ふたば系ゆっくりいじめ 252 夏のお遊びYの巻2

夏のお遊びYの巻2 22KB


人間はあれです 方言が苦手な人は閉じた方がベター
駄文なのは勿論。舞台は幻想郷?なら問題ないかなぁ。

形だけはついたかな?
オナニーするのも大変やね。SS作家さんは尊敬する。ゆっくりさせてくれるから。
少しでもゆっくりできたなら幸いです。





「はーい! みんなゆっくりお菓子をいっぱい食べてかな?」
「「「「ゆー、もうおなかいっぱいだよ! おにいさん! とってもゆっくりできてるよ!!!!」」」」
全く白々しい。ゆっくりどもが仲間割れする様をニヤニヤしながら見ようとしていたくせに。

「ゆーん、もうぽんぽんしゃんいっぴゃいだよ!」
「むきゅん。いままでのゆんせいのなかでいちばんゆっくりできたきがするわ!」
「ありすはいままさに、とかいはのしんのいみをじっかんしているのね!!」
こいつらもこいつらで、今さっきのことをすでに忘れておるではないか。
まあ、これがゆっくり。いや、これこそがゆっくり。

「げっぷぅー おかしさんをたべすぎちゃったんだぜ!
 まりさはのどがかわいたから、おみずさんをのみにいくんだぜ!」
「おちょうさん! あちゃしもいくよ!」
「じゃあ、みんなでいこうね! おちびちびちゃんたちも! ぷすぅー!! あらやだれいむったら。」
水分の少ないものを、一気にそれも腹一杯食べたせいで、こいつらは喉が渇いてきたようだ。
あまあまのおかげで完治した体で、水飲み場であろう場所へ一斉に跳ねていく。

「みんな喉が渇いちゃったのかな?
 お兄さんはこんなことになるだろうと思って、とーってもあまあまなお水さんを作る準備をしてきたんだ。」
そういって今度は『ユッカリン』の袋を取り出した。

「あまあま水を一杯作るよ! だからちょっと待っててね!」
そう言って不法投棄されたであろうコンクリを練る箱にユッカリンを半分入れて、バケツでドブ川の水を注ぐ。
俺も一緒に何往復もして水を張っていく。それにしてもいれたユッカリンの量は尋常ではない。

『ユッカリン』とは、ゆっくりを元にして作られた合成甘味料である。
甘味が貴重であった時代に製造され、重宝されたものだ。駄菓子などの甘味は全てこれによって付けられていた。
しかしながら、その後哺乳類にとっては畸形を産み出す等の問題が発覚し、使用が制限された。
今となっては飼いゆっくりの餌ぐらいにしか用いられていない。
これの特徴としては、とにかく甘い、ただただ甘いのだ。
ゆっくりを万力によって、じっくり1週間締め上げ、殺したものの餡子から生成される。
100gでコーラ1ガロンを作れる程のものだ。しかも、ゆっくりにとっては非常に強い中毒性が見られる。
ゆっくり達は、この水を狂ったように群がることは目に見えている。

ゆっくりたちはもう騒ぐことなく、俺達の作業を見守っている。
俺達のすることは、『間違いなくゆっくりできる』と思い込んだためであろう。
普通なら、『おい! じじいはやくするんだぜ!』っといった言葉が聞こえてくるはずなのに。
気味が悪い、ここまで単純で思い込みの強い生き物は。
だが、これも落とした時の極上のスパイスとなるので有り難いのだが。

「さあ、できたよ! みんなゆっくり飲んでいってね!」
「ありがとうね、おにいさん! ゆっくりいただくよ!」

「おちびちゃんたちはまっててね、おかあさんたちがくちにいれてもってきてあげるから。」
「わかっちゃよ、おきゃあさん! ゆっくりまっちぇるよ!」
「あまあまなおみずさんなんだぜ! はやくみんなでのむんだぜ!」
親ゆっくりともう大きな子ゆっくりらが水の所へ向かっていく。
赤ゆっくり達は運んでくる親ゆっくりを待っている。

