ふたば系ゆっくりいじめ 334 総合ゆっくりレジャービル

総合ゆっくりレジャービル 20KB


斎藤です。
DQNものはゆっくりできないって、偉い人が言ってたね。
もうやめようと思ったけど、途中まで書いていたからアップしてみるよ。
読む気が無くても、しんさくさんがあると気分が違うからね。
最近沢山アップされるようになってうれしいね!!

ぼけーっとテレビ見ていて思いついたよ。
サンテレビが視聴できない人には何が何だかわからないはず、ごめんね。
ここの会社結構義理堅いのかなぁ? CM出てるコンニャク打法、今北海道にいてるのになぁ。

駄文です。それでもいいならどうぞ。




ゆー橋はええとこだっせ ゆランゆトーがおまっせ♪♪
でお馴染みの総合ゆっくりレジャービルへと、私はやってきた。
今回の取材は初心に戻り、ゆっくりレジャーの基本を学ぼうといったものである。

ゆー阪から環状線に乗り、ゆー橋で降りる。
うどん出汁の匂いと、朝から一杯やっているおっさん達が出迎えてくれる。
古き良き時代のゆー阪の風景がそこにはある。おされな店が増えたといっても、駅前の様子は何時の時代も変わらない。

ゆー橋駅東出口より徒歩1分、そこにゆランゆトーはある。
地下1階、地上6階の中に、ゆっくりレジャーの全てがあるといっても過言ではない。
今回は下から取材することになっている。

まずは地下1階と地上1階の『ゆチンコ』だ。
今から30年前位に、一世を風靡した大人のゆっくりレジャーだ。
今のパチンコはこのゆチンコがモデルとなっている。多くの人はこのことを知らない。私も知らなかった。

時刻は午前9時半。今日は新台入れ換え初日となっており、多くのお年寄りがすでに列を作っている。
常連さんと話をすると、やっぱりここの台は他所とは違う、殴り心地がたまらないとのことだ。
台を殴る? ゆチンコ初体験の私には意味がよくわからない。パチンコ台を殴った友人が、パンチの店員に連れて行かれたことは
あるのだが。やってみればわかるとのこと、期待感でいっぱいになる。

「ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」
まりさ時計が10時を告げる。開店の時間だ!!
私は店内をダッシュし、何とか新台を確保できた。
初挑戦のゆチンコ台は、『たのしいゆっくり一家の大冒険』という何ともファンシーな名前だ。

ゆチンコ台は、台そのものがゆっくりでできている。
ゆっくりがペッタンコにされ、14インチ程に伸ばされる。目と口の間にパチンコ台が埋め込まれている感じだ。
上部には台に使用されたゆっくりの家族が埋められ、演出を盛り上げてくれる。
大当たりすると口から玉が出てくるのだ。

早速500円分の玉を借り、ハンドルを握る。
「ゆふん!!」と台のゆっくりが喘ぐ。ハンドルはぺにぺにでできているのだ。
遊び方はパチンコと大きな違いは無いので、誰でもすぐに馴染めるだろう。

「リーチ!!!」
横の説明を見ているうちに、れいむ&まりさ絵柄でリーチがかかった。
「おきゃあしゃん、がんばっちぇ!!」
「ゆっくちしないで、あてろ!! くしょばばあ!!!」
台上部の子ゆっくりが、台の親ゆっくりを罵る。大当たりしないと子ども達は餌が貰えないのだ。
「ゆっくりしないでがんばるよ、おかあさんは!!! えさん、はやくそろってね!!!」
台ゆっくりは子どもに答える。

場面が巣の中に変わり、れいむしゅっさんっリーチに変化した。
れいむかまりさを産むことができれば、大当たりである。
画面上ではれいむが必死に息んでいる。
「ゆぶうぅぅぅっ!!! あ、あ、あかちゃんゆっくりしないでうまれてね!!」
アニメ調ではあるが、非常にリアルである。気持ち悪い。頑張る所を間違っている感じがする。

産道がメリメリと開いていく。れいむの顔は苦痛で歪み、汗と涎まみれとなっている。
それにしても長い。なかなか産まない。もしかして死産なのかと見ていると。
「れいむ!! このおぼうしさんでまりさがうけとめるよ!!!」
番のまりさが出てきた。台の説明によるとチャンスアップらしい。れいむ種とまりさ種の番なので、まず当たりだろう。

ドキドキして見守る。早く産みやがれ、このくそでいぶ!!
「うーん、う゛ーん!!! う、う、う、うばれるぅぅぅぅ!!!!」
産道から汚い尻が見えてきた!! がんばれあと少しだ!!!

