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ファミスタ'89 開幕版!! - (2016/08/09 (火) 14:14:39) の1つ前との変更点

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*ファミスタ'89 開幕版!! 【ふぁみすたはちじゅうきゅう かいまくばん】 |ジャンル|SPG|&image(FamilyStadium89-01.gif)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |メディア|1M+512KbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|ナムコ|~| |発売日|1989年7月28日|~| |定価|4,900円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|なし|~| |ポイント|隠しチーム2球団登場|~| |>|>|CENTER:''[[ファミスタシリーズリンク>ファミスタシリーズ]]''| -データを変更したマイナーチェンジ版であるため、各項目の詳細は『[[プロ野球ファミリースタジアム'88年度版]]』を参照。各項に於ける記述は相違点に留める。 **概要 -1989年7月にナムコより発売された人気野球ゲーム第4弾。これまで『ファミリースタジアム』と銘打って来たが、本作より略称である『ファミスタ』がそのままゲームタイトルに使用され正式名称となっている。 -この年の夏に任天堂・ナムコ間に於けるライセンス契約更新の交渉が難航し、最悪の場合、ファミコン市場からナムコが撤退する可能性も否定できないとゲーム業界メディアで報じられたため((ファミコン通信1989年7月(日にち不明)号より。))、本作はライセンスの期限切れを間近に控えた駆け込み発売となった経緯がある。その後、この問題は解決の運びとなり、これまで通りナムコはファミコンソフトを発売し続けたが、この年の暮れにも「ファミスタ'90」が発売されたため、以後は発売年度とゲームタイトル年度が1年づつずれることとなった。 **ゲーム内容 -前作14球団に隠しチーム(後述)が加わり全16球団となった。球場選択・打順変更・好調選手・ひいきなどのシステムに変更は無いが、1Pモードに於けるパスワードが復活し、電源を切っても続きから再開できるようになった。前作同様、最初に対戦するチームと球場を任意で選択でき、以降の対戦相手と球場は自動的に決められるが、パスワードコンティニューで始めた場合は球場のみ選択が可能。 -13チームに勝ち抜くと、PCE版プロ野球ワールドスタジアムに登場した隠しチーム2球団が登場。投打の能力値の高さは勿論、守備時の野手の移動速度や塁タッチがこちらよりも速いうえ、全員素早い送球をしてくるなど、攻走守に全く隙がない万能チームとなっている。ともにCOM専用のチームとなっておりプレイヤーが操作することはできない。 |&image2(FamilyStadium89-02.gif,width=700,center)| |プロスターズ&br()13番目の対戦相手として登場&br()PCE版では「オールドスターズ」(Oチーム)と名乗っていたが、オリエンツと頭文字が重複するため、チーム名が変更となった。&br()王・長島・張本など昭和時代の名選手が集結した強豪チーム。前作を最後に現役引退した山田が早速こちらに移籍している。&br()強いことは強いが、通常のチーム同様、変化球攻めで三振は奪える。| |&image2(FamilyStadium89-03.gif,width=700,center)| |オールドリームス&br()最後の対戦相手として登場&br()野球漫画・アニメのヒーローが集結したドリームチーム。『緑山高校』の二階堂がなぜか右投げとなっている。&br()全員がチート級の能力。バットを振ればヒットになる。投手以外に安心して対戦できる打者がいない。&br()プロスターズと違い、誰がどんな球を投げようとも三振を奪うことができない。フォークボールも無効化する。&br()ピッチャーの「ほし」は高確率で消える魔球を投げてくる。&br()普通にやったら勝てない、やっぱりPCE版同様にズルするしかない。| -チームエディットのシステムが大幅に変わり、作成した選手を任意の球団の選手と入れ替える形で使用することができる。前作のエディットと異なり全体パラメータの合計値が無いため、能力値を最大値まで引き上げた選手を量産することも可能である。ただしバックアップシステムを搭載していないため、前作同様リセットしても選手データは消えないが、電源を切るとエディットした選手は消えてしまう。 &image2(FamilyStadium89-04.gif,width=600,center) #center(){左から/デフォルト画面・左端の「と」で入れ替えが可能・入れ替わった選手達} -試合の結果報告は引き続き「NAMCOT SPORTS NEWS」が担当。1Pモードのパスワードもここに表示される。球場別にキャスターが異なるという点に関してはそのままだが、優勝時に登場する「アチャ」を除く全キャスターが交代となった。 &image2(FamilyStadium89-05.gif,width=600,center) #center(){一新された顔ぶれのニュースキャスター} **批評点 -横への動きが緩慢だったCOMの守備が賢くなり、内野ゴロの処理能力が上昇。従来作にて頻繁に見られた「セカンドゴロ・ショートゴロが三塁打・ランニングホームランになる」といったケースは減少した。守備ルーチンの上達は当時のゲームライターからも好評を博し「より人間的になったコンピューター」と評されている。