ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね!

ゆっくりはじけてね! 7KB


※M1あきさんの種ゆっくりに触発されて書きました
※独自設定垂れ流し


「ゆぎゅるぱあああ!」

よくわからない悲鳴と破裂音。その爽快な二重奏でゆっくりれいむは弾け散った。バット
を通して伝わる断末魔の衝撃が実に気持ちいい。
今日は休日。久しぶりに来た山では、またゆっくりが大量発生していた。この山では定期
的にゆっくりの駆除が行われているらしいが、絶滅には至らないらしい。もろいくせに実
にしぶといナマモノである。
俺は社会貢献とストレス発散のため、こうしてゆっくりをバットでたたきつぶしてまわっ
たわけである。ずいぶんやっつけた。群れ一つはたたきつぶしただろうか。今つぶしたれ
いむがおそらく、ここら一帯の群れの最後の一匹だ。
それにしても、バットでゆっくりをつぶすのはいい。どのゆっくりも気持ちよく弾けてく
れる。特に最後のゆっくりはいつも一番派手に弾けてくれる。だからゆっくりの駆除はい
つも後味よく終えることができるのだ。
実に見事に弾けたれいむ、その残った身体をまじまじと見つめていると、ふと、家に置い
てある虐待用のゆっくりまりさを思い出した。

「……これ、あいつの餌にちょうどいいな」

いい思いつきだと、俺は食べ終えた弁当箱の中に、れいむの餡子を詰めるのだった。




ゆっくりはじけてね!




「ゆあああ! やべでええええ! ゆっぐじできないいいい!」

水槽の中のまりさはおびえきっていた。
あの後。家に帰った俺は、さっそく水槽に閉じこめたまりさに餡子をやった。
すると、この怖がりようなのだ。

「どうしたんだよ? ただの餡子だよ餡子。たーんとおあがり」
「うぞだああああ! ごれはあんござんじゃないいいい! おにいざんはゆっくりでなじ
いいいいい」

このまりさ、捕まえたばかりでまだこれといった虐待はしていない。いきなり死なれても
困るから、まずは栄養をつけてもらおうというのにこの始末。
これは、あれだろうか? ゆっくりはお飾りについた死臭を嫌がるという。それと同じで、
たとえ見た目が餡子でもわかるのだろうか?
でも、ゆっくりの死体をそれと知らずに食べてしまうゆっくりというのもよく聞く話だが。
そんなことをつらつら考えていると、まりさがじっと俺の方を見ているのに気がついた。

「なんだよ」
「おにいざん! おねがいじまずっ! ごのあんござんをまりさのちかくにおかないでく
ださいっ!」
「はあ?」
「このあんこさんがあるとゆっくりできないんですぅぅぅ!」

まりさはあんこからなるべく距離をとろうと、水槽の隅に身体をべったりと押しつけてい
た。
なかなか愉快な眺めだ。
こいつを虐待するのはさぞや楽しいだろう。
だが、今日のところは山でゆっくりをたっぷりつぶして満足している。明日にしよう。
それに、

「おにいざああああん! はやくこのあんこさんどかしてええええ!」
「やだね」

このままにしておくのもおもしろそうだ。
水槽を防音仕様のふたで閉じると、まりさの叫び声は聞こえなくなり静かになった。
このまま一晩おびえさせておこう。そして、明日楽しもう。
そう決めて、俺は床に着いた。




「……なんだこりゃ?」

翌朝。まりさの水槽を見てみると、おかしなモノがあった。
あのれいむの餡子から、よくわからないものが生えているのだ。
植物……だろうか。形はそうだ。茎があり、葉があり、そして実が生っている。
おかしいのは色だ。茎は茶色というか黒というか、あえて言うなら餡子色。葉はなんと赤
い。しかも縁を白いフリルで飾っていて、どこかれいむのおリボンを思わせるデザインだ
った。
実も餡子色。球形で、表面はびっしりと粒で包まれている。
見たことも聞いたこともない植物だった。
まりさはどうしているかと見れば、昨日と変わらず水槽の端にいて、ぶるぶると震えてい
る。
水槽のふたをずらしてまりさに問いかけてみる。

「おいまりさ、こりゃなんだ?」
「ゆううう! おにいさん! はやくまりさをここからだして! ここはゆっくりできな
い! ゆっくりできないんだよおおおお!」

このまりさのおびえよう。間違いなくこの植物のことを知っている。
まりさに問いただそうとしたとき。

ぽん、という間抜けな音とともに、実が弾けた。


「!」

とっさに水槽のふたを閉じると、小気味いい衝撃が伝わってくる。あの実の表面について
いた無数の粒。それが弾け飛び、水槽のふたに当たったのだ。なかなかの威力のようだ。
危ないところだった。ふたがなければ食らってた。目にでも当たったらやばかったかもし
れない。
実は球形、粒は表面にびっしり。だから、全周囲に飛んだのだろう。粒は水槽のなか、縦
横無尽に飛び散ったようだ。
まりさは助からなかった。恐怖の表情のまま、体中に無数の穴をあけて「永遠にゆっくり」
していた。

