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フェリオス - (2021/04/17 (土) 22:56:35) の1つ前との変更点

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#contents() ---- *フェリオス 【ふぇりおす】 |ジャンル|STG|&image2(phelios-01.png,center)|&image2(phelios-02.jpg,center,height=288)| |対応機種|アーケード|~|~| |メディア|SYSTEM II基板|~|~| |発売・開発元|ナムコ|~|~| |稼働開始日|1989年2月|~|~| |プレイ人数|1~2人(交互)|~|~| |判定|なし|~|~| **概要 1989年にナムコよりリリースされた業務用縦スクロールSTG。同社が開発したアーケードゲーム基板「SYSTEM II」の第4弾のゲームタイトルである。ギリシャ神話を題材としており、プレイヤーは騎士アポロンを操作して邪獣デュポンにさらわれた妹アルテミスを救うのが目的である。大きな特徴として、面毎のインターバルにヴィジュアルシーンが挿入され、アルテミスやデュポンの台詞がフルボイスで流れる。そのグラフィックの美麗さと抑揚の効いたボイスや、演出の高さなどがゲーム誌から高い評価を受けている。1990年にはメガドライブに移植され、2009年にはバーチャルコンソールアーケードにて配信もされた。 **システム -神話とモチーフとしていることから各面を「チャプター」(章)と称し、全7チャプター1周エンドの設定となっている。各チャプターはボス敵が潜む神殿に向かうまでの道程となる前半面と神殿内部の後半面に分かれている。なお本項では「チャプター」と表記するとカナが多くなり可読性を損なう恐れがあるため「面」と表記する。 #region(各面詳細) |&image2(phelios-03.png,width=350,height=150,center)|チャプター1&br()ディロスの丘&br()疑似3Dステージ(画像中央)のある唯一の面&br()メデューサを倒しアルテミスの石化を解く| |&image2(phelios-04.png,width=350,height=150,center)|チャプター2&br()死の洞窟&br()洞窟の壁に衝突するとミス&br()ボスはグライアイ。胴体の残骸が微グロ| |&image2(phelios-05.png,width=350,height=150,center)|チャプター3&br()ペルボレウスの空&br()高速スクロール面&br()後ろから襲いかかるグリフォンを上手く誘導して壁に叩きつける&br()ボスはセイレーン| |&image2(phelios-06.png,width=350,height=150,center)|チャプター4&br()溶岩地帯&br()面開始後のアーチが邪魔&br()火炎像地帯(画像中央)での溜め撃ちミスは厳禁&br()ボスは多くの中級者を泣かせたアンタイオス| |&image2(phelios-07.png,width=350,height=150,center)|チャプター5&br()氷の迷宮&br()鉄球「ギガ」は衝突すると破裂する&br()衝突地点に縦軸を合わせると安地&br()ボスはスキュラ。ランクが上がっていると上級者でも死ぬ| |&image2(phelios-08.png,width=350,height=150,center)|チャプター6&br()デュポン神殿の門&br()岩石をいかに避けるかが全て&br()一度死ぬと復活が困難&br()道中と対照的にボス・ケルベロスは弱い。所詮は番犬| |&image2(phelios-09.png,width=350,height=150,center)|チャプター7&br()デュポン神殿内部&br()パーツを集め、光の剣フェリオスを完成させる(画像左)&br()青いツブツブ地帯は連射したほうが効率的&br()ラスボスはデュポン。登場時の演出が凝っている| |&image2(phelios-10.png,width=350,height=150,center)|エンディング&br()どう見ても恋人同士の関係に見える&br()が、インストカードにはしっかり「妹」と書かれている&br()まぁ神話世界なので気にするな!