((ファミコン通信ゲームカタログ1991より。)) -86年度版から87年度版へのバージョンアップがそうであったように、本作もまた88年度版のデータを変更しただけのものに過ぎず、「単なるマイナーチェンジ」と厳しい評価を下す声もあった。((同じくファミコン通信ゲームカタログ1991より。)) -発売時期が年末であったために、当年度のNPB成績をゲームデータに反映できたファミスタであったが、本作は前述の事情から7月という中途半端な時期に発売された。そのためデストラーデのようにシーズン途中に入団した選手に対応できなかったほか、実際の成績と大きく乖離してしまった選手も見受けられるという作品となってしまった。 |選手名|>|BGCOLOR(#FFE4E1):現実|>|BGCOLOR(#AFEEEE):ゲーム|&image2(FamilyStadium89-06.gif,center)&br()オリックスのブーマーとダイエーのバナザード(をモデルにした選手)| |ブライアント|BGCOLOR(#FFE4E1):.283|BGCOLOR(#FFE4E1):49|BGCOLOR(#AFEEEE):.294|BGCOLOR(#AFEEEE):34|~| |ブーマー|BGCOLOR(#FFE4E1):.322|BGCOLOR(#FFE4E1):40|BGCOLOR(#AFEEEE):.310|BGCOLOR(#AFEEEE):26|~| |バークレオ|BGCOLOR(#FFE4E1):.210|BGCOLOR(#FFE4E1):6|BGCOLOR(#AFEEEE):.268|BGCOLOR(#AFEEEE):30|~| |バナザード|BGCOLOR(#FFE4E1):.271|BGCOLOR(#FFE4E1):34|BGCOLOR(#AFEEEE):.302|BGCOLOR(#AFEEEE):20|~| |クロマティ|BGCOLOR(#FFE4E1):.378|BGCOLOR(#FFE4E1):15|BGCOLOR(#AFEEEE):.310|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~| |呂明賜|BGCOLOR(#FFE4E1):.282|BGCOLOR(#FFE4E1):2|BGCOLOR(#AFEEEE):.256|BGCOLOR(#AFEEEE):20|~| |ロードン|BGCOLOR(#FFE4E1):.300|BGCOLOR(#FFE4E1):22|BGCOLOR(#AFEEEE):.260|BGCOLOR(#AFEEEE):14|~| |フィルダー|BGCOLOR(#FFE4E1):.302|BGCOLOR(#FFE4E1):38|BGCOLOR(#AFEEEE):.260|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~| |ポンセ|BGCOLOR(#FFE4E1):.264|BGCOLOR(#FFE4E1):24|BGCOLOR(#AFEEEE):.302|BGCOLOR(#AFEEEE):34|~| |パリッシュ|BGCOLOR(#FFE4E1):.267|BGCOLOR(#FFE4E1):42|BGCOLOR(#AFEEEE):.280|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~|
*ファミスタ'89 開幕版!! 【ふぁみすたはちじゅうきゅう かいまくばん】 |ジャンル|SPG|&image(FamilyStadium89-01.gif)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |メディア|1M+512KbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|ナムコ|~| |発売日|1989年7月28日|~| |定価|4,900円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|なし|~| |ポイント|隠しチーム2球団登場|~| |>|>|CENTER:''[[ファミスタシリーズリンク>ファミスタシリーズ]]''| -データを変更したマイナーチェンジ版であるため、各項目の詳細は『[[プロ野球ファミリースタジアム'88年度版]]』を参照。各項に於ける記述は相違点に留める。 **概要 -1989年7月にナムコより発売された人気野球ゲーム第4弾。これまで『ファミリースタジアム』と銘打って来たが、本作より略称である『ファミスタ』がそのままゲームタイトルに使用され正式名称となっている。 -この年の夏に任天堂・ナムコ間に於けるライセンス契約更新の交渉が難航し、最悪の場合、ファミコン市場からナムコが撤退する可能性も否定できないとゲーム業界メディアで報じられたため((ファミコン通信1989年7月(日にち不明)号より。))、本作はライセンスの期限切れを間近に控えた駆け込み発売となった経緯がある。その後、この問題は解決の運びとなり、これまで通りナムコはファミコンソフトを発売し続けたが、この年の暮れにも「ファミスタ'90」が発売されたため、以後は発売年度とゲームタイトル年度が1年づつずれることとなった。 **ゲーム内容 -前作14球団に隠しチーム(後述)が加わり全16球団となった。球場選択・打順変更・好調選手・ひいきなどのシステムに変更は無いが、1Pモードに於けるパスワードが復活し、電源を切っても続きから再開できるようになった。前作同様、最初に対戦するチームと球場を任意で選択でき、以降の対戦相手と球場は自動的に決められるが、パスワードコンティニューで始めた場合は球場のみ選択が可能。 -13チームに勝ち抜くと、PCE版プロ野球ワールドスタジアムに登場した隠しチーム2球団が登場。投打の能力値の高さは勿論、守備時の野手の移動速度や塁タッチがこちらよりも速いうえ、全員素早い送球をしてくるなど、攻走守に全く隙がない万能チームとなっている。