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ブレイカーズ - (2016/12/30 (金) 07:28:43) の1つ前との変更点

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//仕分け議論を経て、カタログ行きが決定しました。 //ブレイカーズリベンジはブレイカーズのアッパーバージョンであるため、ページ名からは外しました。 *ブレイカーズ / ブレイカーズ・リベンジ 【ぶれいかーず / ぶれいかーず・りべんじ】 |ジャンル|2D対戦格闘|&amazon(B00014B130)| |対応機種(初期版)|アーケード(MVS)&br()ネオジオROM&br()ネオジオCD|~| |対応機種(リベンジ)|アーケード(MVS)|~| |販売元&br()開発元(初期版)|ビスコ|~| |開発元(リベンジ)|ビスコ、デジタルウェア|~| |稼働開始日|初期版:1996年12月17日&br()リベンジ:1998年7月3日|~| |発売日(初期版)|ネオジオROM:1997年3月21日&br()ネオジオCD:1997年4月25日|~| |判定|なし|~| |ポイント|SNK以外のネオジオ格ゲーとしては末期作&br()外見の地味さ加減でほとんど注目されず&br()格ゲーとしては及第点|~| アッパーバージョン版にあたる『ブレイカーズ・リベンジ』についても併せて記載する。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ネオジオ対戦格闘の一角にあたるゲーム。製作元は以前にもMVSにも幾つかソフトをリリースしていたビスコ。 -MVSの対戦格闘としては後発に登場。すでにこの頃は格ゲー人気安定期に入っており、有名メーカー以外の作品はまともな出来のものが無く、有名メーカーのものでも完全新規作はたいてい外れ、続編ものであったとしても良い作品かどうかは分からない(むしろ外れの方が多かった)という状況下であった。~ そこに現れた本作は、全くと言っていい程期待されなかった。ネオジオ格ゲーのラインナップ自体が食傷気味であり、「どうせ有名どころをパクっただけの駄作だろう」という先入観で見られがちで、プレイするまでもなく不毛なレッテルを貼られる事が多かった。 --しかし、そういう前印象の悪さとは裏腹に、当時の大手人気格ゲーと比べても遜色の無い良さがあり、完成度は高い。「意外な良質格ゲー」「地味で古臭い雰囲気もあるけど、格ゲーとしての実用性は高い」と口コミで広がり、少数ではあるが本作は評価される事になる。 **主なゲーム内容 -『[[餓狼伝説2>餓狼伝説2 新たなる闘い]]』などのパンチとキックの強弱4種のボタンを使用するタイプの、対戦格闘としては分かり易い操作法。特に複雑なシステムは採用しておらず、[[ストII>ストリートファイターII]]・[[KOF>THE KING OF FIGHTERSシリーズ]]系に馴染みのあるプレイヤーはすんなり入り込める。 -超必殺技ゲージが溜まっている状態でコマンドを入力すると、ゲージ1つ消費で超必殺技を出す事ができる。ゲージは最大3本まで溜める事が可能だが、[[ストZERO>ストリートファイターZERO]]シリーズなどのゲージ2本、3本全消費の強力な超技は存在せず、必ず1本消費で固定。 -CPU戦はすべての(同キャラ含む)のキャラを倒すと専用のラスボスが登場、それを倒すと個別のエンディングを迎えてゲームクリアとなる。 **新バージョン『ブレイカーズ・リベンジ』 -初回版の約1年半後に、新バージョンとして『ブレイカーズ・リベンジ』が登場。 --新キャラとして忍者キャラが追加され、前バージョンのバランスが少し見直された。またオープニングなどに少し変化がある。しかし、外見上はさほど大きな変化もなく、あまり新作という感じはしない。 **評価点 -なんといってもシステムバランスの良さと操作性の軽快さ、これに尽きる。 --当時乱立していた格ゲーの中には、システムの練りこみの甘さ・操作性の劣悪さが目に付き、プレイヤーから不満の声が絶えないゲームも決して少なくなかったが、本作はそういった部分が非常に優秀。