ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!!

きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! 11KB





  • 何番煎じかわからない。
  • 出て来る人間が話を聞かないタイプ。
  • 一応現代設定です。
  • 前の作品が長かったのでコンパクトにしてみたのですがそれでも10kオーバー…。




「ゆっくりしていってね!!」
「……………ゆっくりしていってね」
背広姿の男が公園はベンチに座って休んでいたらいきなり目の前にゆっくりれい
むの親子が現れた。
成体一匹に、赤ゆっくりが二匹だ。
「にんげんはかわいいれいむのおちびちゃんたちにあまあまをよこしてね!!」
「れいみゅのかわいしゃにめりょめりょだにぇ!」
「きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ~!!」
ゆっくりの何の変哲もないあまあま要求だ。
普通なら相手せずに無視か別の場所に移動するか、
または潰すかのどちらかだ。

「………………」
だが男は無言でれいむ達を見て、

「…謝らなくていいんだよ」
大粒の涙を流した。

「「「ゆゆ!!?」」」
れいむ達は驚いた。
いきなり男が涙を流したから。

「き、きっちょれいみゅのあみゃりのきゃわいしゃのまえにないちゃっちゃんだにぇ!!」
「ゆ!そ、そうだね!!
だったらじじいはさっさとあまあまをかわいいおちびちゃんにあげてね!!」
「「きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ~♪」」
男の号泣に戸惑いながらも自分達の欲求を述べるゆっくり三匹。

しかし、
「かわいい事は悪いことじゃないよ……」
男は同じ言葉を繰り返す。
「いいきゃらちゃっちゃとあみゃあみゃよきょちぇ~!!」
赤れいむ一匹が痺れを切らして体当たりし始めてくる。
それを男はつまんで持ち上げる。
「ゆうう!?にゃにちゅるの!?はなちぇええ!!?」
男の手から逃れようとするが成人男性の握力では赤れいむに脱出等出来る訳がない。
「謝らなくていいんだよ…」
男は優しい口調で赤れいむに言う。
「可愛い事は悪いことじゃないんだよ」
「ゆ!そうだよ!れいむのおちびちゃんはとっても可愛いよ!!」
「そうだね、とても可愛いよ」
男は答える。
「だから謝らなくていいよ。
だからお兄さんが責任を持って可愛くなくてすむようにしてあげるから」
「ゆ?にゃにいっちぇ…」
赤れいむは男の言葉に反応する。
だが時既に遅く、男は何の迷いもなく赤れいむの髪を引きちぎった。
あまりにもさりげない行動に親れいむはぽかんとしていた。
そして一拍おいた後、
「ゆぎょあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!?」
赤れいむの絶叫に我に返った。
「おぢびじゃんになにじでるのおおおおおお!!?」
「何って可愛くなくしてあげてるんだよ」
当たり前のように男は答える。
「どうぢでおちびじゃんをがわいぐなぐずのおおおおお!!?ばがなの!?じぬ゛のお゛お゛お゛!!!」
「だって君のおちびちゃんはかわいいのを謝ったじゃないか…」
「れいむのおちびちゃんがかわいいのはどうぜんでじょおおおお!!?」
「当然かどうか別にして、君のおちびちゃんは僕に可愛くてごめんねって謝った。
つまりは自分の可愛さを悪いと思ってたって事だよね?」
「じがたないでじょおおおおおおおお!!!
おちびじゃんはがわいいんだからわるぐないでじょおおおお!!?」
「そう、可愛く生まれてきた事には何の罪も無い」
「ならどうぢでぇえ゛え゛え゛え゛!!?」
「でも君のおちびちゃんは悪いと思ってた。だから謝った。
悪いと思ってなかったら謝らないよね?」
「ゆ!?」
れいむは男の言葉に混乱する。
悪い事をしたら謝る。
それ位の事は親れいむも知っている。
おちびちゃんはかわいくてごめんね、と謝った。
謝るのは悪い事をしたからだ。
でも可愛いのはいい事で、悪い事じゃない。
でもおちびちゃんは謝った…。
どうして?


親れいむは混乱する。
謝る=悪い事をしたからする事。
かわいい=ゆっくりできる=いい事。
かわいい+謝る=?