『スポーーーーーン!!!!』
「ゆっくちうまれちゃよ!!!」
おお、産まれた!! 画面が暗転しているので、何が産まれたのかわからない。どきどきする。
まりさならもう1回当たりやすくなるのだ。

画面が段々と明るくなる。
そこにいた赤ゆっくりは…………




「にゃかにゃかちょかいはなおうちね!!!」




ありすだった!!!


「どういうごとなのぉぉ!!!! でいぶぅぅ!!!!」
画面の中のまりさと私の声がシンクロした!!


「ゆーん!! きゃわいくちぇごみぇんね!!!」赤ありすがそう言って再び絵が動き始めた。
はずれである。


「どぼじで!! どういうことなのおぉ!! なんでれいむとまりさからありすがうばれるのぉぉ!!!」
思わず叫んでしまう。隣のおじいさんが大笑いしている。

「このくそゆっくりが!!! しね!! ゆっくりしていないゆっくりはしね!!」
と私。
「どぼじではずしちゃうの゛ぉ!!! おぎゃあざぁぁぁん!!!」
「れいみゅたちをゆっきゅりさせないおきゃあさんはいりゃないよ!!!」
「いやあぁぁぁぁーーー!!! もうびりびりじだぐなびいぃぃぃ!!!」
と上部の赤ゆっくり。
「ごべんねええぇーーー!!! だめなおかあさんでぇぇぇっ、おちびちゃんごめんねえええーーー!!!」

次の瞬間!!!
「「「ゆびゃあぁぁぁ!!!! びりびりいびゃああぁぁぁぁーーーーー!!!!」
赤ゆっくり達が湯気を立て、ピクピクしながら餡子を吹き出した。
これがゆチンコの売りの1つ、『せいさい』である。今回は電撃が選択された模様だ。
プレイヤーのいらいらを、赤ゆっくりが受けてくれるのだ。

「あーあ、赤ちゃんゆっくりできなくなっちゃった!! これもれいむがはずしたからだ!!!
 このくず、のろま、うんうん、しーしー、でいぶ!!!」
私は溜まりに溜まった鬱憤をれいむにぶつけてやる。

すると…
「ゆっ、ゆっ、ゆゆっ!!!」
れいむの様子がおかしくなった。白目を剥いて反応がなくなった。
続いて台も操作不能になった。

私が焦っている様子を見て、隣のおじさんが
「姉ちゃん!! 餡子当たりだよ!! 店員呼ばなきゃ!!」
と言って店員を呼んでくれた。

急いでやって来た店員が手に持っていたのはタッパー!!
何? 何でタッパー?
「お客さん!! 餡子、餡子が出てきますから受け止めて!!!」
と店員に言われる。店員は台に打ち止め札を刺す。

玉が出てくる所にタッパーを置く。
するとしばらくして
「えれえれ、えれえれ!!!」
れいむが餡子を吐き出し始めた。

うわっ!! すごい!! 餡子が、餡子がどんどん出てくる!!!
あっという間にタッパーが一杯になった。
「どうします? 交換されますか、お持ち帰りになられますか?」
店員が聞いてくる。いまいち状況が掴めない。

店員による説明はこうだった。
数字が揃う以外にも当たりがあり、それが餡子当たりである。
台のゆっくりが強い精神的ショックで餡子を吐き出すのがそれである。
そのまま食べながら打ってもいいし、カスタード、チョコレート等にも変えてくれる。
周りを見回すと、爺さんたちが餅、食パン持参で打っている。

