ふたば系ゆっくりいじめ 696 ゆっくり1

ゆっくり1 8KB


制裁 自業自得 同族殺し 共食い ツガイ 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 都会 現代 虐待人間 初投稿です、どうぞよろしくお願いします。

僕らはにわかホームレス
「まりさ…」
「おにいさん…」
俺たち二人、いや俺と一匹はそうお互いに呼びかけた後は。言葉もなくその場に呆然と立ちつくした。
「ゆっ… ゆっくりできないよ」
そうしてまた俺とまりさ、いうまでもなくゆっくりまりさはおなじように呟いた。
なにしろ旅行から帰ったらアパートが全焼していたのだ。文字通りきれいさっぱり跡形もない、全焼優勝…なんちゃって…
「冗談いってるばあいじゃないよ、お兄さん…」
「…すまん…」
もちろん真っ先にアパートを管理している不動産屋に走った、そしてそこでこの世の過酷な現実をさらに思い知った、旅行に出た1週間前通りかかったときは営業していた不動産屋は倒産していた。
近所の八百屋に訊いたところでは夜逃げ同然だったらしい。しかもその後人相の悪い鬼意惨やおじさん数人が黒塗りの大型セダンで現れて一騒ぎあったらしい。
一つだけ判ることはこれで敷金の返還や火事の保証を受け取ることは絶望だということだ。
数少ない友人に電話をかけたがこういうときに限ってどいつもこいつも留守、仕方がなく留守電にメッセージを残し電話を切った。バッテリーが心配だからだ。
途方に暮れて公園のベンチに座り込む俺とまりさ。

