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オーバーライド - (2011/05/03 (火) 08:35:18) の1つ前との変更点

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*オーバーライド 【おーばーらいど】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|PCエンジン|~| |メディア|Huカード(容量不明)|~| |発売元|データイースト|~| |開発元|スティング|~| |発売日|1990年10月12日|~| |定価|6,500円|~| |ポイント|破壊の爽快感&br()溜めて放出プールショット&br()エクシデンドしすぎ&br()変化に乏しい周回プレイ&br()下記の『ラストバタリオン』の項も参照|~| |備考|バーチャルコンソールは2007年9月4日配信開始/600Wiiポイント|~| **概要 -変ゲーメーカーの代表格(?)のデータイーストがPCエンジンに放った縦シューティング。開発は後に『バロック 歪んだ妄想』や『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』などで有名となるスティングが担当。 --このスティングという会社は何を隠そうコンパイルから離脱したメンバーが立ち上げた会社であり、このゲームを一言で言うと「DECOの皮を被ったコンパイルシュー」である。 -ゲーム中のタイトル画面には「Mission Code -Override-」というサブタイトル表記がある。 -一人プレイ専用、全6ステージ構成、周回あり。 **主なルール -十字キーにて自機移動、使用ボタンは各自、ショットボタンとスピード調整ボタンの2つ。 --ショットボタンはボタン押しっぱなしで撃てる、家庭用ゲームでは特に珍しくもないオート式である。 --スピード調整ボタンはその名の通りの自機スピードを変化させる効果があり、3段階の調整が可能。また、ボタンを押すとスピード調整と同時に自機後方にてバックファイヤーが放出される。これには攻撃判定があり、それを利用して敵を倒すというテクニックができる。 -ボタンを全く押さないでいると、自機が溜めのモーションに入り光り出す。その状態でショットボタンを押すと一撃必殺の「プールショット」を放つ事が可能。プールショットは画面のほぼすべてを覆い尽くす程の攻撃範囲と高い攻撃力を持つ上に、すべての敵弾をかき消す事が可能。いわば溜めボンバーのような性能といったところ。 --プールショットの使用制限はなく何度でも出せるが、溜めきらないままショットボタンを押したり、溜め中に敵のダメージを食らうかスピード調整をしてしまうと溜めが無効となってしまう。それ故に溜め中には大きなリスクを伴う事になる。 -アイテムキャリアーを破壊するとアイテムを落とす。アイテムの効果は主に「メインショットのパワーアップ」「オプションパワーアップ」「ライフ回復」の3種類が存在する。以下その詳細。オプションアイテムに関しては、時間経過で色が変化する形式となっている。 --「P」…メインショット側のパワーを最大4段階までパワーアップさせる。 --オプション関係…これを取得すれば自機に2つの補助オプションが装備され、メインショットと一緒に専属の攻撃をしてくれる。「P」とは別で最大4段階までのパワーアップ効果があり、所持しているオプションと同色のアイテムを取得すればそれの性能が上がる。 ---「サイドウエポン」(紫)…自機左右各自に補助オプションが付き、横左右側にショットを放つ。 ---「ブレイジング・ファイヤー」(赤)…自機斜め上左右各自に補助オプションが付き、斜め上左右のショットを放つ。パワー最強時はホーミング性能が追加される。 //公式ではオレンジと書かれているが、どうみても赤だよあのアイテムは… by執筆者 ---「トルネーザー」(緑)…自機回りに回転移動する2つの補助オプションが付く。各自、前方にショットを放つ。 ---「フォローウィング」(青)…自機の動きに合わせてトレースする2つの補助オプションが付く。各自、前方にショットを放ち、一部敵に対して貫通性能がある。 ---「リバース」(黄土)…自機回りに2つの補助オプションが付き、自機移動と反対方向に射程が向く((例えば、十字キー上を入力して自機を前に動かすと、オプションは下の射程向きとなる))。各自、オプションの射程向きにショットが発射される((例えば、左斜め上にオプションが向いていると、オプションショットもそちらに発射される))。 //これも公式では黄色と書かれているが、どうみても黄土色です by執筆者 --「E」…ライフを1回復する。他のアイテムと比べ、あまり出現頻度は高くない。 -ライフ&残機制、1機あたりの初期/最大ライフは3ゲージだが、ミスまでのダメージ数は4回である(ライフ0になってもミスではなく、0状態でダメージにてミスとなる為)。