ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?

ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? 5KB


パロディ 悲劇 飼いゆ 創作亜種 独自設定 きっとカオス寄りなんだと思います


 ・18回目
 ・変な普通のまりさです。
 ・ゆめにっきのパロディ的な何かです。
 ・ダークメルヘンさのかけらもないです。難しい・・・。
 ・ゆめにっきというフリーゲームを知ってる方にすら伝わりにくい気がします。
 ・虐待も愛でもHENTAIもないです。
 ・ぬえかかりか迷いますけど、俺はせっかくだからこのかりを選ぶぜ!
 ・タイトルの元ネタみたいなのじゃありません。
 ・ていうかSSじゃない。
 ・ヨロシクオネガイシマス



まりさは、夢を見ていた。
繰り返し繰り返し良い夢を見ていた。
まりさにとっては広大なお部屋。
そこには、大好きなお姉さんと自分が居て、二人で笑いながらゆっくりしている。
ただゆっくりしているだけの夢。
ずっとゆっくり出来てまりさは幸せで。
繰り返し繰り返し良い夢を見ていた。


「ゆ・・・」
まりさがいつも通り何も変わらない夢から覚めた。
おさげで目をこすってから辺りを見回すと、いつも通りの光景が広がっている。
真紫の広い床の上で、刃が落ちては上り落ちては上るギロチンが稼動している。いつも通りの光景。
「またここからだね・・・」
まりさは異常な光景をいたって平静に眺めてから、跳ねて移動し始める。
行っても行っても、ループしているかのように何もない。
だが、たまに休憩を挟みながら、まりさは黙々と跳ねる。
しばらくすると、人影が近づいてくるのが見えた。
まりさはそれを見て笑顔になりかけるが、これもいつも通りだと悟り、すぐ笑みが消える。
「ゆっくりしていってね」
おざなりな挨拶をするが、人影が返事してくれないことはわかっている。
まるで鳥のような顔をした人間とすれ違うように、まりさは跳ね続けた。
やがて、ポツンとタンスが置いてあるのが見える。
「ゆっくりとうちゃーく」
まりさはしばらく一息ついた後、帽子の中から黒い卵を取り出して口に含んだ。
どこからともなく鳴り響く電子音と共に、まりさは光に包まれる。
数秒の淡い光が光って消えた後には、まりさは手足のついた魔女の姿になっていた。
まりさにとって理想の姿。
それは、もはやいつも通りの光景だったのでまりさは気にも留めない。
「ゆっくりたんすさんをあけるよ」
宣言通り、まりさは手を使ってゆっくりとタンスを開ける。
まりさは、いつも通り意識が遠のくのを感じた。


まりさが目覚めたのは、これまた奇妙な部屋だった。
壁にはコンセントプラグのようなキャラクターがいくつも描かれており、床と天井は透明な板で出来ていて時たま赤い数字が描かれている。
辺りを見回すと、無造作ながらに整列している無数のベッドや一列に規則正しく先程のタンスが複数置かれている。
良く見ると遠くに先程の鳥人間と違う格好の鳥人間がうろついているが、まりさは時間の無駄だとばかりに無視して、壁伝いに歩き始める。
コンセントプラグの壁に沿ってしばらく歩くと、ネオンのように光る扉があった。
まりさは躊躇なくその扉を開けて入る。
扉の中へ入ると、扉はひとりでに閉じた。
ネオンの扉の先にあったのは、扉をくぐる前の部屋と同じような内装で、前と違うのはその室内の大きさだった。
無駄に広いその空間を、まりさは迷うことなく一点へ向かって歩く。
着いたのは、赤い球体がはめ込まれた扉。
その扉を開けて、まりさは暗い部屋の中に出た。
その部屋には壁と天井がなく、十三枚の扉だけがぽつんと存在しており、床を良く見れば幾何学模様が描かれている。
もはや、慣れてしまったまりさには、何の感慨もなく。
隣の木の扉の前に行く。
「・・・」
何故か、緊張したような真面目な表情になりノブを持つ手が震えている。
数十秒そうしていたが、意を決して扉を開けた。

