飼いまりさも靴下がお好き 6KB
観察 ギャグ 容量無し・やっぱりゴミ駄文
まりさは、この日を心待ちにしていた。
生まれたときから、両親と離れ離れになったまりさは『ぶりーだー』さんに他の子ゆっくりと共に飼いゆになるように育てられた。
まりさは、まだ見ぬ優しい飼い主さんを待ちわびていた。
優しい飼い主さんとゆっくりする。
それは、まりさにとって最大にして最高の夢だった。
他の子たちがいなくなっていく中、ついにまりさににも待望の瞬間がやって来た。
「まりさ、おまえの飼い主さんだぞ」
ぶりーだーさんの先には、知らないお姉さん。
「ふふ、緊張してるのかな？」
笑顔がとってもゆっくりしたお姉さんだ。
（ごあいさつするよ。だぜことばは、おぎょうぎがわるいからいえないんだよ）
いくら嬉しくても、よだれを垂らしたりするのもだめ。
お行儀よく、お行儀よく。
「ゆっくりしていいってね！ゆゆ？！」
噛んだ。嬉しすぎて。恥ずかしい気持ちでいっぱい。
まだ、ソフトボールよりもやや大きいくらいの子ゆっくり。
顔を真っ赤にして、小さい身体をよじらせる。
「ゆっくりしていってね、まりさ」
お姉さんは気にせずに優しく挨拶を返してくれると、頭を帽子の上から撫でてくれた。
「ゆっくりしていってね！」
まりさは、うれしさのあまりピョンピョン飛び跳ねて、お姉さんにすがりつく。
その後、まりさはキャリーバッグに入れられるとお姉さんのゆっくりプレイスに運ばれていった。
「ここが、おねえさんのゆっくりぷれいすなんだね！ひろくてとってもゆっくりしているよ！」
部屋はとてもゆっくりしていた。
部屋にはまりさ用のおうちも用意されていた。
壁にはポスターもたくさん貼ってあったが、難しくてまりさには残念ながら読むことは出来ない。
「これからよろしくね、まりさ」
「こちらこそ、ゆっくりしようね！おねえさん」
一人と一匹は向かい合い、笑いあう。
（ゆっくりしたおねえさんと、しあわせなゆんせいをすごすよ！）
まりさはとても幸せな気持ちで満たされていた。
お姉さんは一日のうち5時間ほどしかいないので寂しかったが、おもちゃも与えられ退屈というほどでは無かった。
おもちゃの中でも、ガラスで出来たゆっくりれいむの小さなやつがキラキラで特にお気に入りの宝物だった。
（ゆゆ～ん、きれいだよ）
それを眺めながら、他のゆっくりたちのことを思い出すのだった。
1週間ほどたったある日、まりさがいつものようにふかふかのベッドで寝ていると人の気配を感じた。
すると、扉を空けてなんと知らない人間さん2人も入って来たではないか。
（ゆ！！なんで、おうちにしらないにんげんさん？！）
とてつもなく恐かったが、慌てて自分用のおうちを出ると、
「ゆ！ここは、おねえさんとまりさのゆっくりぷれいすだよ！おにいさんたちはでていってね！」
涙目で『ぷくー』をしながら抗議する。
「お、でてきた、でてきた」
「これが、まりさちゃんか～。よろぴくね」
とニヤニヤ顔で、まりさの抗議を意に反さない。
人間さんたちは、部屋を歩き回り壁のポスターを見ている。
「ふむふむ」
「じゃあ、始める？」
足を止め、まりさに向き直ると近づいてきた。
まりさは、慌てて逃げる。
ピョンピョンと泣きながら飛び跳ねる。
「きょわいようううううう！！おねえさあああああ！！！！！」
逃げる中、まりさの目に宝物を掴む人間さんの姿を発見する。
「やめてね！それは、おねえさんからもらった、まりさのだいじなたからものさんなんだよ！かえしてね！かえしてね！」
パリーンと乾いた音が鳴り響くと、宝物が粉々になる。
「ゆああああああああああああああああああ！！！たからものさん、もどってね！なおってね！」
粉々になったガラス片を、意味も無くぺーろぺーろする。
「ぷっ！ガラスを舐めてるけどこいつｗ」
「やっぱ、ゆっくりって馬鹿だよな」
人間さん二人は指をさしてまりさを笑う。
「なんでこんなひどいことするのおお！！」
「おお、怒ってる怒ってる」
「よーし、そろそろ絶望させちゃうか」
「まあまて、焦るなって少し話（笑）もしてやろうぜ」
人間さんは全然、まりさを相手にしない。
「むじずるなああ”あ”！！！」
一人の男が帽子を奪う。
「ほーら、奪っちゃうぞー」
「まりざのずでぎなおぼうじいいいいい！！！！！」
「お、素敵なお帽子キタコレ」
もう一人の男はまりさのおうちを足で押さえつける。
「壊しちゃうぞー」
「やめでええええ！！！おねえさんからもらった、まりさのたいせつなおうちこわさないでえええええええ！」
「おうちと、お帽子どっちかだけ返してあげる、どうする？」
「ゆゆ？どっちもだいじだよ！！」
「どっちかだよ。選べないなら両方壊す」
まりさは、悲痛な顔で下を向き考え込む。
（ゆううううううう…）
「おぼうしかえしてね…」
まりさが結論を出す。
「あっはっは！お姉さんにあんなに大事にするって言ったくせに嘘つきだな！」
「そりゃあ、お飾りが無いとゆっくりできないもんな」
人間さんが思いっきりおうちを踏み荒らしブチ壊す。
「ゆうう…おねえさん…ごめんね…ごめんね…」
その後、お帽子を返されたまりさは少しだけ安堵の表情を浮かべる。
「すてきなおぼうし、ゆっくりおかえり！」