まだ取材する所が残っているので、半分をカスタードに替えてもらい終了した。
さすがゆっくりレジャーの殿堂!! 私の思いも寄らぬ所で楽しませてくれた。
まだ甘味が貴重だった時代の名残が感じられた。お年寄りが多いのも納得である。



続いて私は2階へと向かった。2階はゲームセンターとなっている。
ここのゲームセンターも歴史は古く、今流行りのゲームなどは一切無い。
だが、ゆんベーダーや平安京ゆっくり等が当時の筐体のままありマニアの人気は非常に高い。

今回の私の目当ては『ゆっくりたたき』である。
ゲームセンターの定番であるゆっくりたたきは、ここが発祥の地である。
現在多くの店舗では管理の問題から、実際のゆっくりは使われていない。
だがここでは設置当時から生きているゆっくりが使われている。
それが人気で数人が順番待ちをしている。私もその列に並ぶ。

15分程待っただろうか、私の順番となった。
係員が新しいゆっくりをセットしていく。
「いや、いやあぁぁぁぁーーーー!!! れいむ、れいむたたかれたぐないぃぃっ!!!」
「やめて、やめてえぇぇぇっ!!! こんなのとかいはのすることじゃないわよっ!!!」
「むぎゅうぅぅぅーーー!!! えれえれー」
これからどの様な目に遇うかわかっているゆっくり達は悲鳴を上げ、セットされるのを拒む。

だが係員は淡々とゆっくりを穴の中に入れていく。
「ゆぎゃっ!!! あんよがあぁぁっ、まりさのあんよがああぁぁーー!!!」
「ぬいてええっぇぇ!!! あんよからはりさんぬいてぇぇぇぇっ!!!」

「はい、準備できました。どうぞ。」
係員が私に告げる。
200円を台に投入すると、ゲームの開始だ!! がんばるぞ!!!

『ウイイーーン!! ウイーーン!!』
と音を立て、ゆっくり達が穴から姿を見せる。
まだ始まったばっかりなので速度はそれ程ではない。

『ポカッ!!』『ゆぎゃっ!!!』 『ボコン!!』『いちゃいいぃぃ!!!』
私は1匹も叩き逃さないように集中する。

段々と速度が上がってくる!!
『ボカ!!!』「ゆべっし!!」 『ドゴッ!!!』「ゆげげっ!!!」 『パシーンッ!!』「いだぃぃぃ!!!」
ここまでノーミスだ!!! 調子がいい。今日のハイスコアを更新できそうだ。

「うー いたいのいやだどぉぉぉーー!!! おぜうさまをはやくはなすんだどぉぉーーー!!!!」
叩いた分だけ点数が加算されるれみりゃが出てきた!!!
他のゆっくりを叩くよりも効率がいいので、こちらを集中して叩く。

『バシッ!! ドコッ!! パシンッ!! ボコン!!! ビシッ!!!』
「う、うー!! やめろ、やめるんだどー!! いたい、い、い、いたいんだどー!!!
 かえる、かえる、こーまかんにかえるんだどおぉぉぉーーーー!!!!」

『ドゴンッ!!!            ブチッ!!!!!!!』
し、し、しまったあぁぁぁぁっ!!! れみりゃの首を叩き落してしまったあぁぁぁっ!!!!

「はい。終了です。おつかれさまでした。」
固まる私に係員が告げた。
「うー あうー うぅぅぅーーー!!! あぶうぅぅぅっ!!!」
首だけのれみりゃが苦しそうに唸る。主のいなくなった胴体はバタバタしている。

このゆっくりたたき、ゆっくりを潰してしまうとそこで終了となるのだ。
だからゆっくりを叩く際には、細心の注意が必要となる。
熱くなっていたのと、れみりゃの顔が余りにも憎たらしかったため、思わず本気で叩いてしまった。
まだ時間大分残っていたのにぃーー!!! くやしい!!

