ふたば系ゆっくりいじめ 728 冬ってだけで以下省略

冬ってだけで以下省略 5KB

ギャグ 小ネタ 自業自得 越冬 野良ゆ 都会 現代 小ネタだよ

※小ネタだよ!

冬・・・山は雪に閉ざされ、生物たちは眠りについた。
だが、真白に塗り替えられた世界に蠢くモノ。
饅頭、ゆっくり。
通常、ゆっくりもまた冬の間その存在を守るため『ふゆごもり』なる行動を起こす。
この『ふゆごもり』ゆっくりが形は同じでも様々な形態に分かれていったようにその方法もまた様々である。
ただ巣穴に閉じこもるモノ、冬眠してしまうモノ、自らをあえて外気に晒し凍りつつ春を待つモノ・・・
ただ、ただ、全てに言えるのは成功率が三割に満たないという事である。
この饅頭達が未だに存在しているのは偏に、その生殖能力の高さと春の優しさのためだけなのだ。



『ふゆごもり』に失敗し街に降りる饅頭。
これは、そんな饅頭たちの戦いの物語である。


ここは、とある街の中。
街の片隅で、饅頭たちが震えていた。

「さむいぃぃぃぃぃ、ばりざのうぞづぎぃぃぃ!まぢにぐればゆきさんはないんじゃながっだのおぉぉぉ!?」
「ゆうううう、しらないんだぜぇぇぇぇ、まちさんにゆきさんがいるなんてきいてないんだぜぇぇぇぇ!!」

 ・・・純白に染まった街の片隅で。
ここは、この国の中でも北に位置する街。
年間積雪量は約3m、一月の平均気温は−8℃と言ったところだ(寒いから雪が少ないのだ)
昨日まで、降りに降った雪も今は止み、街は奇妙な静けさで包まれている。

この番、『人間は雪が降らないゆっくりプレイスを独り占めにしているらしい』
との情報に踊らされ山から下りてきたのだが、いざ街に来てみると街も純白。
ゆっくり出来ない思いをしていると言うわけだ。
よく見てみると、この二個だけではなく、ちらほらと周囲にゆっくりの姿が見える。
結構な数がこの街に集まっているらしい。
(ちなみに、街の側の山は餡子で真っ黒に染まっている)

さて、いくら饅頭とはいえ、動く以上はエネルギーを消費する。
当然、お腹が空くわけだ。
きょろきょろと周囲を見回すと、まりさは前方に『かりば』を発見した様子。

「ゆゆっ、れいむ、れいむ、とりあえずはらごしらえをするんだぜ!」
「ゆん、さすがれいむのまりさだね!」
「ゆゆーんてれるんだぜ、はらごしらえをしてちからをつけたらにんげんをどれいにしてゆっくりするんだぜ!」
「ゆゆーん、ゆっくりしてるね!でも、ゆきさんがじゃまをしてごはんがみつけられないよ」
「ゆっふっふ、れいむ、あれをみるんだぜ!まりさは、まちからきたまりさからかりばのばしょをきいてるんだぜ!」
「ゆううううう!すごいよっまりさっ」

二個の饅頭は意気揚々。
ゴミ捨て場に向かって足を進め、

ずぼっ

柔らかい新雪に嵌った。
現在の降雪量40Cm・・・山から街までは、他のゆっくりが雪玉となって新雪を固めたため嵌ることは無かった。
しかし、今回は違う。
まだ人間が手を付けていない真っ新な雪。
そこに饅頭が飛び乗れば、当然嵌ってしまうのだ。

「ゆ?うごけないんだぜぇぇぇぇ!」
「だれかぁぁぁ、だずげでぇぇぇぇ!!!」

もちろん、この雪で他ゆの心配なんてしている暇は無い。
周囲の饅頭どもはライバルが減って良かったとゴミ捨て場に狙いを定めた。

「ふん、ぬけがけなんてとかいはじゃないことをするからそういうめにあうのよ」
「おばかなんだねー、わかるよーっ」

そう言いながら、まりさとれいむを踏み台にして更に前へ跳ねだし、
ずぼっ
やっぱり雪に嵌る。

「こんなのとかいはじゃないわーーーっ」
「わがらないよーーーっ」

さて、それを見ていた饅頭どもは流石に気づいたらしい。
ゴミ捨て場にたどり着くには、他の饅頭を踏み台にし『最後の一人』になるしかない・・・と。

「ゆうう・・・おなかへったんだぜ・・・」
「むきゅっ、だめよまりさ、まだとどかないわ」

「ゆゆゆ・・・もうがまんできないよっまりさ、さっさとごはんをとってきてね!」
「だめなんだぜれいむ!いまいったらまえのまりさみたいにゆきさんにゆっくりできなくされるんだぜ!」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉ!?」