1匹の子まりさが、一番最初に口を付ける。
「ゆっ、ゆっ!!! あ、あっ、あんみゃーぃ!
 ごーく、ごーく!!!! ゆべぇぇぇぇーーー へぶんじょうたいなんだぜえぇぇぇ!!!!
 もっと、もっと、もっとのむんだぜ!」

子まりさの声を聞き、他のゆっくりらも急いで飲み始める。
「むきゅ、むぎゅうぅぅぅ!!! なんてあまいおみずさんなのぉぉ?」
「わか、わからないよぉぉ! こ、こ、こんなにあばいおみざさんなんでぇぇ!!!」
「これごぞじんのとがいはなあじよおおぉぉーーーー」
「なんなのおぉーーこれ!!! すごく、すごくあんまぁぁーーいいい!!!」

我先にと水のある所へ顔を突っ込み、ガブガブと飲む。
普通の甘い水なら、『これはぜんぶわたしのものよ!』といった争いが見られるが、全く起こらない。
他のことに口を使うことがもったいないことの様に水へ向かう。

それをおかしいと感じ始めた赤ゆっくりらは
「おきゃあさああん! どうじたのぉ? れいみゅにももっちぇきちぇよぉぉーーー」
「どぼじでぼってきてくれないんだじぇーー? まりざものみたいんだぜええぇーー」
と騒ぎ、親ゆっくりに持ってるよう促す。

これも普段なら、『うるさいんだよ! おやがのみおわるのをこどもはだまってまってるんだよ!』と
いったことがあるはずだ。それも起こることがない。

赤ゆっくりも痺れを切らしたのか
「ぷんぷん! もっちぇきちぇくれないんだったら、じぶんでいくよ!」
と言い、水へと跳ねだした。

相手を無言で押し合い、ただ『ごーく、ごーく、ごーく』といった声だけが聞こえる。
遅れて赤ゆっくり達が水場にたどり着く頃には、空っぽになっていた。
ゆっくり達は、声ひとつ上げない。まさに『へぶんじょうたい』にあるのだ。

急いで水をもう一度作る。
それに赤ゆっくりが飛びつく。まだ体が受け入れられるゆっくりも同じように、また水に向かう。
「ち、ち、ちちゃあわぜーぇぇぇ!!!! あめ、うめ、あばぁぁああぁいい!!!」
「あみゃっ、あみゃ!! しゅごく、しゅごきゅあまいんだじぇ!!」
赤ゆっくり達は溶けるのも恐れず、水の中に飛び込む。
『ぶはっ、ぶはっ!!! ごーく、ごーく、ごーーーーく!!!!』
溶ける間もなく、水は飲み干された。

ゆっくりらの体は、お菓子を食べる前に2,3倍に膨れ上がった。
粉っぽいものが多かったのと、水を一気に飲んだためであろう。
自分達の身に起こった異変に気づいているものはいない。

「くっ、くっ! ここまでいくともう動けねえよな。」
Yが小さく笑う。

「はーい、はーい! みんなゆっくりできたかな?」
「げぷぅー まりさはゆっくりをまんきつしているんだぜ!」
「ゆぐっー れいみゅはいままでこんにゃにゆっきゅりしちゃこちょなかったよ!」
「あでぃすはとかいはをまんきつできたばぁー げぷっ」
「むぎゅん、げふ あじがとうね! おにいざん。ゆっくりできでるわー」
口々にゆっくりできていることを口にする。
もうパンク寸前の風船と変わりない、水ぶくれゆっくりが完成した。

「じゃあ、お祭りの最後に花火をやるよ! ゆっくり見ていってね!!」
「ゆうぅ。はにゃびしゃんってなんなの? おちょうさん!」
「はなびっていうのは、とってもきれいなきらきらさんなんだぜ!
 おちびちゃんはこのまえうまれたばかりだからはじめてなんだぜ!」
「しゅごい、しゅごい! はやくみちゃいよ! おにいしゃんおねがいね!」

