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GuitarFreaksV & DrumManiaV - (2019/04/15 (月) 09:16:09) の1つ前との変更点

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*GuitarFreaksV & DrumManiaV 【ぎたーふりーくす ぶい あんど どらむまにあ ぶい】 &bold(){この項目では、アーケード版・プレイステーション2版共に解説します。}~ AC版は判定無し、PS2版は&color(,khaki){劣化ゲー}判定となっています。 ---- #contents() ---- *アーケード版 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|2005年2月23日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ギタドラ第一次暗黒時代を告げてしまった一作''&br()''ギタドラ史上最悪の企画、ギタドタワー''&br()''難易度詐称のオンパレード''&br()基板がPS2タイプに&br()ギタドキング&br()Sけて~(運営に対して)|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| **概要 -「GuitarFreaksV & DrumManiaV」シリーズ(Vシリーズ)の初代作品。 -前作『[[GF11th&dm10th>GUITARFREAKS 11thMIX & drummania 10thMIX]]』までのナンバリング作品はギター側とドラム側で1つずつナンバリングにズレがあったが、本作から両作品で同じに統一されたことにより作品順を把握しやすくなった。 -ゲームタイトルも、これまでは「GUITARFREAKS」「drummania」だったものが「GuitarFreaks」「DrumMania」表記に変更。 -premium stageの復活に加え、基板変更で画質の向上に貢献。 -そして、ギタドランドの後継企画と言えるギタドタワーというチーム制の解禁方法で、前作の不評を覆そうとしていたが…始まる前から不安の声が大きく、その予感を的中させてしまった。 **評価点(アーケード) -新基板によるグラフィック向上 --基板がPS2タイプになり、画質が向上した。そのため今作の新曲のクリップは多彩な色で表現されており、従来の作品と比べると綺麗になっている。 --今作でいうと、LONG曲によるクリップの力の入れ方が凄い。 --Balanceのクリップを担当したkei氏、Beautiful Lifeのクリップを担当した吉田暁氏、そして版権曲のK(BUMP OF CHICKEN)のクリップを担当した井上和也氏のクリップの完成度は素晴らしいと言っても過言でなく、特にKに関してはニコニコ動画で同様の動画が挙げられるようになる。 -旧曲が大量復活 --主にギタドタワーの隠し曲だが、基板の変更により大幅に旧曲の隠し曲が復活される。前作の基板では容量の問題があり、頻繁に削除しないといけなかった((特にLONG曲は尺の関係でショート曲よりも優先的に削除されていた))が、この基板変更で容量が増え、今までの旧曲が安心して遊ぶことができるようになり、特にLONG曲の複数復活は大きい。 --ちなみにVシリーズに移行してからは、『[[V6>GuitarFreaksV6 & DrumManiaV6 BLAZING!!!!]]』までコナミオリジナル曲は削除されていない。 -版権曲にPVが登場 --新基板の影響もあるが、PVが登場したことでより一層の迫力のある臨場感を演出できるようになった。 -premium stageの登場 --guitarfreaks10th & drummania9thではpremium encore stageという10作目にふさわしい演出があったものの、前作ではencore stageのみとなっていた。 --今作はpremium encore stage相当のpremium stageが登場した。encore stage以上に出現条件は厳しいが、その条件に到達すれば、それにふさわしい楽曲が選択することが出来る。 -ギタドキング --Vシリーズの大会。いわば旧ナンバリングのインターネットランキングの代用と言える大会。5回まであり、指定された曲のスコアで競うもの。RANDOM系統のオプションは禁止されていて、実力で勝負するので、アンフェアな展開になりにくい。 --参加・不参加問わず、解禁曲が解禁できるというところもおいしい。特に第5回目の決勝終了と同時に全プレイヤーに解禁できるという特典も。 -NON STOPコース --GF側はBASS、OPENも選択できるようになった。 --また自由選曲、ランダム選曲が復活した。 -BPMの???表記がなくなった --BPMも曲を選ぶための重要な要素であり、BPMを???にすると、実際にプレイしないとわからないという問題点があった。 --今作では???表記が廃止されたため、初心者には優しくなった。 -削除曲は1曲のみ --削除されたのはsuper shomin carのみ **問題点 -GF側のでたらめな難易度設定 --前作と比べても高難易度曲の割合が少ない。にもかかわらずその難易度に見合わない譜面が多く存在する。 --GF側はひどく、DOKI☆DOKIは赤Gで50なのに、''まるで70台のような譜面であり、今作の難易度詐称を象徴とさせる曲の1つである。''孤高の花も40台の割には処理しづらい3連があったり、Balanceの赤Gは黄色と7しか差がないとは思えないほどの難しさである。それ以外でも難易度詐称が多い。 ---ちなみにロケテはもはや難易度設定がかなり''おかしい状態''になっていた。特にハンサム兄弟メードインジャパンはなんと''74と驚愕の難易度''だったという。DOKI☆DOKI赤Gの''45''やBalance黄Gの''38''などといういい加減な難易度設定だったという。 --またGF側の90以上の曲が2曲しかなく(80以上でも''5曲''と他のVシリーズに比べたら少ない)、V2やV7よりひどくないとは言え、当時はものすごく低難易度設定だったという。 --PANASONIC YOUTHに関しては前代未聞の''BPM詐欺''と言われる。BPMは191と表記されているが、実際は''BPM218''。しかも、譜面自体も難しく、余計詐称感を感じさせるようになった。 --ちなみにDMは90以上の曲は3曲、80以上でも6曲とシリーズ並。DMは比較的まともな難易度設定だったという。 -ギタドタワー --前作のギタドランドにテコ入れを入れた程度。期間毎に各STAGEのCOMBO、MAX COMBO(全STAGE中の最大COMBO数)、PERFECT(全STAGE中の最大PERFECT数)の3種類からルーレットの倍率をかけた獲得ポイント数を競うものだが、運要素があまりに強く、全解禁できているプレイヤーもいれば、全く解禁ができないプレイヤーが出たりとすこぶる評判が悪かった。 --しかも、解禁できない人はなんと''半年間も解禁出来ず''にいるなど、前作以上に運要素があまりにも強かったため、''ギタドラ史上最悪な企画''となってしまった。 ---極めつけは''階層が下がると解禁した曲が消えてしまう''という罰ゲーム的な要素があったため、余計非難を浴びる形となった。 --幸い無条件解禁はあったが、その解禁日がなんと''稼働終了の20日前!''全解禁するだけでもマシとは言え、解禁する日を間違えているとしか思えない。だったら、次回作に解禁した方がよっぽど効率がいいのだが…((なおXGシリーズでは解禁できなかった曲は次回作に持ち越されているが、落差が大きいため、評判はいいとは言えない)) --こういうことがあったため、V8、XG3が出た現在でもギタドラ史上最悪な企画として受け継がれている。 //---とは言え、XG3自体もあまりいいイベントがなかったため、覆る可能性はある。 ---しかし、この企画の評価点は今まで削除傾向が強かったLONG曲が復活したことが唯一の救いである。 --また、BEMANI界の大御所アーティストであるwacのギタドラ初参戦曲にして元Cymbalsの土岐麻子の楽曲「Little Prayer」も同イベントの隠し曲になっているが、イベント内容がアレだった故に後にV3にて登場した同じくwacの楽曲「繚乱ヒットチャート」内の歌詞で他の当時の状況と共に皮肉られてしまう事に((「敵は塔の上」「俺の歌 誰が為の歌」「錯乱の歌 なぜ隠されてた?」等々))。 -カクカクし始めた旧世代のクリップ --Vになって基板が変更され、クリップの拡張子が変更された。 --それに伴い今までフラッシュ形式だったクリップの一部がカクカクになってしまうという事態が発生した。 -シナリオの緑G譜面にopenノーツが紛れるというバグがあった。 --GUITAR譜面にopenノーツが紛れるという前代未聞の譜面バグは当時としてかなりの話題となった。単純にopenノーツがあるだけなら良かったのだが、&font(b,red){''表示上は単色青ノーツにもかかわらずopenでピッキングをしないとMISSになる''}というとんでもないものであった。 --しかし、このバグは後のV2でもやらかしてしまった。 --他にもNON-STOPモードでスキル解禁曲が選択できないバグ、空ピック暴発のバグがあった。 **総評 バラバラだったナンバリングを統合し心機一転を図った一作だが、蓋を開けたら難易度詐称の多さや楽曲解禁イベントの不評、譜面バグなど粗が目立つ作品だった。