また壁とスクロ-ルに挟まれてしまうと一撃でミスとなるが、壁に触れただけではダメージは一切ない。ミス後は途中復活となり、残機、ライフ共になくなるとゲームオーバーである。 --ミスすると復活時はすべてのパワーアップがリセットされ、初期状態に戻ってしまうペナルティがある。また、ステージクリアをしても、消費したライフは回復されない。 -その他詳しいルールは[[バーチャルコンソールオフィシャルサイト>http://vc-pce.com/jpn/j/title/override.html]]にて確認されたし。 **評価点 -PCエンジンシューティング屈指の、敵を破壊する事に重点を置いたゲーム性で、ばんばん撃ちまくるのが非常に爽快。とにかく撃っているだけでガンガン破壊できる程。 --プールショットを限界まで溜めて一気に放出するのが気持ちいい。豪快な効果音と共に敵どもを一斉にジェノサイドする破壊のカタルシス。 -当時のPCエンジンとしてグラフィックの書き込みがしっかりとしていて、他のゲームと見劣りはしない外見を持つ。 -多少ループまでの演奏時間は短いものの、BGMのクオリティも普通に高く、そして熱い。また、裏技でサウンドテストが可能だ。 -何気に当時のファミコン通信(現:ファミ通)のクロスレビューで総計30点(今でいえばシルバー殿堂入り)を果たしている。各レビュアーの主な評価としては、やはり破壊する事の爽快を主に挙げている。 **問題点 -ミスするとすべてのパワーが落ちてしまい、連鎖ミスを引き起こしやすい。 --1残機毎にライフはあるものの、自機のやられ判定が大きい上に、ダメージをもらった時点の無敵時間がほとんど無く、連続ダメージをもらい1ミスという状況が普通にあり得る。その為、敵ラッシュ時にミスするとどうしようもない状況に陥る事もある。 --しかし、下記の賛否の件があり、復活から立ち直る機会は意外と多い。 -全体的にボスの攻撃パターンがやや単調。また、多くのボスは、敵攻撃を回避してプールショットの繰り返しというチキン戦法((プールショットの多大な攻撃と敵弾かき消し効果を利用すれば、割と適当に撃ってるだけでボスにダメージをあたえられる))が通用してしまい、緊張感の薄いバトルになりやすい(逆にいえば、初心者に優しいともいえるが)。 -全ステージクリアするとスタッフロールの後に周回プレイが始まるのだが、前周とさほど難易度が変わっていない。それ故に周回ならではの新鮮味がほとんど無く、同じゲームの繰り返しとなってしまう。 -エンディングに該当するものは特に無く(一応は自機がズームアップする絵が表示されるが)。最も、この時期のゲームではそう珍しいことでもないので、あまり大っぴらに非難するのはお門違いであろう。 **賛否が分かれそうな点。 -スコアエクシデンド(1UP)する頻度が他シューティングに比べ多く、残機数が溜まりやすい。ライフも兼ねている事も相まって、ゲームオーバーまでの許容ダメージ数をかなり多くしている。 --また、このゲームにおいて、道中、ボス戦共にアイテムキャリアー登場率が過剰なまでに高い為に、多くアイテムを入手しやすくなっている。よって、それを利用すればよりダメージをもらう機会はさらに減る事となる。 --ただし、上記問題点でも述べた通り、ダメージ中の無敵時間の短さ故にライフが余っていてもミスする機会が多い上に、敵の猛攻はやや厳しくダメージを受けやすいので、結果的に1UP、及びアイテムの多さとゲームバランスの調和が保たれているという意見もある。 --しかし、やっぱりゲームに慣れてしまうとヌルゲー化する恐れもある訳で、この過剰1UPの件に関しては賛否が分かれるかもしれない。 -自機や敵の大きさが他の同期のシューティングと比べ大きめに描かれている影響で、やや画面構成が窮屈と感じるところもある。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程のものではない。 **総評 -とにかく敵を破壊する快感を味わうという意味では非常に優秀なシューティング。小難しい事抜きで撃ちまくりたい人にとっては非常にオススメだ。 -しかし、ゲームとしてはやや大味だと思われる。死にやすい機体性能をごまかす為にアイテムや1UPを過剰放出している印象もある。 -今はバーチャルコンソールで配信されているので、主に破壊感を重視するシューターにはお勧めしたい一作である。 ---- *ラストバタリオン 【らすとばたりおん】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|X68000|~| |発売・開発元|スティング|~| |発売日|1991年|~| //|定価|円|~| **概要 オーバーライドのいわば完全版にあたる。スティングが下請けとしてではなく、自社ブランドで初めて発売した記念碑的作品となっている。~ PCE版との相違点としては、ステージ描写の大幅変更、難易度設定追加、パイロットキャラのビジュアルシーンの導入、などが挙げられる。~ 詳しくは[[こちらのページ>http://www.sting.co.jp/play/battalion/index.htm]]を確認して頂きたい。