「お客さん!! 体の方どうされますか? お持ち帰りになられますか?」
係員がれみりゃの胴体を包んでくれるのを断り、私はゲームセンターを出た。



時刻は12時過ぎ、そろそろ昼ごはんにしたい。エレベーターに乗り込み、6階のボタンを押す。 
ゆっくり料理の老舗『ゆっくり飯店』に予約を取ってある。費用は会社持ちなので安心である。

エレベーターを降りると、まずサンプルケースが目に入ってくる。
デパートの大食堂によくあったものだ、懐かしい。
ざっと眺めると、今の時期は『ぱしたフェア』が行われているらしい。
ぱちゅぼなーら、かるぼさん、れみりゃそーすといった定番から、れいむ入りパスタライス、
森の賢者のありす添えすっきり風等の変わったものまで揃っている。
ぱしたを1品頼むと、べーこんごはんがセットで付いてくる。

今回のお目当てはこれではない。
特級れみりあ士が作る、れみりゃ料理が目的なのだ。

入り口で予約していたことを告げると、個室へと案内された。
よくわからないコンセプトで統一されたインテリアが目に付く。こーまかん風らしい。
れいむ、まりさ、ありす等のデスマスクが並ぶ。壁の絵画は、れみりゃがればんてぃんでふらんを串刺しにしている。
こーまかんとはどんな所かよく知らないが、写真を数枚撮っておく。

前菜は、まりさの帽子とぱちゅりーの婆帽ときゅうりの酢の物、まりさつむりの壷焼きであった。
帽子のコリコリ感ときゅうりのシャキシャキ感がうまくマッチしている。
壷焼きの方も、絶命する際漏らしたしーしーとうんうんの加減が何とも言えない。
共に文句の付けようの無いものであった。

前菜を食べ、ウイスキーのちるの割りを飲んでいると、ウエイターがワゴンを押してやって来た。
ワゴンには数匹のれみりゃが吊るされている。この中から選ぶことができるのだ。
れみりゃの選び方等わからないので、ウエイターにオススメはどれか教えてもらう。
胴付きれみりゃはでぶっと肥えた方がおいしいとのこと。顎がタプタプしていると油のノリがよい。
ウエイターの個人的好みではあるが、馬鹿面な方がいいらしい。

ワゴンの中から2匹選んだ。『ぷっでぃーん♪ ぷっでぃーん♪』ばかり言っていた奴とにんしんっしている奴を
今回は調理してもらう。
どんな調理法がいいか、私は初めてなのでおまかせにしてもらった。
小1時間程でできあがるとのこと。その他の料理を楽しむことにする。

らんの握り、ぱちぇとありすのはさみ揚げが次に出てきた。
握りの方は素材のうまみを活かした、シンプルながら味わい深い一品であった。
はさみ揚げは正しく絶品であった!!!
あにゃるとまむまむをレイパーありすに攻められたぱちゅりーは、甘さが消えこくだけがうまく残り、
攻め手のありすはこれ以上ないといった具合に甘い!!
それぞれすっきりする瞬間を揚げてあるため、筆舌し難い表情をしている。匠の技をここに見た気がする。

私がそれらを堪能し終えると同時に、れみりゃが運ばれてきた。一体どの様に料理されているか楽しみである。
まずは馬鹿面をしていた方からだ。ウエイターがお皿を私の前に置く。
れみりゃの姿揚げクリームソース煮である。
なんとこのれみりゃ、まだピクピクと動いている!! 生なのか?
恐る恐る口をつける。
な、な、何ということだ!!! れみりゃにはしっかりと熱が通っている!!! 半生といった状態でもない!!
足の方から食べ進んでいく。
「うー!! いたい、いたいんだどぉぉーー!!! おぜうさまをたべるんじゃないんだどー!!」
とれみりゃが小さな声で泣く。
素晴らしい!!! 驚くべき火の通し方!!! クリームソースもまろやかでれみりゃの油っぽさを打ち消してくれる!!

頭を最後に食べる。
「うあっ!! うーやめるんだど………」
れみりゃの断末魔が心地よい。

次はにんしんっれみりゃだ!! ウエイターが皿を運んでくる。
私は皿の上のものを見て、何も言えない。
ただ真っ黒な炭の塊がそこにあるだけだ。どういうことなの、これは?
ウエイターが炭の塊を、スプーンで軽く叩く。中からは裸で丸坊主のれみりゃが表れた!! 
れみりゃからは湯気が立ち上り、プルプルと震えている!! またもや生きたままだ!!
ここのれみりあ士、一体どれ程の腕の持ち主なのか?

