ふたば系ゆっくりいじめ 329 アリ×まり

アリ×まり 9KB


『アリ×まり』

*幻想郷設定

*微妙な性的描写(本当に微妙な)






序、



 アリスは俯いていた。

 魔理沙は待ち合わせの時間に来なかった。珍しく魔理沙の方から出かけようと誘ってきた
のに、翌日もさらにその翌日も魔理沙に会うことはなかった。


(…魔理沙に、何かあったのかも知れない…)


 アリスは、魔理沙の家を訪ねた。が、留守だったので博麗神社へと足を運んだ。認めたく
はないが、魔理沙が出入りする場所と言えば霊夢のいるこの神社か、パチュリーのいる紅魔
館くらいのものだ。

 神社の階段を暗欝な気持ちで一段一段登っていく。

 その声が聞こえてきて嬉しい、そう思う反面少し悲しくもあった。


「なぁ霊夢~。今度、森にキノコ狩りに行こうぜ~」


「い、や、よ。前にこのキノコは食べられる、っていうあんたの言葉を信じて酷い目にあっ
 たこと、忘れてないんだから」


「う…あ、あのときはなぁ…」


「魔理沙」


 話の腰を折るつもりもなかったし、魔理沙に何ともなければそれで良い。確かにアリスは
そう思っていた。なのに、どうしてだろう。楽しそうに霊夢と話をする魔理沙の顔を見ると
それを壊さずにはいられない衝動に駆られた。そんなアリスの気持ちと裏腹に、


「アリスじゃないか!お前が神社に来るなんて珍しいな」


「あら…お賽銭でも上げに来てくれたの?」


 いつもの調子で声を掛ける魔理沙。この様子では約束のことなど記憶の片隅にもないこと
だろう。それはもうわかりきっていたし、正直悲しかった。約束のことを咎めようと喉のあ
たりまで出かかったが飲み込んだ。


「ごめんなさい…なんでもないわ…」


 言って、神社を後にするアリス。アリスの姿が見えなくなった頃、


「ねぇ、魔理沙?あんた…またなんかしたんじゃないの?」


「え…?正直思い当たるフシがございません」


「ハァ…ま、いいけど」




一、



 アリスは泣いていた。泣きながら歩いていた。魔理沙のばか、ばか、ばか…。そんなこと
をずっと呟きながら。


「ゆっくりしていってね!!!!」


 草むらから飛び出した一匹のゆっくり…。成体のれいむ種だ。バスケットボールくらいあ
る。アリスは、ただの饅頭の鳴き声にいちいち反応してやるほど優しくない。先の一件もあ
り、今のアリスにゆっくりなどはゴミクズが蠢いてるくらいにしか見えていなかった。


「ゆゆっ!ゆっくりしていってね!!!!」


 次に出てきたのは成体のまりさ種。アリスの足が止まった。所詮ゆっくりだ。そんなこと
アリスにも理解できている。だが、二匹のゆっくりが人目も憚らず頬を擦り合わせて息を荒
くしてみたり、唇を重ね合わせている様子(落ち着けアリス、ただのちゅっちゅだ)を見て
いると、気が付いたられいむを思いっきり蹴り飛ばしていた。


「ど…どぼじでごんなごどずる゛の゛お゛お゛お゛お゛??!!!!」


 まりさの悲痛な訴えが耳に入る。


「どうして…?よく…そんなことが言えるわね…?」


 アリスは拳を握りしめ、唇をカチカチ鳴らしながらまりさを睨みつけた。普段は可愛い顔
をしているアリスだが、この時の表情は筆舌に尽くしがたいものがあった。軽い嫉妬は憎悪
となり、殺意に変わって無関係のゆっくりに向けられた。当然だ。霊夢と魔理沙にこんな扱
いをすることはできない。