~ premium stageの復活、クリップの画質向上、旧曲の大量復活など評価すべき点はあるものの、旧ナンバリング時代から改悪された部分や劣悪な解禁イベントが目立ち、前作で問題視されていた悪質な流れを本作で断ち切る事ができなかった事から、シリーズ低迷から脱却できなかったのも頷けるだろう。 //ギタドタワーについては完全に黒歴史だが、クリップの画質向上、LONG曲の多数復活、premium stageの復活など改善点も多いため、決してクソゲーとは言えない。Vの曲の質が非常によかったのも救いではある。それに対し、次作は… **余談(アーケード) -その後、次回作『[[V2>GuitarFreaksV2 & DrumManiaV2]]』が稼働したが、難易度詐称の多さ+運任せの解禁企画といったものや、更に悪化した譜面バグ、スキルシステムのマンネリ化に加えにあまりの改変のなさに''システムがまるでLIVE感のない空気作''となってしまい、こちらも暗黒時代の象徴となる駄作として語り草になっている。 -第3回変曲リレー --本作の公式サイトのMUSICIAN'S ROOM 9ではGT9th&DM8th以来となる企画の「変曲リレー」が行われた。今回のテーマになった楽曲は「こたつとみかん」と「ESCAPE TO THE SKY★彡」。 ---「こたつとみかん」サイドは新規参戦アーティストであるdj TAKAをはじめとする実力派アーティストが揃っていた為、比較的順当なアレンジが行われたが、最後のKozo Nakamuraのパートでその流れがぶった切られてしまった。 ---一方、「ESCAPE TO THE SKY★彡」サイドの場合は問題児であるあさきに加えて、新規参戦のwacまでもが原曲を破壊してしまう程のフリーダムっぷりで、「Sけて~」等の迷言が飛び出す等前回同様に伝説に残る回になってしまった。~ …なのだが、かの迷言「Sけて~」はシリーズの低迷に対するプレイヤーの嘆きにも聞こえてしまうのは皮肉としか言いようが無い。 ---- *プレイステーション2版 |ジャンル|音楽ゲーム|&amazon(B000CSXWGE,image);| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|2006年3月16日|~| |定価|6,980円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''CS他機種の劣悪解禁イベントがギタドラ上陸''&br;''苦痛のロード時間''&br;久しぶりの期待作→がっかり感満載|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| **概要(PS2) -家庭用『GuitarFreaks & DrumMania』のVシリーズ初代作で、4th&3rdが発売してから実に4年ぶりの復活になった家庭用ギタドラシリーズ作品。 -新シリーズのVからとはいえ、家庭用シリーズの再始動作という事で、発売前は非常に期待はされていたのだが…… **問題点(PS2) -''ロードが長い'' --ACと違い、ロードに時間がかかってしまう。PS2の仕様を考えると仕方ない部分があるが…… --このロードがいろんなところで発生するため、何度もやりたい人にとっては苦痛にしかならない。 ---何を思ったのか、このロード地獄は下記のトレーニングモード仕様と共にしばらく間引きずる事になり、半ば「仕様」と主張していると言っても過言ではない状況になっていた。 -収録曲について --家庭用ではなぜか新曲である「Misirlou」が収録されていない。 ---V2では新曲ではないものの、「NON STOP」のコースに組み込まれている「Black sheep」が未収録。 ---家庭用への「Misirlou」の収録はCSV3まで待つ事となる。 --旧曲についても、佐々木博史の「The Least 100sec」、小坂りゆの「ヒマワリ」、Des-ROWの「大見解」、アンコール曲であった「under control」、「鬼姫」といった人気曲は存在するものの、いかんせん旧曲を代表する人気曲の数が少なすぎる。それを差し引いても旧曲の収録数は多いとは言えない。 ---旧曲の人気曲はMASTERPIECEシリーズで選出されることとなる。 --V2では更にコンマイクオリティを炸裂することに。 -トレーニングモードの謎仕様 --家庭用機種で発売された音楽ゲームにおけるトレーニングモードは、苦手な部分を鍛える意味で取り入れたものだが、DARK、リバースなどといったオプションが使えず、なんのためのトレーニングなのかわからない。 --それだけでなく、上記のロード問題も付きまとう為か、曲選択までに時間を要する。当然イライラ感が増す。 -''度を超えたルーレット解禁・時限解禁'' --さすがにギタドタワーの解禁よりは遥かにマシだが… --ACモードのPERFECT率、COMBOの総数×倍率から獲得か獲得できないかが決定される。 ---しかし、はっきりいって運がかなり絡む。そのため、人によって解禁できるスピードが変わってしまう。 ---解禁できない人にとってはかなりの苦痛。おまけにACでプレイしないと取得できない。その上、ロード地獄。ストレスを発生するような解禁方法としかいいようがない。 --更に時限解禁はもっとひどい。特定の時間で解禁できるのだが…FREEモード、ACモードのプレイ時間(曲の総プレイ時間)でカウントされるため、はっきり言って効率が非常に悪い。そのくせ5時間以上プレイしないと解禁が始まらないという、誰得仕様となっている。 ---連動を除いたものでも15時間のプレイ。LONG曲「K」で4分相当だが…そこまで行くのになんと''225回''もプレイしなければならない。はっきりいって、これを使用する存在意義はないのでは? ---連動を含めると''450回''もプレイしなければ解禁できないのだから、とんでもない作業ゲームに。その上、ロード地獄の連続でストレスしかたまらない。 ---あろう事か、連動で解禁される曲の時限解禁時間は''30時間''。諦めてそちらを買って連動させろとでも言うのか。 --もっとも、CS版BEMANIシリーズでは本作の約2年前の2004年11月18日に発売された『pop'n music 10』の「お星様にお願い!」も家庭用移植に伴い何故かルーレット解禁に変更された関係で楽曲解禁に運が絡み、結局タイムリリースでの解禁が最も効率が良いという結果になっていた。何故BEMANIは同じ過ちを繰り返してしまったのか… -ACモードの自由度が薄い --家庭用ではFREEモードで曲を自由に選択できるため、ACモードの存在価値はかなり弱い。 ---しかも、4th&3rdまで5曲設定までできたのに、こちらは3曲固定。CSV3までの問題点でもある。 -''FREEモードでのプレイ終了後に出る謎の選択肢'' --同じ曲をPLAYするか、曲選択画面に戻るか、FREEモードを出るかの3択が毎回出てくる。 --これがいちいち出るせいで''ロード時間が増加''。その上、''イライラ感も増加''という悪循環をたどるようなシステムとなった。 ***その他の問題点 -ACに比べて音質が良くない。 -ACモードにおけるスキルポイントの意味が全くない。 **評価点(PS2) -''家庭用ギタドラシリーズの復活'' --本作は粗こそかなり多いものの、実に4年も音沙汰が無かった家庭用版ギタドラシリーズの久々の最新作として話題を呼び、結果的に家庭用シリーズの息を吹き返す事に成功させたとも言える。 -NON STOPコースはほぼ再現されている。 -ACと違い、実質的なゲームオーバーがない -先行収録曲の存在 --V2で収録されるGLIDEとJJ-road、魔法のタルトが先行収録されている。 -他の家庭用版BEMANIシリーズとの連動要素 --『[[pop'n music 12 いろは>ポップンミュージック12 いろは]]』や『Dance Dance Revolution STRIKE』のセーブデータがあると相互に楽曲が解禁するという嬉しいおまけつき。 --時間制限による解禁もできるが、あまりに時間がかかるため、上記のデータがあるとお得。 --但しpop'n側で解禁可能な楽曲はCS過去作品の楽曲の再収録という関係で、ポップン専門プレイヤーは該当するCS作品を購入するのが手っ取り早い点は賛否が分かれる。 -高難易度曲が何度もプレー可能 --ゲームオーバーが存在しない家庭用ならではの仕様である。 **総評(PS2) 前作から実に4年もの歳月を経て発売された本作は、発売から1週間で1万7千本の売り上げて週間ランキング9位に入るなど、当初の売上面では非常に良く、家庭用ギタドラの息を吹き返させた功績は大きい。~ しかし、長らく家庭用版を製作してなかった事によりノウハウの不足が顕著に見られ、ACでの問題点が改善されてないだけでなく、曲の偏りやロード時間、解禁方法といった移植に伴い新たに発生した問題点の存在も相まって、決して手放しで喜べない出来になってしまったのは否めないだろう。 **余談(PS2) -本作発売に合わせ、ギター、ドラムの専用コントローラーも格安で再発売された(ただし専用スタンドは同梱されていない)。 -本作の発売から約5ヶ月後の2006年8月31日に次回作[[MASTERPIECE SILVER>GuitarFreaks & DrumMania MASTERPIECE SILVER]]が発売された。 --CS版ギタドラ未収録の楽曲で固めたベスト盤的なディスクであり、オリジナル要素として、新規ムービーやプレー画面をカスタマイズするためのスキンも存在する。その為発売前は大きく期待されていたが… --いざ蓋を開けてみると、本作の問題点が全然解消されていない上に、解禁方法が''まるで神経衰弱のような解禁方法''と更に悪化してしまい、更に批判を浴びる格好となってしまった。