ウエイターが手馴れた手つきで、れみりゃを切り分けていく。
腹の中から胎児が出てきた。胴なしのれみりゃだ。
そのまま塩を付けて食べる。
「うー!! れみりゃのあがちゃんがあぁぁぁっ!!! たべものじゃないんだどー!!」
「うー!! しみる、しみるんだどー!! まんまー、まんま、どこおぉお!!!」
れみりゃ達の声もおいしさの1つと言わんばかりの生かし方、食べるのがもったいない気もする。

一思いに頭からガブリといく。
「うー!! うーーーっ!!! いだい、いだああぁぁぁい゛!!!」
口の部分を残すといい声で泣いてくれる。まさにヘブン状態!!!
しっとりモチモチの皮と、脂っぽい中身とのハーモニー!!
絶品でした!! ごちそうさまです!!!
ちなみに外側の親れみりゃは食べるものではない。ただの器に過ぎないのだ。 

デザートには、ちぇんの丸焼きと活け赤ゆっくり。
活け赤ゆは親のれいむから直接ちぎって食べる。
「やべでぇぇぇぇぇっ!!! でいぶの、でいぶのあかじゃんたべないでぇぇぇーーー!!!」
親れいむの悲鳴がいいアクセントとなり、極上の甘さが感じられた。
もう何も言うことはない。満腹、満腹♪



支払いを済ませ、次は5階に降りる。
満腹で眠たくなってきたので、温泉に軽く浸かって昼寝でもしようと思う。
ここの5階は、天然温泉とサウナがあるのだ。

私は湯浴み着に着替え、浴室に入る。
いやあー♪ 人が働いている時間に入る風呂は絶品である!!!
ここの温泉は美肌効果に優れていて、女性にも人気がある。真昼間なので私しかいないが。

ここの目玉は『日替わりゆ』である。ゆっくり自体が浴槽となっているのだ。
今日はどすまりさの日ということで、早速浸かってみる。
「いだいいぃぃーーー!!! どすの、どすのあんこさんのなかにはいらないでぇぇぇぇ!!!!」
どすの帽子を外し、ヒーターで温められた餡子の中に浸かる。

「はあぁぁぁーーーっ!!! 極楽極楽!!! このあんまーい香りもいいねぇぇーー!!」
思わず声が出てしまう。
この餡子風呂、どすがまだ生きているため、中にいると消化されていくのだ。
長く浸からなければ大きな問題はなく、体の垢を食べてくれる感じなのだ。
ゆ船から上がり、シャワーで餡子を落とす。
つるっつるのお肌だ。とても30前の肌とは思えない!!! 一家に1匹欲しいくらいだ!!

毎日違った大型のゆっくりに浸かれるということもあり、リピーターも多い。
特にぱちゅりーとありすは大人気だ。ミルク成分がお肌にいいらしい。

別料金を払えば、『らんの蒸し風呂』に入ることもできる。
大型のらんが外側から熱され、中の酢飯がいい具合の温度となる。
また酢飯が汗を吸ってくれるので、サッパリできる。私は酸っぱい匂いが苦手なので遠慮したが。

高温サウナは特に変わった所はなかった。
だがミストサウナが特徴的だった。ミストがゆっくりから出た汗なのだ。
ミストが出てくるノズルの向こう側、熱風が出てくる所にゆっくりが閉じ込められているのだ。
チョコレートの香りがする。今日はちぇんの日なんだね、わかるよー
耳を澄ますとちぇん達の声が聞こえてくる。
「あづいぃぃっ!! あづいよおぉぉっ!! わがらないよぉぉぉーーー!!!」
「らんじゃまたずけてぇぇぇっ!!! ゆっぐりでぎなびぃぃーーー!!!」

サウナで火照った体を水風呂で冷ます。水の中にはちるのが数匹浮かんでいる。
「あたいってばさいきょうよね!! ゆっくりしていくのよ!!!」
そんなに何時までも浸かってられません!! 少し氷が張っているじゃないの!!