ともにCOM専用のチームとなっておりプレイヤーが操作することはできない。 |プロスターズ&br()13番目の対戦相手として登場&br()PCE版では「オールドスターズ」(Oチーム)と名乗っていたが、オリエンツと頭文字が重複するため、チーム名が変更となった。&br()王・長島・張本など昭和時代の名選手が集結した強豪チーム。前作を最後に現役引退した山田が早速こちらに移籍している。&br()強いことは強いが、通常のチーム同様、変化球攻めで三振は奪える。| |オールドリームス&br()最後の対戦相手として登場&br()野球漫画・アニメのヒーローが集結したドリームチーム。『緑山高校』の二階堂がなぜか右投げとなっている。&br()全員がチート級の能力。バットを振ればヒットになる。投手以外に安心して対戦できる打者がいない。&br()プロスターズと違い、誰がどんな球を投げようとも三振を奪うことができない。フォークボールも無効化する。&br()ピッチャーの「ほし」は高確率で消える魔球を投げてくる。&br()普通にやったら勝てない、やっぱりPCE版同様にズルするしかない。| -チームエディットのシステムが大幅に変わり、作成した選手を任意の球団の選手と入れ替える形で使用することができる。前作のエディットと異なり全体パラメータの合計値が無いため、能力値を最大値まで引き上げた選手を量産することも可能である。ただしバックアップシステムを搭載していないため、前作同様リセットしても選手データは消えないが、電源を切るとエディットした選手は消えてしまう。 &image2(FamilyStadium89-04.gif,width=600,center) #center(){左から/デフォルト画面・左端の「と」で入れ替えが可能・入れ替わった選手達} -試合の結果報告は引き続き「NAMCOT SPORTS NEWS」が担当。1Pモードのパスワードもここに表示される。球場別にキャスターが異なるという点に関してはそのままだが、優勝時に登場する「アチャ」を除く全キャスターが交代となった。 **評価点 -横への動きが緩慢だったCOMの守備が賢くなり、内野ゴロの処理能力が上昇。従来作にて頻繁に見られた「セカンドゴロ・ショートゴロが三塁打・ランニングホームランになる」といったケースは減少した。 **問題点 -発売時期が年末であったために、当年度のNPB成績をゲームデータに反映できたファミスタであったが、本作は前述の事情から7月という中途半端な時期に発売された。そのためデストラーデのようにシーズン途中に入団した選手に対応できなかったほか、実際の成績と大きく乖離してしまった選手も見受けられるという作品となってしまった。 |選手名|>|BGCOLOR(#FFE4E1):現実|>|BGCOLOR(#AFEEEE):ゲーム|オリックスのブーマーとダイエーのバナザード(をモデルにした選手)| |ブライアント|BGCOLOR(#FFE4E1):.283|BGCOLOR(#FFE4E1):49|BGCOLOR(#AFEEEE):.294|BGCOLOR(#AFEEEE):34|~| |ブーマー|BGCOLOR(#FFE4E1):.322|BGCOLOR(#FFE4E1):40|BGCOLOR(#AFEEEE):.310|BGCOLOR(#AFEEEE):26|~| |バークレオ|BGCOLOR(#FFE4E1):.210|BGCOLOR(#FFE4E1):6|BGCOLOR(#AFEEEE):.268|BGCOLOR(#AFEEEE):30|~| |バナザード|BGCOLOR(#FFE4E1):.271|BGCOLOR(#FFE4E1):34|BGCOLOR(#AFEEEE):.302|BGCOLOR(#AFEEEE):20|~| |クロマティ|BGCOLOR(#FFE4E1):.378|BGCOLOR(#FFE4E1):15|BGCOLOR(#AFEEEE):.310|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~| |呂明賜|BGCOLOR(#FFE4E1):.282|BGCOLOR(#FFE4E1):2|BGCOLOR(#AFEEEE):.256|BGCOLOR(#AFEEEE):20|~| |ロードン|BGCOLOR(#FFE4E1):.300|BGCOLOR(#FFE4E1):22|BGCOLOR(#AFEEEE):.260|BGCOLOR(#AFEEEE):14|~| |フィルダー|BGCOLOR(#FFE4E1):.302|BGCOLOR(#FFE4E1):38|BGCOLOR(#AFEEEE):.260|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~| |ポンセ|BGCOLOR(#FFE4E1):.264|BGCOLOR(#FFE4E1):24|BGCOLOR(#AFEEEE):.302|BGCOLOR(#AFEEEE):34|~| |パリッシュ|BGCOLOR(#FFE4E1):.267|BGCOLOR(#FFE4E1):42|BGCOLOR(#AFEEEE):.280|BGCOLOR(#AFEEEE):28|~| ---- **余談 -守備ルーチンの上達は当時のゲームライターからも好評を博し「より人間的になったコンピューター」と評されている。((ファミコン通信ゲームカタログ1991より。)) -86年度版から87年度版へのバージョンアップがそうであったように、本作もまた88年度版のデータを変更しただけのものに過ぎず、「単なるマイナーチェンジ」と厳しい評価を下す声もあった。((同じくファミコン通信ゲームカタログ1991より。)) //外部評価なので余談へ

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