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*ピュアガール 【ぴゅあがーる】 |ジャンル|“変態”な女の子たちと暮らすドキドキハーレムADV|CENTER:&amazon(B0085QIF4E)| |対応機種|Windows Vista/7|~| |発売・開発元|フロントウイング|~| |発売日|2012年9月28日|~| |価格|9,240円|~| |レーティング|ソフ倫:18歳未満禁止|~| |ポイント|OPが秀逸&br変態向きかと言われると若干疑問符が&br&bold(){タイトル詐欺}|~| ---- #contents(fromhere) ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}} #center{&size(20){''本作は18歳以上および真の変態のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- *概要 『グリザイアの果実』で現在邁進中のブランド「フロントウイング」の作品。~ シリアスかつ重いシナリオのあちらと違い、こちらはエロとコメディに特化した作品である。~ 原画およびSDにはグリザイアのSD原画担当したななかまい氏が担当((同人作品を除けば、初の商業作品のメイン原画。))している。 *ストーリー >&italic()&bold()「変態は秘すべきことだが、恥ずべきことではない」~ ~ それがこの屋敷―変態たちの楽園『ドリームハウス』の主、~ 花鶏塚圭の第一声であり主張だった。~ ヤバイ所に引っ越してしまった……。~ 集められた同居人は俺の他に4人―。 ~ >俺のクラスメイトで、周りからかなり浮いている『久千房夜霧』。~ ひとつ下の妹で、元気で反抗的な『星月そら』。~ そらの親友で、ちょっと恥ずかしがり屋な『京都(かなどめ みやこ)』。~ 不思議な雰囲気で、おっとりした先輩、『芽上鈴』。~ ~ 既に引き返せない状況に陥っていた俺は、もちろん&bold(){「変態じゃない!」}って反論したさ。~ けれど、結局のところ、それは間違いだった。~ ―そう、あのときの俺は何も知らなかった。~ 彼女たちが、あんな性癖を持っていたなんて…。~ ~ &bold()「さあ、お互いの変態趣味を暴露し、開発していこうではないか!」~ 誰かこの変態(ホンモノ)を止めてくれ…!~ ここまで読んで嫌な予感がした人、&bold(){それが正常です。} *登場キャラクター #region(クリックで開閉。尚、変態しかいないためある意味閲覧注意) -&color(#800000){星月暁} --主人公。お人好しでお調子者が祟って、割と不遇な立場にいる。お調子者なのは、場の空気を和ませるためである。 --一応登場人物の中では最もまともな部類ではある。 --とはいうが、唯一(ではないのだが)の男子キャラで、&bold(){謎の変態主人公補正}をつけられて「&bold(){変態コンサルタント}」の異名を取る。いい迷惑である。 --設定上、存在価値が難しい((あくまで一般男子であり、変態、フェチといったものが見受けられないため。))のだが、彼には隠されたフェチがあり、それを開発(発見?)しようという圭の計らいで居住を認められた。 -久千房夜霧 --くちふさ よぎり と読む。圭からは「ちぶさ君」と呼ばれる。 --同ブランドのあるヒロインに非常に似ている部分が多く(髪型、声、性格)、恐らくはわざとやっていると思われる。 --他者を寄せ付けない気高いイメージだが、&bold(){場所を選ばずに自慰に耽る}という、一歩間違えれば犯罪スレスレのことを行なっている --ちなみに、劇中の何気ないシーンでも常に発情しており、自慰のために席を外す。性欲止まらないお年ごろなんだろう、多分。 --笑いのツボが常人とかけ離れているため、暁に「ゲラ房」と呼ばれている。 -&color(#800000){星月そら} --暁の妹。この手の妹キャラは基本的に義妹であることが多いが、&bold(){実妹}である。しかも、義妹ネタは序盤にメタネタで消化する。 --妹なのに妹のエロゲーが好きという、突っ込みどころしかない性癖を持つ。更に兄に犯されたい症候群。 ---というものの、よくあるツンデレ(バカも含む)傾向の妹といえる。 --学術的な意味で頭が弱く、言葉遣いが色々辿々しいので、常用語を変に略す癖がある(にーちゃん→にーちゃ、なるほど→なるほ) --「ずっぽし」という形容詞をよく使う。意味は名言されないが、「明らかに」「とっても」「ばっちり」という場合によく使う。 -&color(#e000e0){京都} --&bold(){かなどめ みやこ} と読む。しかしながら、一部のキャラには当然「&bold(){きょうとちゃん}」と呼ばれる。 --外出するときは不釣り合いな帽子を被る。これは彼女が極端に人見知りする性格のため。 --一見恥ずかしがり屋なおとなしい少女だが、日夜エロイ掲示板にてエロ知識を学んでいるむっつりである。 --チュッパチョプスというアメを舐めると、&bold(){性欲が湧き出る}という特異体質を持つ。 --テンパると自らの秘密を早口で暴露するという可愛い(?)一面も。 --個別ルートでは甲斐甲斐しい、&bold(){尽くし系}の彼女(若干黒部分あり)となるため、某所では人気No1のキャラ。まぁ無理ないね。 -&color(#808000){芽上鈴} --名前から「女神先輩」と呼ばれる。天然おっとり巨乳キャラ。 --異性が見ていても全裸でいたり、圭の無茶振りを素の天然ぶりで対応したり、これだけならただの天然キャラなのだが…。 --何故か道具によるSMプレイに目覚めてしまい、彼女も変態の仲間入りを果たす。 --ついでに言うと、自慰をしたことがない。夜霧に「&bold(){もったいない!}」と言わせた。 --天然度は高いが、人格は至極まともで、ちょっと純粋すぎるだけ、という無駄なフォローを加えておく。 下記、非攻略キャラ -花鶏塚圭 --本作の元凶であり、ドン。唯一の貧乳キャラ。 --鈴同様全裸キャラ。&bold(){「レ・マン湖((これを読み上げるシーンがあるが、何故かピー音が出ないという不具合がある。わざとだろうが。))」「女豹」「女(体)盛り」}と書かれた常軌を逸したセンスの扇子を持ち歩いている。 --生徒会長でありながら、社長並の能力を持っている無敵の存在。 --しかし発言、行動全てがド変態である。残念すぎる才女。 -&color(#808080){和桐れもん} --輪切りレモンではない。本作で最も乙女なキャラだが、生物学上、&bold(){男}。 --暁の尻穴を狙っており、危険な臭いがぷんぷんする。「れもんちゃん」て呼ばないとお仕置きしちゃうぞミ☆。%%本気だから困る。%% --やたらハイスペックなキャラで、基本的なことはなんでもこなす。 --小間使いであるため、彼(女?)を呼び出す際のスイッチをキャラが所有しているのだが、片方は何故かお仕置きスイッチ。 --事あるごとに間違って(明らかにわざとな時も)ボタンを押下し、お仕置きを受けてしまうが、本人はむしろご満悦。 ---%%駄目だこいつ、早くなんとかしないと。%% -&color(#ff8000){チビ} --ドリームハウスで飼育されている&bold(){サーベルタイガー}。スミロドンともいう。 --名前と見た目が全く咬み合ってないが、そこは気にしたら(色々と)負けである。 --れもんが男であることを暴露した張本人。といっても、公式サイトで公表済なので今更感が強い。 #endregion *評価点 -謎のハイクオリティOP --ADVにおいて、ある程度のクオリティが約束されているOPだが、本作の主題歌は&bold(){KOTOKO氏と佐藤ひろ美氏の黄金コンビ}((双方、本界隈では知らぬものはいないくらいの知名度を誇っており、別名義だがメジャーデビュー済。))によるものである。 --曲調も非常にノリのいいテンポで、歌詞も少し切ないものが混じっており、「&bold(){抜きゲーの歌じゃねえ}」と言わしめたほど。 --ゲーム中のBGMも本曲をアレンジしたものが多い(このゲームに限ったことではないが)。 #region(youtubeのOP動画) #video(http://www.youtube.com/watch?v=r3BRcCHnKu0) #endregion -EDもOPほどではないが、甘ったるいもので余韻には充分な良曲である。 -ジャンルとしての需要 --作品の特徴ともいえる「キャラ別における様々なシチュエーション」が豊富。キャラごとのシーン数は10を超える。~ 本来の需要だけでなく、キャラの変化等も楽しめることから「萌えゲー」としての需要も評価されている。 --ハーレムルートは好きな時に選択出来るが、1キャラ攻略時に可能なため、ご利用は計画的に。 -美麗なグラフィック --商業デビューとはいえ、(塗りの補正を除いても)非常に可愛らしい絵柄は好感が持てる。 --多少キャラが丸っこい造形ではあるが、好みが分かれるほど極端というわけでもない。 -シナリオの質 --分岐する前なら、各キャラの絡みを交えた爆笑必至の寸劇が楽しめる。 --王道なものが多いが、違和感なく出来ている。特に都ルートは結構涙腺を刺激してくれる。%%その直後に身を投げたくなるが。%%~ *問題点 -フェチゲーとして --都のフェチは「&bold(){おしゃぶり姫}」というもので、その通り口淫キャラであろうことが期待されていた。~ しかし、蓋を開けてみれば最初(共通ルート)に口淫を実施したのは&bold(){別キャラ}。肝心の都のシーンは何故か野外手淫((一応、指の口淫が含まれるならば最初の実施キャラではあるが…。))。個別ルートではしっかりおしゃぶり姫である。 --鈴は道具攻めキャラだが、後半だと道具を使わないプレイが続く。…展開を考えれば不自然ではないものの、フェチを語るゲームとしてそれはどうかと。 --そらは実妹ではあるものの、背徳感を思わせるようなものは微塵もなく、コスプレエッチが主体。この辺は無駄に重くなくていい((OPでは彼女の切ないCGが表示されるが、そのシーンも『兄妹関係』にまつわるものではない。))と受け取れるかもしれないが。 -一部のCGにやや違和感 --腕が短かったり、足がやや長かったりする。奇形とまではいかないが、一枚CGであるため目立つ。 *賛否両論点 #region(軽いネタバレを含むため閲覧注意) -分岐が非常に早い --ヒロイン2組から分かれ、その後1キャラを選択するのだが、この時点で&bold(){ルート確定}となる。後は野となれ山となれという勢いで個別シナリオが進む。セーブは中断するときか分岐点のみで済む。~ ただし、分岐前の共通ルートが割と面白可笑しく出来ており、それがすぐに終わってしまうのが人にとっては不満材料となる。~ 抜きゲーの特性から、他キャラとの絡みも多くはない。 -そらルートについて --実妹だが、かなりあっさり身体の関係となる。妹ということで、恋愛色はかなり薄く、セフレのような間柄に見えなくもない。 --ただ、だだ甘で、恋人色の強い都のイチャラブルートが本作では特異であるため、気にしない人もいるだろう。 --ライターのボキャブラリーが貧相なのか、暁との掛け合いは似たようなものが何度も続く。~ 様式美と割りきってしまえば気にならないが、何度も続くと「またか」と呆れてしまう((そらは頭が弱いキャラなので、不自然に見えないのがなんともはや。))ことも。 -鈴ルートについて --佳境では一応それなりの山場が存在するのだが、鈴の天然さを利用したキャラの三文芝居を見せられることになる。~ 真に受ける鈴も鈴だが、その顛末で無理矢理感動的なシーンに仕立て上げてしまうあたり、ややストーリーが強引すぎる。~ 抜きゲーにそんなもの求めない、というのであればどうでもいいレベルだが。 -変態さについて --フェチと変態さをウリにしてはいるものの、正直に言えばそこまで強烈なわけではない。~ 言ってしまえば、ありがちなキャラクターの個性を「変態」と強調しているに過ぎない。 --変態らしいプレイもあるにはあるが、本当に極わずかで、基本的にはノーマルエッチが主体であるため、アブノーマルなものを期待した人には拍子抜けかもしれない。 #endregion *総評 変態&フェティシズムというジャンルをウリにしてはいるが、あくまで「一般向け」の範疇であって、~ こだわりのある人にとっては若干不満のある設計かもしれない。~ そうでないライトユーザーであれば、とっつきやすい絵柄や豊富な性的シーンで、満足出来ることだろう。~ シナリオに過度な期待をせず、『グリザイア』を意識しないのであれば単独作品としては優秀な種類に入る。 *余談 -タイトル画面は、ヒロインが買い物袋を持っている構図なのだが、それらは全て「&bold(){大人の玩具}」である。ハブ ア ポップライフ! -同ブランドなので当然かもしれないが、エフェクト等は『グリザイア』のものを流用している。 -スクリプトはCatSystem2を使っているが、セーブ数を増やすことはできない。上記にあるように、セーブが必要なゲームではないが。 -記事三行目でタイトルに反しているが、&bold(){変態彼女と書いてピュアガールと読む}ため、~ タイトル詐欺という言葉は不適切である。多分。 ----
