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*ソーマブリンガー 【そーまぶりんがー】 |ジャンル|アクションRPG|&amazon(B00142L61A)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|モノリスソフト|~| |発売日|2008年2月28日|~| |定価|¥4,800(税込)|~| |ポイント|棒立ちアクション&br()そつなく遊べる佳作ゲー|~| #contents(fromhere) ---- **概要 -ニンテンドーDSで発売されたアクションRPGのオリジナルタイトル。 -0章(プロローグ)から6章までの章立てのストーリーとなっており、主人公とNPCの仲間二人(最大三人)でダンジョンを進み、ボスを倒すことで各章をクリアしていく。 -キャラ名や作中の用語はドイツ語風に統一されている。 -『ゼノギアス』の高橋哲哉が初めてプロデューサーを勤めた作品でもある。そのためゼノシリーズに一部近い部分も見受けられる。 **評価点 -ABXYのそれぞれのボタンに通常攻撃やアビリティを割り振るという、シンプルでとっつきやすい戦闘システム。 -公式にて「協力アクションRPG」と銘打たれている通り、ワイヤレス通信を使ったマルチプレイが可能である。 --これによる協力プレイはある程度の戦略性を求められるためやりごたえがあり、また不要なアイテムのトレードを行えるなど「マルチプレイこそが本番」という声も。 -主人公にはそれぞれ武器や魔法など得意分野が異なる6種類の「クラス(職業)」を設定できる(設定できるのはスタート時のみで、プレイ中に変更はできない)。 --その上でステータスや技・魔法などのアビリティに自由にポイントを割り振ることによって、多彩なキャラカスタムが可能。 ---マルチプレイも可能であるため、それぞれ非常に個性的なキャラクターを持ち寄ってプレイできる。 -任天堂が関わっているだけあって致命的なバグや欠陥などはなく、手軽に手堅く遊べる。 -光田康典が手がけたBGMの評価は高い。 --「ring」「脅威の呼び声」など印象に残るものも多く、光田氏がDSの音楽性能を研究して作り出したというだけあり、非常に音質も良い。 -グラフィックもDSなりのポリゴンではあるが比較的好評。 -クリア後の「EXダンジョン」の存在や町のクエスト、レアアイテム集めなどやり込み要素も多めに設定されている。 **問題点 ***システム面 -ARPGとして見た場合、戦闘のアクション面には欠点が目立つ。 --全体的にモーションが重く通常攻撃にも隙が存在し、基本的にこちらが攻撃する時は敵の攻撃を食らうことが前提になるため立ち止まっての殴り合いに終始しがち。 ---一応、走りまわって背後を取るなどのポジション取りやアビリティの組み合わせなど工夫できる点もあるが、色々考えて工夫した結果またゴリ押しに行き着いたという人が多かった。 --敵の攻撃判定がグラフィックと合っておらず妙に広く、避けたと思ったら食らっていたということが多い。このため見切りが困難で従来のARPGのようなヒットアンドアウェイ戦法が取りにくい。 ---上記のことから、アクションRPGというより「シームレスのコマンドRPG」や「クリックゲーとも呼ばれるいわゆるDiablo系オンラインゲーム」に近い。 --ただ上記にもあるように、マルチプレイならポジション取りなどはある程度考える必要はでてくる。 -「ブレイク」という相手を吹き飛ばして一定時間無防備状態にするシステムがボス戦や高難易度では敵の方が有利なシステムになってしまっている。 --体力を上げたり防具などで確率を下げる事はできるが、上記のように攻撃を避けること自体が困難なこともあって確実に回避する手段はほぼ存在しない。 ---難易度ハードのボス戦ともなると後衛キャラなどは一撃でブレイクされ追撃で簡単に死んでしまうため、「後衛のHPは1で十分」という皮肉られることもある。 -シングルプレイの場合はNPCを2体連れて行けるが、SP(MP)が無限、HPは自動回復と至れり尽せり。