Yと俺はいくつかの花火に火を点けた。
『パチパチ』という音と共に、火の粉が舞う。

「ゆわあぁー きれいだね! おかあさん!」
「おちびちゃんほんとうにきれいでゆっくりできるね!」
あちこちでゆっくりが花火の綺麗さに、感激の声をあげる。

『ポン ポン ポーン!!!』俺がパラシュート花火を打ち上げる。
ゆっくり達は揃って上を見上げる。
「おにいさん! あれはなーに? ゆっくりできるもの?」
「ああ。とてもゆっくりできるものだよ!」
「ゆっゆっ! あれはまりさのたからものにするよ!」
「わかるよー ちぇんのものなんだよー」

幸い風が吹いていなかったおかげで、ゆっくり達の近くに落ちる。
「へへっ。これはまりさのたからものなんだぜ!」
「ゆーん。れいみゅもほしきゃっちゃよ。ゆぐぅん、ゆぐぅん。」
「やったよー ちぇんのものだよー」
「むぎゅん、ざんねんとれなかったわ。」
取れたものは満面の笑みで、取れたことを自慢する。
それを取れなかったものは恨めしそうに見つめる。

『ずるいよ! わたしにもちょうだいよ!』といった展開を期待するが。
「これはまりさたちかぞくのものだぜ! だけど、そっちのまりさのものでもあるんだぜ!」
「おじしゃんありがちょう! ゆーん、ほんちょにゆっくりしちゃものだね!」
「わかるよー はい、ぱちゅりー!」
「むきゅ? いいのちぇん?」

お互いに譲り合う?
あれ? これがゆっくり?
俺の知ってるゆっくりじゃないよ。
早く取り合いしてくれないと、ゆっぐりでぎないよ゛!!!

Yは先程の騒ぎを納めた子ゆっくりれいむの側に行く。
「やあ、れいむ! ゆっくりできてるかい?」
「おにいさん! とってもゆっくりできてるよ! おにいさんありがとうね!」
「うん、そうか。それはれいむにとって本当によかったね!」
「ゆん! れいむいままでのゆんせいでいちばんゆっくりできてるよ!
 ゆっくりってこんなものだったんだね。」
「そうか、そうか。ほんとうによかったね。」



「おにいさんもゆっくりできてる?」






「ゆっくりできてないよ!」




「ゆうぅ? どうして? こんなにみんなゆっくりできてるのに!!!」




「あのお兄さん見てごらん? ゆっくりしている顔にみえるかい?」
Yが俺の方を指差す。



「ゆっ!!!! どういうこと? あのおにいさん、ゆっくりしているかおにみえないよ!!!」
子れいむは疑問の声を上げる。



「お、お、おにいさんも。ゆ、ゆ、ゆっくりしているかおじゃないよ!!!」


「そうだよ! ゆっくりなんかしてねえよ!!!」

「どうして? どうして? ゆっくりしようよ!!! ゆっくりしていってよ!!!」
子れいむは強く哀願する。


「どうしてゆっくりしていないかって?
 ゆっくりできるわきゃねえだろ、こんなもんで。」

「どうして、どぼじで!!! ゆっくり、ゆっぐりじでよおぉぉ!!!
 おねがいだよおおぉぉぉーーー!!!」

「じゃあ。れいむ達みんながゆっくりさせてくれるんか?」

「ゆっ! うん! ゆん! れいむたちがおにいさんたちをゆっくりさせてあげりゅよおおぉぉ!!!」

「ほー! 今の言葉、ここにいるゆっくり全部の言葉と思っていいんやな?」

「ゆん!!! みんなきっとそうおもってるよ!!! ゆっくりしていってほしいんだよ!!!」

「くっ、くっくっ。ありがとさん。ゆっくりさせてもらうよっと!!!」



『ズボッ!!!!!!!』


子れいむは驚きの声を上げ、られない。
口には打ち上げ花火が詰め込められていた。

「はははっ、ははっ。『どぼじてごんなごとするのー!』ってか。
 にんげんさんはなぁ、『ゆっくりがゆっくりしてる』所なんか見ても、いらっとくるだけなんだよ!!
 さあ! 火踊りでも見せて俺らをゆっくりさせてくれや。」