こうして俺とゆっくりまりさはホームレスになってしまった。

「まりさ…一つだけはっきりしていることがある」
「ゆ… なに、おにいさん」
「今日から俺たちはホームレスだ、野良人間と野良ゆっくりだ!」
「ゆゆー、ほーむれすさんはゆっくりできないー」
「しかし旅行で金は使い果たした、スーツケースに着替えが入っているのがまだしもだが…洗濯してないけど…」
おれはそうごちるとコートのポケットをごそごそ探る、売店で買った食いかけの天津甘ゆっくりの袋が出てきた。
「喰えよまりさ…最後の晩餐だ…」
「むーしゃむーしゃ、先行きふあんていー」
甘栗を食べつつまりさと俺で呆然としていたらもう夕闇が迫ってきた、冬の夕暮れは早くそして無慈悲なほど寒い。
むかし酔っぱらってベンチで寝ていたら夜中に凍死寸前で目が覚めた経験がある俺は「とりあえず今日の寝床を何とかしよう!おい、まりさ…あれ?」といいながら隣を見るとそこにちょこんと座って甘栗を複雑な表情で食っていたまりさがいない。
「ゆっくりにまで見放されてしまった…」
心底情けないと我ながらそう思う声で呟くと視界の片隅、公園の入り口から逃げたと思ったまりさがこちらに向かって来るのが見えた。いつもの元気にはねる様子とは違い這い進んできた。そして何かを引きずっている。
「まりさ!」
俺は立ち上がるとまりさに駆け寄った。
「ゆっおにいさん!おうちさんをもってきたよ!」
まりさが引きずってきたのはダンボール、ずいぶんむかしこいつが野良だったときのことを思い出したのか。
今日から宿無しときいてまりさは真っ先にすみかの材料を探しに行ったのだった。なんだか俺なんかよりずっと生活力あるな、こいつ。
「どっからもってきたんだ、これ」
「ゆっ、まだあっちにたくさんあったよ」
俺の問いかけにまりさは目線で場所を示した。果たして公園の脇にある歩道にダンボールが幾枚か積んである、ゴミ捨て場ではないところを見ると不法投棄らしい、だがいまは社会のモラルの低下を嘆いている場合ではない。
「うーさみーいい、北風が強くなってきたなあ…」
「はやくおうちさんをつくってゆっくりしようよ」
俺とまりさは震えながら頷きあいダンボールを持てるだけもって、まりさを小脇に抱えるとそのまま公園の奥に小走りに進んだ、もちろんスーツケースも回収して。
この公園は結構広く奥の方は雑木林然とした様子になっていた。その一角なるべく人目に付かないところに立木を利用してダンボール組んで即席のおうちが完成した。広げたスーツケースを支えに大きめの箱状にダンボール立てかけただけだが…
「ゆゆ、ゆっくりできるね」
まりさは嬉しそうに床にあたるダンボールにひいた俺の着替えの上ではねている、適応力の強い奴だ。携帯電話の天気予報ではここ数日は雨が降らないらしいからとりあえずはこれで大丈夫だろう。
俺はといえばコートの下に新聞紙を突っ込んで保温効果もアップした。
明日夜が明けたらもう一度なんとか知り合いに連絡を取って金を借りるなりしよう、さすがに公園で永遠に暮らすわけにも行かない。と、いうかヤダ。
「はら減ったなあ…」
ぼそっとそう呟くと俺の洗濯前のシャツに器用にくるまったまりさがこっちをみていた。
「まりさ…すまんな…だめな飼い主で…」
「ゆゆ、まりさおにーさんといられればへーきだよ、明日朝さんがきたらまりさ狩りにいくよ!」
そういって微笑むまりさ、どこまでもポジティブな奴、でも俺は虫とか喰えないからなあ、まあ朝になったら俺も狩り…じゃなかった、金策と職探に奔走しよう。アパート件ももう一度相談できそうなところに聞きに行かないと。
そう思い横になっていると、眠気が俺とまりさの上におりかかってきた。
その時、外から「ゆゆ!ここにゆっくりぷれいすがあるよ!」「ここをまりさとれいむのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」と、耳障りな声が聞こえた。
俺が起き上がるよりはやくまりさが外に飛び出していく、するとまたあの耳障りな大声。
「ゆゆっ!きたないまりさが出てきたよ!」
「ここはまりさとれいむのおうちにするんだぜ、きたないまりさはさっさと死んでね」
「ちんでね、ちんでね」
ああ、どうやらお約束のまりさとれいむのつがいらしい、そしてどうも子供も一緒のようだ。
俺はわざと姿を見せずに成り行きを伺うことにした、果たして外からは「れいむのまりさは強いんだよ!まりさのぷくーをみてこわくてしんでもしらないよ!」とれいむ種特有のキンキン声でわめいている。
「ちんでね、ちんでね」と、頭の悪そうな子ゆっくりの声がそれに追従した。
「ゆふふ、こわくてこえもでないんだぜ、このまりさ、まりさ様のぷくーをくらうといいんだぜ」
どうやらつがいの馬鹿饅頭はあの滑稽以外の何者でもないゆっくり特有の威嚇行動をしているらしい、その証拠に「まりさのぷくーはいつみてもはくりょくあるね!きたないまりさは何にもいえないよ、くずまりさだね、ゲラゲラ」「くじゅーくじゅー」と、やかましい。

