一部を戻してしまいました。
一気に飲んだので、少し戻してしまったのです。

言い合いはひとまず置いといて、二匹はぱちゅりーに視線を向けます。
そこで見たのは想像を超えるものでした。

「ゆっゆあああああっ! ぱちゅりー、どうしてー!!」
「なっ、なんてことをするのぜ!」
二匹の視線の先にあるのは、ぱちぇの戻した〈ココア〉です。
そしてその上に浮かぶ〈キャベツのようなお帽子〉――ちぇんのお飾りです。
〈ココア〉と一緒にれいむから口うつしされたものの、喉にひっかかって吐き出したのです。

「ぱちゅりー、いくら助かるためだからって、ちぇんを食べるなんて……」
れいむは、何かおぞましいものを見たようにたじろきます。

まりさの反応はもっと過激でした。
「このゲスめっ!」
そう言って、ぱちゅりーに飛び掛ります。

「むきゅ、いったい何を言って……」
死の淵から戻ってきたばかりで、状況を把握していないぱちゅりーでしたが、
それを確かめる暇はありませんでした。
そもそも、ずっとまりさと一緒にいたのに、いつちぇんを食べたというのでしょう。

しかし、それを口にすることはできませんでした。
まりさの体当たりを受けたからです。
「むきゃっ!」
これはたまりません、悲鳴をあげてころがります。

しりごみしていたれいむでしたが、ちぇんの飾りを見ているうちに、恐怖は怒りに変わりました。
まりさと一緒になって、体当たりを仕掛けます。

「だから何を言ってるのか、分からな……」
「まだ言うの! ゲスは黙って死んでね!」
「れいむの言うとおりだぜ、ゆっくり死ね!」

「むぎゅっ!」
ぐしゃり!
哀れなぱちゅりーは、二匹のボディプレスを受けて潰れてしまいました。
その表情は無実を訴えて泣いていました。
それが癇に障ったのか、れいむは死体にむかって体当たりを続けています。
「このゲスゆ! よくもよくもちぇんを……ゆっゆっ、ゆわーん!」
感情を抑え切れなくなったのか、後半は泣きながら体当たりをしています。

「ちぇん、仇はとったのぜ」
一方のまりさは目をつぶり、今は亡きちぇんに語りかけます。
黙祷のつもりなのでしょう。

                   ***
「ゆぎゃああああっ!!」
そのときでした。
れいむの悲鳴が響きわたります。

「どうしたのぜ!」
まりさは驚いて、れいむに駆け寄ります。
見えばれいむの〈あんよ〉がざっくり裂けています。
その横に転がっているのは、ボールペンさん。
これが下手人でしょう。

「ぱちぇがれいむを道ずれにするために、罠を仕掛けていたんだよ……」
「なんてゲスなんだぜ!」
まりさは怒りをあらわにしますが、既にぶつける相手はこの世にいません。
怒りのやり場を失い、歯が折れてしまうのではないかという勢いで歯噛みをします。

もちろん、事実は単なるれいむの自爆です。
ぱちぇの死骸に体当たりを仕掛けている間に、ボールペンを踏んだだけです。

ついでに言えば、見た目こそ盛大なものの、れいむの怪我は大したことはありません。
確かに、動かなければエサをとれず、栄養状態も芳しくない野良ゆであれば致命傷でしょう。
しかし、飼いゆにとってはオレンジジュースで瞬時に直る怪我です。
仮にオレンジジュースがなくても、清潔でカビの心配のない室内で安静にしていれば、
半日もあれば治ってしうでしょう。

ですが、まりさは元野良です。
同じような怪我をして、命を落としていったゆっくりをあまた見てきました。
まりさからすれば、これは絶望的な怪我なのです。

対するれいむの方も、妙な反応をしていました。
「れいむはもう駄目だよ……。あんよさんをやられちゃったから。
ここで爆弾が爆発するのを見届けることにするよ。
れいむの代わりに、お姉さんに『ゆっくりしていってね!』って伝えて欲しいよ」
そういって、棚の上の置き時計を見つめています。