『ズボッ!! スボオォォォ!!!』

子れいむの両目に互い違いに連発式花火が刺さる。

『ズボッ! ズボッ! ズボッ、ズボッ!』

子れいむの頭には何本もの、手持ち花火の花が咲いた。





「おーい! みんな! 最後の花火だよ!
 とってもゆっくりできるから、ゆっくり見ていってね!!!!」

『ゆーん、残念もう終わりなの?』といった会話がされる中、
Yは子れいむ花火をゆっくりの中心に置く。
ゆっくり達は声が出ない。目の前の光景を処理しきれないに違いない。

ポケットからライターを取り出す。
ゆっくりはここでやっと震え始める。

『シュッ! ボアッ!』
「汚い花火だけど、ゆんせい最後の花火。
 しっかり、楽しませてね!!」

「「「「どうじて、こんなごとするのおおぉぉぉぉおおおーーーー」」」」

あるゆっくりは叫び、その場で震える。
あるゆっくりはその場から逃げようとする。しかしそれは先程の暴飲暴食で叶わない。
ゆっくり達の体はパンパンに膨らんでしまっている。
はうことさえ困難である。

子れいむの頭の花火に火が着く。
『シャアー』といった音と火花が散る。
その火花が次の花火へと移っていく。

『シュポッ! シュポッ! シュポッ!』
連発花火が飛び出す。
頭の熱さで子れいむはジタバタジタバタする。『ぶー、ぐー』っと唸っている。
暴れる程に火の玉がゆっくり達を見境無く襲う。
「ゆべっ!!! あづい、あづいいいいぃ!! おどうしゃん、まりしゃいごけないびょおぉう!!!」
「へっ! のろまなこどもはゆっくりやけしぬんだぜ!! まりさはゆっくりしないでにげるんだ、ぜ?
 どぼじで、どうじで、まりさのあじさんぴゅんぴょんでぎないのぉぉーーー」
「れいむは、でいぶはもっとゆっくりしたいんだよ!!
 まぬけなゆっくりはしんでいってね!! ずーり、ずり。ゆぎょっっ!!!」

『ドーン!!!! ドーン!!! ドン!!!』
打ち上げ花火にも火が着いた。大きな火の玉がゆっくり目掛け、飛ぶ。
「むぎゅううぅ。ぱ、ぱちぇのおがおがあづいいいいぃ!!! ちぇん? ぢぇーーーーーん!!!」
「わかるよー ぱちぇはゆっくりしぬんだね!! ちぇんはにげるよー
 ずーり、ずr。ゆべぇぇぇぇぇぇーーーー」

俺とSも花火大会に参加する。

俺は手始めに子まりさを中心に、頭にドラゴン花火をねじ込んでいく。
「ずーり、ずり。ま、まりしゃのおぼうじかえぜぇぇーーー。 ぶびゅっ!!!」
「にげりゅんだじぇ! まだまだゆっくりしちゃいんだじぇ!!! ゆぎゃっ!!!」
「おがあさぁーん!!! おいでかないでよ゛ーーー  ゆぴょっ!!!」

『シャアーッ』と火花が上がる。
「あづい、あじゅい、あじゅいぃぃぃぃーーーー」
「おきゃあしゃん、けして、けじてぇぇ!!!!」
「ひ、ひっ、ひをはやぐけぜぇぇーーー みずてるな!! このくじゅおや!! まりしゃをみずてるなぁ!!!」
「れいむのおちびちゃん!!! おかあさんがいまたすけてあげるよ!!!
 あつぅ! あじいぃぃぃーーー!!! どぼじでおじびじゃんゆぶれてりゅのおおぉぉぉ!!!」

