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*どきどきすいこでん
【どきどきすいこでん】
|ジャンル|どきどきコスプレ・シミュレーション(ADV+SLG)|&amazon(B004LVO4II)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|アイレムソフトウェアエンジニアリング|~|
|開発元|イングローブ|~|
|発売日|2011年5月12日|~|
|定価|6,090円(税込)|~|
|レーティング|CERO:D|~|
|備考|ダウンロード版：4,800円(税込):2011年12月20日配信終了|~|

**概要
アイレムがWebサイトにて毎年4月1日に実施しているエイプリルフール企画にて、2001年に“ウソのギャルゲー”として発表された「どきどきすいこでん」~
ウソの企画であるにも関わらず大きな反響を呼び、まさかの商品化と言う事で期待されていたが…

**ストーリー
4月ー。~
幼い頃に住んでいた街に引越してきた主人公。~
新しく通うことになった梁山学園で、ちょっと変わった女の子・ハイゼル祐子や幼馴染の小川五月、真面目な江口礼たちと知り合う。~
おりしも、梁山学園では「学園の七不思議」のうわさで持ちきり。新聞部部長のハイゼルにつきあって、「学園の七不思議」の調査を開始するが…。
-公式サイトより引用 

**特徴
-アイレム恒例のエイプリルフールのウソ企画が初めて実現した。
-対決モードの勝利条件はリーダーがやられるか、''女の子キャラクター全員の服を破る事！''
--女の子キャラクターの衣装を変えることで色々なスキルを使用できる。敵も同様で、服が破られれば服に備わっているスキルも使用不可能になる。
---リーダー撃破が一番手っ取り早いが、得られる経験値が低い。つまり、破いて破いて破きまくれ!
-露骨な下着描写。
--対決シーンの立ち絵と一枚絵でブラジャーやパンティー丸出し。
--CEROの規制で「下着のように見える水着」という婉曲な表現はあったが、公式サイトから「下着」と断言したゲームは少ない。

**賛否両論点
-ウソ企画の時には「108人ものヒロインがフルボイスで登場する膨大なボリュームや斬新な告白システム」が書かれていたが全てない。
--ウソ企画の頃のものを期待していた人はガッカリ。
---現実的に考えて出来そうもない。
-リーダーに直接ダメージを与えるアイテムを敵が連続使用するので、それを理解して戦略を立てているといないでは難易度が全く違う。

**問題点
-着せ替えがウリであるにも関わらず、対決モードではターンに縛られ自由に着替えが出来ない。
--初期衣装も変更できない。
--そのため、デフォルト服にいくつもスキルが付いている物語後半に仲間になるキャラが非常に使いやすい。
-アドベンチャーゲームに定番であるCGギャラリー、バックログ機能がない。
--2011年7月4日にバージョン1.1が配布され、キャラクター着せ替えや通信対戦が追加できる。
-物語も不出来で短い。
--2話と3話の収録順が逆で、のっけからストーリーが分からない。
---逆だと分かればちゃんと辻褄が合っている。
--選択肢が出るがどれを選んでも結果は同じで、実は意味がない。プレイヤーの好きな部分をまさぐってくれ!
--真相や黒幕は最後まで放置。
-ラスボスが女性キャラ(着物)なのに服を破れないじゃないかッ!
--なんで着物が帯から上下に分かれているのだろうか…
-モブキャラ清里由羽の追加シナリオが配信される予定だったがお流れ状態。

**総評
エイプリルフール企画が実現した記念すべき(?)ゲームではあるが、その当時の要素は微塵もなく、ゲームシステムも褒められたものではない。唯一のとりえは服が破れて下着全開の部分だろうか。追い討ちをかけるように、アイレムのゲーム事業縮小により本作が同社の実質的なオリジナル最終タイトルとなったが、有終の美を飾れたとはいい難い結果となった。

**余談
-PSN個人情報流出事件の影響を受け、ダウンロード版の販売や、初回限定特典のダウンロードがPSN復旧まで先送りになった。