昨日、お姉さんと一緒に見た映画の影響なのでしょう。
れいむの中では、自分は最後の最後に命を落とす悲劇のヒロインなのです。
爆弾がどうこう言っているのは、ヒロインの命を奪ったのが時計に見せかけた爆弾だったからです。

「そんな弱気になるんじゃないぜ! まりさが〈おくすり〉を探してくるんだぜ!
それまでじっとして待っているんだぜ!」
れいむが何を言っているのか、半分以上は分かりませんでした。
しかし、そもそも相手が何を言っているのか気にしないのがゆっくりです。
とりあえずれいむを勇気づけると、〈おくすり〉を求めて跳ねて行きました。

                   ***
「ゆう、やっと〈オレンジジュース〉さんをみつけたのぜ!」
まりさが目的のものを見つけたようです。
その表情は達成感で満たされています。

人間にとっては使いやすいキッチンも、ゆっくりにとっては違います。
人間を基準に設計されているので、全てが〈遥かな高み〉にあるからです。
ちょとシンクを覗こうにも、そこまで行くには引き出しの取っ手を足場にフリークライミングです。
机の上に登るためには、足置きから椅子へ、椅子からその背もたれへのアスレチックです。

それでもまりさはやり遂げました。
(れいむを助けるんだぜ!)
その思いの勝利でしょう。
まりさの目の前には、黄色い液体の入ったガラス瓶があります。
〈オレンジジュース〉さんです。
果汁100%と書いてあるので確実でしょう。
もっとも、まりさには100(=たくさん)という部分しか読めませんでしたが。

「しかし、疲れたのぜ……。」
とはいえ疲れは、隠し切れません。
「何かゆっくりできるものは……。ゆ! こんなにあるんだから、少し分けてもらっても
問題ないんだぜ! めいあんっ! なんだせ!」
確かに〈オレンジジュース〉は沢山あります。
れいむには悪いけど、一足先に〈ごーくごーく〉させてもらうことにしました。

「ごーくごーく、しあわ――ぶべっ!」
〈オレンジジュース〉を飲んだとたん、それを噴き出してしまいました。
少量の餡子も一緒に吐いています。

「すっぱいいいいいっ!」
そう言って、机の上を転げまわります。

まりさの見つけた〈オレンジジュース〉の瓶、あれは確かに果汁100%の“ジュース”だったのですが、
飲むためのものではありませんでした。
瓶にはまりさに読めない漢字とカタカナでこう書いてあります。
“料理用レモン果汁、安心の果汁100%”と。

「ゆう、ゆうっ、ひどい目にあったんだずふぇ……。
ふぉふぉしふぇ、ふぁりふぁふぉふぁふぁんふぉれふぉうふぉ!
(どうして、まりさの歯さんとれちゃうの!)」
やっとすっぱさが治まったまりさですが、悲劇は終わりません。
レモンの酸味によって、砂糖細工の〈歯〉が溶け落ちてしまったのです。
これでは二度と〈むーしゃむーしゃしあわせ〉ができませんし、まともに喋ることもできません。
たとえエサを含んだまま話せるゆっくりといえど、歯が無くてはまともに発音できないのです。

(なんてことするの! 意地悪な〈オレンジジュース〉さんは、ゆっくり死んでね!)
不明瞭ながらもそう言って、レモン果汁の瓶に体当たりをします。
しかし、そんなことをしても意味はありません。
そればかりか、瓶が倒れた勢いで中身が飛び散り、まりさの〈おめめ〉に直撃しました。

(ぎゃあ! いたいいぃっ!)
これはたまりません。
人間さんでも痛いのですから、ゆっくりにとっては言わずもがなでしょう。
あまりの痛みに、悲鳴とともに転げまわります。

ぐちゅりっ!
やわらかいものを踏む感触、それに続いて何か嫌な音がします。
何かゆっくりできない予感がしたまりさは、痛みをこらえて振り向きます。
そこにあったのは、潰れて変形した白玉でした。
まりさの〈おめめ〉です。
特に多くのレモン果汁を浴びた左目が、機能を失って外れてしまったのです。

