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-特殊ステージである3面の仕様がおかしい。2つある窓から敵を狙撃するというステージで、3分間で何体倒せたかで評価が決まる。ゲームオーバーになる事はない。どちらの窓に何体現れるかはランダムである… --のだが、左の窓から敵を撃とうとすると''なぜか主人公は近付いてくる敵からわざわざ目を逸らそうとする''為、なかなか敵に照準を合わせる事ができず、無駄に時間を消費してしまう。 --敵を1体見逃し、それを諦めて次の敵を狙おうとしても、''主人公はなぜかもう間に合うはずのない前の方の敵を目で追おうとする''事があり、結局2体とも逃がしてしまうことまである。 --更に弾丸の当たり判定自体もおかしく、明らかに敵のグラフィックに当たっているのに外れた扱いになる事もザラ。 --この面では「倒した敵の数」だけで評価が決まるため、''単純に敵の出現数が多いEXモードの方が高評価を取りやすい''。 --なお、弾丸は発射したと同時に命中するので、『[[SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー]]』の様に時間差を計算して撃つ必要はない。明らかに何kmも先を狙っているのに即命中するが、''まあそこは未来の技術だって事で、ひとつ''。 -セーブデータが1つしかない。また、セーブは「セーブしますか?」と確認があるが、「ロード」は選んだ瞬間ロードされてしまう。セーブとロードは同じコマンド内で行うため、間違って選んでしまいやすい。 -スタッフによれば、元は''メイドが人間の敵を射殺しまくるソフト''という企画だったが、マンガチックなメカの敵を倒すポップな内容に変更したという。しかし初期の企画の名残なのか、BGMはやたらと荘厳だったり悲壮感漂うものだったりと陰鬱な曲だらけで、''ミスマッチを通り越して気が滅入ってくる''。 **評価点 -収集・育成要素はそれなり。 **総評 とにかくプレイしていると指が疲れる、''典型的なSIMPLE2000のアクションゲーム''である。~ 主人公はメイドロボだが、別にエロいわけでもなく、ただメイドロボだというだけ。~ とりあえず自分がメイド好きだからという理由だけで買ってはいけない。 **卒業 ~メイド服と機関銃 その後~ -ソフト発売の4か月後、設定画・スタッフインタビュー・攻略法などを収録したファンブック『コンプリートワークス』が出版された。ソフト1本に絞ったファンブックが発売されたのは、SIMPLEシリーズとしては初の事である。「攻略本」としてなら[[こちら>SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2]]が先だが。 --80ページで定価1,700円と、割高感がある。 --ソフト発売以前に、シリーズの公式サイトにおいて特設コーナーが用意されたのだが、''なぜか1日で削除された''。このコーナー自体はソフト発売後に何事もなかったかのように復活したのだが、インタビューや壁紙など、一部が削られたままであった。''そしてこの削られた事々は、ファンブックに収録されていた''…大人の事情を伺わせる出来事である。 --EXモードのエンディングでは続編を思わせる描写があり、インタビューでも「応援次第では…」と語られたが、続編のアナウンスは無い。 -本作に登場する敵メカの名前は、開発スタッフの名字をもじったものである。 --ザコキャラの1体「突撃装甲マーナヤカ」は、同社の開発によるソフト『SIMPLE DSシリーズ Vol.18 THE 装甲機兵 ガングラウンド』に隠し機体として登場している。因みに名前の元は''グラフィック担当のナカヤマさん''。なお、前述のパンチにバグがあるのが、この敵である。 **余談 公式ジャンル名、主人公の武器が剣と銃、リザルト画面、一部技など[[某デビルハンターが主役のゲーム>デビルメイクライ]]と酷似した点がある。もちろん関連性はない。
現在この記事は、[[判定変更議論スレ6>http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/51440/1440672206/l50]]でクソゲー判定への変更を依頼されています。 開始日:16/01/26、初回〆日:16/02/02 ---- *SIMPLE2000シリーズ Vol.105 THE メイド服と機関銃 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむひゃくご ざ めいどふくときかんじゅう】 |ジャンル|スタイリッシュメイドアクション|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/51KJXD6M4DL.jpg,width=130)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|ライドオン|~| |発売日|2006年8月10日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |レーティング|CERO:B 12歳以上対象|~| |判定|なし|~| |ポイント|△ボタンを れんだしろ!!|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLE2000シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 D3パブリッシャーによる廉価ゲームシリーズ『SIMPLE2000』の1作。