*オーバーライド 【おーばーらいど】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|PCエンジン|~| |メディア|Huカード(容量不明)|~| |発売元|データイースト|~| |開発元|スティング|~| |発売日|1990年10月12日|~| |定価|6,500円|~| |ポイント|破壊の爽快感&br()溜めて放出プールショット&br()エクシデンドしすぎ&br()変化に乏しい周回プレイ&br()下記の『ラストバタリオン』の項も参照|~| |備考|バーチャルコンソールは2007年9月4日配信開始/600Wiiポイント|~| **概要 -変ゲーメーカーの代表格(?)のデータイーストがPCエンジンに放った縦シューティング。開発は後に『バロック 歪んだ妄想』や『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』などで有名となるスティングが担当。 --このスティングという会社は何を隠そうコンパイルから離脱したメンバーが立ち上げた会社であり、このゲームを一言で言うと「DECOの皮を被ったコンパイルシュー」である。 -ゲーム中のタイトル画面には「Mission Code -Override-」というサブタイトル表記がある。 -一人プレイ専用、全6ステージ構成、周回あり。 **主なルール -十字キーにて自機移動、使用ボタンは各自、ショットボタンとスピード調整ボタンの2つ。 --ショットボタンはボタン押しっぱなしで撃てる、家庭用ゲームでは特に珍しくもないオート式である。 --スピード調整ボタンはその名の通りの自機スピードを変化させる効果があり、3段階の調整が可能。また、ボタンを押すとスピード調整と同時に自機後方にてバックファイヤーが放出される。これには攻撃判定があり、それを利用して敵を倒すというテクニックができる。 -ボタンを全く押さないでいると、自機が溜めのモーションに入り光り出す。その状態でショットボタンを押すと一撃必殺の「プールショット」を放つ事が可能。プールショットは画面のほぼすべてを覆い尽くす程の攻撃範囲と高い攻撃力を持つ上に、すべての敵弾をかき消す事が可能。いわば溜めボンバーのような性能といったところ。 --プールショットの使用制限はなく何度でも出せるが、溜めきらないままショットボタンを押したり、溜め中に敵のダメージを食らうかスピード調整をしてしまうと溜めが無効となってしまう。それ故に溜め中には大きなリスクを伴う事になる。 -アイテムキャリアーを破壊するとアイテムを落とす。アイテムの効果は主に「メインショットのパワーアップ」「オプションパワーアップ」「ライフ回復」の3種類が存在する。以下その詳細。オプションアイテムに関しては、時間経過で色が変化する形式となっている。 --「P」…メインショット側のパワーを最大4段階までパワーアップさせる。 --オプション関係…これを取得すれば自機に2つの補助オプションが装備され、メインショットと一緒に専属の攻撃をしてくれる。「P」とは別で最大4段階までのパワーアップ効果があり、所持しているオプションと同色のアイテムを取得すればそれの性能が上がる。 ---「サイドウエポン」(紫)…自機左右各自に補助オプションが付き、横左右側にショットを放つ。 ---「ブレイジング・ファイヤー」(赤)…自機斜め上左右各自に補助オプションが付き、斜め上左右のショットを放つ。パワー最強時はホーミング性能が追加される。 //公式ではオレンジと書かれているが、どうみても赤だよあのアイテムは… by執筆者 ---「トルネーザー」(緑)…自機回りに回転移動する2つの補助オプションが付く。各自、前方にショットを放つ。 ---「フォローウィング」(青)…自機の動きに合わせてトレースする2つの補助オプションが付く。各自、前方にショットを放ち、一部敵に対して貫通性能がある。 ---「リバース」(黄土)…自機回りに2つの補助オプションが付き、自機移動と反対方向に射程が向く((例えば、十字キー上を入力して自機を前に動かすと、オプションは下の射程向きとなる))。各自、オプションの射程向きにショットが発射される((例えば、左斜め上にオプションが向いていると、オプションショットもそちらに発射される))。 //これも公式では黄色と書かれているが、どうみても黄土色です by執筆者 --「E」…ライフを1回復する。他のアイテムと比べ、あまり出現頻度は高くない。 -ライフ&残機制、1機あたりの初期/最大ライフは3ゲージだが、ミスまでのダメージ数は4回である(ライフ0になってもミスではなく、0状態でダメージにてミスとなる為)。また壁とスクロ-ルに挟まれてしまうと一撃でミスとなるが、壁に触れただけではダメージは一切ない。ミス後は途中復活となり、残機、ライフ共になくなるとゲームオーバーである。 --ミスすると復活時はすべてのパワーアップがリセットされ、初期状態に戻ってしまうペナルティがある。