格ゲー無名メーカーが初回でここまで丁寧に作り込んだ事は評価に値する。 --とても変わった仕様として、なんと''地上で攻撃を食らった側が「のけぞりモーションの後半をキャンセルして技が出せる」''というものがある。 ---この仕様により、一見繋がっているコンボが実は非確定だったり、一部の技に食らいキャンセルから反撃が確定したりする。このため、相手が食らいキャンセルの出来ない空中コンボが非常に重要となる。 --通常技→キャンセル特殊技→キャンセル必殺技という連続技の流れを採用している点。後にKOFにもシステムとして導入されていることから、先見の明があったことが伺える。 --様々な補正があり、「攻撃をずっとしてない時や体力が赤く点滅したとき攻撃力が上がる」「体力が赤いときは削りダメージを受けない」「セットカウントを取られていると気絶しにくくなり、攻撃力が上がる」などがある。 ---コンボ補正についても上手く調整されており、全体的に接戦になり易く、一方的な虐殺にはなり難いようになっている。 --とにかくゲージが溜まり易く(このゲームではダッシュやバックステップですらゲージが蓄積される)、超必殺技をどんどん出していける上に、その性能は全体的に高めに設定されている。 -キャラの個性も豊か。 --いわゆるリュウケンタイプの万人向けから、クセは強いが使いこなすのが楽しいキャラもおり、誰一人として似たような性能のキャラは存在しない。 -圧倒的テンポの良さ。 --一試合に掛かる時間が絶妙に早く、異様な間延びは全くない。当時の有名格ゲーシリーズが無闇に長い連続技や戦闘以外の演出でテンポを損なっていた事とは対照的。 -CPU戦で同キャラ対戦になった場合に相手の名前が変わる。 --例として「神威翔(ショウ)」を使っている場合、CPU側には色違いの「沢村陣(ジン)」が登場する。 --当時の格ゲーで同キャラ対戦ができるのは極めて当たり前だが、本作ではなんとCPUキャラの名前まで変わる。別に性能が変わるわけではなく、ゲーム的にはそれほど意味がある訳ではないが、ちょっと新鮮にプレイできる…のか? --余談だが、名前が違う同性能キャラは「他人の空似の別人」という設定であるため、個別のちょっとした裏設定まで用意されている。 --ただし残念ながら名前が変わるのはCPU戦でのCPU側限定であり、プレイヤー側は別名キャラを使用できない。対人戦で同キャラ対戦になった場合は通常キャラ同士の対戦になる。 -NCD版無印及び業務用『リベンジ』ではラスボスも隠しキャラとして使える。 --特に業務用での出現コマンドは''1Pと2Pが同時にレバーを上に入れる''というもの。対戦する両者の合意のうえで選択する形であり、いきなり強力なボスキャラを使って相手プレイヤーを虐めるという事はできない。性能自体は実に高いので納得できる仕様であり、細かいところまでプレイヤーへ配慮している。 --なおCPU裏キャラは用意されていないどころか2Pカラーすら無いため、同キャラ戦では全く同じカラーになる。 **不満点 -選択できるキャラが全8人(リベンジは9人+ボス1人)と少ない。同時期の他の格ゲーはほとんど20人前後、KOFでは30人近くのキャラが使用可能だった事を考えると、大分控えめである。 --見た目は濃いが、味付け(設定面)があっさり気味で(特に美形勢)、印象に残るキャラも少なめ。 -実はCPU戦が結構難しい。アルゴリズムにランダム性が強い上、こちらの技に対して超反応で返してくることがあり、パターンに持ち込みにくくなっている。そしてCPUの攻撃力がプレイヤー側より高めに設定されていて、同じ強さの攻撃を相打ちすると確実にこちら側の分が悪くなる。 --一本も取られないで勝ち進むとさらにCPUの攻撃力が上がるため、ノーミスクリアは困難を極める。おそらくはインカム(売り上げ)の効率を上げる対策だと思われるが、これにより格ゲー入門者にとっては厳しい間口になってしまった。 -対戦バランスもやりこむと上位・下位の差が結構激しいことに気が付く。