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スレイヤーズ ろいやる - (2016/10/07 (金) 22:41:18) の1つ前との変更点

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現在この記事は、良作への判定変更が提案されています。 ---- *スレイヤーズ ろいやる 【すれいやーず ろいやる】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069URM)&br()&amazon(B000069URG)| |対応機種|セガサターン&br()プレイステーション|~| |発売元|角川書店&br()エンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)|~| |開発元|オニオンエッグ|~| |発売日|1997年7月25日(セガサターン)&br()1998年6月25日(プレイステーション)|~| |定価|5,800円(税抜)|~| |判定|なし|~| |ポイント|キャラゲーとしてはそこそこ&br()ゲームとしては凡ゲー|~| |>|>|CENTER:''[[スレイヤーズゲームリンク>スレイヤーズシリーズ]]''| **概要 神坂一原作のライトノベル『スレイヤーズ』を原作としたRPG。 -SFCで発売されたRPGとは違い、街中やフィールドは行きたい場所を選択するADV形式で簡略化されている。 --街中は基本的に場所ごとに一枚絵が用意されており、その絵の中の人物にカーソルを合わせれば会話することが出来る。 --ダンジョンも自由に移動するといった要素はなく、基本的に選択肢で進む。TRPGに近い形式。 -戦闘はSRPG風になり多数のキャラが入り乱れて戦う。 --魔法は待機時間が設定されており、魔法使用後やダメージを受けると蓄積されるため位置取りが重要となってくる。 --本作にはレベルの概念がなく、敵を倒した際に出現するアイテムを取得するとステータスが上昇するようになっている。 **あらすじ ガウリイと共に旅を続けていたリナの前に、かつての相棒である白蛇のナーガが現れた。~ ナーガを交えて街道を行く途中、魔族に襲われているエルフの少年ラークを助けた3人は、魔族たちがエルフの宝を狙い何らかの計画を立てていることを知る。 **評価点 -原作をうまく再現した戦闘シーン。 --例えば、魔族に対して「崩霊裂(ラ・ティルト)」などの一部をのぞく精霊魔法は無効化されたり((スレイヤーズの魔族は精神生命体で、ダメージを与えるには一部の精霊魔法や黒魔法、光の剣などの魔力剣でなければならないという設定がある。))、同じ魔法でも効果範囲の違う「アレンジ版」が用意されている。 --「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」などの範囲が広い魔法を使うと建物を破壊できたり、地形が変化するといったギミックがあり爽快感がある。 --魔法使用時、ランダムで呪文詠唱の演出が入る。原作でも描写されないような術の詠唱まで収録されているのはファンには嬉しい要素と言える。 --また、キャラクター別に専用の必殺技が用意されており、使いこなすとかなり強力。 ---リナの「スリッパ」は麻痺や気絶を回復でき、ナーガの「高笑い」は通常攻撃のダメージをほとんど無効化できる…など。 -アドベンチャーパートはアニメ版のノリを再現しており、メインシナリオはフルボイスで展開される。 --もちろん、重要な場面では本作のために製作されたオリジナルのアニメーションも流れる。 -ミニゲーム「スレイヤーズクイズ」が熱い。 --原作を元にしたクイズ100問が収録されている。中には裏設定に関する問題もあり非常にマニアック。 **賛否両論点 -無駄に魔法の種類が多い。 --原作からして大量の魔法が存在する為、それらの多くを使える事自体はキャラゲーとして良い点だが、差別化が上手く出来ていない。 ---特に魔族に効きにくい魔法はほとんど出番がない。 --また制約がほとんどない為に、結局は強力な魔法をぶっ放すぶっぱゲーになりやすい。 ---屋内では大魔法は使用できないので、多少他の魔法にも出番は来る。 //外では建物を壊すのを気にしないとはいえ、建物に潰される事を考えれば中で使えないのは当然では? **問題点 -戦闘の処理速度が遅めでテンポがやや悪い。 --AI戦闘が用意されているが、これがかなり馬鹿なのであまり使えない。 -RPG的な成長がほぼなく、育てる楽しみなどがない --「主人公たちは一般的なRPGでいうとレベル99」という原作を再現してか、一般的なレベルアップのシステムを採用しておらず、ステータス上昇も微々たるもの。 --無理にアイテムを拾う必要がないという点は評価されている。 -''ガウリイが「光の剣」を使えない。''アニメシーンでは使っているのに…。 --このため本編の敵である魔族に対して完全な役立たずに成り下がっている。一応最低1ダメージは与えられるが…((リナからも「盾になれ」と言われてしまう。))。 --魔族以外の敵や亜魔族に対しては問題ないのだが、代名詞を使えないのはキャラゲーとしてどうなのか((前述のミニゲームのクイズの出題範囲を考えると光の剣を失った後の話とも解釈はできる。))。 --シナリオ前半でエルフの村の長老からエルフの魔法剣を貰うイベントがあり、それ以降は魔族にもダメージが通るようになるので、完全な役立たずの期間は短い。 **総評 -ゲーム化するにあたって問題の多い原作をTRPG形式でうまくゲーム化できている。 -しかしながら、原作を再現できている所とできていない所の差が激しくゲーム自体も凡ゲーレベル。 -ファンならそこそこ楽しめる出来、といったところか。 *その後の展開 -続編『スレイヤーズ ろいやる2』が1998年9月3日にセガサターン、1999年7月1日にプレイステーションで発売されている。