((ギリシャ神話のゼウス・ヘラ(弟と姉)夫婦を筆頭に、世界中の神話(と言うか中世までの王侯貴族)で近親婚は珍しくもない。))| #endregion -自機のパワーアップは敵キャラが落とす各種のアイテムを取ることで行う。アイテムを保有するキャラである「ブーボー」は撃ってアイテムに変えるまでは敵キャラと同じ扱いのため、接触するとダメージを受ける。また本作は自機の装備状態で難度が変動するランクシステムを採っており、主に自機のオプション数によってボス敵の耐久力が上下する。 #region(各種アイテム詳細) |>|>|&image2(phelios-14.png,center)| |>|>|「S」スピードアップ-最高3段階まで&br()「O」オプション-最大3個まで装着可能。通常弾や溜め撃ちは撃ってくれるが、フェリオスなどの特殊弾は撃たない。&br()「L」ライフ-面クリアしてもライフが回復しないため、貴重なアイテム。&br()数字-書かれている得点が入る。最終面にしか登場しない。&br()「B」「A」「H」-3種類とも弾数制限のある特殊弾。詳細は下記参照| |&image2(phelios-15.png,width=180,center)|←ビーム&br()1面にのみ出現&br()押しっぱなしで連射できるビームを発射&br()節約して使えば対ボス戦まで持ち越せる&br()|&image2(phelios-16.png,width=180,center)| |~|RIGHT:アクロス→&br()2面にのみ出現&br()地形をバウンドするショット&br()発射された弾は左右を反射しながら飛ぶ|~| |&image2(phelios-17.png,width=180,center)|←ホーミング&br()4面にのみ出現&br()敵を追尾する誘導弾&br()しかし弾速が遅めで追尾性能も高くない|&image2(phelios-18.png,width=180,center)| |~|RIGHT:フェリオス→&br()幅広い貫通弾を発射する最強装備&br()溜め撃ち255発分の威力を持つ((ゲーメスト(月不明)より。))&br()「PHELIOS」のパーツを全て集めると使える|~| #endregion -自機は残機制とライフ制を併用し工場出荷状態で各2個の設定。ディップスイッチにより、残機3・ライフ4まで増やすことが可能。当たり判定はアポロンの胴体部分にのみあり、彼が跨っている天馬ペガサスの部分には判定は無い。基本的に敵からのダメージは一律1ダメージとなっているが、地形もしくはラスボス「デュポン」に接触するとライフの残量に関係なく即プレイヤーアウトとなる。なお復活は戻り方式となっており、ミスした直前のポイントからゲーム再開となるが、最終面の前半に限り最初からやり直しとなる。 #region(画像) &image2(phelios-19.png,center) #center(){ペガサスのお尻や羽、アポロンの剣には当たり判定が無い} #endregion -操作は1レバー1ボタン式、ショットボタンを長押しすれば溜め撃ちとなり威力の高い貫通弾を発射可能、最終ボスを倒すために必要となる最強の剣「フェリオス」は溜め撃ちでしか発射できない。市場に流通しているコンパネ筐体は2ボタン式・3ボタン式が主流であったため、余ったボタンに連射機能を付けているゲームセンターも多かった。 -ゲームを開始すると2つの難易度からゲームを選択する。ディップスイッチで難易度選択をOFFにした場合はHARDをプレイすることになるが、エンディングデモはどちらも同じものが流れる。 #region(画像) |CENTER:224|CENTER:30|CENTER:224|LEFT:240|c |&image2(phelios-11.png,center)|BGCOLOR(#AFEEEE):EASY|&image2(phelios-12.png,width=224,height=144,center)|ボスの耐久力が低い&br()4面クリア後に回想デモが挿入&br()5・6面ならびに7面前半がプレイ不可&br()フェリオスは自動的に入手できる&br()仮の姿のデュポンを倒すとそのままエンディングとなる| |~|BGCOLOR(#FFE4E1):HARD|&image2(phelios-13.png,width=224,height=144,center)|ボスの耐久力が高い&br()全面通してのプレイが可能&br()フェリオスは自力で入手する&br()EASYでは明らかにされないデュポンの正体が判る| #endregion **評価点 -高品質なビジュアルシーンとボイス。