いつも通りのお部屋の中。
目の前に立っているのは、お姉さん。
いつも眠たそうな糸目。
さらさらでまりさのおさげとお揃いの三つ編み。
かわいいお飾りがついた洋服。
全部が全部大好きなお姉さんだった。
「おねえさん!!!」
まりさは抱きしめてもらおうと身体をお姉さんに向かって突き動かす。
「ゆっくりしていッ・・・!?」
だけれど。
いつも通り、抱きしめてもらえなくて。
いつも通り、自分のおなかに違和感を感じる。
冷たい何かが刺さっているような。
熱い何かが吹き出てくるような。
「おねぇ・・・さん・・・」
それでも、抱きしめてもらおうとまりさは手を伸ばす。
その手は徐々に淡い光になって消えていく。
消えたころには、手足なんて存在しないいつも通りのゆっくりに戻っていた。
一つ違うのは、自分のおなかに穴が出来ていて餡子が出ていたこと。
「おねえざんおねッえじゃんおねえざんっおにぇえじゃんおねえざんおねえじゃんおね・・・えざんおにぇえ・・・じゃんおねえざん!?」
痛みと不気味さと寂しさを涙目になってこらえながら、薄れゆく意識でお姉さんを呼ぶ。
お姉さんは、苦しむまりさのことが見えていないのか、眠たそうな糸目一つ動かない。
「も・・・っと・・・ゆっく・・・したかっ」

最後に見たのは、お姉さんの醜く歪んだ唇だった。


まりさは夢を見ていた。
繰り返し繰り返し悪い夢を見ていた。
まりさにとっては広大なお部屋。
そこには、大好きなお姉さんが居ない。一人ではゆっくりできない。
ただゆっくりできない夢。
ずっとゆっくり出来なくてまりさは不幸せで。
繰り返し繰り返し悪い夢を見ていた。


「ゆ・・・」
まりさがいつも通り何も変わらない夢から覚めた。
おさげで目をこすってから辺りを見回すと、いつも通りの光景が広がっている。
真紫の広い床の上で、刃が落ちては上り落ちては上るギロチンが稼動している。いつも通りの光景。
「またここからだね・・・」


良い夢は二度も続かない。悪い夢は二度と終わらない。



アトガキ
マフラー子可愛いよッッ可愛いよおかわいいいよォマフラー子ォォアアァァア アァッ!!
大丈夫です。テンプレです。マフラー子が好きです。ヤマメと肩を並べてます。
ということで書いてみました。ゆっくりでゆめにっき。
 ・・・全然出来てないっていう。
主人公は窓付きって女の子なんですけど、彼女がゆっくりについて意識あったらこうなるのかなぁ・・・とか思ったり。
実際にアイテムというかエフェクトで★なまくび★ってのがあります。
生首の象徴なんでしたっけ。鳥人間が虐めっ子で、窓付きがギロチンチョンパだから虐めの見せしめ的な意味合い?
まさに動く生首ゆっくりに対して、自己嫌悪でおなじみ★ほうちょう★でプスリッ。でもゆっくりだから以下、無限ループ。みたいな自己解釈をした結果がこのSS。
脳内でやれと自分でも思いました。反省はしていますん。
ゆっくり並みに想像力掻き立てられるんで一度プレイをオススメします。ゆめ2っきもあるよ!
まりさはいわずもがな★まじょ★です。
ご読了ありがとうございました。


やまめあき(仮)
【妄想で書いたもの】
かり
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト●
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫?
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1214 てゐ!
 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?
どろわ
 ・つんつんつんつくつんつくつんつん
ぬえ
 ・山女って可愛いよね
 ・女はつらいよ


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感想

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  • は△△の夢を見るか?ってタイトル多いけど、元ネタ知ってて使ってるひとって少ないよな -- 2013-10-29 19:08:53
  • 近未来、多くの動物が死に絶えた世界に住む人々は
    次第に高額で取引される原種ゆっくりを飼うのが憧れとなっていた・・・ -- 2012-10-04 00:49:28
  • キョアーオ、モノ子かわいいよモノ子 -- 2010-09-23 15:11:48
  • フィリップ・K・ディックってわかる?
    -- 2010-08-02 22:36:33
最終更新:2010年05月25日 14:00
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