そのため、特に序盤から中盤辺りまで、プレイヤーキャラが何もしなくても敵を倒せてしまう場面も多い。 -ダンジョンがやたら広い割に移動速度が遅い。 --装備のオプションやアイテムに移動速度を上げるものがあるが、始めから移動速度を早くするかダッシュ機能といったものを搭載してほしいとする声もあった。 ***有り余るアイテムと金 -アイテムが大量に手に入るが、NPCの装備変更はできないため、ほとんどの装備アイテムが換金以外に存在価値がない。 --また、すぐにアイテム欄がいっぱいになり、倉庫もそれほど多くしまえないため、店で売ったりして整理しなければならず面倒。(但し、ドロップアイテムは取捨選択が可能) --ちなみにその店も扱っている装備アイテムが微妙なものしか無く、たまに回復アイテムを補充する以外は単なる下取り屋である。 -クリア後周回プレイが可能だが、プレイヤーキャラを変更した場合はアイテムや所持金を持ち越せず、ストーリーやイベントは一切変化しない。そのため二周目以降をプレイしようという意欲が湧きにくい。(但し、同じキャラで周回プレイをした場合は、アイテムや所持金は引き継がれる。) **賛否両論点 ***ストーリー面 -今作のストーリーは高橋哲哉氏の妻である嵯峨空哉氏が担当している。 そのためかゼノサーガシリーズなどのように独自用語が多く、ラスボスやソーマというエネルギーの設定など一部ゼノシリーズに近い設定も見受けられる。 --「モノリスらしい」「伏線が秀逸」などの意見もあれば「ゼノのような意外性がない」「印象が薄い」といった意見の両方が見られる。超展開があったりと完成度が低いわけではないため、好みの問題といったところか。 -キャラクターの個性がやや空回りしている部分がある。 --メイン主人公の「ヴェルト」は熱血な性格が空回り気味である。また「何でイデア(ヒロイン)と惹かれあうのか」といった疑問をもつものもいた。 ***その他 -HPが0になっても経験値ロストがあるだけで、それほどデメリットがない。ボス戦においてもこれは同じで、故に行き詰まるということがない。 --幾らか戦略を練ることも可能だが、上記の通り死んでもデメリットがほとんどないため、基本的にゴリ押し出来てしまい、戦略性に重きを置くプレイヤーには物足りない。 -自由度の高いキャラカスタムは概ね好意的に評価されているが、それができるのはプレイヤーキャラのみで、同伴するNPC2体についてはほとんどカスタマイズ出来ない。 -同じキャラクターでの周回プレイではアイテムやお金のみならず、キャラクターのステータス、スキルポイントなども引き継がれ、難易度の変更が可能となり、サブシナリオも追加されるが、別キャラや別職種で2周目をしたい場合、セーブデータは別途新規作成され、これらの特典がなくなる。 --同じ職種でもステータスやスキルポイントの割り当て次第で異なる戦闘スタイルを取ることができる点がこのゲームの良さだが、レベルアップ時に割り当てるステータスポイントは2周目開始時にも再割り当て出来ない。そのため、2周目以降も大幅な戦闘スタイルの変更ができずマンネリ感が拭えない。それをしたければ別のセーブデータを作ることになるが、それでは周回特典がほぼ無くなる。 -このゲームは他のゲームでよく見られる「特定の敵が特定のアイテムを落とす」という仕様ではなく、例え雑魚キャラであっても確率でアイテムに色々なオプションが付く仕様なのだが、それが故にリアルラック次第でゲームの難易度が大きく下がる。 -マルチプレイがゲームの戦略性を高めると評価点にあるが、ゲーム自体がWi-fiに対応しておらず、販売本数もあまり奮わなかったためそれを体験できたプレイヤーは少数に留まってしまった。 ---- **総評 -「それなりに面白い」「悪くはない」という感想が示す通り致命的な欠点はなく普通に遊べる無難な出来のゲームである。 -上記のアクション性の弱さは、聖剣伝説のようなゲームを期待したARPGファンからは落胆の声もあがった。 -上にもあったが、ARPGというよりいわゆるDiablo系オンラインゲームに近いため、それらのゲームに馴染みの深いユーザーからの評価は比較的高い。またネトゲのシングルプレイを延々やり込むという人にはオススメ。 -「マイナス点を改善すれば良ゲーになる」という声もあり続編が期待されているが、2014年現在続編の制作は発表されていない。 ---- **余談 -『ゼノギアス』の高橋哲哉がプロデュースを行っていることもあってか、アメリカ(北米)において「ローカライズが期待されるゲームベスト10」に選ばれている。
