仏 6KB
※初投稿です。駄文・稚拙文要注意。
※昔どこかで見たるなさの母親がれいらおかーさんって作品（ｓｓ？絵？）を思い出して突発的に。
※厨ゆっくりが出ます。制裁物、の癖に描写は超あっさり。
※どうしてこうなった！
仏
ォォォォォォーーー！
今日もどこかで怒鳴り声が聞こえる……。
「ぢゅーーーーーっ！」
「なにをするんですか！」
ある山奥でなずーりんとしょうの番が襲われている。
この夫婦は餌集めが非常に上手かった。
なずーりん種は嗅覚が鋭く、それによって毒の見分け・キノコや食料となる植物の採取の能力が非常に高い。
そしてしょう種は頭の花形のお飾りからフェロモンを自在に発することによって、ゆっくりにとってごちそうである虫が寄ってくる。
この2種が番になることで、食糧に関しては申し分のない生活を送ることができる。
「ゆっへっへっへ。その食べ物はドス達がみんな貰うんだぜ。そしてお前たちは一生ドス達にごちそうを貢ぐ奴隷になるんだぜ！」
当然、その姿はゲスにとっては素晴らしい給仕に映る。
この番は先ほど4m級のドゲス率いる集団に襲われたのだった。その数はドゲスを含め２０。いくら希少種の番でもこの数では勝ち目はない。
先程のなずーりんの悲鳴は、逃げようとしたところを隠れていた手下に噛みつかれたことによるものだった。
（こまりました…。このままではもういっしょうゆっくりできなくなってしまいます。でもなずーりんをみるてるなんてできません…）
「ぢゅっ！どす、まだふゆはとおいよ…どすだったらこんなことしなくてもいくらでもゆっくりできるでしょ…？」
「ゆっくりと贅沢は似て異なるものなんだぜ！お前達がいればいつもししし幸せー！！！なごはんをむーしゃむしゃできるんだぜ！」
「で、でもいくらわたしたちでもどすがまんぞくできるようなりょうなんてあつめられませんよ！？」
「ゆあーん？何言ってるんだぜ？ドスじゃなくてドス『達』なんだぜ？出来ないんなら寝る時間を惜しんで集めるんだぜ！」
「そんなあ…」
このドゲスはただのゲスだった頃、もっと街の近くに住んでいた。そして人間に媚びてお菓子などのゆっくりにとってのごちそうにあやかっていた。
しかも賢かったため、貰う前に人間を選定していた。それによって虐待派に殺されることもなく、また貰う頻度が必然的に下がったため、
必要以上に舌が肥えなかったのだった。
「ぢゅー！おねがいだよ！おうちにあるたべものはぜんぶあげるからみのがして！」
「だめだぜ！お前達はもうドス達の物。物はおとなしく命令を聞けばいいんだぜ！」
「ひみつのかりばもおしえます！わたしたちはもうにどとそこにはちかづきませんからどくっせんっできますよ！」
「奴隷になってからそこに行かないんだったら、お前達に拷問をかけてでも行かせるんだぜ！奴隷になったら内緒にするってのも無駄なんだぜ！」
「じゃあせめて…せめてしょうだけはみのがしてあげて！なずーりんがしょうのぶんまでがんばるから！」
「な、なずーりん…」
なずーりんとしょうは違う理由で顔を赤くする。
そしてドゲスもこの問答にイラつき顔を真っ赤にしてついにキレた。
「ゆがー！いい加減にするんだぜ！言うことを聞かないんだったらまず徹底的に上下関係を体に覚えさせてやるんだぜ！」
しょうがもうだめだ、と思ったとき、
「ほう…それがきみのこたえなんだなドゲスよ」
ゆっ？とその場のゆっくりすべてが固まった。なずーりんを除いて。
「なずー…りん？」
「みじかいみじかいゆっくりのいのち。そんなにしにいそいでどうする？」
「ふ、ふん！そんな風に虚勢を張ったってどうしようもないんだぜ！」
そう言いつつもドゲスは内心わずかな恐怖を感じていた。明らかに先ほどと雰囲気が違う。まるで1面ボスが5面中ボスに変わったかのようだ。
元ゲスがドゲスが今まで生きてこられたのは、その恐怖をちゃんと感じ取り、ゆくりにしては上出来な「知能」で対処したからであった。しかしドゲスとしての生活が長くなり、
「力」での対処が増えたことにより、先手を打たずにこのように虚勢を張ってしまったのだった。
「おおっと、わたしにはまだやるべきことがある。しょうをまもるために、きみにやられるわけにはいかないんだ」
ォォォォォォーーー！
どこからか怒鳴り声が聞こえる……。
「ざんねんだが、ちいさいからといって、ふつうのゆっくりをあまくみると、しぬよ」
ォォォォォォオオオオオーーー！
怒鳴り声が聞こえる……。その声は、瞬く間にここに近付いてきた。
「ほとけのかおもさんどまで。わたしたちのいのちごいをさんかいむししたからさ」
オオオオオオオオオオーーーッッッ！
「かれらにばつを。ゆっくりどうつきドスびしゃもんてんさま」
怒鳴り声の主が姿を現す。そこには、巨人がいた。
ゆっくりびしゃもんてん…特定地域の特定のゆっくりの間でのみ語り継がれるが、目撃数は０であるためゆっくり特有の妄言であるとされている。
しかし、彼ら（彼女ら？）は実在した。どこからともなく現れ、びしゃもんてんに帰依するゆっくりに仇をなすゲスを葬り去り、再び消えていく。