*スレイヤーズ ろいやる 【すれいやーず ろいやる】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069URM)&br()&amazon(B000069URG)| |対応機種|セガサターン&br()プレイステーション|~| |発売元|角川書店&br()エンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)|~| |開発元|オニオンエッグ|~| |発売日|1997年7月25日(セガサターン)&br()1998年6月25日(プレイステーション)|~| |定価|5,800円(税抜)|~| |判定|なし|~| |ポイント|キャラゲーとしてはそこそこ&br()ゲームとしては凡ゲー|~| |>|>|CENTER:''[[スレイヤーズゲームリンク>スレイヤーズシリーズ]]''| **概要 神坂一原作のライトノベル『スレイヤーズ』を原作としたRPG。 -SFCで発売されたRPGとは違い、街中やフィールドは行きたい場所を選択するADV形式で簡略化されている。 --街中は基本的に場所ごとに一枚絵が用意されており、その絵の中の人物にカーソルを合わせれば会話することが出来る。 --ダンジョンも自由に移動するといった要素はなく、基本的に選択肢で進む。TRPGに近い形式。 -戦闘はSRPG風になり多数のキャラが入り乱れて戦う。 --魔法は待機時間が設定されており、魔法使用後やダメージを受けると蓄積されるため位置取りが重要となってくる。 --本作にはレベルの概念がなく、敵を倒した際に出現するアイテムを取得するとステータスが上昇するようになっている。 **あらすじ ガウリイと共に旅を続けていたリナの前に、かつての相棒である白蛇のナーガが現れた。~ ナーガを交えて街道を行く途中、魔族に襲われているエルフの少年ラークを助けた3人は、魔族たちがエルフの宝を狙い何らかの計画を立てていることを知る。 **評価点 -原作をうまく再現した戦闘シーン。 --例えば、魔族に対して「崩霊裂(ラ・ティルト)」などの一部をのぞく精霊魔法は無効化されたり((スレイヤーズの魔族は精神生命体で、ダメージを与えるには一部の精霊魔法や黒魔法、光の剣などの魔力剣でなければならないという設定がある。))、同じ魔法でも効果範囲の違う「アレンジ版」が用意されている。 --「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」などの範囲が広い魔法を使うと建物を破壊できたり、地形が変化するといったギミックがあり爽快感がある。 --魔法使用時、ランダムで呪文詠唱の演出が入る。原作でも描写されないような術の詠唱まで収録されているのはファンには嬉しい要素と言える。 --また、キャラクター別に専用の必殺技が用意されており、使いこなすとかなり強力。 ---リナの「スリッパ」は麻痺や気絶を回復でき、ナーガの「高笑い」は通常攻撃のダメージをほとんど無効化できる…など。 -アドベンチャーパートはアニメ版のノリを再現しており、メインシナリオはフルボイスで展開される。 --もちろん、重要な場面では本作のために製作されたオリジナルのアニメーションも流れる。 -ミニゲーム「スレイヤーズクイズ」が熱い。 --原作を元にしたクイズ100問が収録されている。中には裏設定に関する問題もあり非常にマニアック。 **賛否両論点 -無駄に魔法の種類が多い。 --原作からして大量の魔法が存在する為、それらの多くを使える事自体はキャラゲーとして良い点だが、差別化が上手く出来ていない。 ---特に魔族に効きにくい魔法はほとんど出番がない。 --また制約がほとんどない為に、結局は強力な魔法をぶっ放すぶっぱゲーになりやすい。 ---屋内では大魔法は使用できないので、多少他の魔法にも出番は来る。 //外では建物を壊すのを気にしないとはいえ、建物に潰される事を考えれば中で使えないのは当然では? **問題点 -戦闘の処理速度が遅めでテンポがやや悪い。 --AI戦闘が用意されているが、これがかなり馬鹿なのであまり使えない。 -RPG的な成長がほぼなく、育てる楽しみなどがない --「主人公たちは一般的なRPGでいうとレベル99」という原作を再現してか、一般的なレベルアップのシステムを採用しておらず、ステータス上昇も微々たるもの。 --無理にアイテムを拾う必要がないという点は評価されている。 -''ガウリイが「光の剣」を使えない。''アニメシーンでは使っているのに…。 --このため本編の敵である魔族に対して完全な役立たずに成り下がっている。一応最低1ダメージは与えられるが…((リナからも「盾になれ」と言われてしまう。))。 --魔族以外の敵や亜魔族に対しては問題ないのだが、代名詞を使えないのはキャラゲーとしてどうなのか((前述のミニゲームのクイズの出題範囲を考えると光の剣を失った後の話とも解釈はできる。))。 --シナリオ前半でエルフの村の長老からエルフの魔法剣を貰うイベントがあり、それ以降は魔族にもダメージが通るようになるので、完全な役立たずの期間は短い。 **総評 -ゲーム化するにあたって問題の多い原作をTRPG形式でうまくゲーム化できている。 -しかしながら、原作を再現できている所とできていない所の差が激しくゲーム自体も凡ゲーレベル。 -ファンならそこそこ楽しめる出来、といったところか。 *その後の展開 -続編『スレイヤーズ ろいやる2』が1998年9月3日にセガサターン、1999年7月1日にプレイステーションで発売されている。

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