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Yes! プリキュア5GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル - (2018/08/06 (月) 03:26:16) の1つ前との変更点

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//半角"!"の直後に文字が詰まると読みづらいので、末尾以外の箇所には一律で半角スペース追加しました。 *Yes! プリキュア5 GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル 【いぇす ぷりきゅあふぁいぶごーごー ぜんいんしゅーごー どりーむふぇすてぃばる】 |ジャンル|なりきりアクション(ACT、SLG、ADV、etc)|&amazon(B001DLXZ16)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|512MbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|朱雀、カーパイン|~| |発売日|2008年10月30日|~| |定価|5,040円|~| |判定|なし|~| |ポイント|現在では珍しいプリキュアのアクションゲーム&br()オールスターズらしくお祭りゲー&br()激しすぎるキャラ差|~| |>|>|CENTER:''[[プリキュアゲームリンク>プリキュアシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 プリキュアシリーズ5周年を記念して、『映画 プリキュアオールスターズDX』より一足早く歴代プリキュアが集合したゲーム。 **ゲーム内容 -登場するのは、初代『ふたりはプリキュア』から、当時放送中だった『Yes! プリキュア5 GOGO』までのプリキュア9人と、『ふたりはプリキュア MaxHeart』に登場したシャイニールミナス、『5 GOGO』に登場したミルキィローズを加えた11人。 --シャイニールミナスとミルキィローズは厳密にはプリキュアではないが、本作を皮切りとしてこれ以降でもプリキュア集合企画では、だいたい「プリキュアの仲間」扱いで一緒にカウントされていく。 -各作品の正式タイトルが長いので、本稿ではこれ以降、原作タイトルを以下の形に略して表記する。 --『ふたりはプリキュア』⇒『無印』、『ふたりはプリキュア MaxHeart』⇒『MH』、『ふたりはプリキュア Splash☆Star』⇒『S☆S』、『Yes! プリキュア5 GOGO』⇒『5 GOGO』。 -全20話からなる「おはなしモード」があり、それぞれの話で出てくるミニゲームをもう一度遊べるモード、話の最後に出てくるボス(ラストボス含む)ともう一度戦えるモードがある。 --おはなしモードではそれぞれの話に中心になるキャラクターがいて、所々で表情選びが発生し選んだ表情((普通の顔、笑顔、怒った顔、困り顔の4種あるが2~3種しか出ない所もある。))によって会話の内容が違う物になる(展開は変わらない)。また表情を選んだ時にバトルで使える青いバラのゲージが増えたりする。その後話の内容にちなんだミニゲームが発生し、終了後に敵が現われ変身して戦う、といった流れ。 --バトルに勝利した後(敗北した場合は後述)、締めの会話がありゲットしたコレクション((メインキャラクターと脇役キャラクターも含めたそれぞれのキャラクターの1枚絵で、ミニゲームの成績とバトルの成績で枚数が決まる。最高5枚で、ゲットできる物は話によって決まっている。))が表示されて終了となる。 ---1度クリアした話は何度でもプレイでき、開始時にバトルなしを選択できるが、それだとコレクションが手に入らないようになっている。 **評価点 ''オリジナルのオープニングの出来がいい'' -オープニング曲の「プリキュアモードにswitch on」は、のちのイベントやコンサートでも歌われたりしている名曲。流れるアニメもゲームオリジナルの新作。 --後にオリジナルのオープニングは、DVD『映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の初回限定版に収録されている。 --このゲームオリジナルのオープニングは好評だったようで、後の作品にも引き継がれていく。中には「安心のオープニング買い」と言う強者までおり、後の『GO! プリンセスプリキュア』のゲームでオリジナルのオープニングが無かった際は残念がるファンが多かった。 ''充実のキャラクターボイス'' -タイトルからメニュー画面まで各キャラクター((メインキャラクター11人+敵のスコルプとシシキ。))がボイスで案内してくれる。 ''表情選びとそれに準じた会話が面白い'' -原作に近い話もあり、『5 GOGO』のキャラクターとほかのシリーズのキャラクターの会話はこのゲームオリジナルの物であり種類も結構ある。選んだ表情によってはおかしな会話になることも。 --妖精たちに逆切れしてしまったり、パーティーに乱入してきた敵を歓迎してしまったりする。 --『Splash☆Star』の美翔舞がメインの話では、敵出現後の表情選びで笑顔を選ぶと舞がボケ、咲が突っ込むという原作を知るファンからすればありえないシーンも見られる。 -敵との会話でも原作に近いところとそうでない所でそれぞれ楽しめる。 ''ゲームのシナリオも確りとクロスオーバできてて良い'' -タコカフェを一緒に手伝う『無印&MH』と『5 GOGO』の面々。なぎさのラクロスとりんのフットサルの試合の応援に行き一緒に差し入れの弁当を作る『無印&MH』と『5 GOGO』の面々。皆でうららの撮影に同行し急きょ代役を務める事になったひかり、こまちの小説の挿絵を頼まれる舞、『無印&MH』『S☆S』『5 GOGO』のメンバー全員で行うクリスマスパーティなど良く出来ている。 ''ゲームオリジナルの敵「シシキ」'' -シシキというオリジナルの敵(声・梁田清之)が要所で出てくるのだが、これがいい味を出していて、バトルでも徐々に強くなっていくいいライバル。 --性格は好戦的な戦闘狂だが抜けている所もあり、くるみが拾った子犬を捕まえた際には子犬を交換条件にローズパクトを要求すればいいにも関わらず(と言うか多くのファンはそうするだろうと予測していたのに)素直に子犬を返し、敗北後にその事に気付くなどドジな一面も --いずれのシナリオでも場の空気を読まずに乱入し、メンバーから「また来た」「場所を考えろ」「空気読めよ」と言わんばかりに邪険に扱われる。 --しかし、本人は空気を読んでいるつもりらしく「○○(メンバーが参加しているイベントや行事)に参加ついでにローズパクトを渡してもらおうか」「素直に渡せば帰る」と言っているが、メンバーからしたら空気を読んでいない事に変わりはなく上記の様に邪険にされる。 ''迫力のバトルシーン'' -バトルも迫力があり、掴まれたあとカットに入る時に名前を呼びあったり(ブラックが「ドリーム!」と言ったり、レモネードが「ルミナス!」と言ったり)、バラのゲージを使っての合体技や締めの必殺技が楽しめる。 --そして歴代プリキュア達が入り乱れ、敵に同情したくなるほどフルボッコにする様は見ていて爽快。 ''バトルで負けても大丈夫'' -バトルで負けた場合は再戦になるのだが、敵が弱体化されているため倒しやすくなっている。 -お話をクリアするともらえるコレクションがきれいに書かれていて、見ているだけで癒される。 **問題点 ''キャラクターの扱いや性能に差がある'' -タイトルコールをしたキャラクターが案内をしてくれるのだが、登場頻度に差がある。 --メインメニューをキャンセルしてタイトルに戻ることで違うキャラクターに変えられるのだが、ミントやスコルプ等がよく出てくるのに対して、ドリームとレモネードはめったに出ない。 -おはなしモードでは『無印&MH』の雪城ほのか(キュアホワイト)のみメインの話が存在しない。 //『ふたりは無印』なんて略し方だと、かえって元のタイトルが分かりにくい。 -『S☆S』の2人でも日向咲(キュアブルーム、キュアブライト)が3つに対し美翔舞(キュアイーグレット、キュアウィンディ)が1つだけと差がある。 -バトルでは遠距離攻撃ができるブライトとウィンディがチート級に強すぎる上、ホワイトとレモネードもかなり強いのに対しブルームやルージュは動きが遅い、技の出が遅い、隙が大きいと欠点だらけ。 --ただしブライトとウィンディは、肝心のラストボス戦で使えない。 --キャラクターが多い為、性能差が生じる事は仕方ないにしても、何故かルージュやブルームなど体育会系ポジションの赤(オレンジ)系キャラクターの性能が総じて低い(一発一発の威力は高いのだが)。