暴れれば暴れる程、火花が飛び散り、新たな炎を生む。
「ごのぐそちびぃい!!! こっちにぐるなあぁぁぁーーーー でいぶがあじゅいでしょおおぉぉお!!!
 おやをもやそうとするこどもは、ゆっくりじないでじんでじまえぇえーーー あずいいいいぃーー」
「ま、ま、まりざのおぼうしがああぁーーー もえる、もえじゃぶよおぉ!!! 
 そこのにんげん!!! ゆっくりじないでけせえぇぇぇぇーーーー」
「け、けすんだぜ!! みんなできょうりょくしてひをけすんだぜ!!!
 おみずさんをくんでくr… ばでさのおぼうじさんもやずなぁーー!!! このじびぃぃぃ!!!」
「まりしゃたちのおたきゃらさんがあぁぁーーー!!! もえ、もえちぇりゅよ゛おぉ!!!」
「このおばか!!! そんなことよりにg… でいぶのがみさんがああぁぁ!!!」

Sは先程のロケット花火を使う。
「お前達、いっつもおそらとんでるみたいーって言うよな。
 実際に飛ばしてやるよ、おそらにな。」

この現状を見せられて『あちゃしもー』という子ゆっくりは一切いない。

親は子を置いてなんとか逃げようとし、子ども達は恐怖で身が竦んでいる。
「はやく、はやくにがえるのよおぉぉーーー!!! とかいはなこどもたちならできるでしょおぉぉーーー」
「あ、あ、あ、あ、あ。ありしゅのあんよしゃん、あんよしゃん!! はにぇちぇよーー!!!」

Sはロケット花火を何本も無造作に刺していく。
『ズボッ! ズボッ!!!』
「もうすぐおそらにとべるからな。待ってろよ!」
「いぢゃっ!!! まりしゃちょびちゃ!!! 
 ゆぐぅえ!!! くないんだじぇええええぇぇぇぇーーーー」

何匹かの子ゆっくりはきれいにおそらにむかって飛んでいく。
『ヒュン!! ヒューーーン!!!』
「おじびじゃんが。おちびちゃんがぁ、おそらにいいいいぃーーー」
『パーン!! パーーーーーン!!!』
「ゆぎゃああぁーー!!! おちびじゃあぁーーーーん!!!!」

何匹かの親ゆっくりは、飛ぶ程の力を得られずに、地面を引きずられることに。
『ヒュン!! ヒューーーン!!!』
「いだい、いたいぃぃぃーーーー!!!! あんよさんが、あんよ゛ざんがけずれるううーーー」
『ドン!! ドン』
「おちょうさん!!! いだい、いたい、れいみゅからはなれでえええぇーー!!! つぶれりゅーーー」
「このくずおやぁ!!! どけ、どげええぇぇ!!! まりざのあじがああぁ!!!』
『ガリガリ、ガリッ!!!」
「いだい、あづい、じぬううぅ!!! あだまがあづい、ぐちがあづいいいぃぃ!!!!」
「じね、じねえええぇぇぇ!!! れいぶをごろぞうとするむのうははやくどいてじね、しねぇぇぇ!!!」
「ゆぐぅ、ゆぐっ!! ばりさのあ、あんよざんがぁあああ。なぐなどぅうううぅーー!!!」
『ボムゥ!!!』
「あがっ、あがっ!! ゆべぇぇ!!! ゆっ、ゆっゆ」
「あみゃあみゃさんがふっちぇきたよ!!! おちょうさん!!! おちょうs…」
「ゆべっ!! ゆべっ!!! おじょうざんのながみがぁぁぁあーーー」

「うーん。ゆっくりできる光景やなぁーK!!」
「そうやな。爽快感抜群やな!!」
そういって次の獲物を探す。

「今度はでかいやつが、こう『バーン』と弾けんのがみたいよな?」
「そうか? 俺はもうちょっとあがく様がみたいねんけどな。」
「そんじゃあ、俺はもうこいつ使うわ。」
Sは爆竹の箱を持ってくる。