「何で、こいつらってこーいうバカみたいな感じで、いちいち宣言するんだろう？」
「バカっぽくて、いかにもゆっくりらしいけどな」
男の一人が靴下を脱ぎだす。
「一回これやってみたかったんだよなー」
「幸せな飼いゆちゃんを臭い靴下（ｒｙですな」
男はまりさを掴むと、少し力を込める
「ゆああ…くるしいよ…やめてね…」
そして、臭い靴下（3日はきっぱなし）の中へ押し込んでいく。
「 ゆげっ！ ゆげえぇっ！くさいいいいいいい”い”い”！！！」
凄まじい勢いで暴れだし、中々うまく入らない。
「すげー暴れてる。ていうか、すっごい臭いな…」
「うるへー」
なんとか無理やり、靴下のつま先の部分まで押し込む。
「行くぞー」
バシッッ！！！
壁に叩きつけると「ゆべっ」という情けない声と、ヒャッハーとした手ごたえが手元に残る。
「ゆっぐりざぜでえええええええええええええええええええええええええ！！！！！！！！！！」
「俺もいいか？」
別の男が今度は壁に叩きつける。
バシッッ！！！
まりさの潰れる感触がして、白い靴下から餡子が滲む。
まだ、靴下の中で必死にもがいている。
「おねえさん…まりさはおねえさんがだいすきだったよ…」
そのとき扉が開いてお姉さんが入ってくる。
「おい、まりさ。お前の大好きなお姉さんだぞ」
靴下の中でそれを聞き、最期の元気を振り絞る。
「おねえさん…にげてね…こわいおにいさんたちがいるよ！」
「おおー、助けてねって言うかと思ったのに」
お姉さんが近づいてくる。
「まりさ」
「おねえさん…」
「もう、終わりの時間だから死になさい」
「ゆ…？ゆあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！」
まりさの最期の絶叫が響き渡った。
まりさは靴下の中で潰されて、その生涯を終えた。
「ま、最後の希望の大好きなお姉さんに死ねっていわれちゃあねー」
「お姉さん、ていうか店員さん。今日はどうもありがとうございました。楽しかったです」
「本日は、当施設ゆファリパークにご来場いただき誠にありがとうございました」
「ＤＶＤも面白かったです。お姉さん、演技派ですね」
「仕事ですから」
にこりと笑ってご挨拶。
部屋には注意書きのポスターが。
「どうでした？」
「こういうのもいいですね」
「楽しんでいただけたようでなりよりです」
お姉さんの部屋、もとい『幸せ飼いゆちゃんヒャッハーコース』会場より、お送りいたしました。
ゆっくりしていってね！
ゆファリパークのときの感想で、これでお話をと書いてあったので書いてみたが、
ゆファリパーク自体が、出落ちみたいな物なので…
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このＳＳへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ！よく考えて投稿してね！
- おもしろかった。
まぁ、厳密には「飼いゆっくり」ではなく、
「自ゆんが飼いゆっくりだと思い込んでる、パーク商品ゆっくり」だよな？
飼いゆと思い込ませる環境にするの面倒そう。
（そもそもショップは本物？パーク園内の擬似ショップ？）
・・・この一匹で、体験コースいくらだよｗｗｗ -- 2018-02-21 03:50:12
- げすにんげん、とか言ってる奴に訊くけど
お前がゲーセンとか行くのと同じことだろ？ -- 2013-11-29 01:00:16
- おもしろかったです
他人の飼いゆをヒャッハーしたいという需要はあるでしょうねｗ
ただ少し気になったのが、締めのお姉さん登場から死刑宣言まで
子まりさは靴下に入ったままなのでせっかくの絶望の表情が見れないのが
もったいない気がしました -- 2011-07-02 17:09:12
- こんな所に飼われたのがまりさの不運だったとしか言いようがないな（苦笑 -- 2010-10-28 22:14:50
- お姉さんのゆっくりぷれいすなのに、勝手にわけあうつもりになっていたゲスか
店はもう少しまともなまりさ売れよ -- 2010-09-23 02:54:21
- このお兄さんたちはどう考えてもゲス人間じゃないだろう。人様の飼いゆを虐待したいという願望を他人に迷惑のかからない捌け口へぶつけるべく虐待専用に育てられた疑似飼いゆっくりを買って虐待した。これのどこにゲス要素があるのか説明して欲しいな。 -- 2010-09-02 22:27:41
- ↓すまぬｗ
更に↓一つ追加ね、我ながら間抜けだったｗ -- 2010-08-20 04:35:31
- ↓↓はは、何言っちゃってるの？
人間虐待宣言？犯罪者予備軍乙
いい加減無駄だって気付けよ、嫌なら読むなよな、最低限の自衛も出来ないのか？ -- 2010-08-20 04:34:21
- うむ -- 2010-08-19 21:43:05
- 死ぬのは糞ゆっくりだろうがよ。ゆっくりなんてのはこの世の最底辺なんだよ。 -- 2010-08-05 23:28:08
- ゆっっくりできないげすにんげんはしね -- 2010-07-02 02:07:32
最終更新：2010年01月23日 04:25