*GuitarFreaksV & DrumManiaV 【ぎたーふりーくす ぶい あんど どらむまにあ ぶい】 &bold(){この項目では、アーケード版・プレイステーション2版共に解説します。}~ AC版は判定無し、PS2版は&color(,khaki){劣化ゲー}判定となっています。 ---- #contents() ---- *アーケード版 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|2005年2月23日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ギタドラ第一次暗黒時代を告げてしまった一作''&br()''ギタドラ史上最悪の企画、ギタドタワー''&br()''難易度詐称のオンパレード''&br()基板がPS2タイプに&br()ギタドキング&br()Sけて~(運営に対して)|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| **概要 -「GuitarFreaksV & DrumManiaV」シリーズ(Vシリーズ)の初代作品。 -前作『[[GF11th&dm10th>GUITARFREAKS 11thMIX & drummania 10thMIX]]』までのナンバリング作品はギター側とドラム側で1つずつナンバリングにズレがあったが、本作から両作品で同じに統一されたことにより作品順を把握しやすくなった。 -ゲームタイトルも、これまでは「GUITARFREAKS」「drummania」だったものが「GuitarFreaks」「DrumMania」表記に変更。 -premium stageの復活に加え、基板変更で画質の向上に貢献。 -そして、ギタドランドの後継企画と言えるギタドタワーというチーム制の解禁方法で、前作の不評を覆そうとしていたが…始まる前から不安の声が大きく、その予感を的中させてしまった。 **評価点(アーケード) -新基板によるグラフィック向上 --基板がPS2タイプになり、画質が向上した。そのため今作の新曲のクリップは多彩な色で表現されており、従来の作品と比べると綺麗になっている。 --今作でいうと、LONG曲によるクリップの力の入れ方が凄い。 --Balanceのクリップを担当したkei氏、Beautiful Lifeのクリップを担当した吉田暁氏、そして版権曲のK(BUMP OF CHICKEN)のクリップを担当した井上和也氏のクリップの完成度は素晴らしいと言っても過言でなく、特にKに関してはニコニコ動画で同様の動画が挙げられるようになる。 -旧曲が大量復活 --主にギタドタワーの隠し曲だが、基板の変更により大幅に旧曲の隠し曲が復活される。前作の基板では容量の問題があり、頻繁に削除しないといけなかった((特にLONG曲は尺の関係でショート曲よりも優先的に削除されていた))が、この基板変更で容量が増え、今までの旧曲が安心して遊ぶことができるようになり、特にLONG曲の複数復活は大きい。 --ちなみにVシリーズに移行してからは、『[[V6>GuitarFreaksV6 & DrumManiaV6 BLAZING!!!!]]』までコナミオリジナル曲は削除されていない。 -版権曲にPVが登場 --新基板の影響もあるが、PVが登場したことでより一層の迫力のある臨場感を演出できるようになった。 -premium stageの登場 --guitarfreaks10th & drummania9thではpremium encore stageという10作目にふさわしい演出があったものの、前作ではencore stageのみとなっていた。 --今作はpremium encore stage相当のpremium stageが登場した。encore stage以上に出現条件は厳しいが、その条件に到達すれば、それにふさわしい楽曲が選択することが出来る。 -ギタドキング --Vシリーズの大会。いわば旧ナンバリングのインターネットランキングの代用と言える大会。5回まであり、指定された曲のスコアで競うもの。RANDOM系統のオプションは禁止されていて、実力で勝負するので、アンフェアな展開になりにくい。 --参加・不参加問わず、解禁曲が解禁できるというところもおいしい。特に第5回目の決勝終了と同時に全プレイヤーに解禁できるという特典も。 -NON STOPコース --GF側はBASS、OPENも選択できるようになった。 --また自由選曲、ランダム選曲が復活した。 -BPMの???表記がなくなった --BPMも曲を選ぶための重要な要素であり、BPMを???にすると、実際にプレイしないとわからないという問題点があった。 --今作では???表記が廃止されたため、初心者には優しくなった。 -削除曲は1曲のみ --削除されたのはsuper shomin carのみ **問題点 -GF側のでたらめな難易度設定 --前作と比べても高難易度曲の割合が少ない。にもかかわらずその難易度に見合わない譜面が多く存在する。 --GF側はひどく、DOKI☆DOKIは赤Gで50なのに、''まるで70台のような譜面であり、今作の難易度詐称を象徴とさせる曲の1つである。''孤高の花も40台の割には処理しづらい3連があったり、Balanceの赤Gは黄色と7しか差がないとは思えないほどの難しさである。それ以外でも難易度詐称が多い。 ---ちなみにロケテはもはや難易度設定がかなり''おかしい状態''になっていた。特にハンサム兄弟メードインジャパンはなんと''74と驚愕の難易度''だったという。DOKI☆DOKI赤Gの''45''やBalance黄Gの''38''などといういい加減な難易度設定だったという。 --またGF側の90以上の曲が2曲しかなく(80以上でも''5曲''と他のVシリーズに比べたら少ない)、V2やV7よりひどくないとは言え、当時はものすごく低難易度設定だったという。 --PANASONIC YOUTHに関しては前代未聞の''BPM詐欺''と言われる。BPMは191と表記されているが、実際は''BPM218''。しかも、譜面自体も難しく、余計詐称感を感じさせるようになった。 --ちなみにDMは90以上の曲は3曲、80以上でも6曲とシリーズ並。DMは比較的まともな難易度設定だったという。 -ギタドタワー --前作のギタドランドにテコ入れを入れた程度。期間毎に各STAGEのCOMBO、MAX COMBO(全STAGE中の最大COMBO数)、PERFECT(全STAGE中の最大PERFECT数)の3種類からルーレットの倍率をかけた獲得ポイント数を競うものだが、運要素があまりに強く、全解禁できているプレイヤーもいれば、全く解禁ができないプレイヤーが出たりとすこぶる評判が悪かった。 --しかも、解禁できない人はなんと''半年間も解禁出来ず''にいるなど、前作以上に運要素があまりにも強かったため、''ギタドラ史上最悪な企画''となってしまった。 ---極めつけは''階層が下がると解禁した曲が消えてしまう''という罰ゲーム的な要素があったため、余計非難を浴びる形となった。 --幸い無条件解禁はあったが、その解禁日がなんと''稼働終了の20日前!''全解禁するだけでもマシとは言え、解禁する日を間違えているとしか思えない。だったら、次回作に解禁した方がよっぽど効率がいいのだが…((なおXGシリーズでは解禁できなかった曲は次回作に持ち越されているが、落差が大きいため、評判はいいとは言えない)) --こういうことがあったため、V8、XG3が出た現在でもギタドラ史上最悪な企画として受け継がれている。 //---とは言え、XG3自体もあまりいいイベントがなかったため、覆る可能性はある。 ---しかし、この企画の評価点は今まで削除傾向が強かったLONG曲が復活したことが唯一の救いである。 --また、BEMANI界の大御所アーティストであるwacのギタドラ初参戦曲にして元Cymbalsの土岐麻子の楽曲「Little Prayer」も同イベントの隠し曲になっているが、イベント内容がアレだった故に後にV3にて登場した同じくwacの楽曲「繚乱ヒットチャート」内の歌詞で他の当時の状況と共に皮肉られてしまう事に((「敵は塔の上」「俺の歌 誰が為の歌」「錯乱の歌 なぜ隠されてた?」等々))。 -カクカクし始めた旧世代のクリップ --Vになって基板が変更され、クリップの拡張子が変更された。 --それに伴い今までフラッシュ形式だったクリップの一部がカクカクになってしまうという事態が発生した。 -シナリオの緑G譜面にopenノーツが紛れるというバグがあった。 --GUITAR譜面にopenノーツが紛れるという前代未聞の譜面バグは当時としてかなりの話題となった。単純にopenノーツがあるだけなら良かったのだが、&font(b,red){''表示上は単色青ノーツにもかかわらずopenでピッキングをしないとMISSになる''}というとんでもないものであった。 --しかし、このバグは後のV2でもやらかしてしまった。 --他にもNON-STOPモードでスキル解禁曲が選択できないバグ、空ピック暴発のバグがあった。 **総評 バラバラだったナンバリングを統合し心機一転を図った一作だが、蓋を開けたら難易度詐称の多さや楽曲解禁イベントの不評、譜面バグなど粗が目立つ作品だった。~ premium stageの復活、クリップの画質向上、旧曲の大量復活など評価すべき点はあるものの、旧ナンバリング時代から改悪された部分や劣悪な解禁イベントが目立ち、前作で問題視されていた悪質な流れを本作で断ち切る事ができなかった事から、シリーズ低迷から脱却できなかったのも頷けるだろう。 //ギタドタワーについては完全に黒歴史だが、クリップの画質向上、LONG曲の多数復活、premium stageの復活など改善点も多いため、決してクソゲーとは言えない。Vの曲の質が非常によかったのも救いではある。それに対し、次作は… **余談(アーケード) -その後、次回作『[[V2>GuitarFreaksV2 & DrumManiaV2]]』が稼働したが、難易度詐称の多さ+運任せの解禁企画といったものや、更に悪化した譜面バグ、スキルシステムのマンネリ化に加えにあまりの改変のなさに''システムがまるでLIVE感のない空気作''となってしまい、こちらも暗黒時代の象徴となる駄作として語り草になっている。 -第3回変曲リレー --本作の公式サイトのMUSICIAN'S ROOM 9ではGT9th&DM8th以来となる企画の「変曲リレー」が行われた。今回のテーマになった楽曲は「こたつとみかん」と「ESCAPE TO THE SKY★彡」。 ---「こたつとみかん」サイドは新規参戦アーティストであるdj TAKAをはじめとする実力派アーティストが揃っていた為、比較的順当なアレンジが行われたが、最後のKozo Nakamuraのパートでその流れがぶった切られてしまった。 ---一方、「ESCAPE TO THE SKY★彡」サイドの場合は問題児であるあさきに加えて、新規参戦のwacまでもが原曲を破壊してしまう程のフリーダムっぷりで、「Sけて~」等の迷言が飛び出す等前回同様に伝説に残る回になってしまった。~ …なのだが、かの迷言「Sけて~」はシリーズの低迷に対するプレイヤーの嘆きにも聞こえてしまうのは皮肉としか言いようが無い。 ---- *プレイステーション2版 |ジャンル|音楽ゲーム|&amazon(B000CSXWGE,image);| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|2006年3月16日|~| |定価|6,980円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''CS他機種の劣悪解禁イベントがギタドラ上陸''&br;''苦痛のロード時間''&br;久しぶりの期待作→がっかり感満載|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| **概要(PS2) -家庭用『GuitarFreaks & DrumMania』のVシリーズ初代作で、4th&3rdが発売してから実に4年ぶりの復活になった家庭用ギタドラシリーズ作品。 -新シリーズのVからとはいえ、家庭用シリーズの再始動作という事で、発売前は非常に期待はされていたのだが…… **問題点(PS2) -''ロードが長い'' --ACと違い、ロードに時間がかかってしまう。PS2の仕様を考えると仕方ない部分があるが…… --このロードがいろんなところで発生するため、何度もやりたい人にとっては苦痛にしかならない。 ---何を思ったのか、このロード地獄は下記のトレーニングモード仕様と共にしばらく間引きずる事になり、半ば「仕様」と主張していると言っても過言ではない状況になっていた。 -収録曲について --家庭用ではなぜか新曲である「Misirlou」が収録されていない。 ---V2では新曲ではないものの、「NON STOP」のコースに組み込まれている「Black sheep」が未収録。 ---家庭用への「Misirlou」の収録はCSV3まで待つ事となる。 --旧曲についても、佐々木博史の「The Least 100sec」、小坂りゆの「ヒマワリ」、Des-ROWの「大見解」、アンコール曲であった「under control」、「鬼姫」といった人気曲は存在するものの、いかんせん旧曲を代表する人気曲の数が少なすぎる。それを差し引いても旧曲の収録数は多いとは言えない。 ---旧曲の人気曲はMASTERPIECEシリーズで選出されることとなる。 --V2では更にコンマイクオリティを炸裂することに。 -トレーニングモードの謎仕様 --家庭用機種で発売された音楽ゲームにおけるトレーニングモードは、苦手な部分を鍛える意味で取り入れたものだが、DARK、リバースなどといったオプションが使えず、なんのためのトレーニングなのかわからない。 --それだけでなく、上記のロード問題も付きまとう為か、曲選択までに時間を要する。当然イライラ感が増す。 -''度を超えたルーレット解禁・時限解禁'' --さすがにギタドタワーの解禁よりは遥かにマシだが… --ACモードのPERFECT率、COMBOの総数×倍率から獲得か獲得できないかが決定される。 ---しかし、はっきりいって運がかなり絡む。そのため、人によって解禁できるスピードが変わってしまう。 ---解禁できない人にとってはかなりの苦痛。おまけにACでプレイしないと取得できない。