「お前がやって、うろたえてる様な奴にやっていくわ。」
「了解。」

俺は動けないゆっくり達を更に追い込んでいくために、周囲を打ち上げ花火で囲い、ねずみ花火を大量に投げ込む。
「ゆわーーん!!! い、い、いごけないのに、ひひ、ひがぁぁーーー」
「ぼう、ばんさんやべてぇぇ!!!! ゆべあぁっ!!! いだい、あどぅいいいぃ!!!」
「ごっちごないべぇぇーーー いながものおおおぉぉ!!!」
「ひが、ひが。ひにかごまれでるぅぅ!!!」

もう火を何とか消そうとするものはいなくなった。
動けないまりさは、ただおぼうしが燃えていくのを熱さに耐え、見守ることもできない。
あんよが傷つき、餡子が漏れてくるものは、大量の水により薄くなったためすぐに果ててしまう。
髪の毛は燃え、熱さで『ゆっ、ゆっ、ゆっ』と逝ってしまったものも多い。

最後の足掻きを楽しむため、Sは爆竹に火を点けようとする。
その時。

1匹の子れいむが、1つの儚い希望を与えた。
「ゆっく、ゆっぐ… おでええちゃーーん!!! もでじゃでべぇぇ!! ごわい、こわいみょーーー!!!」
どうすることもできず泣き、しーしーを漏らす。

『ジュワッ!!!』
その姉の頭の火が妹のしーしーによって鎮火される。
「ゆっ、ゆゆゆっ!!! みんなぁあ、しーしーだよ!!! しーしーでひをけずんだよおおぉぉ!!!」
それに気づいた母れいむが叫ぶ。

「しーしー? そうなんだぜ!! しーしーはおみずさんなんだぜ!! ちょっとくさいけどおちびちゃんがまんするんだぜ!!」
「だすよ、だすよ。しーしーだすよ!!! しーしーだしてゆっくりするんだよー!!!」
「わかるよー ちぇんもしーしーだすよーーー」
一斉に燃えている、熱さに苦しんでいる他のゆっくりにしーしーをぶっかけていく。

「ぐざいぃぃぃーーーー やべて!! れいむにしーしーかけないでええぇ!!!」
「ゆぐぅっ!! がまんするんだぜ、れいむ!!! ひさんをけさないとゆっくりできないんだぜ!!!」
「ぱちゅりー! がまんしてほしいんだよー」
「ちぇん!!! くさい、あづくないけど、くっくさいんだわーーー」

これから起こり得ることはわかっている。
一先ず花火に火を点けるのをやめ、見守る。
そこには、当たり前の光景が現れてきた。

「ゆふぅぅ。 おちびちゃんのひはきえたよ!! これでゆっくりできるね!!!
 ゆゆゆっ? しーしーさんとまっでよーーー どぼじてしーしーとまらないのぉぉーー
 お、お、お、れいむのこどぼがぁぁぁ、どけちゃうよよよぉぉぉ!!!」
「れいみゅのからだが、からだが、とけちゃぶよ、どけるうううぅぅーーー
 じね、しね!!! こどもにしーしーかけてごろすようなくじゅおやはじねえええぇーー!!!」
「ぢえええぇえん!! ぱちぇのなかみが、ながびがあぶれでくるぅぅぅぅーーー」
「わがらないびょー!!! ぢぇんのじーじーがとばらないいいぃ゛ーー」

お前ら、さっきどれだけ水飲んだ?
自分の体積以上飲んだよな?
そんな奴が小便したらどうなる?
すぐには、とまんねええよな。

ゆっくりは水に強いか?
お前ら、饅頭だよな?
そんな奴らに水、一杯かけたらどうなる?
そりゃ溶けるよな。

それなのに何で『同じ方向』ずっと向いてるんだ? 
違う方向けば、目の前にいるゆっくりにかからねえよな。

なんでそれが、わかんねえんだ?
そりゃあ、お前達がゆっくりだからだな。

「おい!!! おいつらやっぱり、なんだな?」
「そりゃそうやろ。ゆっくりやからな。」
「はっはっはははは!!! ひでえ、これはひどい、ひどすぎるよなぁ、おい!!!」