逆にダッシュキックが強いホワイト、スピードが速くハート(回復アイテム)を良く落とすイーグレット、スピードが速く通常攻撃に隙の無いレモネードと文系キャラクターは強い。 --それ以外のキャラクターはテクニカルキャラクターのアクアや、普通に使えば最弱候補だがコツさえつかめばそこそこ強いシャイニールミナスと原作らしさは出ている。 ''多すぎるアイキャッチ'' -ミニゲームやバトルなど場面切り替えの時にやたらとアイキャッチが入りまくる。 ''意味のない表情選び'' -話によってはバトル終了後に表情選びがあるのだが、ここでゲージが増えても次の話には引き継がれないので選択の意味が薄くなっている。 --擁護すると、このゲームはパーティの入れ替えが地味に激しい。『5 GOGO』のキャラクターがメインの為に気付きにくいが、彼女らに協力してくれる『無印&MH』と『S☆S』のメンバーがころころ入れ替わる。故に『無印&MH』と協力する話でためたバラゲージが『S☆S』と協力する話で使えたら確かに変なのだが、『無印&MH』『S☆S』がメインの話は兎も角『5 GOGO』がメインの話は別に引き継いでも良かったのでは? ''自由に選べない表情選び'' -表情選びが自由に選べないと言うと誤解を招くが、表情を選ぶ際に選ぶ表情のイラストがグルグル回ったり、シャッフルされたりして自由に選ばせてくれない時がある。イラストの動くタイミングを間違えると意図したのと違うものが選ばれたり、シャッフルされた場所を忘れると適当に選ぶしかない。特に後者はシャッフルされる表情の場所をしっかり見て覚えておかないとどうしようもない。 --シャッフルと言っても目で追える速さなので落ち着いてみれば問題は無いが、何らかの弾みで目を逸らしてしまったり、ド忘れしてしまう事もある。 ''バトルのバランスがやや大味'' -こっちの攻撃力は低め(キャラクターによって差はある)で敵の体力が多いためなかなか倒せないのだが、敵の攻撃力は大きくラストボスの攻撃では1撃で8割くらい減ることもある。 -敵の大半の攻撃はこちらが攻撃行動していなければ自動で回避する。 -基本的にAボタンの連打によるごり押しでいいが、後半はそれだけでは厳しい。アクションゲームを普段プレイしない女児には厳しいか。 ''『5 GOGO』のキャラクターが参加するバトルでは、最初に操作するキャラクターを『5 GOGO』のキャラクターの中からしか選べない'' -バトル開始後すぐ交代できるため、バトルに支障はないのだが。 -他作品のキャラクターの変身の掛け声やアイキャッチは、『5 GOGO』のキャラクターが参加していない話のバトルでしか見れない。 -『5 GOGO』のキャラクターが参加する話は、一様『5 GOGO』メインのシナリオである為にやむなし…? ''ブンビーのボイスがない'' -『プリキュア5』無印の初期から『5 GOGO』の最後まで敵として登場し続け、最終的には改心して劇場版オールスターズにも登場し一般市民に交じってプリキュアを応援するほどの重要なキャラクターなのに、グラフィックはあるもののボイスが収録されていない。エターナルの同僚スコルプのボイスはある。 ''『S☆S』の敵幹部のグラフィックが用意されていない'' -『S☆S』の敵幹部が何人か名前付きで出てくるのだがグラフィックがない。特にミズ・シタターレは登場後の咲の表情選びで名前を間違えられるのだが、選んだ表情によって違う間違えられ方をするという原作を知っていればニヤリとさせられる展開があるにもかかわらず、である。 --霧生満と霧生薫に至っては影も形もない。原作では一年通して重要な役割を果たし、最終的に改心してプリキュアの仲間として戦ったほどの存在なのにもかかわらずである。 ---もっとも霧生姉妹に関しては、立ち位置が特殊すぎるため出しにくかったと思われる。まさか敵扱いでは出せないし、かといってプリキュアだけでも頭数が多く持て余し気味のところ、これ以上に味方の数を増やすのも%%敵が可哀想すぎる%%苦しい。 ''集める意味の薄いコレクション'' -コレクションをコンプする為には、全ての話を最低2回クリアする必要がある。なのにコンプリートしても何も起こらず、自己満足にしかならない。 **総評 ファンの人ならば十分に楽しめる佳作ゲームである。~ 少々作りこみが足りず名作と言い切れない部分があるのが惜しいが、最低限の体裁はちゃんと整っている。プリキュアを直接に操作し敵と戦うアクションゲームは希少であるため、ジャンル面からの需要もなくはないだろう。 またプリキュア本来のターゲットである小さい子向けとしてならば、申し分ない出来だと言えよう。 #br