各面終了後に挿入されるクオリティの高いビジュアルシーンはゲーメストやファミコン通信などのゲーム雑誌から高評価を受けている。また同時に流れるボイスもプロの声優が声を当てており((BGM担当・川元義徳談。オリジナルサウンドトラック盤「ナムコビデオゲームグラフィティVOL.6」ライナーノーツより。))、演出の高さと相まって、プレイヤーにより深くゲームの世界観をアピールしている。なおエンディングに流れるスタッフロールには声優名はクレジットされておらず、声優が誰であるかは現在も明らかにされていない。 #region(画像) &image2(phelios-20.png,width=700,center) #center(){デモシーン。飛ばそうとするとアルテミスに叱られる。ディップスイッチによりスキップ不可にもできる(右下)} #endregion -連射の必要性が低い。溜め撃ちの威力が高く、さらに耐久力の無い敵を貫通するため、ひたすら連射するよりは溜め撃ちを繰り返した方が先に進みやすい。そのためコスリや痙攣撃ちなどの激しい連射テクニックを必要とせず、連射の苦手な人やコンパネ筐体に易しい仕様となっている。ただし溜め撃ちを的確に命中させないと、撃ち漏らした敵から攻撃を受け窮地に陥る場面が多々あり、漫然と溜め撃ちを発射するだけではクリアは難しい。 -自機の方に向かってくるアイテム。通常のシューティングゲームなどではアイテムを取りに行って敵や敵弾・地形などに接触してミスするといったケースも起こりがちであるが、本作のアイテムは自機をめがけて飛んでくるため、非常に取りやすくなっている。基本的にユーザーフレンドリーな仕様ではあるが、最終ボス戦直前に出現するオプションアイテムはボスの耐久力を上昇させるだけのマイナスアイテムなので注意する必要がある。 -恩恵がもたらされる継続プレイ。アルテミス見たさ(?)にコンティニューをした場合、ライフの上限枠が1つ増えた状態でプレイできる。コンティニューを繰り返すことにより4つまで上限を増やすことができ、ゲームを終了させない限りその効果は続く。 **問題点 -ビジュアルとボイスを取れば、単なる高難度なSTG。アニメ系のデモやボイスなど当時としてはまだマイナーな「萌え要素」を持つため、人によってはプレイそのものが敬遠される内容となる。 -安全地帯を知らないと確実に死ねる4面ボス。4面ボス「アンタイオス」は直前にアルテミスが警告してくれるが、胴体を撃つと画面一杯に撃ち返しをしてくる。弾速こそ遅いが、間隔が狭いため回避が難しい。さらにアンタイオスの手が高速で飛来するため普通に初見でプレイした場合、ほぼ間違いなくやられてしまう。 #region(画像) &image2(phelios-21.png,center) #center(){左・飛び交う撃ち返し弾とボスの手。回避はほぼ無理/右・安地を知ってしまえば簡単、ただし位置合わせが難しい。} #endregion -ミスしてランクを下げなければ倒せない5面ボスのスキュラ。前述の通りランク制を採用しているため、ノーミス&フルオプションで5面ボスまで来た場合、ボスの周りを囲む球体の耐久力が非常に高くなり、クリアするのが難しい。ミスして再戦するとランクが落ちているため、球体の耐久力が弱くなり簡単に倒せるものの、次の面でオプションを揃えるまでが辛くなるというジレンマ状態となってしまう。 -復活困難な6面後半。この面に登場する敵キャラに岩石を投げつける敵がいるが、投げた岩で溜め撃ちをガードされるため倒しにくい。この敵は溜め撃ちを複数当てなければ倒せず((厳密には破壊するのではなく、溜め撃ちを当てて後退させ、川に落として倒す。))、ミスしてオプションを失ってしまうと、溜め撃ちの攻撃力が低下し、進むことが困難となりハマリ状態に陥りやすい。また、このキャラと同時に赤いコウモリが出没することも難度を押し上げている要因の一つとなっている。 #region(画像) &image2(phelios-22.png,center) #center(){左・ボス周囲を回る球体。