~ 未来からやってきたメイドロボを操作し、1人の少年を守る為に悪の組織と戦う。 登場人物の台詞はフルボイス。''4人しかいないけど''。 タイトルは某映画のパロディであり、最終面クリア時に主人公がその映画の有名なセリフを呟く((後述のファンブックでは否定されていたが、パッケージイラストの構図からしてバレバレである。))。 **ストーリー 時は未来。全時代征服を企む謎の組織がタイムマシンを強奪、歴史を書き換えるべく過去へとワープして行った。~ マシンの発明者である博士は、少年時代の自分自身を組織から守らせるため、''タイムマシンを内蔵したドジなメイドロボ''を新たに開発、組織を追跡させる。 かくして現代を舞台に、未来から来たドジメイドロボによる''気の抜けたような戦い''が始まった。 **特徴 -ステージは全8面で、順番に攻略する。分岐は存在しない。 --各面のクリア時にS・A・B・Cの4ランクからなる評価が行われ、スコアが与えられる。 --基本はアクションによるステージで、ベルトスクロールアクションのように敵を全て倒すと次のエリアに進めるようになっている。 ---3面と6面はシューティング風の特殊ステージとなっている。 -主人公には装備品の概念がある。主力武器の「ライフル系」、補助武器の「拳銃系」、必殺武器の「重火器系」、そして「コスチューム」の4系統。最初は各1種類しか持っていないが、条件を満たす事で新しい物が追加され、換装が可能になる。 --この他、接近戦用の「刀」も持っているが、これだけは1種類しか存在せず、換装はできない。 --スコアはお金を兼ねており、ライフル系の武器を改造できる。攻撃力アップ・装弾数アップ・重量の軽量化の3項目で、1つの銃に付き3回まで改造できる((各項目に3回ずつではなく、「1つの銃に」合計3回までである事に注意。))。 ---更にコストを払う事で、無改造の状態に戻す事も可能である。 --登場する火器類は、どれも外見・名称共に実在する銃のパロディである。 ---ライフル系は弾数の概念があり、0になるとリロードしなければ撃てなくなる。 ---拳銃系は通常では撃てない。敵に攻撃された際にタイミング良く△ボタンを押すと「回避」を行う事ができ、更にタイミング良く□ボタンを押す事で「反撃」として発射できる。この「回避→反撃」を連続で行えば「コンボ」として扱われる。 ---重火器系は敵に大きなダメージを与えられる。この他、必殺技である「バズーカ攻撃」があり、画面中の敵全てにダメージを与える。重火器とバズーカの攻撃は「精神力ゲージ」を消費する。 -一度クリアすると、任意の面を選んで再プレイできる「フリーモード」に変化する。 --同時に、敵の数が増える「EXモード(所謂ハードモード)」も出現する。EXはクリアしてもフリーモード化はしないので、1面から順にプレイしていく必要がある。 --各面の冒頭には、主人公のモノローグによるストーリー説明がある。2周目と3周目では、それぞれ違うキャラのモノローグに差し替えられ、それ以降はその3人のどれかのモノローグがランダムで流れるようになる。 **問題点 -クリア時の評価は、受けたダメージの合計((「ダメージの合計」であるため、アイテムで回復しても評価は変わらず。))・消費したライフルの弾数・最大で何重のコンボを決めたか・どれだけ難度の高い「決めポーズ」を取ったかの総合で判定される。つまりタイトルとは裏腹に''機関銃を撃てば撃つほど評価が下がる''という仕様になっている。 --拳銃は弾数に関係無く撃てる為、コンボの評価アップも兼ねて使用したいところだが、''ライフルと同じ□ボタンで発射される''ため、コンボを決めようとすると''撃ちたくもないのにライフルの方を発射してしまう''。 -刀による攻撃は、ボタンの押し方によって様々な技を出せるのだが、その押し方の判定がシビアで、狙った技を出すにはコツが必要となる。更に攻撃のモーション自体がもっさりしている。 --しかもザコの中の1種類を除く全ての敵は''常に格闘ゲームで言うところのスーパーアーマー状態''である為、下手に技を出してしまうと敵はその間に平気で反撃してくる。 ---「ダメージ合計」の評価は、''1ダメージ受けただけで''SからAランクに下がる。つまり、Sランクを取るには全くダメージを受けてはいけないのである。 -△ボタンの「回避」の性能が高く、敵に攻撃されると自分が何をしていても最優先で回避してくれる。''つまり△ボタンを連打してさえいればほぼダメージを受けなくなる''。 --ステージの最初にライフルを1度撃ち尽くしておき、リロードをせずに敵の中に飛び込み、□ボタンを押しっぱなしにしつつ△ボタンを連打すればどんな相手に対しても無敵となれる。''連打する指が疲れない限りは''。 --この事が原因で「ジャンプ」と「側転」は、ほぼ使い道の無いアクションと化している。 --ライフルの弾数を回復するアイテムは''実質「お邪魔アイテム」となる''。 -装備できる火器3種類には「重量」の概念があり、この合計がコスチュームの「重量許容数」を超えてしまうと装備できなくなる。しかしこの重量の設定がメチャクチャで、''組み合わせの自由度は皆無に等しい''。 --コスチュームは4着あるが、''そのうち3着の重量許容数は同じ''。残りの1着だけは制限が無い為、これを入手すればようやく自由に持ち替えられる様になるが、''これの入手条件は「他の装備品を全て入手する事」である''。 --ライフル系だけは、改造の「軽量化」によって重量を減らす事はできる。というか''撃つとペナルティを受ける武器なので威力や弾数を増やしても意味は無い''という事もある。 ---しかしこの改造費用がやたらと高い。結局、非常に限られた装備の組み合わせを駆使して最後のコスチュームを目指すのが近道である…。 ここまでお読みいただければお解りかと思うが、本作におけるライフルは''主力武器のはずなのにただの邪魔な存在でしかない''。 -軽量化の為に必要なスコアを稼ぐには評価を上げなくてはならない、装備を自由化する為のコスチュームを得る為には全ステージを高評価でクリアしなくてはならない。しかしライフルは、ただ撃っただけで評価が下がる、コンボ部門の評価を上げようとすると勝手に発射してしまう…。~ 何をするにもライフルに足を引っ張られるのだ。むしろ他の装備を改造できた方が、救済措置にもなっただろうに…((ファンブックでもスタッフがこの事をチクリチクリとぼやいている…。))。 --隠しコスチュームに着替えると、''他の能力は上がるのに携行弾数だけは減る''というのも、意味ありげな設定である…。 -ザコの中に、パンチと体当たりで攻撃してくるタイプの敵が存在するが、この敵のパンチ攻撃には''なぜか当り判定が存在しない''。いくら殴られてもダメージは受けず、よろめきもしない。バグか? -特殊ステージである3面の仕様がおかしい。2つある窓から敵を狙撃するというステージで、3分間で何体倒せたかで評価が決まる。ゲームオーバーになる事はない。どちらの窓に何体現れるかはランダムである… --のだが、左の窓から敵を撃とうとすると''なぜか主人公は近付いてくる敵からわざわざ目を逸らそうとする''為、なかなか敵に照準を合わせる事ができず、無駄に時間を消費してしまう。 --敵を1体見逃し、それを諦めて次の敵を狙おうとしても、''主人公はなぜかもう間に合うはずのない前の方の敵を目で追おうとする''事があり、結局2体とも逃がしてしまうことまである。 --更に弾丸の当たり判定自体もおかしく、明らかに敵のグラフィックに当たっているのに外れた扱いになる事もザラ。 --この面では「倒した敵の数」だけで評価が決まるため、''単純に敵の出現数が多いEXモードの方が高評価を取りやすい''。 --なお、弾丸は発射したと同時に命中するので、『[[SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー]]』の様に時間差を計算して撃つ必要はない。明らかに何kmも先を狙っているのに即命中するが、''まあそこは未来の技術だって事で、ひとつ''。 -セーブデータが1つしかない。また、セーブは「セーブしますか?」と確認があるが、「ロード」は選んだ瞬間ロードされてしまう。セーブとロードは同じコマンド内で行うため、間違って選んでしまいやすい。 -スタッフによれば、元は''メイドが人間の敵を射殺しまくるソフト''という企画だったが、マンガチックなメカの敵を倒すポップな内容に変更したという。しかし初期の企画の名残なのか、BGMはやたらと荘厳だったり悲壮感漂うものだったりと陰鬱な曲だらけで、''ミスマッチを通り越して気が滅入ってくる''。 //**評価点 //-収集・育成要素はそれなり。 //↑…じゃないんだな。収集要素は装備品だけだが少ないし、レベルも能力値も無い。 **総評 とにかくプレイしていると指が疲れる、''典型的なSIMPLE2000のアクションゲーム''である。~ 主人公はメイドロボだが、別にエロいわけでもなく、ただメイドロボだというだけ。~ とりあえず自分がメイド好きだからという理由だけで買ってはいけない。 **卒業 ~メイド服と機関銃 その後~ -ソフト発売の4か月後、設定画・スタッフインタビュー・攻略法などを収録したファンブック『コンプリートワークス』が出版された。ソフト1本に絞ったファンブックが発売されたのは、SIMPLEシリーズとしては初の事である。「攻略本」としてなら[[こちら>SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2]]が先だが。 --80ページで定価1,700円と、割高感がある。 --ソフト発売以前に、シリーズの公式サイトにおいて特設コーナーが用意されたのだが、''なぜか1日で削除された''。このコーナー自体はソフト発売後に何事もなかったかのように復活したのだが、インタビューや壁紙など、一部が削られたままであった。''そしてこの削られた事々は、ファンブックに収録されていた''…大人の事情を伺わせる出来事である。 --EXモードのエンディングでは続編を思わせる描写があり、インタビューでも「応援次第では…」と語られたが、続編のアナウンスは無い。 -本作に登場する敵メカの名前は、開発スタッフの名字をもじったものである。 --ザコキャラの1体「突撃装甲マーナヤカ」は、同社の開発によるソフト『SIMPLE DSシリーズ Vol.18 THE 装甲機兵 ガングラウンド』に隠し機体として登場している。因みに名前の元は''グラフィック担当のナカヤマさん''。なお、前述のパンチにバグがあるのが、この敵である。 **余談 公式ジャンル名、主人公の武器が剣と銃、リザルト画面、一部技など[[某デビルハンターが主役のゲーム>デビルメイクライ]]と酷似した点がある。もちろん関連性はない。

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