また、ステージクリアをしても、消費したライフは回復されない。 -その他詳しいルールは[[バーチャルコンソールオフィシャルサイト>http://vc-pce.com/jpn/j/title/override.html]]にて確認されたし。 **評価点 -PCエンジンシューティング屈指の、敵を破壊する事に重点を置いたゲーム性で、ばんばん撃ちまくるのが非常に爽快。とにかく撃っているだけでガンガン破壊できる程。 --プールショットを限界まで溜めて一気に放出するのが気持ちいい。豪快な効果音と共に敵どもを一斉にジェノサイドする破壊のカタルシス。 -当時のPCエンジンとしてグラフィックの書き込みがしっかりとしていて、他のゲームと見劣りはしない外見を持つ。 -多少ループまでの演奏時間は短いものの、BGMのクオリティも普通に高く、そして熱い。また、裏技でサウンドテストが可能だ。 -何気に当時のファミコン通信(現:ファミ通)のクロスレビューで総計30点(今でいえばシルバー殿堂入り)を果たしている。各レビュアーの主な評価としては、やはり破壊する事の爽快を主に挙げている。 **問題点 -ミスするとすべてのパワーが落ちてしまい、連鎖ミスを引き起こしやすい。 --1残機毎にライフはあるものの、自機のやられ判定が大きい上に、ダメージをもらった時点の無敵時間がほとんど無く、連続ダメージをもらい1ミスという状況が普通にあり得る。その為、敵ラッシュ時にミスするとどうしようもない状況に陥る事もある。 --しかし、下記の賛否の件があり、復活から立ち直る機会は意外と多い。 -全体的にボスの攻撃パターンがやや単調。また、多くのボスは、敵攻撃を回避してプールショットの繰り返しというチキン戦法((プールショットの多大な攻撃判定と敵弾かき消し効果を利用し、割と適当に撃ってるだけでもボスにダメージをあたえられる))が通用してしまい、緊張感の薄いバトルになりやすい(逆にいえば、初心者に優しいともいえるが)。 -全ステージクリアするとスタッフロールの後に周回プレイが始まるのだが、前周とさほど難易度が変わっていない。それ故に周回ならではの新鮮味がほとんど無く、同じゲームの繰り返しとなってしまう。 -エンディングに該当するものは特に無く(一応は自機がズームアップする絵が表示されるが)。最も、この時期のゲームではそう珍しいことでもないので、あまり大っぴらに非難するのはお門違いであろう。 **賛否が分かれそうな点。 -スコアエクシデンド(1UP)する頻度が他シューティングに比べ多く、残機数が溜まりやすい。ライフも兼ねている事も相まって、ゲームオーバーまでの許容ダメージ数をかなり多くしている。 --また、このゲームにおいて、道中、ボス戦共にアイテムキャリアー登場率が過剰なまでに高い為に、多くアイテムを入手しやすくなっている。よって、それを利用すればよりダメージをもらう機会はさらに減る事となる。 --ただし、上記問題点でも述べた通り、ダメージ中の無敵時間の短さ故にライフが余っていてもミスする機会が多い上に、敵の猛攻はやや厳しくダメージを受けやすいので、結果的に1UP、及びアイテムの多さとゲームバランスの調和が保たれているという意見もある。 --しかし、やっぱりゲームに慣れてしまうとヌルゲー化する恐れもある訳で、この過剰1UPの件に関しては賛否が分かれるかもしれない。 -自機や敵の大きさが他の同期のシューティングと比べ大きめに描かれている影響で、やや画面構成が窮屈と感じるところもある。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程のものではない。 **総評 -とにかく敵を破壊する快感を味わうという意味では非常に優秀なシューティング。小難しい事抜きで撃ちまくりたい人にとっては非常にオススメだ。 -しかし、ゲームとしてはやや大味だと思われる。死にやすい機体性能をごまかす為にアイテムや1UPを過剰放出している印象もある。 -今はバーチャルコンソールで配信されているので、主に破壊感を重視するシューターにはお勧めしたい一作である。 ---- *ラストバタリオン 【らすとばたりおん】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|X68000|~| |発売・開発元|スティング|~| |発売日|1991年|~| //|定価|円|~| **概要 オーバーライドのいわば完全版にあたる。スティングが下請けとしてではなく、自社ブランドで初めて発売した記念碑的作品となっている。~ PCE版との相違点としては、ステージ描写の大幅変更、難易度設定追加、パイロットキャラのビジュアルシーンの導入、などが挙げられる。~ 詳しくは[[こちらのページ>http://www.sting.co.jp/play/battalion/index.htm]]を確認して頂きたい。

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