*ピュアガール 【ぴゅあがーる】 |ジャンル|“変態”な女の子たちと暮らすドキドキハーレムADV|CENTER:&amazon(B0085QIF4E)| |対応機種|Windows Vista/7|~| |発売・開発元|フロントウイング|~| |発売日|2012年9月28日|~| |価格|9,240円|~| |レーティング|ソフ倫:18歳未満禁止|~| |ポイント|OPが秀逸&br変態向きかと言われると若干疑問符が&br&bold(){タイトル詐欺}|~| ---- #contents(fromhere) ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}} #center{&size(20){''本作は18歳以上および真の変態のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- *概要 『グリザイアの果実』で現在邁進中のブランド「フロントウイング」の作品。~ シリアスかつ重いシナリオのあちらと違い、こちらはエロとコメディに特化した作品である。~ 原画およびSDにはグリザイアのSD原画担当したななかまい氏が担当((同人作品を除けば、初の商業作品のメイン原画。))している。 *ストーリー >&italic()&bold()「変態は秘すべきことだが、恥ずべきことではない」~ ~ それがこの屋敷―変態たちの楽園『ドリームハウス』の主、~ 花鶏塚圭の第一声であり主張だった。~ ヤバイ所に引っ越してしまった……。~ 集められた同居人は俺の他に4人―。 ~ >俺のクラスメイトで、周りからかなり浮いている『久千房夜霧』。~ ひとつ下の妹で、元気で反抗的な『星月そら』。~ そらの親友で、ちょっと恥ずかしがり屋な『京都(かなどめ みやこ)』。~ 不思議な雰囲気で、おっとりした先輩、『芽上鈴』。~ ~ 既に引き返せない状況に陥っていた俺は、もちろん&bold(){「変態じゃない!」}って反論したさ。~ けれど、結局のところ、それは間違いだった。~ ―そう、あのときの俺は何も知らなかった。~ 彼女たちが、あんな性癖を持っていたなんて…。~ ~ &bold()「さあ、お互いの変態趣味を暴露し、開発していこうではないか!」~ 誰かこの変態(ホンモノ)を止めてくれ…!~ ここまで読んで嫌な予感がした人、&bold(){それが正常です。} *登場キャラクター #region(クリックで開閉。尚、変態しかいないためある意味閲覧注意) -&color(#800000){星月暁} --主人公。お人好しでお調子者が祟って、割と不遇な立場にいる。お調子者なのは、場の空気を和ませるためである。 --一応登場人物の中では最もまともな部類ではある。 --とはいうが、唯一(ではないのだが)の男子キャラで、&bold(){謎の変態主人公補正}をつけられて「&bold(){変態コンサルタント}」の異名を取る。いい迷惑である。 --設定上、存在価値が難しい((あくまで一般男子であり、変態、フェチといったものが見受けられないため。))のだが、彼には隠されたフェチがあり、それを開発(発見?)しようという圭の計らいで居住を認められた。 -久千房夜霧 --くちふさ よぎり と読む。圭からは「ちぶさ君」と呼ばれる。 --同ブランドのあるヒロインに非常に似ている部分が多く(髪型、声、性格)、恐らくはわざとやっていると思われる。 --他者を寄せ付けない気高いイメージだが、&bold(){場所を選ばずに自慰に耽る}という、一歩間違えれば犯罪スレスレのことを行なっている --ちなみに、劇中の何気ないシーンでも常に発情しており、自慰のために席を外す。性欲止まらないお年ごろなんだろう、多分。 --笑いのツボが常人とかけ離れているため、暁に「ゲラ房」と呼ばれている。 -&color(#800000){星月そら} --暁の妹。この手の妹キャラは基本的に義妹であることが多いが、&bold(){実妹}である。しかも、義妹ネタは序盤にメタネタで消化する。 --妹なのに妹のエロゲーが好きという、突っ込みどころしかない性癖を持つ。更に兄に犯されたい症候群。 ---というものの、よくあるツンデレ(バカも含む)傾向の妹といえる。 --学術的な意味で頭が弱く、言葉遣いが色々辿々しいので、常用語を変に略す癖がある(にーちゃん→にーちゃ、なるほど→なるほ) --「ずっぽし」という形容詞をよく使う。