*ソーマブリンガー 【そーまぶりんがー】 |ジャンル|アクションRPG|&amazon(B00142L61A)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|モノリスソフト|~| |発売日|2008年2月28日|~| |定価|¥4,800(税込)|~| |ポイント|棒立ちアクション&br()そつなく遊べる佳作ゲー|~| #contents(fromhere) ---- **概要 -ニンテンドーDSで発売されたアクションRPGのオリジナルタイトル。 -Act.0(プロローグ)からAct.6までの章立てのストーリーとなっており、主人公とNPCの仲間二人(最大三人パーティ)でダンジョンを進み、ボスを倒すことで各Actをクリアしていく。 -キャラ名や作中の用語はドイツ語風に統一されている。 -『ゼノギアス』の高橋哲哉が初めてプロデューサーを勤めた作品でもある。そのためゼノシリーズに一部近い部分も見受けられる。 -ゲームシステムはPCで人気を博した「[[Diablo2]]」がベースであり、携帯機に向けて、複雑さを排しアレンジした形となっている。 **特徴 -ストーリー --ソーマというエネルギーが全てをつかさどる世界で、近年出現した謎の生命体ビジターに人々は脅かされていた。そのビジターを討伐するために設立された軍事組織ファズルフ。彼らは調査に訪れた森の奥で記憶をなくした少女と出会う。 -ゲーム進行 --ゲーム開始時、プレイヤーは7人(+1人)のキャラクターの中から一人を選び、更に6つのクラスから一つを選択する。このキャラクターとクラスはあとから変更することはできない。 --ファズルフという部隊を中心にストーリーが展開されるが、選んだキャラクターによって見られる場面が異なるということはなく、全員同じストーリーが見られる。 --最初は難易度ノーマルから始まり、ラスボスを倒しクリアすると、次の難易度エキスパートが選択できるようになる。エキスパートをクリアすると、最高難易度のマスターを選択できるようになる。ストーリー進行は難易度毎に保存されるため、新しい難易度では一から進めなくてはならない。 --マップには進行上にソーマゲートと呼ばれるものが設置してあり、一度触れて登録すれば、その機械を使用することにより、別のソーマゲートに移動できる。拠点となる町にもソーマゲートは存在する。 --マップにはほこらがランダムで存在し、触れることによって、HP回復や一時的な取得経験値上昇、アビリティLvupなどの恩恵を受けられる。 --ストーリー進行とは別にサブクエストが存在し、受注し解決することにより報酬を得られる。装備がもらえたり、中には最大HPを上げたりするものもある。難易度毎にそれぞれ1回しか報酬は得られない。 -キャラクター要素 --6つの個性的なクラスがある。 ---バトラス:接近攻撃を得意とし打たれ強い戦士タイプ。 ---コーアス:槍や盾の扱いができる上に光魔法でサポートもできる聖騎士タイプ。 ---ダークス:相手を状態異常にすることに長け、攻撃力の高い両手武器を得意とする暗黒騎士タイプ。 ---ガンナス:弓と銃を扱いトラップで敵の動きをコントロールするローグタイプ。 ---カンプス:パンチやキックや棒などでの連続攻撃を得意とする格闘タイプ。 ---ソーマス:4つの属性の魔法を操れる魔法使いタイプ。 --Lvupすると、ステータスを上げるCPと、アビリティを上げるアビリティポイントが得られる。 --ステータスは腕力、魔力、体力、器用さの4つがあり、CPの分だけ振り分けることができる。振り直しはできない。 --アビリティはクラス毎に異なる。アビリティポイントを振り分けることにより、アビリティが使用できるようになる。一つのアビリティはLv20まで上げることができ、Lvを上げると性能がよくなる。ゲーム中いつでも振り直すことが可能である。 -アイテム --装備にランダムで特殊能力が付与され、ノーマル(能力なし)<マジック<レジェンダリ<レリックの順に、付与される能力数が増えていく。能力数が多いほど、付与される能力も強いものが付く。 --装備が同じ名前で同じ形状でも、拾う難易度によって強さが異なる。当然高い難易度で拾った物の方が強い。 --上記のランダムで能力が付与される装備とは別に、固定の能力と固定の名称を持つエンシャントアイテムというものもある。 --全ての装備にはソケット(穴)が1つ空いており、オーブと呼ばれる宝石を装着することにより、装備を強化することができる。また、オーブは壊れてしまうが装備はそのままに、オーブをはずすこともできる。同じオーブを合成することにより、オーブの能力を上昇させることもできる。基本的なオーブは店に売っているが、モンスターからしかドロップしないレアオーブも存在する。 --町には倉庫があり、持ちきれないアイテムなどはダンジョンにいても倉庫に送ることもできる。引き出すことは町でしかできない。 -戦闘 --ABXYのそれぞれのボタンに通常攻撃やアビリティを割り振り、使いたいアビリティに応じてボタンを押して戦う。Rボタンで別のアビリティの組み合わせに切り替えることもできる。Lボタンで、アイテムパレットに切り替えアビリティと同じようにABXYで使用できる。 --属性耐性が設定されており、装備などでこの耐性を上げることにより受けるダメージを抑えることができる。難易度が上がるとこの耐性にペナルティが発生し、より高い耐性が必要となる。 --モンスターにより弱点属性があり、弱点を突くことにより、より大きなダメージを与えることができる。 --モンスターの中には特別な種類がいる。 ---キャプテン:通常とグラフィックだが、少し強化されている。 ---レジェンド:専用のグラフィックと能力を持ち、特定の場所でランダムに現れる。 ---エピック:専用のグラフィックと能力を持ち、特定の場所で必ず現れ、大型で桁外れの強さを持つ(ストーリーボスより強い場合もあるが、倒さなくてもよい)。 --ビジターという寄生生物がおり、このビジターがモンスターに寄生すると、そのモンスターはパワーアップする。 -その他 --ゲーム内の特殊な用語は、用語集のようなもので解説を見ることができる。 --途中でゲームを中断しても、次に何をすればいいか分かるように、クエストログで確認できる。 --もう一度見たいイベントを、イベントビューワで見ることができる。 --イベントはオプションで設定すれば、任意のタイミングでスキップできるようになる。 **評価点 -クリア後の「EXダンジョン」の存在や町のクエスト、レアアイテム集めなどやり込み要素が多めに設定されている。 -いわゆる絶対の最強装備というものがなく、耐性や移動速度、攻撃速度にも上限があるため、様々な装備の組み合わせを敵に合わせて考えることができる。ただしもちろん汎用性が高く、多くのプレイヤーが選択する強い装備は存在する。 -ABXYのそれぞれのボタンに通常攻撃やアビリティを割り振るという、シンプルでとっつきやすい戦闘システム。 -公式にて「協力アクションRPG」と銘打たれている通り、ワイヤレス通信を使ったマルチプレイが可能である。 --これによる協力プレイはある程度の戦略性を求められるためやりごたえがあり、また不要なアイテムのトレードを行えるなど「マルチプレイこそが本番」という声も。 -キャラクターは武器や魔法など得意分野が異なる6種類の「クラス(職業)」を設定できる。またステータスや技・魔法などのアビリティに自由にポイントを割り振ることができるため、多彩なキャラカスタムが可能。 ---マルチプレイも可能であるため、それぞれ非常に個性的なキャラクターを持ち寄ってプレイできる。 -任天堂が関わっているだけあって致命的なバグや欠陥などはなく、手軽に手堅く遊べる。 -光田康典が手がけたBGMの評価は高い。 --「ring」「脅威の呼び声」など印象に残るものも多く、光田氏がDSの音楽性能を研究して作り出したというだけあり、非常に音質も良い。 -グラフィックもDSなりのポリゴンではあるが比較的好評。 -アイテム取得時にボタン一つで倉庫に送れたり、倉庫を開いている間にもアイテムを売却できたりと、かゆいところに手が届く操作性。 -セーブデータが8つあり、キャラクターの数と同じだけあるため、全てのキャラクターを育てることが可能。ただしその場合クラスは6つであるため、いくつかは同じクラスを選択することになってしまう。 -DSのゲームでありがちな、「取ってつけたようなタッチペンを使った操作」がないため、ボタン操作のみでストレスフリーでプレイできる。 **問題点 ***システム面 -ARPGとして見た場合、戦闘のアクション面には欠点が目立つ。 --全体的に味方のモーションが重く通常攻撃にも隙が存在し、基本的にこちらが攻撃する時は敵の攻撃を食らうことが前提になるため立ち止まっての殴り合いに終始しがち。敵によっては空振りを誘うこともできるが、大型モンスターの場合、攻撃判定がかなり広くそれも難しい。 ---一応、アビリティの組み合わせなど工夫できる点もあるが、色々考えて工夫した結果またゴリ押しに行き着いたという人が多かった。 --敵の旋回性能が高く、敵にターゲティングされている場合は走り回って背後を取ることはできない。 --敵の攻撃判定がグラフィックと合っておらず妙に広く、避けたと思ったら食らっていたということが多い。このため見切りが困難で従来のARPGのようなヒットアンドアウェイ戦法が取りにくい。 ---上記のことから、アクションRPGというより「シームレスのコマンドRPG」や「クリックゲーオンラインゲーム」に近い。 --ただ上記にもあるように、マルチプレイならポジション取りなどはある程度考える必要はでてくる。 -「ブレイク」という相手を吹き飛ばして一定時間無防備状態にするシステムがボス戦や高難易度では敵の方が有利なシステムになってしまっている。 --体力を上げたり防具などでブレイク確率を下げることはできるが、上記のように攻撃を避けること自体が困難なこともあって確実に回避する手段はほぼ存在しない。 ---難易度の高いボス戦ともなると後衛キャラなどは一撃でブレイクされ追撃で簡単に死んでしまうこともある。 -シングルプレイの場合はNPCを2体連れて行けるが、SP(MP)が無限、HPは自動回復と至れり尽せり。そのため、特に序盤は、プレイヤーキャラが何もしなくても敵を倒せてしまう場面も多い。 -ダメージ表記はステータス画面でしか確認できず、実際にどれくらいのダメージが出ているのか視覚で分からない。そのため成長が実感しにくい。 -ダンジョンがやたら広い割に移動速度が遅い。 --装備のオプションやアイテムに移動速度を上げるものがあるが、始めから移動速度を早くするかダッシュ機能といったものを搭載してほしいとする声もあった。 -レアハントを重視したゲームシステムなのに、共有倉庫がないため、別のキャラクターにアイテムを移動するには、もう一つソフトとDSが必要になる。2008年発売でこれは不便。 ***有り余るアイテムと金 -アイテムが大量に手に入るが、NPCの装備変更はできないため、ほとんどの装備アイテムが換金以外に存在価値がない。 --また、すぐにアイテム欄がいっぱいになり、倉庫もそれほど多くしまえないため、店で売ったりして整理しなければならず面倒。(但し、ドロップアイテムは取捨選択が可能) --ちなみにその店も扱っている装備アイテムが微妙なものしか無く、たまに回復アイテムを補充する以外は単なる下取り屋である。 -クリア後周回プレイが可能だが、プレイヤーキャラを変更した場合はアイテムや所持金を持ち越せず、ストーリーやイベントは一切変化しない。そのため二周目以降をプレイしようという意欲が湧きにくい。(但し、同じキャラで周回プレイをした場合は、アイテムや所持金は引き継がれる。) **賛否両論点 ***ストーリー面 -今作のストーリーは高橋哲哉氏の妻である嵯峨空哉氏が担当している。 