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*エイブ・ア・ゴーゴー 【えいぶ・あ・ごーごー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RQE)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|ゲームバンク|~| |開発元|GT Interactive Software|~| |発売日|1997年12月11日|~| |定価|5,500円|~| |判定|なし|~| **ストーリー 惑星オッドワールドを征服したグラッコン族の建てた栄養食品工場ラプチャーファームにて働くマドカン族の主人公エイブ。~ 無知で楽天家でお人好しの彼は自分の扱いに特に不満をもっていなかった。~ そんなある日、一週間の休暇も開け元気に工場を掃除する彼は、偶然重役であるグラッコン達の会議を聞いてしまう。なんと作られてる食品には自分たちの元気エキスが使われており、今後は生産量向上のため人命無視で多くのエキスを吸い取るというのだ。~ 身の危険を感じたエイブは仲間たちと共に逃げることを決意したのであった。 **特徴 -プレイヤーは主人公「エイブ」を操り、「仲間」を助け、工場を脱出するのが目的。『プリンスオブペルシャ』のように、箱庭の中で段差を乗り越えトラップを乗り越えていくゲームとなっている。 -ゲームとしては難易度はかなり高く、とても工場や遺跡とは思えない地形とトラップまみれな場所を右往左往することになる。残機の概念はなく所謂「死んで覚えろ」なゲームである。 --エイブはゲームの主人公としては貧弱な部類に入り、全てのダメージ=即死となっている。銃やパチンコで撃たれて死に、高い場所から落ちて死に、栄養食品の材料(猛獣)に一撃で殺される。 ---死亡パターンの一つには肉片となって飛び散るといったグロ描写もある。 -そして初期状態では攻撃能力が一切無い。追加される攻撃手段も、非常に数が限られており、エイブは敵に鉢合わせた際に勝てるような攻撃手段がない。 --なお、本当にプレイヤーの操作に従って動いているためか、ゲームの動きにない操作をするとカメラ目線で「分かんない」と言ってくる。 -そんな無力なエイブが即死要素だらけの工場を突破する鍵は「会話」と特殊能力「チャント(お祈り)」。 --「会話」は文字通り会話であるが、敵を説得することはできない。仲間と会話することで、仲間の誘導を行うことが主な目的。 ---ほとんどの仲間は指示をしないと脱出場所に向かわせることが出来ないが、その途中にもエイブも仲間も死ぬトラップがある場合があるため、指示から行動までのレスポンスを意識しながら、細かな指示をして脱出へ導くことが必要となる。 --「チャント」は一定時間その場で祈ることで、不思議な力を発揮できるエイブの能力。 ---その中でもメインとなるのが「敵への憑依」。工場内には銃を持っているエイブたちの監視役である「スリッグ」が多く配置されているが、チャントをすることで彼らの体を乗っ取ることが可能、以後乗っ取ったスリッグの死亡まで操作キャラが変更される。 ---もちろん持っている銃もそのままなので、エイブが移動しても安全なように銃で他の敵を始末する、スリッグに従順な犬のような敵「スロッグ」と会話して誘導するなど、エイブに出来ない様々な行動ができる。 ---ただし、同画面内にスリッグがいる状態でチャントをしないと乗っ取れない(別画面に移動して乗っ取りを回避する個体もあり)、ジャンプなど、エイブができてスリッグが出来ない行動がある、一度乗っ取った後はスリッグの死亡以外に乗っ取りは解除できないなど、万能ではない。 --それ以外にも、「鳥の輪」から移動用、仲間の救出用ゲートを開く、鐘を鳴らすなど、様々な効果がある。 **評価点 -これらの要素や、様々なマップギミックを駆使して、基本的には敵やトラップから逃げつつ避けつつ、環境が揃ったときには攻めることのできる、面白いバランスに仕立て上げられている。 --自由度は序盤のうちはそれなりにあり、わざと仲間を射殺したりミキサーですりつぶすといった外道プレイも行うこともできる。やりすぎると実に後味に悪いエンディングとエイブからのダメ出しが待っているが。 --後半になると高難易度のためとてもじゃないがそんな余裕などない。 -バッドエンドが後味悪い分グッドエンドは短いながら感動できる物になっている。 **問題点 -やはりキャラクターデザインが日本受けしにくいデザインであることが大きい。 --肉片となる死亡描写や、ストーリーも食い殺されないように逃げるなど、エグい表現も多数ある。 -難易度の高さ。 --たしかにやり応えはあるが、非常にシビアなタイミングで入力を何度も成功させないとクリアできない場面が数多くあり、人によっては「またこんなのか・・」と思われるような場面も。 -救出しそこない、仲間の死亡に救済措置が無い点。 --このゲームでは一方通行の場面があり、ある程度進めると戻れない場所がある。それらにも仲間は配置されているため、救出しそこなうと二度と救出できない。 --またトラップなどで死亡した際は、そこに戻ることが出来る場合でも死亡したままとなり、救うことが出来ない。 ---そしてセーブは特定地点を通過した際に自動セーブされるため、複数セーブを作って(セーブされた後にそのデータをゲーム内でコピー可能)おかないとうっかりセーブ地点を通ると手遅れになってしまう。ゲームとしてある程度仕方が無いとはいえ、もどかしいのも確か。 **総評 -独特なゲームデザインと高い難易度から抵抗のある人もいるが、逆にその世界観に魅せられた人もおりゲームとしてやりごたえもある。 **余談 -本作は洋ゲーの輸入でありその際にストーリーや演出の一部に修正が加えられている。 -続編も『エイブ99』という名前で発売されているが、あまり出回らず今ではプレミアがついている。またXboxで三作目『Munch's Oddysee』が出ているがこちらは日本未発売である。 -エイブの吹き替えは山寺宏一氏が担当しているが、かなり盛大に加工されているため言われないとわからない。
*エイブ・ア・ゴーゴー 【えいぶ・あ・ごーごー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RQE)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|ゲームバンク|~| |開発元|GT Interactive Software|~| |発売日|1997年12月11日|~| |定価|5,500円|~| |判定|なし|~| **ストーリー 惑星オッドワールドを征服したグラッコン族の建てた栄養食品工場ラプチャーファームにて働くマドカン族の主人公エイブ。~ 無知で楽天家でお人好しの彼は自分の扱いに特に不満をもっていなかった。~ そんなある日、一週間の休暇も開け元気に工場を掃除する彼は、偶然重役であるグラッコン達の会議を聞いてしまう。なんと作られてる食品には自分たちの元気エキスが使われており、今後は生産量向上のため人命無視で多くのエキスを吸い取るというのだ。~ 身の危険を感じたエイブは仲間たちと共に逃げることを決意したのであった。 **特徴 -プレイヤーは主人公「エイブ」を操り、「仲間」を助け、工場を脱出するのが目的。『プリンスオブペルシャ』のように、箱庭の中で段差を乗り越えトラップを乗り越えていくゲームとなっている。 -ゲームとしては難易度はかなり高く、とても工場や遺跡とは思えない地形とトラップまみれな場所を右往左往することになる。残機の概念はなく所謂「死んで覚えろ」なゲームである。 --エイブはゲームの主人公としては貧弱な部類に入り、全てのダメージ=即死となっている。銃やパチンコで撃たれて死に、高い場所から落ちて死に、栄養食品の材料(猛獣)に一撃で殺される。 ---死亡パターンの一つには肉片となって飛び散るといったグロ描写もある。 -そして初期状態では攻撃能力が一切無い。追加される攻撃手段も、非常に数が限られており、エイブは敵に鉢合わせた際に勝てるような攻撃手段がない。 --なお、本当にプレイヤーの操作に従って動いているためか、ゲームの動きにない操作をするとカメラ目線で「分かんない」と言ってくる。 -そんな無力なエイブが即死要素だらけの工場を突破する鍵は「会話」と特殊能力「チャント(お祈り)」。 --「会話」は文字通り会話であるが、敵を説得することはできない。