//半角"!"の直後に文字が詰まると読みづらいので、末尾以外の箇所には一律で半角スペース追加しました。 *Yes! プリキュア5 GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル 【いぇす ぷりきゅあふぁいぶごーごー ぜんいんしゅーごー どりーむふぇすてぃばる】 |ジャンル|なりきりアクション(ACT、SLG、ADV、etc)|&amazon(B001DLXZ16)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|512MbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|朱雀、カーパイン|~| |発売日|2008年10月30日|~| |定価|5,040円|~| |判定|なし|~| |ポイント|現在では珍しいプリキュアのアクションゲーム&br()オールスターズらしくお祭りゲー&br()激しすぎるキャラ差|~| |>|>|CENTER:''[[プリキュアゲームリンク>プリキュアシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 プリキュアシリーズ5周年を記念して、『映画 プリキュアオールスターズDX』より一足早く歴代プリキュアが集合したゲーム。 **ゲーム内容 -登場するのは、初代『ふたりはプリキュア』から、当時放送中だった『Yes! プリキュア5 GOGO』までのプリキュア9人と、『ふたりはプリキュア MaxHeart』に登場したシャイニールミナス、『5 GOGO』に登場したミルキィローズを加えた11人。 --シャイニールミナスとミルキィローズは厳密にはプリキュアではないが、本作を皮切りとしてこれ以降でもプリキュア集合企画では、だいたい「プリキュアの仲間」扱いで一緒にカウントされていく。 -各作品の正式タイトルが長いので、本稿ではこれ以降、原作タイトルを以下の形に略して表記する。 --『ふたりはプリキュア』⇒『無印』、『ふたりはプリキュア MaxHeart』⇒『MH』、『ふたりはプリキュア Splash☆Star』⇒『S☆S』、『Yes! プリキュア5 GOGO』⇒『5 GOGO』。 -全20話からなる「おはなしモード」があり、それぞれの話で出てくるミニゲームをもう一度遊べるモード、話の最後に出てくるボス(ラストボス含む)ともう一度戦えるモードがある。 --おはなしモードではそれぞれの話に中心になるキャラクターがいて、所々で表情選びが発生し選んだ表情((普通の顔、笑顔、怒った顔、困り顔の4種あるが2~3種しか出ない所もある。))によって会話の内容が違う物になる(展開は変わらない)。また表情を選んだ時にバトルで使える青いバラのゲージが増えたりする。その後話の内容にちなんだミニゲームが発生し、終了後に敵が現われ変身して戦う、といった流れ。 --バトルに勝利した後(敗北した場合は後述)、締めの会話がありゲットしたコレクション((メインキャラクターと脇役キャラクターも含めたそれぞれのキャラクターの1枚絵で、ミニゲームの成績とバトルの成績で枚数が決まる。最高5枚で、ゲットできる物は話によって決まっている。))が表示されて終了となる。 ---1度クリアした話は何度でもプレイでき、開始時にバトルなしを選択できるが、それだとコレクションが手に入らないようになっている。 **評価点 ''オリジナルのオープニングの出来がいい'' -オープニング曲の「プリキュアモードにswitch on」は、のちのイベントやコンサートでも歌われたりしている名曲。流れるアニメもゲームオリジナルの新作。 --後にオリジナルのオープニングは、DVD『映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の初回限定版に収録されている。 --このゲームオリジナルのオープニングは好評だったようで、後の作品にも引き継がれていく。中には「安心のオープニング買い」と言う強者までおり、後の『GO! プリンセスプリキュア』のゲームでオリジナルのオープニングが無かった際は残念がるファンが多かった。 ''充実のキャラクターボイス'' -タイトルからメニュー画面まで各キャラクター((メインキャラクター11人+敵のスコルプとシシキ。))がボイスで案内してくれる。 ''表情選びとそれに準じた会話が面白い'' -原作に近い話もあり、『5 GOGO』のキャラクターとほかのシリーズのキャラクターの会話はこのゲームオリジナルの物であり種類も結構ある。選んだ表情によってはおかしな会話になることも。 --妖精たちに逆切れしてしまったり、パーティーに乱入してきた敵を歓迎してしまったりする。 --『Splash☆Star』の美翔舞がメインの話では、敵出現後の表情選びで笑顔を選ぶと舞がボケ、咲が突っ込むという原作を知るファンからすればありえないシーンも見られる。 -敵との会話でも原作に近いところとそうでない所でそれぞれ楽しめる。 ''ゲームのシナリオも確りとクロスオーバできてて良い'' -タコカフェを一緒に手伝う『無印&MH』と『5 GOGO』の面々。なぎさのラクロスとりんのフットサルの試合の応援に行き一緒に差し入れの弁当を作る『無印&MH』と『5 GOGO』の面々。皆でうららの撮影に同行し急きょ代役を務める事になったひかり、こまちの小説の挿絵を頼まれる舞、『無印&MH』『S☆S』『5 GOGO』のメンバー全員で行うクリスマスパーティなど良く出来ている。 ''ゲームオリジナルの敵「シシキ」'' -シシキというオリジナルの敵(声・梁田清之)が要所で出てくるのだが、これがいい味を出していて、バトルでも徐々に強くなっていくいいライバル。 --性格は好戦的な戦闘狂だが抜けている所もあり、くるみが拾った子犬を捕まえた際には子犬を交換条件にローズパクトを要求すればいいにも関わらず(と言うか多くのファンはそうするだろうと予測していたのに)素直に子犬を返し、敗北後にその事に気付くなどドジな一面も --いずれのシナリオでも場の空気を読まずに乱入し、メンバーから「また来た」「場所を考えろ」「空気読めよ」と言わんばかりに邪険に扱われる。 --しかし、本人は空気を読んでいるつもりらしく「○○(メンバーが参加しているイベントや行事)に参加ついでにローズパクトを渡してもらおうか」「素直に渡せば帰る」と言っているが、メンバーからしたら空気を読んでいない事に変わりはなく上記の様に邪険にされる。 ''迫力のバトルシーン'' -バトルも迫力があり、掴まれたあとカットに入る時に名前を呼びあったり(ブラックが「ドリーム!」と言ったり、レモネードが「ルミナス!」と言ったり)、バラのゲージを使っての合体技や締めの必殺技が楽しめる。 --そして歴代プリキュア達が入り乱れ、敵に同情したくなるほどフルボッコにする様は見ていて爽快。 ''バトルで負けても大丈夫'' -バトルで負けた場合は再戦になるのだが、敵が弱体化されているため倒しやすくなっている。 -お話をクリアするともらえるコレクションがきれいに書かれていて、見ているだけで癒される。 **問題点 ''キャラクターの扱いや性能に差がある'' -タイトルコールをしたキャラクターが案内をしてくれるのだが、登場頻度に差がある。 --メインメニューをキャンセルしてタイトルに戻ることで違うキャラクターに変えられるのだが、ミントやスコルプ等がよく出てくるのに対して、ドリームとレモネードはめったに出ない。 -おはなしモードでは『無印&MH』の雪城ほのか(キュアホワイト)のみメインの話が存在しない。 //『ふたりは無印』なんて略し方だと、かえって元のタイトルが分かりにくい。 -『S☆S』の2人でも日向咲(キュアブルーム、キュアブライト)が3つに対し美翔舞(キュアイーグレット、キュアウィンディ)が1つだけと差がある。 -バトルでは遠距離攻撃ができるブライトとウィンディがチート級に強すぎる上、ホワイトとレモネードもかなり強いのに対しブルームやルージュは動きが遅い、技の出が遅い、隙が大きいと欠点だらけ。 --ただしブライトとウィンディは、肝心のラストボス戦で使えない。 --キャラクターが多い為、性能差が生じる事は仕方ないにしても、何故かルージュやブルームなど体育会系ポジションの赤(オレンジ)系キャラクターの性能が総じて低い(一発一発の威力は高いのだが)。逆にダッシュキックが強いホワイト、スピードが速くハート(回復アイテム)を良く落とすイーグレット、スピードが速く通常攻撃に隙の無いレモネードと文系キャラクターは強い。 --それ以外のキャラクターはテクニカルキャラクターのアクアや、普通に使えば最弱候補だがコツさえつかめばそこそこ強いシャイニールミナスと原作らしさは出ている。 ''多すぎるアイキャッチ'' -ミニゲームやバトルなど場面切り替えの時にやたらとアイキャッチが入りまくる。 ''意味のない表情選び'' -話によってはバトル終了後に表情選びがあるのだが、ここでゲージが増えても次の話には引き継がれないので選択の意味が薄くなっている。 --擁護すると、このゲームはパーティの入れ替えが地味に激しい。『5 GOGO』のキャラクターがメインの為に気付きにくいが、彼女らに協力してくれる『無印&MH』と『S☆S』のメンバーがころころ入れ替わる。故に『無印&MH』と協力する話でためたバラゲージが『S☆S』と協力する話で使えたら確かに変なのだが、『無印&MH』『S☆S』がメインの話は兎も角『5 GOGO』がメインの話は別に引き継いでも良かったのでは? ''自由に選べない表情選び'' -表情選びが自由に選べないと言うと誤解を招くが、表情を選ぶ際に選ぶ表情のイラストがグルグル回ったり、シャッフルされたりして自由に選ばせてくれない時がある。イラストの動くタイミングを間違えると意図したのと違うものが選ばれたり、シャッフルされた場所を忘れると適当に選ぶしかない。特に後者はシャッフルされる表情の場所をしっかり見て覚えておかないとどうしようもない。 --シャッフルと言っても目で追える速さなので落ち着いてみれば問題は無いが、何らかの弾みで目を逸らしてしまったり、ド忘れしてしまう事もある。 ''バトルのバランスがやや大味'' -こっちの攻撃力は低め(キャラクターによって差はある)で敵の体力が多いためなかなか倒せないのだが、敵の攻撃力は大きくラストボスの攻撃では1撃で8割くらい減ることもある。 -敵の大半の攻撃はこちらが攻撃行動していなければ自動で回避する。 -基本的にAボタンの連打によるごり押しでいいが、後半はそれだけでは厳しい。アクションゲームを普段プレイしない女児には厳しいか。 ''『5 GOGO』のキャラクターが参加するバトルでは、最初に操作するキャラクターを『5 GOGO』のキャラクターの中からしか選べない'' -バトル開始後すぐ交代できるため、バトルに支障はないのだが。 -他作品のキャラクターの変身の掛け声やアイキャッチは、『5 GOGO』のキャラクターが参加していない話のバトルでしか見れない。 -『5 GOGO』のキャラクターが参加する話は、一様『5 GOGO』メインのシナリオである為にやむなし…? ''ブンビーのボイスがない'' -『プリキュア5』無印の初期から『5 GOGO』の最後まで敵として登場し続け、最終的には改心して劇場版オールスターズにも登場し一般市民に交じってプリキュアを応援するほどの重要なキャラクターなのに、グラフィックはあるもののボイスが収録されていない。エターナルの同僚スコルプのボイスはある。 ''『S☆S』の敵幹部のグラフィックが用意されていない'' -『S☆S』の敵幹部が何人か名前付きで出てくるのだがグラフィックがない。特にミズ・シタターレは登場後の咲の表情選びで名前を間違えられるのだが、選んだ表情によって違う間違えられ方をするという原作を知っていればニヤリとさせられる展開があるにもかかわらず、である。 --霧生満と霧生薫に至っては影も形もない。原作では一年通して重要な役割を果たし、最終的に改心してプリキュアの仲間として戦ったほどの存在なのにもかかわらずである。 ---もっとも霧生姉妹に関しては、立ち位置が特殊すぎるため出しにくかったと思われる。まさか敵扱いでは出せないし、かといってプリキュアだけでも頭数が多く持て余し気味のところ、これ以上に味方の数を増やすのも%%敵が可哀想すぎる%%苦しい。 ''集める意味の薄いコレクション'' -コレクションをコンプする為には、全ての話を最低2回クリアする必要がある。なのにコンプリートしても何も起こらず、自己満足にしかならない。 **総評 ファンの人ならば十分に楽しめる佳作ゲームである。~ 少々作りこみが足りず名作と言い切れない部分があるのが惜しいが、最低限の体裁はちゃんと整っている。プリキュアを直接に操作し敵と戦うアクションゲームは希少であるため、ジャンル面からの需要もなくはないだろう。 またプリキュア本来のターゲットである小さい子向けとしてならば、申し分ない出来だと言えよう。 #br

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