かわいいは正義!な図式が餡内に刻み込まれて確立している親れいむにはどうし
ても理解出来ず混乱してしまう。
男はそんな親れいむに対して言い続ける。
「かわいいのは悪い事じゃない。むしろいい事。
けど君のおちびちゃんはそれを悪いと思っていた。いけない事だと思ってた」
男は説明を続ける。
「ゆぅ…れ、れいみゅの…きりぇいにゃ…きゃみぎゃ…」
当の赤れいむ自身は髪を抜かれたショックから立ち直れていないようで上の空だ。
これでは本心が聞けそうにない。
まぁ答えなんてわかりきっているが…。
「おにぇえちゃんをいじめりゅなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
もう一匹の赤れいむは無駄な体当たりを何度も繰り返していた。
男はこれも気にも止めず話を進める。

「生まれつきの特徴で罪の意識を感じるなんてあまりに可哀相だろ?
だから俺はこのおちびちゃんを可愛くなくなればそんな事思わなくて済むだろう?
だからそんな思いをしないで済むように可愛くなくしててあげる事にしたのさ」
男は終始邪気のない笑みを浮かべている。
ゆっくりでも理解出来た。
この男は本気で思っている…。
善意で行動している、と。
善意であろうとなかろうとろくでもない事には変わりないが…。

「さ、可愛くなくなるようにしないとね♪」
「ゆ!?やめてね!!
れいむのおちびちゃんにひどいことしないでね!!」
「大丈夫、殺しはしないから」
男はそう言って赤れいむのもみあげの毛を掴み、
「ゆびょおおおおおおおお!!?」
引き抜いた。

「お、おちびちゃああああああん!!?」
「やちぇぎゃまんちにゃいじぇちゃっちゃとちにぇええええええ!!!」
ゆっくりれいむ一家の三者三様の叫びが響く。
男はそれを気にも留めず、赤れいむを見つめ、
「う~ん…まだちょっとかわいらしさがあるな。
よし、可哀相だけどおめめを片方潰すよ。右と左どっちがいい?」
れいむ達にとってゆっくり出来ない事を言った。

「ゆ、ゆうううううう!!?」
「やべでぐだばい!!?
おぢびじゃんばぼうじゅうぶんにがわいぐなぐなりまじだがらあああ!!!
ぶじゃいぐになりばじだがらあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「どぼぢでぞんにゃごちょいぶのお゛お゛お゛!!?」
「ぞんにゃごちょないびょお!!
おねえじゃんはがわいいよ゛お゛お゛お゛お゛!!!」
まさに親の心子知らず。
必死で子供を助けようと心にもない嘘をつくがそれに子供が気付くことはなかった。
「可愛いならもっとやらないとね。
で、右と左どちらがいい?」
「ゆ、ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」



――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ゆ、ゆううう…」
「おちびちゃんじっがりじでね!!
ぺ~ろぺ~ろ!!」
結局赤れいむは髪を左半分抜かれ、もみあげを引きちぎられ、右目を潰されて、
歯を引き抜かれ、リボンを顎の方に結び直されて解放された。
親れいむも結局止めようと体当たりをしたが蹴り飛ばされてしまった。
赤ゆっくりならともかく、成体ゆっくりの体当たりはうざったかったのだろう。
そのせいか所々が土で汚れ、傷だらけだ。

「ど、どうぢで…じなにゃいのォ…」
一方、攻撃を行ってたもう一匹の赤れいむ(以下妹れいむ)は一向に効果のない
体当たりを無駄に繰り返して勝手に疲弊していた。
「さ、次は君の番だよ」
「ゆ、ゆう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」
疲弊してただでさえ鈍い身体が更に鈍くなって簡単に男に捕まった。
「おでがいじばぶう゛う゛う゛う゛!!!
ぞのごだげはゆるじべぶばざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「でもこの子も謝ったよね。
“かわいくてごめんね”って。
それを見過ごす事は出来ないよ」
「ぞのごはぜんぜんぎゃわいぐないでずがだあ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「どぼぢちぇぞんにゃきょちょいうにょおおおお!!?
がわいいこどもをぶざいぐだなんていうぐずはゆっぐりじないでじねえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「こらこら、そんな親にそんな事言っちゃダメだぞ」
「ゆべえ!!?」
男が親に暴言を放った制裁として妹れいむに拳骨をお見舞いした。
その時大口を開けてたせいで舌の先を噛みちぎってしまった。
「ぴいいいいいいいいいい!!?」
「おちびちゃああああああああん!!?」
舌の一部が無くなった痛みに泣き叫ぶ妹れいむ。
男はそれを見ながら言った。
「さて始めるよ。
大丈夫、すぐ終わらせるからね」
「ゆひゃああああああ!!?
へいひゅのはひのへはあ゛あ゛ぁッ!!!?」
焼き直しの赤れいむ改造が始まったのだった。