そんなやりとりの間にも、我慢出来なくなった饅頭どもや、
「一跳ねでたどり着ければ問題ないんだぜ」等という淡い希望をもったものが雪に埋もれてゆく。
それを見ている饅頭たちも、誰かに先を越されるのではないか、そう考えると気が気ではない。
そうして、次々に新雪に抱擁されていくのだ・・・。

「むきゅっ?」
「どうしたんだぜ、ぱちゅりー?」

おっと、こちらの番は何かに気づいた様子。

「むきゅきゅ、やっぱりぱちぇはもりのけんじゃね!みなさい、このにんげんさんのおうちのしたをとおればゆきさんがゆっくりしてるわっ!!!」

そう言って、軒下に跳ねるぱちゅりー。
どうやら、軒下には雪が少ないことに気づいたらしい。

「さすがまりさのおくさんなんだぜっ」
「むきゅきゅきゅきゅきゅ、このくらいとうぜんねっ」

もちろん、こんな会話をすれば他の饅頭どもにも気づかれる。

「ゆっ!ゆっくりぷれいすをひとりじめにするなんてゆっくりできないよっ」
「ここをとおるんだね、わかるよーっ」
「ぱ、ぱちぇはさいしょからきづいてたわっ」

軒下に、饅頭どもが殺到し、
どざざざざざざざざざざざざざざざーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
屋根から雪が落ちた。
ちなみに、人間なおもて往生とぐいはんやゆっくりをや。
純白の街に餡子の花が咲いた。
さすがに、残りの饅頭は気づく。
『やはり最後の一人になるしかない』と。

 ・・・しばしの時が流れ、ゴミ捨て場までにゆっくりの道が出来上がっていた。
おそらく、あと一跳ねでゴミ捨て場にたどり着くであろう。
残りの饅頭あと二つ。
お互いにけん制しあって、なかなか跳ね出すことが出来ないで居た。

「ゆううううう!こうなったらおくのてなんだぜっ」
「ゆっ?」
「あのかりばはまりさのものなんだぜっ、ぷくうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

まりさのぷくーの迫力におもわず体がすくんでしまう。
それを見逃すまりさでは無かった。

「ゆふーーーっ、いまなんだぜっ」

最早凍りかけている足下の饅頭を踏み台に、ゴミ捨て場へと足を進める。
まりさには、もう、狩り場しか見えては居なかった。

ごおおおおおおお

風。
舞う雪。
それがまりさの帽子を吹き飛ばす。
まりさは跳ねた。
帽子を追って。
そして、まりさの目に。
雪を舞わせながら、風を纏いながら。
――除雪車が突っ込んできた。

ごぉぉぉぉ

跳ねたまりさを吹き飛ばし
凍ったれいむをこなごなに
聞いてたぱちぇはショック死の
埋まったちぇんを押しつぶし
蠢くありすを切り裂いて

除雪車は通り過ぎた。

残されたのは、ぷーくに震えた饅頭一つ。
残されたのは、除雪の終わった道一つ。

「ゆうううううう!!かみさま、ありがとう!」

そのまま、ゴミ捨て場に跳ねると、ゴミ袋から飛び出た人参にはをつきたて

がきん

ただ今の気温、−15℃
冬は、どこまでも厳しかった。




あとがき

いつも積もっても50?じゃないかっ
何だって今年は70?も降りますか!
大変なんだよ雪かきがッ
痛いんだよ腰がッ
除雪車っ家の前に雪置いてくんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇっ


By久城あき


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感想

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  • がきんw
    -- 2019-03-13 11:38:29
  • がきんwwwwwざまぁwwwww -- 2012-02-26 20:35:03
  • GA☆KI☆N☆ -- 2012-01-15 19:37:39
  • いいラストでした…… -- 2011-06-02 13:45:03
  • ラストのがきん、に吹いたw
    越冬に失敗したゆっくりは死ぬのみかww -- 2010-10-29 18:05:01
  • 一律で「ふゆさんやゆきさんはつめたくてさむい」
    って思い込みしてるから
    気温関係無くただ寒く感じるんじゃね?w -- 2010-08-27 15:52:37
  • やっぱり北国のゆっくりは寒さに強いんだな。−15℃でも凍死しないとは。 -- 2010-07-31 20:55:08
  • ↓ちぇん虐待のSSなんていくらでもあるんだよー!わかってねー! -- 2010-07-31 20:53:11
  • ちぇんが酷い目にあうのはちょっと… -- 2010-07-02 02:18:33
  • 住んでる環境によってもネタが出てくるよね! -- 2010-06-03 03:39:07
最終更新:2010年01月23日 05:10
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