STORY 出自一覧


シャアの反乱から10年後、ブライトの実子ハサウェイ・ノアの波乱の物語。
自らマフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、秘密結社「マフティ」を設立。
特権階級に対しテロを決行し連邦軍を追い詰め、議会をも襲撃するが・・・。
劇場作品ではなく富野御大作の小説作品。その悲劇的な結末は物議を醸した。

マフティー


RX-105
富野御大作の小説「閃光のハサウェイ」に登場するニュータイプ専用MS。
搭乗者はマフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノア(選ばれた預言者の王という意味)。
Ξはギリシャ文字としてクサイと読むが、ガンダムの設定的には「クスィー」。
EX-Sガンダムを二周り以上越えるオーバーサイズで、ペーネロペーと併せ、MSの巨大化の歴史における終止点である。マフティーことハサウェイ・ノアが、アナハイム・エレクトロニクス社に極秘発注して作らせた機体で、MSとしては前例のない「ミノフスキークラフト」を内臓し、肩のバインダーを変形させれば(本作のフライトモード)大気圏内をマッハ2(つまり音速)で飛行できる。速さについては亜光速まで飛ばせるV2ガンダムに次ぐ速さで有名。(これより速いのは瞬間移動できる∀とユニコーンガンダムだけ。)
頭のΞはνガンダム(アムロ)の遺志を継ぐ、という意味をこめたイニシャルだが、機体自体はνに似ても似つかない。

その形態は恐竜的な進化を遂げたMSの頂点とも言える姿で、摩擦軽減用障壁「ビームバリア」及び「ミノフスキークラフト」を内臓した結果、その体躯は巨大MSの代表格であるサザビーよりも一回り以上大きい。
またサイコミュを搭載した誘導ミサイル「ファンネルミサイル」を始め、当時最新鋭の武装を多数施されており、戦力に劣るマフティー勢が、圧倒的軍事力の地球連邦軍と互角以上に渡り合えたのは本機の性能に寄る所が大きい。
レーン・エイムの駆るペーネロペーと死闘を繰り広げた末、連邦軍の仕掛けたビームバリアのトラップにかかり、行動不能となっている。
マフティーことハサウェイは全身火傷状態で捕虜となり、連邦軍によって簡易延命処置された後、戦犯として公開銃殺されるという歴代ガンダムの主人公の中で最も悲劇的な最期を遂げている。(間違いなく歴代屈指のバッドエンド。)

彼もまたガドーやハマーン、アムロ、シャアと同じく、後の時代のために宇宙を駆け抜けて散っていった英雄の一人であった。

地球連邦軍


RX-104FF
Ξの試作機。同じくAE製。Ξと違い大気圏内飛行は要変形。
長い間ペーネロペーの呼称のみで呼ばれ、「ガンダム」としてはカテゴライズされていなかったが、後年、オデュッセウスガンダム(RX-104)を素体にペーネロペーユニットと呼ばれるフライトユニットを装着した状態であるという設定が付加され、また同時にΞガンダムの兄弟機ということになった。パイロットはレーン・エイム。
ハサウェイことマフティーの駆るΞと幾度も戦闘を繰り広げる事になる。ビームバリアのトラップで最終的には(自身は釣の餌。つまり囮となって)撃墜に成功するもパイロット技量では劣っていると思われる描写が多い。ペーネロペーの名前の由来はギリシア神話の女神ペネロペから来ておりステージタイトルの貞淑の象徴はその伝説に由来する。

なお、上記2機とも『GUNDAM FIX FIGURATION #0025 RX-105 Ξ GUNDAM/RX-104FF PENEROPE 』
として立体化されている




最終更新:2010年03月17日 08:23