「いったいなんだったんだ……?」

ホウセンカの種が弾けたようなものだろうか。それにしてもすごい勢いだ。水槽の中でな
かったら相当広範囲に飛び散ったことだろう。
水槽の中、いくつもの種らしきものが転がっている。
ゆっくりの餡子から生えた謎の植物。そして、種。興味がわいてきた。
俺は水槽を庭に持っていくと、種の飛び散る水槽の中へ土を適当に盛った。そしてついで
とばかり水をかけておく。
さて。これでなにか生えてくるのだろうか。
気長に待ってみるとしよう。




「ゆっくち!」
「ゆっくちしちぇいっちぇね!」
「ゆっくち! ゆっくち! ゆっくちぃ!」

気長に待つつもりだったが、翌日には変化が起きていた。
水槽の中にはびっしりと、無数に生える餡子色の草。その先端には実ゆっくりが生って、
盛大に騒いでいるのだ。

「な、なんだこりゃ……」

俺が驚く間もなく、実ゆっくりどもは次々と生まれ落ちていく。

「ゆっくちうまれりゅよ!」
「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」

地面に降りると、今まで自分を支えてた餡子色の茎を食べ始める。

「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!」
「おいちーね! ゆっくちーっ!」

あまりの光景に思考が混乱する。
あの種は……ゆっくりの種、だったのか。だがこんなものは見たことがない。ゆっくりの
死体からあんな植物が生えるのだって聞いたことがない。ゆっくりは植物型にんっしんす
るが、目の前で起きているこの現象はまるで違う。
なにがおかしかったのか。
俺はいつも通りにゆっくりの群をつぶして、最後のれいむはいつも通り弾けて、その餡子
を持ってきて……。
そこで、なにか引っかかる。

「最後の、れいむだからか……?」

群れ最後のゆっくりはいつも爽快かつ盛大に弾ける。
もし、仮に。最後に弾けたれいむの餡子それぞれからあの植物が生えたら、どうなるだろ
うか。
広範囲に種をばらまき、それからこうして大量のゆっくりが生まれることになる。
俺はなんとなく、ゆっくりがいくら潰しても絶滅しない理由がわかったような気がした。
これはきっと、ゆっくりという種の生存本能の発露なのだ。
あのまりさが脅えたいたのも無理はない。あの餡子は、群れを全滅させた証明みたいなも
のなのだから、本能的に恐怖を感じたのだろう。
まったくもって、不条理かつ不可解なナマモノだ、ゆっくりというやつは。
さて。
それにしても、これはどうしたものだろうか。

「ここはれいみゅのゆっくちぷれいちゅだよ! ばかなじじぃははやきゅあまあまもっち
ぇきちぇね!」
「あまあまよこちぇえええええ!」
「きこえにゃいの? ばきゃなの? ちぬの? つかえないじじぃだね!」

……まあ、ゆっくりが絶滅しない理由がなんであろうと、俺がやることは決まっているわ
けだが。
俺は大量に生まれた赤ゆっくり相手に、じっくり楽しめるよう虐待道具を用意するのだっ
た。




あれから、あの水槽をどうしたかといえば……実は、ほとんどそのままにしている。
産まれた赤ゆっくりの何匹かは虐待して楽しんだが、それが終わると放っておくことにし
たのだ。
ゆっくりどもはそうしたら、やがて共食いを始めた。
そして、最後の一匹になったところでたたき潰す。そうすると、またあの餡子色の植物が
生えてきたのだ。
どうやら大量にいたゆっくりが全滅したことにより、最後のゆっくりは「群れ最後のゆっ
くり」ということになるらしい。
気が向いたら、途中で何匹か抜き出して虐待する。
全滅しかけたら、最後のは潰して弾けさせる。そうすればまた増える。
こうして俺は、無限に虐待できるすてきな水槽を手に入れたわけである。

「やべちぇえええええ!」
「ここからだしちぇええええ!」
「ゆっくちできないぃぃぃぃぃ!」



by触発あき



  • 過去作品

上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録
ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね!

元ネタ絵 byM1



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感想

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  • ペルソナ厨は、雑魚いから死んでください -- 2014-09-24 00:41:13
  • 全く、デビルサマナーかペルソナ使いを呼んで


    ムドブースタ+ムドハイブースタ+死んでくれる?をやってほしいわ -- 2014-07-31 12:59:16
  • ↓↓い、今更ですか!? -- 2014-03-13 00:25:23
  • たしかに
    ↓ -- 2013-07-20 18:03:01
  • ゆっくりは生物というそれを大きく外れているな -- 2012-12-18 17:28:16
  • うぉぉぉぉ!俺にくれぇぇぇぇ -- 2012-08-02 18:30:31
  • 俺ぶつぶつしてんのがびっしりあるの嫌いだから想像して鳥肌たった -- 2012-02-25 22:20:59
  • wwwwwwwまりさがおびえてたのはそーいう理由かwwwwwwwwww -- 2011-10-06 21:06:27
  • うまいな。
    意外とスルーされがちな「ゆっくりが絶滅しない訳」に対する結構しっくりくる答えだ -- 2010-09-12 05:33:30
最終更新:2009年10月20日 16:59
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