満場一致の最強キャラであり主人公の「ショウ」はもちろん、リベンジで追加された「サイゾウ」は飛び道具とリーチの長い刀攻撃による迎撃が強力すぎて、キャラによっては近づくことすら困難。 **総評 -格ゲーとしての出来は素晴らしかったものの、当時プレイヤーの注目はカプコン&SNKの寡占状態で、ほんの一部の格ゲーマーにしか相手にされずにひっそりと消えてしまった不遇の良作。 -今でも熱狂的なファンは微少ながら存在する。とある格ゲーサークルが、本作と似たタイトルのフリーゲームを公開しているあたりからも、その支持力は決して低くないことが分かるだろう。 **その他 -使用キャラの面々は性能面も含めて比較的格闘ゲームらしい無難なキャラデザインとなっているが、唯一前衛的で異彩を放っているのが''ピエール・モンタリオ''というキャラ。 --一見怪傑ゾロ風のサーベル剣士だが、突っ込み所しかない設定にそっち系のような怪しすぎるボイスやモーションなど、あらゆる面でネタになる点が注目を浴びた。 --ブレイカーズと言えば真っ先に思いつくのがピエールだ、という声も多い。ちなみに性能的には弱すぎて泣けるほど低い。 -元々は『天麟の書 死嘩護(てんりんのしょ しかご)』というタイトルでネオジオ格ゲー絶頂期にリリースされる予定だったが、諸般の事情でお蔵入りし、誰もがその事を忘れていた頃に突如、『死嘩護』をベースに作り直された本作がリリースする事になった。 --登場キャラは『死嘩護』からの流用・改変デザインがほとんどであるがキャラ名などは変更されており、前述のCPU裏キャラの名前や設定には『死嘩護』で使われるはずだった没設定の一部もリサイクルされている。 -当時のゲーメスト誌が本作を気にいったらしく、特集記事が組まれていた事がある。特にコンドルというキャラへの愛着はかなり凄かった。また、ネオジオフリーク誌でもピエールというキャラがよくネタに使われた。 -初期版は家庭用ネオジオROMとネオジオCDに移植されているが、PS・SSといった大御所ハードの移植は未だにされていない。またバーチャルコンソールなどの配信サービスの予定も今現在ない。 --さらに『リベンジ』に至っては、ネオジオを含め一切の家庭用移植・配信はされていない。 ----
//仕分け議論を経て、カタログ行きが決定しました。 //ブレイカーズリベンジはブレイカーズのアッパーバージョンであるため、ページ名からは外しました。 *ブレイカーズ / ブレイカーズ・リベンジ 【ぶれいかーず / ぶれいかーず・りべんじ】 |ジャンル|2D対戦格闘|&amazon(B00014B130)| |対応機種(初期版)|アーケード(MVS)&br()ネオジオROM&br()ネオジオCD|~| |対応機種(リベンジ)|アーケード(MVS)|~| |販売元&br()開発元(初期版)|ビスコ|~| |開発元(リベンジ)|ビスコ、デジタルウェア|~| |稼働開始日|初期版:1996年12月17日&br()リベンジ:1998年7月3日|~| |発売日(初期版)|ネオジオROM:1997年3月21日&br()ネオジオCD:1997年4月25日|~| |判定|なし|~| |ポイント|SNK以外のネオジオ格ゲーとしては末期作&br()外見の地味さ加減でほとんど注目されず&br()格ゲーとしては及第点|~| アッパーバージョン版にあたる『ブレイカーズ・リベンジ』についても併せて記載する。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ネオジオ対戦格闘の一角にあたるゲーム。製作元は以前にもMVSにも幾つかソフトをリリースしていたビスコ。 -MVSの対戦格闘としては後発に登場。すでにこの頃は格ゲー人気安定期に入っており、有名メーカー以外の作品はまともな出来のものが無く、有名メーカーのものでも完全新規作はたいてい外れ、続編ものであったとしても良い作品かどうかは分からない(むしろ外れの方が多かった)という状況下であった。~ そこに現れた本作は、全くと言っていい程期待されなかった。ネオジオ格ゲーのラインナップ自体が食傷気味であり、「どうせ有名どころをパクっただけの駄作だろう」という先入観で見られがちで、プレイするまでもなく不毛なレッテルを貼られる事が多かった。 --しかし、そういう前印象の悪さとは裏腹に、当時の大手人気格ゲーと比べても遜色の無い良さがあり、完成度は高い。「意外な良質格ゲー」「地味で古臭い雰囲気もあるけど、格ゲーとしての実用性は高い」と口コミで広がり、少数ではあるが本作は評価される事になる。 **主なゲーム内容 -『[[餓狼伝説2>餓狼伝説2 新たなる闘い]]』などのパンチとキックの強弱4種のボタンを使用するタイプの、対戦格闘としては分かり易い操作法。特に複雑なシステムは採用しておらず、[[ストII>ストリートファイターII]]・[[KOF>THE KING OF FIGHTERSシリーズ]]系に馴染みのあるプレイヤーはすんなり入り込める。 -超必殺技ゲージが溜まっている状態でコマンドを入力すると、ゲージ1つ消費で超必殺技を出す事ができる。ゲージは最大3本まで溜める事が可能だが、[[ストZERO>ストリートファイターZERO]]シリーズなどのゲージ2本、3本全消費の強力な超技は存在せず、必ず1本消費で固定。 -CPU戦はすべての(同キャラ含む)のキャラを倒すと専用のラスボスが登場、それを倒すと個別のエンディングを迎えてゲームクリアとなる。 **新バージョン『ブレイカーズ・リベンジ』 -初回版の約1年半後に、新バージョンとして『ブレイカーズ・リベンジ』が登場。 --新キャラとして忍者キャラの飛影才蔵が追加され、前バージョンのバランスが少し見直された。またオープニングなどに少し変化がある。しかし、外見上はさほど大きな変化もなく、あまり新作という感じはしない。 **評価点 -なんといってもシステムバランスの良さと操作性の軽快さ、これに尽きる。 --当時乱立していた格ゲーの中には、システムの練りこみの甘さ・操作性の劣悪さが目に付き、プレイヤーから不満の声が絶えないゲームも決して少なくなかったが、本作はそういった部分が非常に優秀。格ゲー無名メーカーが初回でここまで丁寧に作り込んだ事は評価に値する。 --とても変わった仕様として、なんと''地上で攻撃を食らった側が「のけぞりモーションの後半をキャンセルして技が出せる」''というものがある。 ---この仕様により、一見繋がっているコンボが実は非確定だったり、一部の技に食らいキャンセルから反撃が確定したりする。このため、相手が食らいキャンセルの出来ない空中コンボが非常に重要となる。 --通常技→キャンセル特殊技→キャンセル必殺技という連続技の流れを採用している点。後にKOFにもシステムとして導入されていることから、先見の明があったことが伺える。 --様々な補正があり、「攻撃をずっとしてない時や体力が赤く点滅したとき攻撃力が上がる」「体力が赤いときは削りダメージを受けない」「セットカウントを取られていると気絶しにくくなり、攻撃力が上がる」などがある。 ---コンボ補正についても上手く調整されており、全体的に接戦になり易く、一方的な虐殺にはなり難いようになっている。 --とにかくゲージが溜まり易く(このゲームではダッシュやバックステップですらゲージが蓄積される)、超必殺技をどんどん出していける上に、その性能は全体的に高めに設定されている。 -キャラの個性も豊か。 --いわゆるリュウケンタイプの万人向けから、クセは強いが使いこなすのが楽しいキャラもおり、誰一人として似たような性能のキャラは存在しない。 -圧倒的テンポの良さ。 --一試合に掛かる時間が絶妙に早く、異様な間延びは全くない。当時の有名格ゲーシリーズが無闇に長い連続技や戦闘以外の演出でテンポを損なっていた事とは対照的。 -CPU戦で同キャラ対戦になった場合に相手の名前が変わる。 --例として「神威翔(ショウ)」を使っている場合、CPU側には色違いの「沢村陣(ジン)」が登場する。 --当時の格ゲーで同キャラ対戦ができるのは極めて当たり前だが、本作ではなんとCPUキャラの名前まで変わる。別に性能が変わるわけではなく、ゲーム的にはそれほど意味がある訳ではないが、ちょっと新鮮にプレイできる…のか? --余談だが、名前が違う同性能キャラは「他人の空似の別人」という設定であるため、個別のちょっとした裏設定まで用意されている。 --ただし残念ながら名前が変わるのはCPU戦でのCPU側限定であり、プレイヤー側は別名キャラを使用できない。対人戦で同キャラ対戦になった場合は通常キャラ同士の対戦になる。 -NCD版無印及び業務用『リベンジ』ではラスボスである黃白虎(ホァン・パイフー)も隠しキャラとして使える。 --特に業務用での出現コマンドは''1Pと2Pが同時にレバーを上に入れる''というもの。対戦する両者の合意のうえで選択する形であり、いきなり強力なボスキャラを使って相手プレイヤーを虐めるという事はできない。性能自体は実に高いので納得できる仕様であり、細かいところまでプレイヤーへ配慮している。 --なおCPU裏キャラは用意されていないどころか2Pカラーすら無いため、同キャラ戦では全く同じカラーになる。 **不満点 -選択できるキャラが全8人(リベンジは9人+ボス1人)と少ない。同時期の他の格ゲーはほとんど20人前後、KOFでは30人近くのキャラが使用可能だった事を考えると、大分控えめである。 --見た目は濃いが、味付け(設定面)があっさり気味で(特に美形勢)、印象に残るキャラも少なめ。 -実はCPU戦が結構難しい。アルゴリズムにランダム性が強い上、こちらの技に対して超反応で返してくることがあり、パターンに持ち込みにくくなっている。そしてCPUの攻撃力がプレイヤー側より高めに設定されていて、同じ強さの攻撃を相打ちすると確実にこちら側の分が悪くなる。 --一本も取られないで勝ち進むとさらにCPUの攻撃力が上がるため、ノーミスクリアは困難を極める。おそらくはインカム(売り上げ)の効率を上げる対策だと思われるが、これにより格ゲー入門者にとっては厳しい間口になってしまった。 -対戦バランスもやりこむと上位・下位の差が結構激しいことに気が付く。満場一致の最強キャラであり主人公の「ショウ」はもちろん、リベンジで追加された「サイゾウ」は飛び道具とリーチの長い刀攻撃による迎撃が強力すぎて、キャラによっては近づくことすら困難。 **総評 -格ゲーとしての出来は素晴らしかったものの、当時プレイヤーの注目はカプコン&SNKの寡占状態で、ほんの一部の格ゲーマーにしか相手にされずにひっそりと消えてしまった不遇の良作。 -今でも熱狂的なファンは微少ながら存在する。とある格ゲーサークルが、本作と似たタイトルのフリーゲームを公開しているあたりからも、その支持力は決して低くないことが分かるだろう。 **その他 -使用キャラの面々は性能面も含めて比較的格闘ゲームらしい無難なキャラデザインとなっているが、唯一前衛的で異彩を放っているのが''ピエール・モンタリオ''というキャラ。 --一見怪傑ゾロ風のサーベル剣士だが、突っ込み所しかない設定にそっち系のような怪しすぎるボイスやモーションなど、あらゆる面でネタになる点が注目を浴びた。 --ブレイカーズと言えば真っ先に思いつくのがピエールだ、という声も多い。ちなみに性能的には弱すぎて泣けるほど低い。 -元々は『天麟の書 死嘩護(てんりんのしょ しかご)』というタイトルでネオジオ格ゲー絶頂期にリリースされる予定だったが、諸般の事情でお蔵入りし、誰もがその事を忘れていた頃に突如、『死嘩護』をベースに作り直された本作がリリースする事になった。 --登場キャラは『死嘩護』からの流用・改変デザインがほとんどであるがキャラ名などは変更されており、前述のCPU裏キャラの名前や設定には『死嘩護』で使われるはずだった没設定の一部もリサイクルされている。 -当時のゲーメスト誌が本作を気にいったらしく、特集記事が組まれていた事がある。特にコンドルというキャラへの愛着はかなり凄かった。また、ネオジオフリーク誌でもピエールというキャラがよくネタに使われた。 -初期版は家庭用ネオジオROMとネオジオCDに移植されているが、PS・SSといった大御所ハードの移植は未だにされていない。またバーチャルコンソールなどの配信サービスの予定も今現在ない。 --さらに『リベンジ』に至っては、ネオジオを含め一切の家庭用移植・配信はされていない。 ----

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