風呂上りにはもちろん冷たいスイーツ!! ここはシンプルにちるのを水で!!
宇治れいむやありまりも捨てがたいところだが、さっぱりといきたい。
カウンターのおばさんが冷凍庫から、ちるのを取り出す。
『あたい さいきょう』しかしゃべらない。やっぱり馬鹿だ。
カキ氷機にちるのがセットされる。おばさんがスイッチを押す。
『ガリガリ ガリガリ!!!』
「いだああぁっ!!! いたいいいぃーー!!! あたいのあたまがあぁぁぁーーー!!!」
削られたちるのが皿に盛られ、砂糖水が注がれる。砂糖水はゆっくりのものではないとのこと。
シャリシャリと気持ちい音がする。うーん、冷たくておいしい!!
やぱりちるのは水に限るわね!! ブルーハワイなんて邪道よ、邪道!!

サウナでさっぱりいい女になったので、昼寝することにする。
リラックスボックスへ移動する。
ここのリラックスボックスはゆっくりでできており、口の所から中に入る。
カプセルホテルを想像してもらえるとわかりやすい。
ゆっくりの皮のポヨンポヨン感が何とも言えず気持ちいい。
あっという間に眠りに落ちてしまう。



「ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」
セットしていた目覚ましが鳴る。これはれいむでできている。まりさより少し音階が高い。
ささっとメイクし、次の取材へ向かう。
目指すは4階、『ナイトクラブ・ゆっくりしてもいいのよ!』である。

こちらは昔のキャバレーの雰囲気を残した大箱である。
在籍するホステスさんも年配の方が多く、ご老人の社交場といった感じである。
今回取材を申し込んだのは、ゆっくりホステスのぱちぇねえさんである。
ゆっくりとしてのゆん齢は公表されておらず、在籍年数は5年とゆっくりとしては最長期間を誇っている。
取材の場に指定されたボックス席に案内される。

「むきゅ!! じょせいがしゅざいにこられるなんて、めずらしいわね!!
 どうぞゆっくりしていってちょうだいね!!」
おしろいの中に顔を突っ込んだのかと言いたくなる程白い顔、血を啜った後の様な真っ赤な口紅を引いた
ゆっくりがどんと待ち構えていた。ぱちぇねえさんだ。誰だ、こんな化粧をしてやっているのは?

「初めまして、月刊ゆっくりうぉーかー編集部のSです。今日はよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくね、おじょうさん!!」
「いきなりで申し訳ないんですけれども、この道に進まれた訳をお聞かせ下さいませんか?」
「あら、せっかちさんね。もっとゆっくりしなさいよ!! うーん、ぱちぇはなんだかおなかがすいたし、
 のどもかわいたわねぇー」
「あっ、すいません。何でも好きなもの注文してくださって結構ですよ。」
「そう? なんだかさいそくしたみたいでわるいわね。
 じゃあ、くだもののかんづめのもりあわせとひやしあめをいただこうかしら。」
「お酒の方は飲まれないんですか? あっ、私は焼酎水割りちるの多めで。」
「おさけさんもねえ、わかいころはよくのんだわ。でもねえ、さいきんめっきりよわくなったのよ!!
 もうぱちぇもとしなのよ!! もうすぐゆっくりしちゃうかもしれないわねぇ。」
「いやいや、まだまだお若いですよ!! ぱちぇさんは!! 赤ゆみたいなモチモチお肌ですよ!!」
「むきゅん、あなたおじょうずね!! おせじでもうれしいわよ!!
 そうそう、ぱちぇがどうしてこのおみせにおせわになってるかだったわね。
 すこしながくなるかもしれないけど、いいの?」
「はい、構いません! 私自身も非常に興味のあることですから。」

私はレコーダーを取り出しセットする。
ここからの話は非常に長い!! 本当に長かった!!!
ぱちぇさん、もうボケが始まっているに違いない!! きっと!!