目の前には 餡子色にクリーム色が混じった水溜りが広がる。
その中に、しーしーをぶっかけていたゆっくりが数匹残っている。

「ゆん! せっかくひをけしてやったおやに、ひどいこというこどもはこうなるんだよ!!!
 いいきみだよ!!! ゆっくりできていないしょうこだよ!!!」
「わがらないよ、わからないよぉおおーーー どうしてぱちぇがああぁぁーー」
皮が伸びきった体で思い思いのことを口にしている。

それにしても生き残っているゆっくりどもは酷い。
急激に膨張したおかげで皮が伸びきり、縮むのが追いつかない。
しゃべる度に『プヨン』と震える。
大量の水を排泄したため、しーしーの穴がぽっかりと開いたままになっている。

「もう、帰っか?」
俺はSから爆竹の箱を受け取る。

「ありがとな。ほんまにゆっくりできたわ。これもお前らのおかげやな。」
「なにいってぶんだよおおぉぉ!!! れいむたちはゆっくりできでないよおおぉーーー」
「当たり前やろ? ゆっくりさせるつもりはないねんから。」
「ど、ど、どぼじでそんにゃこというんだじぇええぇぇぇーー」
「ゆっくりがゆっくりしてるの見て、ゆっくりできる奴いてると思うんか?」
「ゆ、ゆ、ゆっくりがゆっくじしでなにがわりゅいんだぜえええぇぇぇ!!!!」
「悪いなぁー ほんまに悪い。世界で一番悪い。」
「わからない、わがらなびいいぃぃーー!!!」
「わかってくれんで、結構!!! じゃあほんまにゆっくりしような!!!」

それぞれ爆竹を手に取り、ゆっくりへ向かう。
だらしなく開いたしーしーの穴に爆竹を詰める。

「まずはこのれいむ、君に決めた!!!」
「やめでえええぇーー しーしーのところにへんなものいれないでぇぇぇーーーー」
「何や、思ったより入んな。このガバガバ!!!!」
「れいむ、でいぶ、がばがばじゃないいいいぃ!! へんなこというなああぁぁ」
「え? 見てみろよ!! こんなに入ってんねんぞ、お前!」
「ゆ? ゆ? どのしでへんなものがじーじーのとこりょにぃ゛!!!」

3束程がしーしーの穴に目一杯詰まる。
SとYも同様に詰める。

「ほな、この一番でかい奴。逝こか。」
「いや、いや゛!!! まりさはじにたぐなびいいぃ!!! もっとゆっぐりじたいぃぃぃーーー」
「向こうでしろや。」


『シュボッ!!!! ジジ、ジジ、ジ』


『パン、バン、バババババーーーーン!!!!』

『ゆべっ!!』っといった断末魔もなく、まりさは内側から餡子をぶちまけた。
しーしーの穴の辺りは吹っ飛び、弾けた餡子が体中に穴を開けた。
餡子がへばり付いた皮が残るのみとなった。

続けて爆発音と、ゆっくりが弾ける音が響く。

餡子とクリーム、中身のなくなった皮が辺りに広がるのみ。
全てのゆっくりが『本当にゆっくり』してしまったようだ。

「お前! 顔見てみい。餡子まみれやぞ!!」
「うっさい。お前なんかクリームだらけで、顔射もののAVみたいやぞ。」
「それにしても、甘ったるい匂い。気持ち悪い。おえっ!!!」

バケツでドブ川の水を掛けていく。
花火の残り火で火事にでもなったら、洒落にならない。



「ほんまに気持ちよかったぁー 昔とスケールが違うから爽快感が違うな。」
「ほんまやな。でも途中かなりダレたぞ、お前!」
「しゃーないやろ。でもその分、すっきりできたやろ。」
「それはそうやけど、時間掛かりすぎ。もうラジオ体操始まるやんけ。早く帰んぞ。」
「おい。Tは? あいつどこいってん?」
「おーい、T!! もう帰んぞー。先帰ってまうぞー」
「あれ? でっかいぱちゅりーいてへんやん?」
「おいおい、あいつ持って帰ったんか? 物好きやのお。」
「また帰ってから連絡すりゃいいやろ。もう帰ろうぜ! とりあえず眠い。」

