ふたば系ゆっくりいじめ 1266 赤い風船に乗せて

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赤い風船に乗せて 3KB

悲劇現代とかいはNo.9349、儚いあきさんの風船絵に触発されて

　・とかいはNo.9349、儚いあきさんの風船絵に触発されて。
　・だいぶ遅れましたが、儚いあきさんにはいつも楽しませていただいてます。これからもよろしく！！
　・ＳＳ５０作目、無事達成しました！！今後もよろしくお願いします！！

『赤い風船に乗せて』
　　Ｄ．Ｏ

つたえたい

この想い

赤い風船にのせて

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（シェーファー少佐：ＣＶ/玄○　哲章）
『君の体内に、ここの地図と救援メッセージを記録したチップを埋め込んだ。
君の任務は、このビルを包囲するゾンビの大軍を空中から回避、
チップを後方基地へと運び、救援を要請することである！以上！成功を祈る！！』

（れいむ軍曹：ＣＶ/銀○ 万丈）
「Take it easy!」

シェーファー少佐の指令を受け、もみあげでビシッっと敬礼するれいむ軍曹。
その表情に憂いは無い。

『すまぬ、れいむ軍曹・・・。この任務は、君にしかできぬのだ。』
「ゆふふふ。謝る必要なんてないよ。ただ・・・」
『何だ。』
「この任務に成功したら、おにーさんの机の引き出しにある、チョコレートをむーしゃむーしゃさせてね。」
『ふむ、良かろう。・・・だから死ぬな。帰って来い！』
「Take it easy!」

３年前、世界は突然闇に包まれた。
墓場に眠る死者達が突然、永遠の眠りから目覚め、人間達を襲い始めたのだ。
そして、生ける屍、ゾンビ達は、瞬く間に地上の大半をその支配下へと置いた・・・

ここは、未だに猛威をふるい続けるゾンビ達から世界を取り戻すために組織された解放軍。
その、最前線基地であった。

だが。突然大挙して襲撃してきたゾンビ達により、基地は瞬く間に陥落、
今では、基地中心に建つこのビルの、屋上部分に十数名の兵士達が生き残るばかり。
ゾンビによる包囲は解けるどころかさらに厚さを増し、無線すら破壊された今では、
もはや自分達の生存を伝えることすらできなかった。

ただ一つの方法を除いて・・・

その顔に未だ幼さを残すれいむ軍曹は、整備兵の手を借りて装備を着装する。

【極小質量用抗重力浮揚システム】通称：ゴム風船。

それが、れいむ軍曹をゾンビの包囲網から脱出させる装置の名前である。

（ジャック整備兵：ＣＶ/小○　力也）
『装着完了だ、軍曹。
あとは、俺が手を離せばこのシステムは自動的に作動して、軍曹を空中へと浮揚させる。
高度調整はできないが、方向だけなら【もみあげぴこぴこ】によってある程度可能だ。
すまん、もう少し安全性を確保できればよかったが。』

「Take it easy!ゆっくり大丈夫だよ。れいむを信用してね。」

『・・・・・・頼んだぞ！』

「・・・ゆっくりしていってね！」

その瞬間、整備兵の手から、れいむ軍曹が解き放たれた。
れいむ軍曹は、空へ、空高くへと舞い上がっていった。