意味は名言されないが、「明らかに」「とっても」「ばっちり」という場合によく使う。 -&color(#e000e0){京都} --&bold(){かなどめ みやこ} と読む。しかしながら、一部のキャラには当然「&bold(){きょうとちゃん}」と呼ばれる。 --外出するときは不釣り合いな帽子を被る。これは彼女が極端に人見知りする性格のため。 --一見恥ずかしがり屋なおとなしい少女だが、日夜エロイ掲示板にてエロ知識を学んでいるむっつりである。 --チュッパチョプスというアメを舐めると、&bold(){性欲が湧き出る}という特異体質を持つ。 --テンパると自らの秘密を早口で暴露するという可愛い(?)一面も。 --個別ルートでは甲斐甲斐しい、&bold(){尽くし系}の彼女(若干黒部分あり)となるため、某所では人気No1のキャラ。まぁ無理ないね。 -&color(#808000){芽上鈴} --名前から「女神先輩」と呼ばれる。天然おっとり巨乳キャラ。 --異性が見ていても全裸でいたり、圭の無茶振りを素の天然ぶりで対応したり、これだけならただの天然キャラなのだが…。 --何故か道具によるSMプレイに目覚めてしまい、彼女も変態の仲間入りを果たす。 --ついでに言うと、自慰をしたことがない。夜霧に「&bold(){もったいない!}」と言わせた。 --天然度は高いが、人格は至極まともで、ちょっと純粋すぎるだけ、という無駄なフォローを加えておく。 下記、非攻略キャラ -花鶏塚圭 --本作の元凶であり、ドン。唯一の貧乳キャラ。 --鈴同様全裸キャラ。&bold(){「レ・マン湖((これを読み上げるシーンがあるが、何故かピー音が出ないという不具合がある。わざとだろうが。))」「女豹」「女(体)盛り」}と書かれた常軌を逸したセンスの扇子を持ち歩いている。 --生徒会長でありながら、社長並の能力を持っている無敵の存在。 --しかし発言、行動全てがド変態である。残念すぎる才女。 -&color(#808080){和桐れもん} --輪切りレモンではない。本作で最も乙女なキャラだが、生物学上、&bold(){男}。 --暁の尻穴を狙っており、危険な臭いがぷんぷんする。「れもんちゃん」て呼ばないとお仕置きしちゃうぞミ☆。%%本気だから困る。%% --やたらハイスペックなキャラで、基本的なことはなんでもこなす。 --小間使いであるため、彼(女?)を呼び出す際のスイッチをキャラが所有しているのだが、片方は何故かお仕置きスイッチ。 --事あるごとに間違って(明らかにわざとな時も)ボタンを押下し、お仕置きを受けてしまうが、本人はむしろご満悦。 ---%%駄目だこいつ、早くなんとかしないと。%% -&color(#ff8000){チビ} --ドリームハウスで飼育されている&bold(){サーベルタイガー}。スミロドンともいう。 --名前と見た目が全く咬み合ってないが、そこは気にしたら(色々と)負けである。 --れもんが男であることを暴露した張本人。といっても、公式サイトで公表済なので今更感が強い。 #endregion *評価点 -謎のハイクオリティOP --ADVにおいて、ある程度のクオリティが約束されているOPだが、本作の主題歌は&bold(){KOTOKO氏と佐藤ひろ美氏の黄金コンビ}((双方、本界隈では知らぬものはいないくらいの知名度を誇っており、別名義だがメジャーデビュー済。))によるものである。 --曲調も非常にノリのいいテンポで、歌詞も少し切ないものが混じっており、「&bold(){抜きゲーの歌じゃねえ}」と言わしめたほど。 --ゲーム中のBGMも本曲をアレンジしたものが多い(このゲームに限ったことではないが)。 #region(youtubeのOP動画) #video(http://www.youtube.com/watch?v=r3BRcCHnKu0) #endregion -EDもOPほどではないが、甘ったるいもので余韻には充分な良曲である。 -ジャンルとしての需要 --作品の特徴ともいえる「キャラ別における様々なシチュエーション」が豊富。キャラごとのシーン数は10を超える。~ 本来の需要だけでなく、キャラの変化等も楽しめることから「萌えゲー」としての需要も評価されている。 --ハーレムルートは好きな時に選択出来るが、1キャラ攻略時に可能なため、ご利用は計画的に。 -美麗なグラフィック --商業デビューとはいえ、(塗りの補正を除いても)非常に可愛らしい絵柄は好感が持てる。 --多少キャラが丸っこい造形ではあるが、好みが分かれるほど極端というわけでもない。 -シナリオの質 --分岐する前なら、各キャラの絡みを交えた爆笑必至の寸劇が楽しめる。 --王道なものが多いが、違和感なく出来ている。特に都ルートは結構涙腺を刺激してくれる。%%その直後に身を投げたくなるが。%%~ *問題点 -フェチゲーとして --都のフェチは「&bold(){おしゃぶり姫}」というもので、その通り口淫キャラであろうことが期待されていた。~ しかし、蓋を開けてみれば最初(共通ルート)に口淫を実施したのは&bold(){別キャラ}。肝心の都のシーンは何故か野外手淫((一応、指の口淫が含まれるならば最初の実施キャラではあるが…。))。個別ルートではしっかりおしゃぶり姫である。 --鈴は道具攻めキャラだが、後半だと道具を使わないプレイが続く。…展開を考えれば不自然ではないものの、フェチを語るゲームとしてそれはどうかと。 --そらは実妹ではあるものの、背徳感を思わせるようなものは微塵もなく、コスプレエッチが主体。この辺は無駄に重くなくていい((OPでは彼女の切ないCGが表示されるが、そのシーンも『兄妹関係』にまつわるものではない。))と受け取れるかもしれないが。 -一部のCGにやや違和感 --腕が短かったり、足がやや長かったりする。奇形とまではいかないが、一枚CGであるため目立つ。 *賛否両論点 #region(軽いネタバレを含むため閲覧注意) -分岐が非常に早い --ヒロイン2組から分かれ、その後1キャラを選択するのだが、この時点で&bold(){ルート確定}となる。後は野となれ山となれという勢いで個別シナリオが進む。セーブは中断するときか分岐点のみで済む。~ 分岐前の共通ルートが前述通りなので、それがすぐに終わってしまうのが人にとっては不満材料となる。~ -そらルートについて --実妹だが、かなりあっさり身体の関係となる。妹ということで、恋愛色はかなり薄く、セフレのような間柄に見えなくもない。~ ただ、恋人色の強い都のイチャラブルートが本作では特異であるため、気にしない人もいるだろう。 --ライターのボキャブラリーが貧相なのか、暁との掛け合いは似たようなものが何度も続く。~ 様式美と割りきってしまえばいいが、何度も続くと「またか」と辟易してしまう((そらは頭が弱いキャラなので、不自然に見えないのがなんともはや。))ことも。 -鈴ルートについて --佳境では一応それなりの山場が存在するのだが、鈴の天然さを利用したキャラの三文芝居を見せられることになる。~ 真に受ける鈴も鈴だが、その顛末で無理矢理感動的なシーンに仕立て上げてしまうあたり、ややストーリーが強引すぎる。~ 抜きゲーにそんなもの求めない、というのであればどうでもいいレベルだが。 -変態さについて --フェチと変態さをウリにしてはいるものの、正直に言えばそこまで強烈なわけではない。~ 言ってしまえば、ありがちなキャラクターの個性を「変態」と強調しているに過ぎない。 --変態らしいプレイもあるにはあるが、本当に極わずかで、基本的にはノーマルエッチが主体であるため、アブノーマルなものを期待した人には拍子抜けかもしれない。 #endregion *総評 変態&フェティシズムというジャンルをウリにしてはいるが、あくまで「一般向け」の範疇であって、~ こだわりのある人にとっては若干不満のある設計かもしれない。~ そうでないライトユーザーであれば、とっつきやすい絵柄や豊富な性的シーンで、満足出来ることだろう。~ シナリオに過度な期待をせず、『グリザイア』を意識しないのであれば単独作品としては優秀な種類に入る。 *余談 -タイトル画面は、ヒロインが買い物袋を持っている構図なのだが、それらは全て「&bold(){大人の玩具}」である。ハブ ア ポップライフ! -同ブランドなので当然かもしれないが、エフェクト等は『グリザイア』のものを流用している。 -スクリプトはCatSystem2を使っているが、セーブ数を増やすことはできない。上記にあるように、セーブが必要なゲームではないが。 -記事三行目でタイトルに反しているが、&bold(){変態彼女と書いてピュアガールと読む}ため、~ タイトル詐欺という言葉は不適切である。多分。 ----

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