ふたば系ゆっくりいじめ 573 ゆっくりに関係する怖い話1話

ゆっくりに関係する怖い話1話 10KB


虐待 制裁 自業自得 駆除 群れ 赤子・子供 ゲス 現代 独自設定 続き物 非科学的

タイトル:埋められたゆっくり達
作者名:蛇足あき

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俺が語るのは、この高校の七不思議『地下から響く悲鳴』の真実だ
まずは、この七不思議の話から始めないとな
この高校の七不思議の1つ、地下から響く悲鳴
この高校の廊下、グラウンド、体育館、教室、etcetc……
普段は騒がしい昼間はともかく、誰も居なくなる夜になると、その悲鳴が聞こえてくる
聞こえてくる方角は、壁の間とか、天井ではなく、床下
グラウンドでも聞こえてくるんだから、地面の下ってわけだ
合わせてこの高校に、地下の階層がない事は、皆知って居ると思う
それでももう1つの七不思議、地下へと向かうエレベーターの話もあって
この高校の地下に、何か、悲鳴を上げる生物がいるって思った奴も居るだろう
この高校の地上部分、全てに響き渡っている悲鳴
つまり、この高校の敷地分、全部を使った地下部屋で、悲鳴を上げている何かがいると
違うんだ
本当はそんなものじゃない
全ては、この高校が建てられた時から始まったんだ……

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この高校が出来たのは……忘れちまった
少なくとも、姉歯だか何だかの、基準違反建築が過ぎ去った後の話だ
ゆっくりはそんな時代から、既にこの辺りで群れを作っていたんだ
少し離れた所に自然公園があるだろ?
あそこは昔、ちょっとした雑木林でさ、ゆっくりが生息するには最適な場所だったって話だ
そこに住んでいたゆっくりは、とんでもないゲスの群れでさ
野菜を盗むのは当たり前
家のガラスを割るのも当たり前
家に入ったらとにかく荒らして、いつものおうち宣言をする
飼いゆっくりや野良ゆっくりは愚か、他の場所に居た野生のゆっくりすら、その歯牙にかけて、滅ぼして
いった
挙句にすっきりを続けて、際限なく増えていく
まあ、際限なく増えるからこそ、ゲスな行為が多かったかもしれないが
少なくとも、その雑木林の大半が枯れ果てる程、増えてしまったんだ
いくらなんでも、酷すぎるとは思わないか?
この街の人達も何度も駆除しようとしたんだが……さっぱりさ
確かに全滅させても、新しく住みついた奴等が、前の群れと同じ事をする
呪いでもあったんじゃないかね?
ゆっくりの被害は、当時としては全国的にも断トツで高かったかもな
そんな時、この高校を立てる工事を始めたんだ
その時代はまだ、土地神様を怒らせないようにと、地鎮祭をしてたんだけどさ
地鎮祭の最中、祈祷をしていた神主だか宮司だか巫女だか知らないけど、その筋の人が倒れたんだよ
倒れた人に駆け寄ると、急に目をカッ!と開けてさ
『我はこの地の土地神である』
なーんて、言ったってわけ
土地神様が言うには、この地は荒れ果て、土地神へと敬意を払わず
そしてあろう事か、土地に置いてあった御神体を、壊して汚して、汚らわしい場所に捨ててしまった
それに怒りを覚え、生贄を要求しだしたんだ
この地を荒らし、土地神を敬わず、御神体にそんな事をした
ゆっくり達をね
それだけを伝えると、またその人は倒れてしまい、工事関係者も街の人達も慌てたって事
個人的には信じられないね
どうせ、ゆっくりを駆逐する為に、皆で一芝居打って、納得しようとしたんだって
だって、その雑木林を公園にした工事も、同じ時期にしようとして、かつ同じような事が起こったんだか
らさ
本当か嘘かは、まあ大した問題じゃないな
実際、ゆっくりを生贄にするのに、誰も反対をしなかったんだから
そりゃ、横から口を挟むゆっくりんぴーすなんかの愛護団体は居たけど
誰もそのゆっくりを保護しようとしなくてさ、結局、生贄にする儀式が行われたんだ