要約する。
ぱちぇさんは、ありすとぱちゅりーの番から産まれた三女である。
姉ありすといっしょに京ゆー電車に乗り、ゆ治からゆー橋にやって来た。
姉ありすが、とかいはとかいはうるさいので一緒について来た。
最初はゆー阪城公園に住んでいた。しかし他のゆっくりに追われ、ゆー橋に戻ってきた。
ゆランゆトーのゴミ箱を漁っている時に、姉妹共々今の支配人にスカウトされた。
始めた頃は、右も左もわからない世界だったので毎日泣いてばかりだった。
どうすればお客が喜ぶかを勉強し、人気が出るようになった。
姉ありすは1匹の飼いゆっくりに見初められ、今はゆのおの山に住んでいる。
ぱちぇさんは、何度もいっしょにゆっくりしないかとアタックされたが、この仕事が好きで断った。
後悔することもあるが、たくさんのお客さんと話す毎日が楽しくて仕方ない。
現在はこのビルの3階の事務所に住んでいて、出勤するのは週に3回程。
仕事をしない日は、中ゆ島の図書館で本を読むか、講演に行くことが多いらしい。

「むきゅん、たしかにこのしごとはつらいことばかりよ!!
 でもね、ここにくるおきゃくさんは、ゆっくり、にんげん、りょうほうともゆっくりできていないのよ!!
 それをすこしでもゆっくりさせてあげること、それがとかいのけんじゃのしごとだと、ぱちぇはおもうのよ!!
 あっ、でももうすこしわかいおきゃくさんがふえてくれるといいわね!!
 ねんぱいのおきゃくさんばかりじゃ、せけんのはやりについていけなくなるのよねぇ。」
ぱちぇねえさんは缶詰の白桃を3回、みつまめの缶詰を追加で2回おかわりし、3時間じっくりと話してくれた。

「ぱちぇねえさん!! 次のお客さんがお待ちです。」
ボーイがぱちぇねえさんに耳打ちする。さすが売れっ子、出勤の日は予約で一杯だ。
「あらあら、ちょっとゆっくりしすぎちゃったわね。ごめんなさいね、ゆっくりおはなしできなくて!
 ほかのおきゃくさんがおまちになってるから、そろそろしつれいするわ!!
 またゆっくりしにきてね!! これをおわたししておくわ!!」
ぱちぇねえさんは、私に営業用の名刺をくれた。
「ありがとうございました、大変興味深いお話でした。また機会があれば、寄らせてもらいます。
 ぱちぇねえさん、これからもお元気で。」

ぱちぇねえさんはボーイに抱かれ、次のお客の席へ移っていった。
ゆっくりとは思えない貫禄!! やはり人気なのには訳がある。今回の取材でよくわかった。

支払いを済ませてビルを出る。時刻は午後9時をちょっと過ぎた位だ。
ゆー橋駅には我が家へと帰るサラリーマンで溢れている。
飲み屋街には、朝見たおっさんがまだ飲んでいる。
その陰を野良ゆっくりが人に見つからないように跳ね回っている。
私も一杯飲んでいきたい……が
先程のぱちぇねえさんのおかげで取材費が空になってしまった。飛行機代もない。
今の時間ならまだ夜行バスがある。コンビニで缶ビールとめーりんでも買っていくか!!
私は環状線でゆー阪へ、そこから夜行バスでゆー京へと戻った。


トップページに戻る
このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • ↓3君だけじゃない俺もだ -- 2016-02-11 17:46:46
  • チルノはひーきするのが
    あたりまえでしょぉぉ!!! -- 2013-04-07 03:08:30
  • 一階にもゲセはあるんだぜえええぇ!? -- 2013-02-10 11:17:17
  • ↓君だけだ -- 2011-02-07 07:59:07
  • ちるのをたべたりころすのはゆっくりできないよ -- 2011-01-31 22:17:31
  • これグランシャトーでは? -- 2011-01-07 23:36:40
  • やばい、行きたい・・・ -- 2010-07-15 12:33:52
最終更新:2009年10月24日 16:46
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。