そのためかゼノサーガシリーズなどのように独自用語が多く、ラスボスやソーマというエネルギーの設定など一部ゼノシリーズに近い設定も見受けられる。 --「モノリスらしい」「伏線が秀逸」などの意見もあれば「ゼノのような意外性がない」「印象が薄い」といった意見の両方が見られる。超展開があったりと完成度が低いわけではないため、好みの問題といったところか。 -キャラクターの個性がやや空回りしている部分がある。 --メイン主人公の「ヴェルト」は熱血な性格が空回り気味である。また「何でイデア(ヒロイン)と惹かれあうのか」といった疑問をもつものもいた。 -どのキャラクターを選んでも同じストーリーになり、また「ヴェルト」を中心に話が進むため、自分が選んだキャラクターがあまり活躍しないと「せっかく主人公に選んだのに」と不満を持つ人もいた。一方、一つのキャラクターで全てのストーリーシーンを見られるため、ストーリー補完のために全キャラクターをプレイする必要がないとも言える。 ***その他 -HPが0になっても経験値ロストがあるだけで、それほどデメリットがない。ボス戦においてもこれは同じで、故に行き詰まるということがない。 --幾らか戦略を練ることも可能だが、上記の通り死んでもデメリットがほとんどないため、基本的にゴリ押し出来てしまい、戦略性に重きを置くプレイヤーには物足りない。 -自由度の高いキャラカスタムは概ね好意的に評価されているが、それができるのはプレイヤーキャラのみで、同伴するNPC2体についてはほとんどカスタマイズ出来ない。 -同じキャラクターでの周回プレイではアイテムやお金のみならず、キャラクターのステータス、スキルポイントなども引き継がれ、難易度の変更が可能となり、サブシナリオも追加されるが、別キャラや別職種で2周目をしたい場合、セーブデータは別途新規作成され、これらの特典がなくなる。 --同じ職種でもステータスやスキルポイントの割り当て次第で異なる戦闘スタイルを取ることができる点がこのゲームの良さだが、レベルアップ時に割り当てるステータスポイントは2周目開始時にも再割り当て出来ない。そのため、2周目以降も大幅な戦闘スタイルの変更ができずマンネリ感が拭えない。それをしたければ別のセーブデータを作ることになるが、それでは周回特典がほぼ無くなる。 -このゲームは他のゲームでよく見られる「特定の敵が特定のアイテムを落とす」という仕様ではなく、例え雑魚キャラであっても確率でアイテムに色々なオプションが付く仕様なのだが、それが故にリアルラック次第でゲームの難易度が大きく下がる。 -マルチプレイがゲームの戦略性を高めると評価点にあるが、ゲーム自体がWi-fiに対応しておらず、販売本数もあまり奮わなかったためそれを体験できたプレイヤーは少数に留まってしまった。 ---- **総評 -「それなりに面白い」「悪くはない」という感想が示す通り致命的な欠点はなく普通に遊べる無難な出来のゲームである。 -上記のアクション性の弱さは、聖剣伝説のようなゲームを期待したARPGファンからは落胆の声もあがった。 -上にもあったが、ARPGというよりいわゆるクリックゲーオンラインゲームに近いため、それらのゲームに馴染みの深いユーザーからの評価は比較的高い。またネトゲのシングルプレイを延々やり込むという人にはオススメ。 -「マイナス点を改善すれば良ゲーになる」という声もあり続編が期待されているが、2014年現在続編の制作は発表されていない。 ---- **余談 -『ゼノギアス』の高橋哲哉がプロデュースを行っていることもあってか、アメリカ(北米)において「ローカライズが期待されるゲームベスト10」に選ばれている。 ---- **余談2(Diablo2について) -このゲームを語るに当たっては、Diablo2は避けて通れない。 -ネットのレビューなどを見ると、「よくあるオンラインゲームをそのままオフラインにした感じ」と言ったようなものがあるが、多くのオンラインゲーム(特にラグナロクオンラインを初めとした韓国産のもの)は、2000年に発売され、2001年に拡張版が発売されたDiablo2を参考にしており、そういった印象を受けるのは当然である。 -本ゲームにおいては、「Diablo系」という括りのレベルではなく、ほぼDiablo2を模倣し、複雑さを排したゲームシステムとなっている。ブレイクシステム以外のほぼ全ての基本システムはDiablo2を踏襲している。 -Act仕立てのストーリー、マップに点在するほこらとソーマゲート、装備の穴に装着し能力を強化するオーブ、同じオーブを合成して作る上位オーブ、3つの難易度と難易度毎の同じクエストとストーリー、一度選んだら変更できないクラス、徐々に回復するポーションと同時にHPとSPを一瞬で回復するポーション、特殊能力のついたマジックとたくさんついたレジェンダリとレリック、固定効果がついたエンシャントアイテム、簡単な指示ができる同行NPC、少し強い通常モンスターキャプテン、特殊な強いモンスターレジェンド、各難易度で一度だけクエストで得られる最大HP上昇薬、店にランダムで並ぶマジックアイテム、4つのステータス(腕力、魔力、体力、器用さ)、同じ見た目で強さが3種類あるベースアイテム、上限のある属性耐性と難易度上昇に合わせて増える耐性ペナルティ。 -アビリティについて。全く同じ効果や非常に似た効果がほとんどを占める。 --バトラス:Barbarian の Warcries 系、Combat Masteries 系、Combat Skills 系 と Amazon の一部と Paladin の一部。 --コーアス:Paladin の Combat Skills 系 と Necromancer の一部と Barbarian の一部。 --ダークス:Necromancer の Curses 系 と Paladin の Auras 系 と Druid の一部。 --ガンナス:Amazon の Bow and Crossbow Skills 系、Passive and Magic Skills 系の一部と Assassin の Traps 系。 --カンプス:Assassin の Martial Arts 系、Shadow Disciplines 系 と Druid の一部。 --ソーマス:Sorceress の Cold Spells 系、Lightning Spells 系、Fire Spells 系 と Druid の一部。 -発売当時は2chのソーマブリンガースレに、「ソーマブリンガーはDiablo2の劣化コピー」と煽る荒らしも少なくなかった。 -Diablo2のシステムや用語をそのまま、あからさまに持ってきているものが少なくないため(武器を持って回転しながら突っ込むワールウィンド、受けた物理ダメージを相手に反射するアイアンメイデンなど)、パクリというよりは、オマージュやリスペクトと言った方が正しいだろう。 -Diablo2を携帯ゲーム機でシンプルな形でプレイできるようにアレンジした本ゲームは、ボタン操作を考えると操作性の良さなど、他の同時期の携帯ゲーム機のハクスラと比べるとかなり完成度が高いと言える。 -人気を博したDiablo2を模倣したため基本のゲームシステムの完成度は高いが、模倣したがための弊害もあり、「2周目なのにキャラもクラスも変えられないし、ストーリーも変わらない」「ダメージが表示されない」「キャラクター間で移動できる共有倉庫がない」「マップが無駄に広い」「アクションゲームなのに、被弾前提の戦闘システム」「手元に溢れるゴミアイテム」「延々とモンスターを狩り続ける作業感」「特殊アイテム(エンシャントアイテム)をコンプリートするには小さすぎる倉庫容量」「攻撃速度、移動速度が遅い序盤がストレス」「運が悪いといつになっても強くなれないランダムドロップ」「最高難易度における強ボスにおいて、耐性を上限まで上げていることが前提の戦闘バランス」「Diablo2のギャンブルに代わるシステムがないため、貯まる一方の使い道のない金」などが、不満点として目立った。

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