その時。俺の飼いゆっくりのまりさは対峙している相手の威嚇行動をじっと見ていた、その顔にはおびえの色は一欠片もない、そしてにこりと微笑むと「鬼意惨、まりさ今夜はほんきだしていいよね!」と姿を見せない俺に叫ぶ。
「ああいいぞ!承認する!」
「ひゃっはー」
「ひゃっはー」
外のまりさとダンボールハウスの中の俺は同時に雄叫びを上げるとお約束の言葉を叫んだ。
『ゲスゆっくりはせいさいだあああ!』
その声を聞きつけた親まりさがため込んだ空気を一気にはき出し叫んだ。
「どぼじてにんげんさんがいるのおおお!」
「ゆ、ゆっくりできないいい!」
「ゆんやああ、きょわいよー!」
人間の声を聴いたとたんそれまでの威勢は何処へやら、親まりさはみるみるしぼみ親れいむは子ゆっくりに「おちびちゃん!ゆっくりしないでゆっくりにげるよ!」と頭の悪いことを叫び、こゆっくりは「ゆっきゅりりかいしちゃよ」と、これもまた馬鹿丸出しの返事を叫んでいた。
俺はといえば片肘突いてダンボールハウスの中で横になったままだ、俺のまりさならこのていどの馬鹿家族など敵ではない、なにしろこの俺、元虐待鬼意惨が自ら仕込んだ攻撃型まりさなんだから。
「ゆぎゃーあああ!」
真っ先に逃げ出した親れいむに通常のゆっくりの三倍のスピードで迫った俺の魔理沙は、ピコピコ動く目障りなお下げをくわえると、そのまま振り回して立木にクリーンヒットさせた。
「ぶぎゃっ!」
無様な声を上げて餡子を吐きつつ地面にたたきつけられて痙攣するれいむ、弱い弱すぎる。十饅酷饅頭。
「おのれー!よくもれいむをーおお!」
つがいを攻撃されて怒り狂い果敢に突っ込んでくる親まりさ、だが俺の魔理沙はそれを「ゆゆ、当たらなければどうということはないよ」と、呟いてひらりと交わし体を捻りざま被っているお帽子をフワリと投げた。
「ゆゆ、きゅらいよー、みゃみゃー」
もそもそと逃げようよしていた子れいむにそのお帽子が被さった。
いきなり視界を遮られパニックを起こし泣き叫ぶ。しかしみゃみゃー(苦笑)はあんよを空に向けて絶賛気絶中だ。
「ゆゆっ!おちびちゃん!ゆっくりたすけるよ!」
親まりさが俺の魔理沙の投げた帽子に駆け寄ったそのとき、横から立ちふさがった俺のまりさがジャンプ一閃、カウンター気味の体当たりを喰らわせた。
「ゆぎゃあああ!」
悲鳴を上げて地面にたたきつけられた親まりさ。何とか力を振り絞り震えながら起き上がろうとしたとき「ぶぎゃあっ!」と断末魔が響く。
俺のまりさがしかけた脳天からのボディプレスで親まりさのあんよが爆発したようにはじけ餡子が底面から飛び散った。
そして素早く押しつぶした親まりさの上から飛び退ると華麗に着地した。
「ふう、ぜんぜんはりあいがないよ」
息一つ乱さずまりさはそういうと。ダンボールハウスの中からはい出してきた俺の気配に気づき振り返ってにっこり笑った。
月明かりに照らされたまりさに俺も笑顔を返す。
「ゆゆっ…」
「みゃみゃーぴゃぴゃー!だちてねだちてね」
呻いている親ゆっくりと泣き叫んでいるお帽子の中の子れいむ、俺がその様子を見渡していると、お帽子を回収して、「ゆゆ、まりさはおうちに戻るよ」といい跳ねていくまりさ。
「さて…」
ダンボールハウスの中にまりさが入っていくのを見届けると「こればかりはあいつも慣れないからな」とつぶやき「フヒヒ、思わぬお夜食さんができましたよ」と、両手をこすりながら瀕死の親まりさと親れいむ、そして恐怖で「こにゃいでね、こにゃいでね、ゆんやああ」と泣き叫ぶ子れいむに近づいていく。

新聞紙の上にてんこ盛りになった餡子をパク突くまりさと俺、同族食いはゆっくりできないまりさだが目の前にあるのはすでに解体済みのただの餡子だ。もう何も無問題だ。
「むーしゃむーしゃしあわせー」
「うん、結構いけるな、やっぱり精神的にも肉体的にも疲れた時は甘い物だな、今夜はともかくこいつを喰って寝よう、俺も明日は朝から走り回らなきゃならんからな」
「ゆっくりりかいしたよ!」
ミカン大の子れいむはというと、輪ゴムでぎちぎちに縛られてコートのポケットの中だ。目の前で親を解体された子れいむは、朝が来る頃には恐怖とストレスででさらに美味しくなって朝食の代わりをしてくれるだろう。
満腹したにわかホームレスの俺とまりさはいつの間にか寝てしまった。
空には月が「ゆっくりしていってね」とばかり煌々と輝いていた。

終わり


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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • 良い飼いゆっくりじゃないか。ほのぼのしてゆっくりできたよー -- 2010-10-26 22:08:42
  • 脱字の多さが気になった -- 2010-08-26 19:44:44
  • ほのぼの -- 2010-08-18 23:34:39
  • 輪ゴムで縛るってのも虐待に応用できそうだな -- 2010-07-28 23:31:10
  • いいね -- 2010-06-12 00:00:24
  • ダンボールハウスって子供の頃に作ってとてもゆっくりできたよね! -- 2010-06-02 11:30:02
最終更新:2010年01月15日 22:18
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