(ゆあああああっ! まりさのおめめさん、元に戻ってね! ぺーろ、ぺーろ!)
それの正体に気が付いたまりさは〈ぺーろ、ぺーろ〉しますが、もはや後の祭りです。
ここまで潰れては、眼窩に戻してオレンジジュースをかけても治らないでしょう。

悲劇は終わりません。
まりさのただでさえ狭い視界が、さらに狭くなりました。
いや、狭くなるというよりは、暗くなると言うべきでしょう。
排出し切れなかったレモン果汁が、まりさの〈生命力〉を侵食しているのです。
ゆっくりに対して、〈酸味〉は〈辛味〉ほど強烈な効果をもちませんが、その分じわじわと侵食して、
その対象の名に相応しいゆっくりさで苦しめ続けます。
〈ゆっくりのレモン煮込み〉が他に類をみないコクと甘さを誇るのは、このような理由です。

(苦しいよ、つらいよ。いっそ〈永遠にゆっくり〉してしまいたいよ……。
――ゆっ、これは! 〈あまあま〉さん!)
しかし、ゆっくりの神はまりさを見捨てませんでした。
苦しみの中でころげ回っていたまりさの舌に、〈あまあま〉な液体が触れたのです。

(ごーく、ごーく。しあわせー!)
死の淵ぎりぎりで〈ゆっくりの命〉そのものである〈あまあま〉を手に入れたまりさは、
必死にそれを貪ります。
取り戻される明瞭な思考と視界、そして無意識に発する言葉。
かつてこんなに満たされたことはあっただろうか――その言葉は魂の奥底からの叫びでした。

(ありがとう、あまあまさん!――――)
やっと心の底から〈ゆっくり〉できたまりさは、自分を助けてくれたモノに目を向けます。

それは真っ黒な〈ココア〉でした。
〈ココア〉はガラス製の円筒状の容器からこぼれています。
その底には、バラバラになった緑色の布切れがぷかぷかと浮いていました。

(――――ちぇええええええぇえんっ!)

その瞬間――まりさは全てを悟りました。
ちぇんがミキサーで粉々にされたこと。
それをやったのはれいむであろうこと。
ぱちゅりーは濡れ衣をきせられていたこと。
それを知らず自分が潰してしまったこと。
そしてなにより――

――自分がちぇんを食べてしまったことを。

(ゆあああああああっ! ちぇん、ちぇん、ちぇええええんっ!
ごめんね、ごめんね、ごめんね! まりさ、まりさ、まりさは!
ちぇんを食べちゃった! 食べちゃったんだよ!
しかも、ごーく、ごーく、しあわせって!
しあわせー、しあわせ、しあわせーっ!
ゆふふふ! そうそう、そうなんだよ、まりさはしあわせなんだよ!
ちぇんをごーく、ごーくして! ゆふふふ!
まりさはちゃんを食べちゃった! ゆふ、ゆふふふ!
ゆふ、ゆふふふ! ゆふ、ゆふふふふふふふふふふふ……)

もはやそこにいたのは、一見冷たくても根は優しいまりさではありませんでした。
自分のしでかしたことに耐え切れなかった、哀れなゆっくりの成れの果て。
奇妙な声で笑う一匹の――いや、一個のまんじゅうでした。

                   ***
「ただいま。みんな良い子にお留守番できたかな――」
帰ってきたお姉さんと、そのお友達の見たものは惨劇でした。

まず目に入ったのが〈あんよ〉を怪我して動けなくなったれいむ。
しかし、他に比べればささいなものです。

真っ赤に染まった〈餡子ペースト〉。
潰れた〈シュークリーム〉。
緑色の破片のの浮く〈ココア〉。
奇声を発する〈まんじゅう〉。

『…………ゆっくりだけで、お留守番をさせた結果がこれだよ!』
お姉さん達はそろって頭を抱えると、天を仰ぎました。

                   ***
「今日は怖い思いさせちゃってゴメンね」
「ゆっ、なんのこと? 今日も一日、平和だったよ?」
お留守番のせいで、危ない目に合わせた事を謝るお姉さん。
ですが、れいむの反応は的外れです。

それもそのはず、ゆっくりにとってあの程度のことは日常茶飯事。
今日あった程度の事件など、キレイさっぱり忘れています。
いや、むしろ忘れなければトラウマだらけになってしまい、生きてゆけないのでしょう。
もっともそれが〈餡子脳〉と蔑まれる原因であり、また学習しない要因でもあるのですが。