隙間を縫って本体を撃つ/中・緑の敵が岩投げ野郎。赤いコウモリが嫌らしい/右・溜め撃ちを邪魔する岩。} #endregion **総評 -お手頃難度なのは1面だけ、2面の洞窟シーンあたりから徐々に難度が上昇。グリフォン誘導のコツを掴むまでが難しい3面、上述した4・5・6面、いちいち面の頭に戻される7面など「アルテミスを救いたければコイン注ぎ込んで上手くなれ」といった感のある高難度ゲーム。ゲーム内容も「囚われのヒロインを救出する」という使い古されたストーリーであり、同社作『ドラゴンスピリット』(1987年)と同じシチュエーションである。しかし美しいビジュアルシーンと4Mあった音色データの半分を使ったという((前述の「プロの声優が~」と同じく川元義徳談。))ボイスがそこに加わり、多くのプレイヤーが先の面見たさにコインを注ぎ込み、結果としてヒット作となった。 #region(画像) &image2(phelios-23.png,width=500,height=161,center) #center(){コンティニュー画面のアルテミス。続けないと彼女に嫌われる。ちなみにここでは音声無し。} #endregion -本作以前にも『イシターの復活』(1986年)『ワンダーモモ』(1987年)『メルヘンメイズ』(1988年)など女性キャラが登場するゲームをいくつか手がけてきたナムコであったが、フェリオス以降は『ワルキューレの伝説』『バーニングフォース』(ともに1989年)など女性キャラクターを前面に押し出したゲームもリリースするようになり、「ギャルゲー」の先駆け的存在を担った一作となった。 **移植版 |対応機種|メガドライブ|&image2(phelios-24.png,width=320,center)| |メディア|4MROMカートリッジ|~| |発売日|1990年7月20日|~| |価格|5,800円|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|なし|~| -業務用をほぼ忠実に移植。ハードウェア上の制約から回転機能などが無くなり、ボイスもしゃがれ気味のものとなっている。 --そのかわりかどうかは不明だが、アルテミスの露出度はアーケード版よりも増えており、ちょっとエロい。
#contents() ---- *フェリオス 【ふぇりおす】 |ジャンル|STG|&image2(phelios-01.png,center)|&image2(phelios-02.jpg,center,height=288)| |対応機種|アーケード|~|~| |メディア|SYSTEM II基板|~|~| |発売・開発元|ナムコ|~|~| |稼働開始日|1989年2月|~|~| |プレイ人数|1~2人(交互)|~|~| |判定|なし|~|~| **概要 1989年にナムコよりリリースされた業務用縦スクロールSTG。同社が開発したアーケードゲーム基板「SYSTEM II」の第4弾のゲームタイトルである。ギリシャ神話を題材としており、プレイヤーは騎士アポロンを操作して邪獣デュポンにさらわれた妹アルテミスを救うのが目的である。大きな特徴として、面毎のインターバルにヴィジュアルシーンが挿入され、アルテミスやデュポンの台詞がフルボイスで流れる。そのグラフィックの美麗さと抑揚の効いたボイスや、演出の高さなどがゲーム誌から高い評価を受けている。1990年にはメガドライブに移植され、2009年にはバーチャルコンソールアーケードにて配信もされた。 **システム -神話とモチーフとしていることから各面を「チャプター」(章)と称し、全7チャプター1周エンドの設定となっている。各チャプターはボス敵が潜む神殿に向かうまでの道程となる前半面と神殿内部の後半面に分かれている。なお本項では「チャプター」と表記するとカナが多くなり可読性を損なう恐れがあるため「面」と表記する。 #region(各面詳細) |&image2(phelios-03.png,width=350,height=150,center)|チャプター1&br()ディロスの丘&br()疑似3Dステージ(画像中央)のある唯一の面&br()メデューサを倒しアルテミスの石化を解く| |&image2(phelios-04.png,width=350,height=150,center)|チャプター2&br()死の洞窟&br()洞窟の壁に衝突するとミス&br()ボスはグライアイ。