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生贄にする方法は、至極単純だけど、余りにも豪快だった
この高校を建てる土地、そこに少しばかり深い穴を掘ったんだ。中心には、野菜を置いてね
時を同じくして、ゆっくりを雑木林から追い立てに行く
雑木林から逃げ出したゆっくり達は、旨い事、その穴へと向かって行った
『あんなところにおやさいさんがあるよ!』
『みんなでたべようね!』
そんな事を言いながらね
どう見ても怪しいのに
その穴の深さは、まあゆっくりが飛び込んでも潰れないし、痛くない程度の深さ
だけど、簡単には外に出られない高さだったんだ
そんな事に気付かず、ゆっくり達は野菜目掛けて、我先にへと押し寄せる
『む~しゃ、む~しゃ、しあわせー!』
『れいむにもちょうだいね!』
『おさないでね!おさないでね!』
『ちゅぶれりゅううう!!!』
何匹かは潰れてたけど、さすがに全部が潰れる事は無い
それでも、穴の中に全部が入ったんだ
そしてゆっくりが野菜を食べている間に、穴の外側にベニヤ板を立てていく
合わせてその外側へ、レンガを積み重ねていった
ゆっくりが余程協力しない限りは、絶対に出られない壁を作ったって事だ
『ゆ~、おなかいっぱいになったんだぜ!』
『おにゃきゃいっぴゃいだにぇ!』
『そろそろかえろうね!』
『ゆ?なにかへんだぜ?』
『どぼぢでかべさんがあるのおおお!?!!』
ゆっくりが気付いた時には、既に脱出不可能な壁が出来ていたのさ
まあ、気付くのが遅すぎたんだけどね
それこそ、全部をレンガで頑丈に補強しても、なお気付かずに食べていたんだから
生贄は、こうして一箇所に集められたんだ

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次は生贄を捧げる方法だけど、ただ潰して殺すとか、虐待お兄さんが手を下すなんてするのは、土地神様
が望まなかった
土地神様は、ゆっくりをそのまま埋める事を望んだんだ
とはいえ、土では埋められないゆっくりが出るかもしれない
土を被せても、押しのけて逃げようとする可能性や、土を食べて脱出する可能性もあった
だから、壁の中へとコンクリートを流し込んでいったんだ
『ゆうぅぅう!!!おみずさんがきたよ!!』
『きゃわいよおおお!!!』
『おちびちゃんたちは、おかあさんのおくちのなかにはいってね!』
『まりささまはたすかってみせるんだぜえ!!』
どろどろのそれを、水と勘違いしたゆっくりが、各々そんな行動をとったんだ
しかしアレが水に見えたのかな?まあ、泥だって、ゆっくりにとっては水と変わらない程危険かもしれな
いけどさ
でもそんな事をしても意味が無い
ゆっくり達へと、コンクリートがかかっていったんだ
『ゆううう……どろどろさん、はやくはなれてね……』
『おきゃあしゃんをたしゅけりゅよ!』
『ぺ~ろ、ゆべええ!!まじゅいよぉお!!』
『ゆゆ!おぼうしさん、しずまないでね!ゆっくりうかんでね!』
とはいえ、泥と違って溶けるわけじゃないみたいで
『ゆう~~!!どろどろさん、はやくはなれてね!れいむおこるよ!』
『れいみゅたちもおこっちぇるんだよ!!』
『いまならゆるしてあげるからね!はやくおちびちゃんからはなれてね!』
『おぼうしさんをよごしたどろどろさんはゆるさないんだぜ!』
『ゆ~!どろんこあちょびだ~!』
『たのちいね!』
なんて、能天気に構えてたんだ
『ゆ……あんよさんがうごかないよ…?』
固まるまでさ
『ゆぎぎぎ!!!なんでおぼうしさんがおもくなるのおお?!』
『おぼうしさんがぬげないんだぜええ!!?』
『はにゃれにゃいよおお!!!』
『おねえちゃん、はにゃれちぇええ!!』
『おめめがみえないいいい!!』
『お……おふひはふふぉはなひよおお!!』
『お、おひびひゃん、おひゃあひゃんのひひゃひゃらひゃなれひぇね!』
少しずつ、少しずつ固まっていく
『……』
もっとゆっくりしたかった
そんな事も言えないまま、固まっていく
『だ、だずげでええええ!!!』
『だれかはやくたすけてね!!』
『おちびちゃんだけでもたすけてえええ!!!』
『おきゃあしゃあああん!!!』
『ゆえーん!ゆえーん!!』
『ごめんなさい!ごめんなさい!!』
そんな風な叫び声しか、聞こえなくなってきたんだ
さっさと助けろとか
人間はさっさと来いとか
居もしないドスに対して悪口を言ったりしなかった辺り、ただの阿呆な固体だったかもしれない
きちんと教育して、ちゃんと解ってくれれば、もしかしたら、こんな生贄にする事はなかったかもしれな
い。そう思えるような叫び声だった
でも、もう遅い
既に全てのゆっくりが、コンクリートに埋まり始めていたし、何より土地神様を怒らせるわけにはいかな
かった
仮に助けられたとしても、雑木林の大半を公園に変えて行くわけだから、ゆっくりが生息する場所なんて
この街にはない
野良としても、今まで潰しまわったゆっくりを受け入れるはずが無いし、誰かが飼うなんてもっとない
どこか違う場所に移動するなんてのも、考え付かなかいだろう
『たすけてええええ!!!』
結局、そんな声を最後に、ゆっくりを完全にコンクリートで埋めたんだ
念の為、壁の高さに到達するまで流し込んでね
それで生贄を捧げる儀式はおしまい
この高校が、夏は面倒な高い階段を登らせるのも、その為さ
でも……土地神様の怒りは収まらなかったのか
それとも、生贄と言っても、殺す気がなかったのかは知らないけど
もう解るよね?
地下から響く悲鳴が誰の物なのか

