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*オーバーライド 【おーばーらいど】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|PCエンジン|~| |メディア|Huカード(容量不明)|~| |発売元|データイースト|~| |開発元|スティング|~| |発売日|1990年10月12日|~| |定価|6,500円|~| |ポイント|破壊の爽快感&br()溜めて放出プールショット&br()エクシデンドしすぎ&br()変化に乏しい周回プレイ&br()下記の『ラストバタリアン』の項も参照|~| |備考|バーチャルコンソールは2007年9月4日配信開始/600Wiiポイント|~| **概要 -変ゲーメーカーの代表格(?)のデータイーストがPCエンジンに放った縦シューティング。開発は後に『バロック 歪んだ妄想』や『Riviera 〜約束の地リヴィエラ〜』などで有名となるスティングが担当。 -このスティングという会社は何を隠そうコンパイルから離脱したメンバーが立ち上げた会社であり、このゲームを一言で言うと「DECOの皮を被ったコンパイルシュー」である。 -ゲーム中のタイトル画面には「Mission Code -Override-」というサブタイトル表記がある。 -一人プレイ専用、全6ステージ構成、周回あり。 **主なルール -使用ボタンはショットとスピード調整の二つ。スピード調整は三段階で、調整と同時に放射されるバックファイヤーに攻撃判定があり、それを利用して敵を倒す事が可能。 -ボタンを全く押さないでいると、自機が溜めのモーションに入り光り出す。その状態でショットボタンを押すと一撃必殺の「プールショット」を放つ事が可能。プールショットは画面のほぼすべてを覆い尽くす程の攻撃範囲と高い攻撃力を持つ上に、すべての敵弾をかき消す事が可能。いわば溜めボンバーのような性能といったところ。 --プールショットの使用制限はなく何度でも出せるが、溜めきらないままショットボタンを押したり、溜め中に敵のダメージを食らうかスピード調整をしてしまうと溜めが無効となってしまう。それ故に溜め中には大きなリスクを伴う事になる。 -ステージ中の取得アイテムは主に3種類ある。 --「P」アイテムを取ると自機ショットのパワーアップ。 --5種類存在する色つきのアイテムを取ると、その色のよって種類が違うショットを放つオプションが付く。同じ色を連続で取るとオプションショットがパワーアップする。 --「E」アイテムを取るとライフ(下記)が1つ回復。出る頻度の少ない貴重アイテム。 -ライフ&残機制で、1機あたりのライフは3ゲージだが許容ダメージ数は3回である(ゲージ0でもミスにはならず、その状態でダメージを食らうとミス)。また壁とスクロ-ルに挟まれると一撃でミスとなる。ミス後は途中復活となり、残機、ライフ共になくなるとゲームオーバー。 -その他詳しいルールは[[バーチャルコンソールオフィシャルサイト>http://vc-pce.com/jpn/j/title/override.html]]にて確認されたし。 **評価点 -PCエンジンシューティング屈指の、敵を破壊する事に重点を置いたゲーム性で、ばんばん撃ちまくるのが非常に爽快。とにかく撃っているだけでガンガン破壊できる程。 --プールショットを限界まで溜めて一気に放出するのが気持ちいい。豪快な効果音と共に敵どもを一斉にジェノサイドする破壊のカタルシス。 -当時のPCエンジンとしてグラフィックの書き込みがしっかりとしていて、他のゲームと見劣りはしない外見を持つ。 -BGMのクオリティも高い、そして熱い。裏技でサウンドテストが可能だ。 **問題点 -ミスするとすべてのパワーが落ちてしまい、連鎖ミスを引き起こしやすい。 --一残機毎にライフはあるものの、自機の当たり判定が大きい上に、ダメージを食らったときの無敵時間がほとんど無く、連続ダメージを食らって1ミスという状況が普通にあり得る。その為敵ラッシュ時にミスするとどうしようもない状況に陥る事もある。 --しかし、このゲームは道中、及びボス戦にてパワーアップアイテムが過剰なまでに頻繁出現するので、上手くいけば立ち直りが可能。 -全体的にボスの攻撃パターンがやや単調。 -全ステージクリアするとスタッフロールの後に周回プレイが始まるのだが、前周とさほど難易度が変わっていない。それ故に周回ならではの新鮮味がほとんど無く、同じゲームの繰り返しとなってしまう。 -エンディングに該当するものはほぼ無い(一応は自機がズームアップする絵が表示されるが)。もっともこの時期のゲームではそう珍しいことでもないので、非難するのはお門違いであろう。 -- **賛否が分かれそうな点。 -スコアエクシデンド(1UP)する頻度が他シューティングに比べ多く、残機数が溜まりやすい。ライフも兼ねている事も相まって、ゲームオーバーまでの許容ダメージ数をかなり多くしている。 --ただし、上記問題点でも述べた通り、ダメージ中の無敵時間の短さ故にライフが余っていてもミスする機会が多い上に、敵の猛攻はやや厳しくダメージを受けやすいので、結果的に1UPの多さとゲームバランスの調和が保たれているという意見もある。 --しかし、やっぱりゲームに慣れてしまうとヌルゲー化する恐れもある訳で、この過剰1UPの件に関しては賛否が分かれるかもしれない。 -自機や敵の大きさが他の同期のシューティングと比べ大きめに描かれている影響で、やや画面構成が窮屈と感じるところもある。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程のものではない。 **総評 -とにかく敵を破壊する快感を味わうという意味では非常に優秀なシューティング。小難しい事抜きで撃ちまくりたい人にとっては非常にオススメだ。 -しかし、ゲームとしてはやや大味だと思われる。死にやすい機体性能をごまかす為にアイテムや1UPを過剰放出している印象もある。 -今はバーチャルコンソールで配信されているので、機会があればプレイしてみてもいいだろう。 ---- *ラストバタリオン 【らすとばたりおん】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|X68000|~| |発売・開発元|スティング|~| |発売日|1991年|~| //|定価|円|~| **概要 オーバーライドのいわば完全版にあたる。スティングが下請けとしてではなく、自社ブランドで初めて発売した記念碑的作品となっている。~ PCE版との相違点としては、ステージ描写の大幅変更、難易度設定追加、パイロットキャラのビジュアルシーンの導入、などが挙げられる。~ 詳しくは[[こちらのページ>http://www.sting.co.jp/play/battalion/index.htm]]を確認して頂きたい。

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