胴体の残骸が微グロ| |&image2(phelios-05.png,width=350,height=150,center)|チャプター3&br()ペルボレウスの空&br()高速スクロール面&br()後ろから襲いかかるグリフォンを上手く誘導して壁に叩きつける&br()ボスはセイレーン| |&image2(phelios-06.png,width=350,height=150,center)|チャプター4&br()溶岩地帯&br()面開始後のアーチが邪魔&br()火炎像地帯(画像中央)での溜め撃ちミスは厳禁&br()ボスは多くの中級者を泣かせたアンタイオス| |&image2(phelios-07.png,width=350,height=150,center)|チャプター5&br()氷の迷宮&br()鉄球「ギガ」は衝突すると破裂する&br()衝突地点に縦軸を合わせると安地&br()ボスはスキュラ。ランクが上がっていると上級者でも死ぬ| |&image2(phelios-08.png,width=350,height=150,center)|チャプター6&br()デュポン神殿の門&br()岩石をいかに避けるかが全て&br()一度死ぬと復活が困難&br()道中と対照的にボス・ケルベロスは弱い。所詮は番犬| |&image2(phelios-09.png,width=350,height=150,center)|チャプター7&br()デュポン神殿内部&br()パーツを集め、光の剣フェリオスを完成させる(画像左)&br()青いツブツブ地帯は連射したほうが効率的&br()ラスボスはデュポン。登場時の演出が凝っている| |&image2(phelios-10.png,width=350,height=150,center)|エンディング&br()どう見ても恋人同士の関係に見える&br()が、インストカードにはしっかり「妹」と書かれている&br()まぁ神話世界なので気にするな!((ギリシャ神話のゼウス・ヘラ(弟と姉)夫婦を筆頭に、世界中の神話(と言うか中世までの王侯貴族)で近親婚は珍しくもない。))| #endregion -自機のパワーアップは敵キャラが落とす各種のアイテムを取ることで行う。アイテムを保有するキャラである「ブーボー」は撃ってアイテムに変えるまでは敵キャラと同じ扱いのため、接触するとダメージを受ける。また本作は自機の装備状態で難度が変動するランクシステムを採っており、主に自機のオプション数によってボス敵の耐久力が上下する。 #region(各種アイテム詳細) |>|>|&image2(phelios-14.png,center)| |>|>|「S」スピードアップ-最高3段階まで&br()「O」オプション-最大3個まで装着可能。通常弾や溜め撃ちは撃ってくれるが、フェリオスなどの特殊弾は撃たない。&br()「L」ライフ-面クリアしてもライフが回復しないため、貴重なアイテム。&br()数字-書かれている得点が入る。最終面にしか登場しない。&br()「B」「A」「H」-3種類とも弾数制限のある特殊弾。詳細は下記参照| |&image2(phelios-15.png,width=180,center)|←ビーム&br()1面にのみ出現&br()押しっぱなしで連射できるビームを発射&br()節約して使えば対ボス戦まで持ち越せる&br()|&image2(phelios-16.png,width=180,center)| |~|RIGHT:アクロス→&br()2面にのみ出現&br()地形をバウンドするショット&br()発射された弾は左右を反射しながら飛ぶ|~| |&image2(phelios-17.png,width=180,center)|←ホーミング&br()4面にのみ出現&br()敵を追尾する誘導弾&br()しかし弾速が遅めで追尾性能も高くない|&image2(phelios-18.png,width=180,center)| |~|RIGHT:フェリオス→&br()幅広い貫通弾を発射する最強装備&br()溜め撃ち255発分の威力を持つ((ゲーメスト(月不明)より。))&br()「PHELIOS」のパーツを全て集めると使える|~| #endregion -自機は残機制とライフ制を併用し工場出荷状態で各2個の設定。ディップスイッチにより、残機3・ライフ4まで増やすことが可能。