ゴミを持って出口へと向かう。
その時。

「ゆっ、ゆっ。ゆええぇぇーーん。おじびちゃーーん。ごめんね、ごべんねぇーーー」
「ゆっぐっ、ゆっぐっ!! おちびちゃんたちのぶんまでゆっくりするよ。むこうでゆっくじしでね!!」

「えっ? まだいてるやん?」
「全部やったんと違うん?」

最初に子どもを殺した番がそこにいた。
何とか飾りを見つけてきたのであろう、穴を掘り、墓を作っているようだ。
今まであった惨劇に気づくことも、巻き込まれることもなく生き残っていた。

穴を埋め、アイスの棒をその上に刺す。
「ゆぐっ、ゆぐっ、でいぶーーー!! おちびちゃんのぶんもゆっくりずんるんだぜえぇぇーーー」
「わ、わかったよ!!! かなしいけど、おじびちゃんのためだぼんねぇぇ!!!」

涙まみれでお互いを慰め合う。
自然と体が密着していく。

「ゆっ、ゆっ、ゆはぁーー!! な、な、なんだかへんなきぶんになってきたんだぜ!!」
「ゆ、ゆ、ゆっ!! れいむもだよ、まりさぁー!! ゆ、ゆ、ゆゆゆっ!!」

ネチョネチョとした音が聞こえてきた。
こいつら盛ってやがる。しかも今さっき殺された子どもの墓の前で!!

「す、すっきりしたくなったんだぜ!! れいむ!!」
「れいむのまむまむがまりさのぺにぺにをよんでるよぉぉーーー!!!」

「おい、なにやってんねん!! 子どもの墓の前で。」
「ゆ!!! しつれいなにんげんだね!!! これかられいむとすっきりすんだよ!!!
 ゆっくりしないでどっかにいけ!!!」
「なあ、お前ら。俺らの顔がわからんか?」
「しらないよ!!! はやくどっかにいってよね!!! はずかしいんだから。」
「いや。それよりそこ子どものお墓やろ。そんなとこですっきりしていいんか?」
「ゆぅーん。なにいってるんだぜ!! おかちゃんはとってもゆっくりできるんだぜ!!
 だからきっとよろこんでくれるんだぜ!!! それにこういうしちゅえーしょんはもえるんだぜ!!!」
「なにいってるのまりさ。このばかぁー。」

『ハア、ハア』という息遣いの中、まりさのぺにぺにがいきり立つ。
「ゆへへっ。くそにんげんはすっきりしたことないから、くぎづけなんだぜ!!
 かわいそうだからみせてやるんだぜ!!! そなかわりにあまあm…」
れいむはまりさに背を向ける。
「ゆはん、ばかぁー れいむははずかしいよ!!! こんなにみられてこうふんするまりさなんてきらいだよ!
 でもしかたないね、まりさがいうのなら。はやくあm…」

『グシャ!! グシャ!!』
俺は無言で2匹を踏み潰した。

「ほんまにどうなってるんや? この餡子脳は! 気持ち悪い!!」
「今さっき子ども殺した奴の顔忘れるなんてな。」
「やっぱりシンプルに潰すのが一番気持ちいいな。」

フェンスを乗り越え、単車にキーを挿す。
「ほな、おつかれさん。またな。」
「おう、おつかれ。面白いことあったらまた連絡するわ。」
「さっさと帰って寝るか。」
俺達3人は家路に着いた。


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感想

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  • せっかくTのキャラが立ちまくってるんだから
    もっとTの活躍が見たかったな -- 2010-08-22 08:01:15
  • いや、草原の中で横に花火とかしたら残り火とか関係なく草燃えるだろ、水分含んでるゆっくりよりも -- 2010-02-28 01:38:05
最終更新:2009年10月23日 06:13
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