「かひゅっ…こひゅっ…」


 木に叩きつけられたれいむは下あごあたりの皮が破れ、餡子と共に三匹の赤ちゃんゆっく
りがどろりと流れ出していた。まりさはれいむに駆け寄ると、


「ゆ…ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!れいぶぅ!!あがぢゃあ゛あ゛あ゛ん!!!!」


 れいむの周りをずりずりと這いながら泣き叫ぶのみ。アリスはそのまりさの無意味な行動
が癇に障った。


「…まりさ。そのれいむはもう死んでるのよ」


「ぢがう゛~!!!れいぶはじんでなんがない゛よ゛お゛お゛お゛!!!!」


「あら…。よく見てみなさいな。体中からこれだけ体液を流して、破れた皮から餡子がはみ
 出してるって言うのに…」


「う゛る゛ざい゛!!!ゆっぐりでぎな゛い゛おね゛ーざんはじね゛ぇ゛ぇ゛!!!!」


 アリスはまりさの顔面に拳をめり込ませた。下向きに負荷をかけたので飛ばされはしない。
変形したまりさの顔面に拳を撃ち込んだまま、アリスは穏やかな笑みを浮かべた。


「あなたが悪いんでしょ?」


「ゆ゛…?ゆ゛ぇ…?」


「ひどいわよ…。私との約束を守ってくれなかった癖に、れいむと仲良くして…。挙句、私
 に死ね、だなんて…。まりさ…。あなたにはお仕置きが必要だわ」


 アリスは魔理沙を怒りたくても怒れない。好きだから。

 だが代わりにまりさを怒ることはできる。饅頭だから。

 アリスに数発殴られたまりさはあっさりと気を失った。うわ言のように、


「れいむ…れいむ…」


 と呟いたときはいっそこのまま殺してやろうかと思ったが我慢した。

 だって、まりさだから。魔理沙ではないけれど、まりさだから。まりさだから、殺せない。

 アリスはまりさを愛おしそうに抱きかかえると、帰路に着いた。




二、



 まりさが目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。木製の壁と天井に囲まれており、棚
の中には何十体もの人形が並べてある。その無感情な人形の無数の目に見られているような
錯覚に陥り、まりさはキョロキョロと辺りを見回して、


「れいむぅ…れいむぅ…どこぉ…?」


 半泣きで弱々しい声を絞り出した。


「お目覚めかしら?」


 まりさが振り返ると、そこにはアリスがいた。最愛のれいむを蹴り殺し、自分が気を失う
まで殴り続けた、決定的にゆっくりなどできるはずがない人間だ。まりさはずりずりと後ず
さりしたが、やがて壁にぶつかり動きを止めた。


「そう…そうよ。もっと怖がりなさい…」


「ゆっ?ゆゆっ?」


 まりさにはアリスの言葉の意味など理解しようがなかった。ただ少しずつ近づいてくるア
リスに恐れ慄くだけであった。しかし、アリスにはそれで十分だった。


「反省しなさいよ…?私がどんな気持ちであなたを待っていたと思ってるの?」


「ゆ?!ゆゆっ?!」


「いつも!」


 顔を思いっきり蹴りつける。びゅべっ、という小汚い悲鳴と餡子を吐きだすまりさ。


「いつもっ!!!」


 二発目。


「いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも!!!!!!!」


 もう何度蹴ったか殴ったか分からない。すでに気を失っており、顔中がベコベコにへこん
だまりさを見て、アリスは我に返った。我に返ったと言えるかはわからないが。


「まりさっ!!!!!」


 まりさの顔に両手を当て、すがりつくアリス。その頬には涙が伝っていた。


「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!私…ああっ…そんなつもりじゃ…!!!」


 まりさが切れ切れに何か喋っている。アリスはまりさの口元に近づきその言葉を聞き取ろ
うとする。


「ごめ……な、…さ…ご、め………もう…じま……ぜ………ゆ…るじ………」


 まりさが謝ってくれた。もうしない、許してほしい、と言ってくれた。アリスの空虚だっ
た心の中が例えようのない“何か”で満たされていく。そして、目の前のまりさがたまらな
く愛しく思えてきた。


「…まりさ…私の…、まりさ…」


 アリスは、まりさの唇に自分の唇を重ねていた。




三、



 オレンジジュースをかけられ、ある程度の気力と顔の形を取り戻したまりさだったが、そ
の表情は恐怖に打ち震えていた。


「ふふ…まりさ…」


 まりさの頬を撫でるアリス。そのたびに震え上がるまりさ。


「可愛い…触れられるだけでそんなに震えちゃうなんて…」


 頬を伝い、まりさのおさげに触れ、そのまま髪へと手を滑らせていく。まりさが抵抗でき
ないのをいいことに、アリスはもう二度、三度、まりさの唇を奪った。とても、柔らかいま
りさの唇。


「ゆっぐり…でぎな゛い゛い゛…」


 涙を流し訴えかけるまりさ。自分と異なる種族にちゅっちゅされるのは気持ちのいいもの
ではないようだ。しかし、アリスにとって目の前にいるのはもはや魔理沙だった。まりさだ
が、魔理沙であり、魔理沙の顔のまりさなのだ。


「まりさ…」


 アリスは、まりさの顔を両手で包むと小刻みに振動を与え始めた。ゆっくりの生態は矢意
先生の出した本である程度の知識を得ている。アリスは、まりさを発情させようとしていた。