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工事をし始めた時期から、既に聞こえてたんだって
下はコンクリートの筈なのに
『ごめんなさい』
『たすけてください』
『こわいよお』
『くらいよお』
『うごかないよお』
『くるしいよお』
って
そんな悲鳴が
まあ、一部の虐待お兄さんは、面白いって思うかもしれないけど、眠るのはつらいだろう?
この高校の周辺に住んでいた人も引き払って、寮を建てるのもかなり遠い場所へと変更した
おかげで駐車や駐輪スペースは、かなりの範囲が確保できたけど……工事はより高くついてしまったんだ
つまり、駐車スペースがある場所までは、ゆっくりの悲鳴が聞こえるって事
おかしいよね?
俺は科学には詳しくないけどさ、悲鳴とかの音声って、そんなにも長い間、コンクリートに残るかな?
それに、ゆっくりって寿命で死ぬ事もあるし、ストレスで死ぬって事もある
コンクリートに埋められれば、普通に考えたら死ぬ筈なのに……
『だずげでえええええ!!!』
『ゆるじでえええええ!!!』
どんどん、新しい悲鳴が聞こえて、聞こえなくなっていく悲鳴もあって
土地神様がそれだけ怒ってたにしても、やりすぎじゃないかな?って……
そして、そんなゆっくりの悲鳴が聞こえる場所で、普段は騒がしく高校生活を送ってるんだぜ?
甲子園を目指す特別クラスも
某大学に行く特別クラスも
遅くまで残る教職員も
こうして、こんな話をしている俺達も……

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「それが、俺が知っている七不思議の1つの真実……俺の話は、これでお終い」
「どうも、ありがとうございました……」
初めの話としては、まあ悪くないかな?
ゆっくりも酷い目にあってるし、この高校にも関わっている
しかしそんな真実があったとは……
ここが1階の教室だったら、ゾッとしない話だ
「少しおかしいわね」
「何が?」
「言われたスペースと階層の距離を考えると、この階層でも聞こえそうなものよ」
「それは知らないよ。俺は卒業生の親父にそう聞いただけさ」
「どちらにしても、この教室は防音設備が完璧らしいから、この部屋では聞こえないだろうね」
「それもそうね……まあ、怖い話としてはなかなかかしら」
「随分と上から目線だな……そういうアンタは、とっても怖い話を用意してるんだろうな?」
「もちろん」
「では、次は貴方にお願いします」
「ええ」
座る人が入れ替わる
今の話より怖い話……
まあ語る側としては当然だろうが、それでもどこか期待してしまう
「準備はいいかしら?」
「少し待ってください」
カセットレコーダーに、あたらしいカセットをセットする
一応、録音時間は余っているが、念の為だ
メモも新しい頁に変えて、話毎に区切りをつける
「はい。どうぞ」
「では、語るわね……」
仮面の奥の瞳が、俺を捕らえる
ゆっくりに関する怖い話、2つ目が語られる

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「私が語るのは本当のゆっくりんぴーすについてよ……」

第2話 『最も正しいゆっくりんぴーす』へと続く……


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  • ぐむぅ・・・ -- 2011-02-17 15:56:23
最終更新:2009年12月14日 00:02
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