―――――――――――――――――――――――――――――


「へいひゅの…ひへいしゃ…はみは……」
姉の赤れいむと同じようにかわいくなくなった妹れいむが虚ろな目で呟く。

「お、おちびじゃんば…」
呆然とする親れいむ。
自分が苦労して産んだ子供が二度とゆっくり出来ない状態にされたのだ。平静で
いられる訳がない。
ただ親れいむは呆然としていた。
男が「これで可愛く無くなったよ。よかったね」と言いながら去って行くのもた
だ呆然と見つめていた…。
「たしゅ…けちぇ…」
「ゆ…ゆぅ…」
「どうぢて…ごんなごどに…」

そこにはいつまでもいびつな饅頭が二つとゆっくりれいむが並んでいた…。




――――――――――――――――――――――――――――



翌日。
「ゆっくりできないくずはしぬんだぜ!!」
男が再び公園にやってくるとそんな声が聞こえた。
不審に思い男が声のする方へ行くと…、
「おきゃあしゃんたぶべッ!!?」
昨日の改造されて可愛く無くなった赤れいむが成体のゆっくりまりさに潰された
ところだった。
ちゃんと喋れたことから鑑みるにどうやら姉の方のようだ。
「お…ちびちゃん…」
その近くには潰され、撒き散らされた小さい饅頭の残骸とボロボロになり、半分
以上身体の餡子を出してしまって虫の息の成体れいむがいた。
おそらく潰れた饅頭が妹れいむで、虫の息なのが母れいむなのだろう。
「さすがありすのだ~りんのまりさね!とってもとかいはよ!!」
「ゆゆ~ん。てれるんだぜありす♪
そういうありすもかわいいんだぜ♪」
「おちょうしゃんもおきゃあしゃんもとちぇみょゆっきゅりちちぇるね!」
「とっちぇもときゃいはにぇ!」
どうやらまりさとありすと子ありすと子まりさで構成された一家がれいむ達をこ
うしたようだ。
別段男に何の感慨もない。
ゆっくりが死ぬ等山街海問わずよくある話だ。
だが袖振り合うのも多生の縁。
最期位は看取ってやろうと近付いていく。
「ゆ?なんのようなんだぜ!!
いまとりこみちゅうなんだぜ!
さっさとどっかいかないとゆっくりできなくさせるんだぜ!」
親まりさがこちらに気付いて威嚇する。
だがゆっくりの威嚇にビビる人はいない。
男は構わず近付いていく。
そしてそれに親れいむも気付いた。
次の瞬間、
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛ッ!!!?」
突然の大絶叫を上げて、目を見開いたまま親れいむは二度と動く事は無くなった