「ゆ゛…や、やめでねぇ…おね…おねぇさ…んっ…ゆぁ…ゆゆゆゆゆゆゆ…ゆ゛ゆ゛、ゆ…」


 アリスは悪戯っぽい笑みを浮かべ、まりさに刺激を与え続けた。


「ゆゆゆゆ…ん…んぅ…んほおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


 まりさの体からぬめぬめした体液が溢れ始め、ぺにぺにはすでに雄々しく屹立している。


「やめてだなんて…まりさ…体は、正直みたいだけど…?」


「んほおおおおおお!!!!!」


 アリスの滑らかな指がまりさのぺにぺにに触れる。指先をぺにぺに沿って這わせ、何度も
何度もまりさにキスをした。まりさの髪をかき上げ、潤ませた瞳を覗き込むアリス。その瞳
に映っているのは自分だ。自分しか映っていない。


「まり…まり、ざっ…ゆ゛…ゆっく…い…いっちゃ…」


 なおも刺激を与え続けるアリス。まりさはすっきりーの一歩手前まで行っている。そのと
きだった。


「アリスっ!!!!!」


 肩を上下させ、汗まみれの魔理沙が家の扉をこじ開け闖入してきた。




四、



 アリスはまりさを何度も何度も蹴り続けた。今度は死ぬまで蹴り続けるつもりだった。


「…魔理沙に……魔理沙に…あんな目で見られるなんて…っ!!!!」


 魔理沙は、頬を染め上着をはだけたアリスがゆっくりまりさのぺにぺにに盛大なご奉仕を
しているところを目撃してしまった。魔理沙は、


「うん。その、なんだ…。あたしは、人って十人十色だと思うんだぜ…」


 それだけ言って出て行ったのだが、あの目には明確な軽蔑の意が込められていたように思
う。というか、込められていないはずがない。アリスがゆっくりに性的な奉仕をしていた…
そんなことがあの新聞記者に伝わったら、冗談抜きで幻想郷にいられなくなる。

 すでにまりさは絶命していた。蹴っても蹴っても、もう体の中に僅か残った餡子のカスが
たまに飛び出るだけである。


(終わった…恋とかそういうのじゃなくて…なにか…私が、終わった…)


 嫉妬はれいむに、憎しみはまりさに全てぶつけた。あんなに愛しく見えたまりさも今とな
ってはただの饅頭だ。饅頭相手に自分は何をやっていたのだろう…?考えれば考えるだけ悲
しくなってくる。

 ぐちゃぐちゃのぼろ雑巾のようになったまりさの欠片や餡子をかき集め、暖炉の中に放り
込む。まだまだ気温も高いのに暖炉に火を点けることになるとは…。

 そのときだった。


「アリスーーーー!!!大丈夫か!!!??」


 魔理沙が、窓ガラスを突き破って部屋に入ってきた。あまりに突然の出来事に目を点にす
るアリス。


「はぁ…はぁ…こんなクソ暑い真昼間に…煙突から煙が上がってたから…お前に…なんかあ
ったのかと思って…」


 息を切らしながら、言葉を紡ぐ魔理沙。アリスは涙を流しながら魔理沙に飛びついた。


「な…なんなんだぜぇ???」





 燃え上がる暖炉の中からポソリと声がした。誰も気づいてはいない。


「も゛…ど……ゆ゛ぐ………り゛…じ……だが………た…………」










*駄文、失礼しました。



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感想

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  • アリスお前………メンヘラなのか…………… -- 2023-02-28 16:42:40
  • イクゥウあぁぁぁん ふー さーてと後始末だ -- 2020-12-13 02:35:12
  • これはひどい、作品じゃなくて登場するアリスがひどい・・・
    見られたアリスはこの後どうなったのか・・・・
    -- 2013-01-18 09:20:55
  • ゆっくりに性的興奮するなんて
    カップヌードルでオ○ニーするようなものか -- 2011-03-17 22:48:09
  • まりさェ… -- 2010-10-24 02:30:31
  • スミマセン興奮してしまいました
    パジャマの上から股間をこすった手でキーボードを叩いてます
    ゆっくりにはアリスの陰湿なイジメがよく似合うと思います
    もっとアリスの出番を増やしてゆっくりを震え上がらせてください -- 2010-10-09 01:27:45
  • まりさェ… -- 2010-10-01 18:40:41
  • まりさは犠牲になったのだ… -- 2010-06-27 12:50:20
最終更新:2009年10月24日 16:19
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