その上、ロード地獄。ストレスを発生するような解禁方法としかいいようがない。 --更に時限解禁はもっとひどい。特定の時間で解禁できるのだが…FREEモード、ACモードのプレイ時間(曲の総プレイ時間)でカウントされるため、はっきり言って効率が非常に悪い。そのくせ5時間以上プレイしないと解禁が始まらないという、誰得仕様となっている。 ---連動を除いたものでも15時間のプレイ。LONG曲「K」で4分相当だが…そこまで行くのになんと''225回''もプレイしなければならない。はっきりいって、これを使用する存在意義はないのでは? ---連動を含めると''450回''もプレイしなければ解禁できないのだから、とんでもない作業ゲームに。その上、ロード地獄の連続でストレスしかたまらない。 ---あろう事か、連動で解禁される曲の時限解禁時間は''30時間''。諦めてそちらを買って連動させろとでも言うのか。 --もっとも、CS版BEMANIシリーズでは本作の約2年前の2004年11月18日に発売された『pop'n music 10』の「お星様にお願い!」も家庭用移植に伴い何故かルーレット解禁に変更された関係で楽曲解禁に運が絡み、結局タイムリリースでの解禁が最も効率が良いという結果になっていた。何故BEMANIは同じ過ちを繰り返してしまったのか… -ACモードの自由度が薄い --家庭用ではFREEモードで曲を自由に選択できるため、ACモードの存在価値はかなり弱い。 ---しかも、4th&3rdまで5曲設定までできたのに、こちらは3曲固定。CSV3までの問題点でもある。 -''FREEモードでのプレイ終了後に出る謎の選択肢'' --同じ曲をPLAYするか、曲選択画面に戻るか、FREEモードを出るかの3択が毎回出てくる。 --これがいちいち出るせいで''ロード時間が増加''。その上、''イライラ感も増加''という悪循環をたどるようなシステムとなった。 ***その他の問題点 -ACに比べて音質が良くない。 -ACモードにおけるスキルポイントの意味が全くない。 **評価点(PS2) -''家庭用ギタドラシリーズの復活'' --本作は粗こそかなり多いものの、実に4年も音沙汰が無かった家庭用版ギタドラシリーズの久々の最新作として話題を呼び、結果的に家庭用シリーズの息を吹き返す事に成功させたとも言える。 -NON STOPコースはほぼ再現されている。 -ACと違い、実質的なゲームオーバーがない -先行収録曲の存在 --V2で収録されるGLIDEとJJ-road、魔法のタルトが先行収録されている。 -他の家庭用版BEMANIシリーズとの連動要素 --『[[pop'n music 12 いろは>ポップンミュージック12 いろは]]』や『Dance Dance Revolution STRIKE』のセーブデータがあると相互に楽曲が解禁するという嬉しいおまけつき。 --時間制限による解禁もできるが、あまりに時間がかかるため、上記のデータがあるとお得。 //--但しpop'n側で解禁可能な楽曲はCS過去作品の楽曲の再収録という関係で、ポップン専門プレイヤーは該当するCS作品を購入するのが手っ取り早い点は賛否が分かれる。 //↑該当曲が入ったpop'n8でも隠し要素なのでどっちみち手間が掛かります -高難易度曲が何度もプレー可能 --ゲームオーバーが存在しない家庭用ならではの仕様である。 **総評(PS2) 前作から実に4年もの歳月を経て発売された本作は、発売から1週間で1万7千本の売り上げて週間ランキング9位に入るなど、当初の売上面では非常に良く、家庭用ギタドラの息を吹き返させた功績は大きい。~ しかし、長らく家庭用版を製作してなかった事によりノウハウの不足が顕著に見られ、ACでの問題点が改善されてないだけでなく、曲の偏りやロード時間、解禁方法といった移植に伴い新たに発生した問題点の存在も相まって、決して手放しで喜べない出来になってしまったのは否めないだろう。 **余談(PS2) -本作発売に合わせ、ギター、ドラムの専用コントローラーも格安で再発売された(ただし専用スタンドは同梱されていない)。 -本作の発売から約5ヶ月後の2006年8月31日に次回作[[MASTERPIECE SILVER>GuitarFreaks & DrumMania MASTERPIECE SILVER]]が発売された。 --CS版ギタドラ未収録の楽曲で固めたベスト盤的なディスクであり、オリジナル要素として、新規ムービーやプレー画面をカスタマイズするためのスキンも存在する。その為発売前は大きく期待されていたが… --いざ蓋を開けてみると、本作の問題点が全然解消されていない上に、解禁方法が''まるで神経衰弱のような解禁方法''と更に悪化してしまい、更に批判を浴びる格好となってしまった。

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