何かとてつもなく恐ろしいものでも見たのだろうか?
それはともかく、男の当初の目的である看取る事を完了したので男は踵を返して
公園から出ていこうとする。
しかし、
「ちょっとまつんだぜ!!」
突然まりさに呼び止められた。
「何だい?」と呟きながら男が親まりさの方へ振り向くと、親まりさはむかつく
笑みを浮かべて…、
「さっききれいなありすとかわいいおちびちゃんをみてたんだぜ!!
かんしょうりょうをようきゅうするんだぜ!!」
と言い出した。
これには思わず男も渋い顔をする。
しかし親まりさは気にせず宣言する。
「ぜっせいのびゆっくりのありすときゅうきょくのかわいさのおちびちゃんをみ
たんだからとうぜんなんだぜ!!
でもまりさはかんだいだからいちまんえんでゆるしてやるんだぜ!!」
「ゆゆう!!ぜっせいのびゆっくりだなんててれるわまりさ!!」
「「きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇー!!」」
「……………!?」
男の身体が強張る。
「ゆ?どうしたんだぜ?
はやくよこさないとまりさがじきじきにゆっくりできなくさせてやるんだぜ!」
「きっとありすとおちびちゃんたちのかわいさにみとれちゃったのね!!」
「ゆ、そうなのかだぜ!!
なかなかみどころのあるじじいなんだぜ!!」
「ゆぅ~、しょうがないわね。
とかいはなありすがさーびすしてあげるわ。
さぁ、おちびちゃんもいっしょにいいましょう!!」
勘違いして勝手に話を進めているありす達。
だが男はそれに反応しない。
そして、
「かわいくってごめんね~♪」
「「きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ~!!」」
親ありすと子ゆっくり二匹はそう言いながらウインクした。
「ゆううう!!?
さすがありすなんだぜ!!
さーびすおうせいなんだぜ!!
ありすはせかいいちのきりょうよしなんだぜ!!
はやくくそじじいはいちおくちょうまんえんはらうんだぜ!!」
男はまりさの言葉にも反応しなかった。
ただ…、
「ゆゆう!!?」
目から大粒の涙を流していた。
そして…、




「……謝らなくって…いいんだよ……」

この瞬間、まりさ一家の運命は決まったのだった…。



END


あとがき
結局何が悪いかって言うときっと可愛いのが悪かったんだね!
書き終わってから似た題材のSSを発見。
慌てて題名を変更する事に…。
パクリはともかくある程度のネタ被りは仕方ないよね!

それはさておいて、以前書いた作品に変な改行を行ってしまい、読みにくい状態になり、
手直しをしようと思ったのですが、見返してみると納得できないところが多々出て来た為、
お蔵入りとさせていただきました。
ですがその際別の作品にその作品の感想が移ってしまい、多大なご迷惑をかけてしまいました。
この場を借りて謝罪させていただきます。
大変申し訳ございませんでした。


過去に作ったSS



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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • ずっとこういうの探してた 最高
    -- 2022-01-21 20:10:23
  • イイハナシダナー -- 2020-09-18 04:01:44
  • イイハナシダナー -- 2018-09-11 09:11:31
  • 最後が…気持ちよかった -- 2017-09-28 10:33:40
  • ナンテイイヒトナンダー(屍ゆんと化しながら) -- 2016-05-22 14:23:13
  • イイハナシダナー
    -- 2015-03-30 18:36:57
  • やっさし~♪ -- 2014-07-31 17:28:02
  • なんという優しさ・・・もはや鬼意慘ではない! -- 2014-06-05 19:35:40
  • 鬼威山かっこいー!
    -- 2014-02-25 12:47:43
  • オニーサンハイイヒトダネ!!ユックリー -- 2014-02-02 10:16:34
  • やさしさだね♪ -- 2014-01-08 21:56:45
  • 悪意がないところが(・∀・)イイ!! -- 2013-11-02 23:08:50
  • 似たのはあるけど、ネタ被りとか仕方ないね
    しかし慈悲深い兄さんだな、涙まで流して・・・踏み潰すより酷い事をしてしまう、なんてゆっくり出来る作品なんだ -- 2013-01-17 10:50:04
  • なんかこういうの見てるとめっちゃすっきりする -- 2012-10-27 10:51:54
  • 虐待お兄さんを遥かに上回るたちの悪さだなw悪意がない分余計にひどい -- 2012-10-27 09:11:00
  • ナンテイイオニーサンナンダ -- 2012-10-27 00:06:56
  • 軽度のヒャッハーな連中がマトモに見えるぜ…… -- 2012-10-13 16:36:45
  • ヽ(・∀・ヽ) -- 2012-07-14 23:03:39
  • 天…然鬼意山? -- 2012-03-23 17:48:32
  • いいね!最高だね! -- 2011-08-25 09:36:25
最終更新:2009年10月24日 08:11
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