この山のゆっくりがゲスゆっくりに襲われているときにのみ姿を表すため、人間は発見できなかったのだ。
「「「「「「ゆぎゃーーーーーー！！！！！！！」」」」」」
このびしゃもんてんはただでさえ珍しい胴付きであることに加えドス化していた。その大きさは体高4mのドスとほぼ同じ。それだけでなくすさまじい筋肉、左手の金属製の三叉戟、
右手の光輝く宝塔、そして先程から叫んでいるすさまじい声。まだ虐待お兄さんの集団の方が100倍マシである。
「ド、ドドドドスパ…くぁｗせｄｒｆｔｇｙｈ！？！？！？」
びしゃもんてんはその三叉戟でドゲスの口をあんよごと吹き飛ばした。ドゲスはもはやドスパークを放つことはおろか移動すら出来ない。しかも高速で振りぬいたため、
摩擦で餡子の表面が焼け固まり、死ぬこともできずにこの苦しみを味わっていた。
「「「どすーーー！」」」
「まりささまはにげるんだぜ！どすをゆっくりころすんだぜ！」
「な"んな"のごれー！？！？」
「じにだぐないーーーーー！」
「宝っ塔っスパーーーーーークッッッッ！！！！！」
右手の宝塔から光線が放たれた。ドスパーク程の威力のそれは、ドスパークをはるかに超える持続時間・範囲でドゲスの群れを焼き尽くした。
「「「「「「も"っどゆ"っぐりじだがっだーーーーーー！」」」」」」
（何で？何で？どうしてこうなったの！？死にたくない痛い痛いやっぱり誰か殺しやっぱり死にたくない誰か助けて）
砂糖水の水たまりを作っていたドゲスを引きずりびしゃもんてんがさらなる山の奥へと消えていく。
この後で人格が崩壊し、さらに魂が砕けるまで虐待し尽くすのである。まっさらな部分だけで魂を修復してあの世へ送り、残りを宝塔スパークの燃料にするためである。
後に残ったのはなずーりんとしょうだけであった。
「なずーりん、あなたはいったい…」
「かくしていてすまなかった。わたしはさきほどのびしゃもんてんさまのめいれいでこのあたりのゆっくりがまもるにあたいするかかんししていたんだ。
でもきみがすきになっていまい、ほうこくがおわってもここにとどまっていた。
そししてきらわれるのをおそれてしょうたいのことをいわず、このしゃべりかたもかくしてきみといっしょにゆっくりしてしまったんだ。
ハハッ！じぶんをかんししていたゆっくりとなんてもういっしょにゆっくりできないだろう？さようなら。だいすきだったよ、しょう」
「まってください！それがなんだというんですか、そんなのかんけいありません！わたしも…なずーりんがだいすきなんです！！」
「しょう…」
「なずーりん…」
「「いっしょにゆっくりしていってね！」」
2匹が幸せそうに親愛のすりすりを行う。びしゃもんてんの加護がある限り、末長く暮らしていくであろう。
そして山奥では、さっそくしゃべれないドゲスにたいしてびしゃもんてんによる虐待お兄さん顔負けの大虐待が始まっていたのだった。
ォォォォォォーーー！
そして明日もどこかで怒鳴り声が聞こえるであろう……。
【あとがき】
レイラとか妖忌とか命蓮とか設定のみのキャラだってゆっくり化していいじゃなか！
え？だからって毘沙門天はない？ですよねー。
あと、私はナズ霖派です。知的原作コンビでいいじゃないか！
トップページに戻る
このＳＳへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ！よく考えて投稿してね！
- 原作の話になってしまうが、
なずーりんは毘沙門天の部下、とらまるは毘沙門天見習い。
憑依するならとらまるの方では? -- 2018-01-02 09:43:22
- ↓罪袋をゆっくりにしてもいいと？ -- 2017-01-15 23:27:34
- 毘沙門天はゆっくりじゃないのでは？
ドスとかと違って神様的なやつじゃないの？ -- 2016-08-30 14:42:32
- ナニコレ
毘沙門天ゆっくりじゃないでしょ
そうでしょ？
ねぇ？
そうでしょ？ -- 2013-06-19 00:15:18
- 毘沙門天チートすぐる、人間界に来たら軍隊レベルじゃないと対応出来ないんじゃ -- 2013-01-17 10:42:25
- ミッ○ーマウス「ﾊﾊｯ、なかなか面白かったよ！」 -- 2011-08-24 08:33:01
- ハハッ！ -- 2011-08-02 20:40:09
- でくわしたら泣きそう -- 2011-01-10 19:41:33
- もはやゆっくりじゃねええええｗｗｗ -- 2010-12-31 15:47:16
- びしゃもんてんひどいわｗ何たるバランスブレイカー -- 2010-09-25 22:46:10
- 東方キャラならなんでもゆっくりにして良いんじゃないのでしょうか？
面白かったですよ。ゆっくりのわけのわからなさ、奥の深さがよく出ていると思いますよ。 -- 2010-08-28 22:14:31
最終更新：2009年10月24日 08:06