「……まあいいわ。それよりお土産かってきたわよ」
「ゆわーい! おみやげさんは、ゆっくりできるよ!
ゆゆっ、パインサラダさんにステーキさん! とってもゆっくりできるね!」

果たして、このあとこのれいむが天寿を全うできるのかどうか。
それは正に神のみぞ知る事でしょう。
何しろゆっくりにとって〈死亡フラグ〉はそこかしこに転がっている
――いやゆっくりであることそのものが〈死亡フラグ〉なのですから。

ともあれ、れいむの平和な一日はこれでおしまいです。

                  -The End-

全編を通しての今回のテーマは「飼いゆに迫る日常の危険」でした。
前編が「ゲスとその駆除」、後編が「餡子脳に起因する自爆」となっています。
ちなみに裏テーマは「連鎖」と「フラグ」だったりします。

あと一発ネタで出した、うどんげとお兄さんへの反応にびっくりです。
この後、どうしようかしらん。




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感想

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  • このSSは悪運の強いれいむの一日を書いたものじゃないかな?
    このれいむの周りでは、れいむのせいで被害にあうゆっくりがいるが、当の本人は気付かない。
    そんな漫才みたいな面白さを目指したのでは? -- 2018-01-10 16:49:27
  • でいぶさえいなければ大丈夫だったんじゃないか
    まりさも読んだ感じ悪い奴ではないみたいだし
    ただひとつ言えるのは、馬鹿(ゆっくり)と変態(人間)しかいないw -- 2012-08-16 06:27:20
  • えー…
    なんでれいむ殺さなかったの? -- 2012-05-19 19:14:30
  • ↓↓↓この人がとってもおもしろいSSを書いてくれるそうですよ、楽しみですね -- 2012-01-09 20:26:57
  • パインサラダとステーキ…後は「隊長にも女が云々」だな -- 2011-10-26 19:58:01
  • ↓れいむへの処遇が甘すぎてゆっくりできないことは同感だが…最低最悪のクソコメントだな。今まで見た中で最低のコメンターだよ、お前。
    どんな風にSSを作るかは自由だし、プロじゃないんだからクオリティの高低は責められるべき点ではないのに、不可抗力、悪気は無いでは済まないの?ボケ。
    なんでお前が済むか済まないか決めてるの?お前の一存での決定は他人にとっても絶対なものだとでも思ってるの?カス。
    お前はそんなに偉いの?お金払ってSS読んでるお客様なの?それとも出版編集者なの?違うでしょ?
    ちっとも偉くもない、むしろ読ませてもらってる側の分際で、なんでそんなに偉そうな態度とってるの?ハゲ。

    本気で自分がSS作家さんより偉いと思ってコメントしたんだったら、即刻病院行って腐った前頭葉交換したのち小学校入りなおして道徳の授業受けて歪んだ倫理観を矯正してもらってこい。 -- 2011-01-14 15:18:47
  • 最低のクソSSだな
    なんでれいむだけが足にけが程度でのうのうとしてんだよ?
    不可抗力だ、悪気はないで済むと思ってのかボケ
    ちょっとも笑えねえんだよカス
    今まで読んだなかで最低最悪のSSだよハゲ
    これを本気で面白いと思って投稿したなら即刻病院へ行って
    痛んだ餡子脳を取り替えてもらって来い -- 2010-11-15 06:42:43
  • シングルでいぶってなんだよwwただのでいぶじゃねーか -- 2010-09-15 14:01:13
最終更新:2009年11月15日 16:43
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