当たり判定はアポロンの胴体部分にのみあり、彼が跨っている天馬ペガサスの部分には判定は無い。基本的に敵からのダメージは一律1ダメージとなっているが、地形もしくはラスボス「デュポン」に接触するとライフの残量に関係なく即プレイヤーアウトとなる。なお復活は戻り方式となっており、ミスした直前のポイントからゲーム再開となるが、最終面の前半に限り最初からやり直しとなる。 #region(画像) &image2(phelios-19.png,center) #center(){ペガサスのお尻や羽、アポロンの剣には当たり判定が無い} #endregion -操作は1レバー1ボタン式、ショットボタンを長押しすれば溜め撃ちとなり威力の高い貫通弾を発射可能、最終ボスを倒すために必要となる最強の剣「フェリオス」は溜め撃ちでしか発射できない。市場に流通しているコンパネ筐体は2ボタン式・3ボタン式が主流であったため、余ったボタンに連射機能を付けているゲームセンターも多かった。 -ゲームを開始すると2つの難易度からゲームを選択する。ディップスイッチで難易度選択をOFFにした場合はHARDをプレイすることになるが、エンディングデモはどちらも同じものが流れる。 #region(画像) |CENTER:224|CENTER:30|CENTER:224|LEFT:240|c |&image2(phelios-11.png,center)|BGCOLOR(#AFEEEE):EASY|&image2(phelios-12.png,width=224,height=144,center)|ボスの耐久力が低い&br()4面クリア後に回想デモが挿入&br()5・6面ならびに7面前半がプレイ不可&br()フェリオスは自動的に入手できる&br()仮の姿のデュポンを倒すとそのままエンディングとなる| |~|BGCOLOR(#FFE4E1):HARD|&image2(phelios-13.png,width=224,height=144,center)|ボスの耐久力が高い&br()全面通してのプレイが可能&br()フェリオスは自力で入手する&br()EASYでは明らかにされないデュポンの正体が判る| #endregion **評価点 -高品質なビジュアルシーンとボイス。各面終了後に挿入されるクオリティの高いビジュアルシーンはゲーメストやファミコン通信などのゲーム雑誌から高評価を受けている。また同時に流れるボイスもプロの声優が声を当てており((BGM担当・川元義徳談。オリジナルサウンドトラック盤「ナムコビデオゲームグラフィティVOL.6」ライナーノーツより。))、演出の高さと相まって、プレイヤーにより深くゲームの世界観をアピールしている。なおエンディングに流れるスタッフロールには声優名はクレジットされておらず、声優が誰であるかは現在も明らかにされていない。 #region(画像) &image2(phelios-20.png,width=700,center) #center(){デモシーン。飛ばそうとするとアルテミスに叱られる。ディップスイッチによりスキップ不可にもできる(右下)} #endregion -連射の必要性が低い。溜め撃ちの威力が高く、さらに耐久力の無い敵を貫通するため、ひたすら連射するよりは溜め撃ちを繰り返した方が先に進みやすい。そのためコスリや痙攣撃ちなどの激しい連射テクニックを必要とせず、連射の苦手な人やコンパネ筐体に易しい仕様となっている。ただし溜め撃ちを的確に命中させないと、撃ち漏らした敵から攻撃を受け窮地に陥る場面が多々あり、漫然と溜め撃ちを発射するだけではクリアは難しい。 -自機の方に向かってくるアイテム。通常のシューティングゲームなどではアイテムを取りに行って敵や敵弾・地形などに接触してミスするといったケースも起こりがちであるが、本作のアイテムは自機をめがけて飛んでくるため、非常に取りやすくなっている。基本的にユーザーフレンドリーな仕様ではあるが、最終ボス戦直前に出現するオプションアイテムはボスの耐久力を上昇させるだけのマイナスアイテムなので注意する必要がある。 -恩恵がもたらされる継続プレイ。アルテミス見たさ(?)にコンティニューをした場合、ライフの上限枠が1つ増えた状態でプレイできる。コンティニューを繰り返すことにより4つまで上限を増やすことができ、ゲームを終了させない限りその効果は続く。 **問題点 -ビジュアルとボイスを取れば、単なる高難度なSTG。アニメ系のデモやボイスなど当時としてはまだマイナーな「萌え要素」を持つため、人によってはプレイそのものが敬遠される内容となる。 -安全地帯を知らないと確実に死ねる4面ボス。4面ボス「アンタイオス」は直前にアルテミスが警告してくれるが、胴体を撃つと画面一杯に撃ち返しをしてくる。弾速こそ遅いが、間隔が狭いため回避が難しい。さらにアンタイオスの手が高速で飛来するため普通に初見でプレイした場合、ほぼ間違いなくやられてしまう。 #region(画像) &image2(phelios-21.png,center) #center(){左・飛び交う撃ち返し弾とボスの手。回避はほぼ無理/右・安地を知ってしまえば簡単、ただし位置合わせが難しい。} #endregion -ミスしてランクを下げなければ倒せない5面ボスのスキュラ。前述の通りランク制を採用しているため、ノーミス&フルオプションで5面ボスまで来た場合、ボスの周りを囲む球体の耐久力が非常に高くなり、クリアするのが難しい。ミスして再戦するとランクが落ちているため、球体の耐久力が弱くなり簡単に倒せるものの、次の面でオプションを揃えるまでが辛くなるというジレンマ状態となってしまう。 -復活困難な6面後半。この面に登場する敵キャラに岩石を投げつける敵がいるが、投げた岩で溜め撃ちをガードされるため倒しにくい。この敵は溜め撃ちを複数当てなければ倒せず((厳密には破壊するのではなく、溜め撃ちを当てて後退させ、川に落として倒す。))、ミスしてオプションを失ってしまうと、溜め撃ちの攻撃力が低下し、進むことが困難となりハマリ状態に陥りやすい。また、このキャラと同時に赤いコウモリが出没することも難度を押し上げている要因の一つとなっている。 #region(画像) &image2(phelios-22.png,center) #center(){左・ボス周囲を回る球体。隙間を縫って本体を撃つ/中・緑の敵が岩投げ野郎。赤いコウモリが嫌らしい/右・溜め撃ちを邪魔する岩。} #endregion **総評 -お手頃難度なのは1面だけ、2面の洞窟シーンあたりから徐々に難度が上昇。グリフォン誘導のコツを掴むまでが難しい3面、上述した4・5・6面、いちいち面の頭に戻される7面など「アルテミスを救いたければコイン注ぎ込んで上手くなれ」といった感のある高難度ゲーム。ゲーム内容も「囚われのヒロインを救出する」という使い古されたストーリーであり、同社作『ドラゴンスピリット』(1987年)と同じシチュエーションである。しかし美しいビジュアルシーンと4Mあった音色データの半分を使ったという((前述の「プロの声優が~」と同じく川元義徳談。))ボイスがそこに加わり、多くのプレイヤーが先の面見たさにコインを注ぎ込み、結果としてヒット作となった。 #region(画像) &image2(phelios-23.png,width=500,height=161,center) #center(){コンティニュー画面のアルテミス。続けないと彼女に嫌われる。ちなみにここでは音声無し。} #endregion -本作以前にも『[[イシターの復活]]』(1986年)『[[ワンダーモモ]]』(1987年)『メルヘンメイズ』(1988年)など女性キャラが登場するゲームをいくつか手がけてきたナムコであったが、フェリオス以降は『[[ワルキューレの伝説]]』『バーニングフォース』(ともに1989年)など女性キャラクターを前面に押し出したゲームもリリースするようになり、「ギャルゲー」の先駆け的存在を担った一作となった。 **移植版 |対応機種|メガドライブ|&image2(phelios-24.png,width=320,center)| |メディア|4MROMカートリッジ|~| |発売日|1990年7月20日|~| |価格|5,800円|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|なし|~| -業務用をほぼ忠実に移植。ハードウェア上の制約から回転機能などが無くなり、ボイスもしゃがれ気味のものとなっている。 --そのかわりかどうかは不明だが、アルテミスの露出度はアーケード版よりも増えており、ちょっとエロい。

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