仲間と会話することで、仲間の誘導を行うことが主な目的。 ---ほとんどの仲間は指示をしないと脱出場所に向かわせることが出来ないが、その途中にもエイブも仲間も死ぬトラップがある場合があるため、指示から行動までのレスポンスを意識しながら、細かな指示をして脱出へ導くことが必要となる。 --「チャント」は一定時間その場で祈ることで、不思議な力を発揮できるエイブの能力。 ---その中でもメインとなるのが「敵への憑依」。工場内には銃を持っているエイブたちの監視役である「スリッグ」が多く配置されているが、チャントをすることで彼らの体を乗っ取ることが可能、以後乗っ取ったスリッグの死亡まで操作キャラが変更される。 ---もちろん持っている銃もそのままなので、エイブが移動しても安全なように銃で他の敵を始末する、スリッグに従順な犬のような敵「スロッグ」と会話して誘導するなど、エイブに出来ない様々な行動ができる。 ---ただし、同画面内にスリッグがいる状態でチャントをしないと乗っ取れない(別画面に移動して乗っ取りを回避する個体もあり)、ジャンプなど、エイブができてスリッグが出来ない行動がある、一度乗っ取った後はスリッグの死亡以外に乗っ取りは解除できないなど、万能ではない。 --それ以外にも、「鳥の輪」から移動用、仲間の救出用ゲートを開く、鐘を鳴らすなど、様々な効果がある。 **評価点 -これらの要素や、様々なマップギミックを駆使して、基本的には敵やトラップから逃げつつ避けつつ、環境が揃ったときには攻めることのできる、面白いバランスに仕立て上げられている。 --自由度は序盤のうちはそれなりにあり、わざと仲間を射殺したりミキサーですりつぶすといった外道プレイも行うこともできる。やりすぎると実に後味に悪いエンディングとエイブからのダメ出しが待っているが。 --後半になると高難易度のためとてもじゃないがそんな余裕などない。 -バッドエンドが後味悪い分グッドエンドは短いながら感動できる物になっている。 **問題点 -やはりキャラクターデザインが日本受けしにくいデザインであることが大きい。 --肉片となる死亡描写や、ストーリーも食い殺されないように逃げるなど、エグい表現も多数ある。 -難易度の高さ。 --たしかにやり応えはあるが、非常にシビアなタイミングで入力を何度も成功させないとクリアできない場面が数多くあり、人によっては「またこんなのか・・」と思われるような場面も。 -救出しそこない、仲間の死亡に救済措置が無い点。 --このゲームでは一方通行の場面があり、ある程度進めると戻れない場所がある。それらにも仲間は配置されているため、救出しそこなうと二度と救出できない。 --またトラップなどで死亡した際は、そこに戻ることが出来る場合でも死亡したままとなり、救うことが出来ない。 ---そしてセーブは特定地点を通過した際に自動セーブされるため、複数セーブを作って(セーブされた後にそのデータをゲーム内でコピー可能)おかないとうっかりセーブ地点を通ると手遅れになってしまう。ゲームとしてある程度仕方が無いとはいえ、もどかしいのも確か。 **総評 -独特なゲームデザインと高い難易度から抵抗のある人もいるが、逆にその世界観に魅せられた人もおりゲームとしてやりごたえもある。 **余談 -本作はOddworldシリーズの1作目に当たる、「Oddworld:Abe's Oddysee」というタイトルの輸入でありその際にストーリーや演出の一部に修正が加えられている。 -続編も『エイブ99』(原題:Oddworld:Abe's Exoddus)という名前で発売されているが、あまり出回らず今ではプレミアがついている。またXboxで三作目『Munch's Oddysee』が出ているがこちらは日本未発売である。 --現時点では4作目の「Oddworld:Stranger's Wrath」がXbox、Windows、PS3、PS Vita、Mac OS X、iOS、Androidといったマルチプラットフォームでリリースされている。こちらも日本未発売。 -エイブの吹き替えは山寺宏一氏が担当しているが、かなり盛大に加工されているため言われないとわからない。

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