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*サモンナイト 【さもんないと】 |ジャンル|ファンタジックシミュレーションRPG|~| |対応機種|プレイステーション、ニンテンドーDS|~| |発売元|【PS】バンプレスト&br()【DS】バンダイナムコゲームス|~| |開発元|フライト・プラン|~| |発売日|【PS】2000年1月6日&br()【DS】2008年4月24日|~| |定価|【PS】5,800円&br()【DS】5,040円|~| |廉価版|PS one Books:2002年12月5日/2,800円|~| |配信|ゲームアーカイブス:2012年7月21日/600円|~| |>|>|CENTER:''[[サモンナイトシリーズリンク>サモンナイトシリーズ]]''| **概要 -PSで発売されたサモンナイトシリーズの第一作目。 **ストーリー 「リィンバウム」は、かつて楽園とも呼ばれていた世界であった。 魔力に満ちあふれた大地は、生きとし生けるものに豊かな恵みをもたらしてくれた。 だがそれゆえにまた、この地は異界の侵略者たちに狙われ続けていた。 強大な破壊の力をもつ彼らに対抗するため「リィンバウム」に暮らす人々はふたつの魔術を生み出した。 「送還術」と「召喚術」異界の者を退去させ、自在に使役するこの力で、彼らは侵略者たちを迎え撃ったのである。 果てることなきこの戦いは、一人の青年の登場によって終演を迎えることになる。 「誓約者(リンカー)」と呼ばれたこの青年は、「世界の意志(エルゴ)」の力を用いて強力な結界を張り巡らせ、異界からの侵略者を完全に追放してのけたのである。 リィンバウムは、再び平穏を取り戻したかに思えた。 だが、外敵を退けるための力は、そのまま同胞に向けられてしまうことになった。 魔物たちによってもたらされた悪徳により人々は争うことを覚え、リィンバウムは楽園とは呼べぬ世界に変わっていった。 そして今、リィンバウムから我々の暮らすこの世界に向けて、かすかに呼びかける声があった・・・。 「誰か、助けて・・・」 届くはずのないその声を、一人の若者が受け取ったその時 「召喚術」の輝きがふたつの世界の壁を貫いた・・・。 不思議な声に導かれ学生がリィンバウムに召喚された!! **ゲームの流れ -全○○話の章立てで構成されており、基本はその章の「アドベンチャーパート」「バトルパート」「夜会話」に別れておりそれらを終えることで次の章に移行する。 -それぞれ二通りの男主人公と女主人公から一人えらび、そこからさらに主人公のパートナーを選択肢で決める。 --これら二つの要素は以降のナンバリングでも多少の差異はあるものの変わらず続いている。 **「アドベンチャーパート」 -街とその周辺のミニマップが表示されそこから行きたい場所を選び、キャラクターとの会話、ミニゲーム、ショップで買い物、自分の部屋でセーブ、フリーバトルなどが行える。 --キャラクターとの会話では選択肢があるものもあり、選択によってはシナリオが大きく変化するものもある。 **「バトルパート」 -シナリオが進行すると発生する。ユニット化されたキャラクターを使い、敵ユニットと戦闘する。 --典型的なSRPGだが独自の要素として「誓約」と「召喚」がある。 ---「誓約」はアイテムのサモナイト石とアクセサリを組み合わせて、「召喚獣」を呼び出す。サモナイト石にも色によって種類があり何通りもの組み合わせができ、それによってはアイテムが出たり、はずれとして何も出ないという事もある。「誓約」を終えるとサモナイト石を消費し、代わりに「召喚獣」の石ができ、それを装備することによって後述の「召喚」が可能になる。 ---「召喚」は前述の「誓約」により出現した「召喚獣」を使い攻撃、回復を行う他のゲームでの所謂魔法にあたるものだがこれを使ってバトルすると物理攻撃と違って100%当たり、なおかつ反撃されないという優位性がありとても便利。 **「夜会話」 -サモンナイトの名のごとく夜に仲間キャラの中から一人を選択し親密な会話を行う。アドベンチャーパートでは分からないそのキャラの一面が見える。 --何回も会話することによってそのキャラと深い間柄となり、EDも専用のものとなる。キャラによってはシナリオの流れが変わってくるものもいる。 **評価点 ''フルボイス'' -個性あるキャラクター同士がフルボイス仕様なのはシリーズの特徴的な点だろう。 --ただし主人公はCV無し。この仕様は後のシリーズにも伝統として受け継がれていく。 ''ダークな世界観'' -一見ほんわかしているような世界観だが、「召喚術」という要素に注目するとそれはまったく違うものになる。 --そもそも「召喚術」は他の世界の住人を無理やりリィンバウムに呼び寄せるものであり、そのほとんどの「召喚獣」が労働や戦闘、果ては愛玩動物として使われ、そのほとんどが故郷の世界に帰れずにいる。率直なことを言えば奴隷扱いである。 ---なぜ「召喚獣」が反逆しないかと言えば、それは基本的に召喚した召喚士しか元の世界に帰せる「送還術」を使えないからである。もし殺したりなどしてしまえばよほどの事がない限り帰る方法が無いのである。 --そしてその「召喚術」を使う召喚士達も歪んだ人物が多い。召喚術で金儲けを生業とする一般人に高圧的な金の派閥やテロ行為などを行う無色の派閥など組織体制もあるほどで、作中の一般人からは反発が大きい。 ''飯塚氏によるデザイン'' -キャラデザインがこの人だから買うという人がシリーズ愛好者に多い点から見ても人気があるのがうかがえる。 **問題点 ''ストーリー'' -ナンバリングシリーズでも言われていることだがあまりストーリーとしての評価は高くない。 --主人公もときおり外道でファンの間でよく言われるのが、「花を贈りたい」と言う子供と一緒に''他人の家の花壇の花''を摘みに行き、そこの花を育てた人物が出てくるとその人物に「お前が育てたのかよ。似合わねー。」(意訳)と言い、そのままバトルに入り相手をボコボコにするという流れ。相手にしてみれば踏んだり蹴ったりである((言われた相手は主人公達の生活している街の住民が圧政を強いられる原因となった召喚師三兄弟の次男でまんまチンピラの顔ではあるが、外見だけで花の栽培が趣味であることを否定される謂われはない。))。 ''調整できていないシステム'' -シリーズ一作目なので仕方ない部分もあるが、頻繁に使う召喚術の演出がスキップできない、周回ゲーなのにスキップしにくい、戦闘中にセーブが出来ない、難易度が低いなど他にもあるが粗が多い。 **総評 世界観は作りこまれており、未だに人気のあるキャラもいて、難易度も高くはない。が、ストーリーの評価は高くはなく、システム面も不便な点が多い。 シリーズ一作目として粗い部分があるのは仕方ないと思って目を瞑れば・・・という出来なので後発のシリーズ作品をプレイするなりして興味があるならやってみるのもいいだろう。~ 今ならPSNのアーカイブスでもお手ごろ価格でプレイ可能である。 **余談 その後発売された「[[クラフトソード物語>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1230.html]]」にて、本作の主人公がゲストキャラとして登場している((主人公4人のうち一人登場するが、事前の選択肢でどのキャラになるか決められる))。
*サモンナイト 【さもんないと】 |ジャンル|ファンタジックシミュレーションRPG|&amazon(B00005OVP3)PS版&br()&amazon(B0015POK64)DS版| |対応機種|プレイステーション、ニンテンドーDS|~| |発売元|【PS】バンプレスト&br()【DS】バンダイナムコゲームス|~| |開発元|フライト・プラン|~| |発売日|【PS】2000年1月6日&br()【DS】2008年4月24日|~| |定価|【PS】5,800円&br()【DS】5,040円|~| |廉価版|PS one Books:2002年12月5日/2,800円|~| |配信|ゲームアーカイブス:2012年7月21日/600円|~| |>|>|CENTER:''[[サモンナイトシリーズリンク>サモンナイトシリーズ]]''| **概要 -PSで発売されたサモンナイトシリーズの第一作目。 **ストーリー 「リィンバウム」は、かつて楽園とも呼ばれていた世界であった。 魔力に満ちあふれた大地は、生きとし生けるものに豊かな恵みをもたらしてくれた。 だがそれゆえにまた、この地は異界の侵略者たちに狙われ続けていた。 強大な破壊の力をもつ彼らに対抗するため「リィンバウム」に暮らす人々はふたつの魔術を生み出した。 「送還術」と「召喚術」異界の者を退去させ、自在に使役するこの力で、彼らは侵略者たちを迎え撃ったのである。 果てることなきこの戦いは、一人の青年の登場によって終演を迎えることになる。 「誓約者(リンカー)」と呼ばれたこの青年は、「世界の意志(エルゴ)」の力を用いて強力な結界を張り巡らせ、異界からの侵略者を完全に追放してのけたのである。 リィンバウムは、再び平穏を取り戻したかに思えた。 だが、外敵を退けるための力は、そのまま同胞に向けられてしまうことになった。 魔物たちによってもたらされた悪徳により人々は争うことを覚え、リィンバウムは楽園とは呼べぬ世界に変わっていった。 そして今、リィンバウムから我々の暮らすこの世界に向けて、かすかに呼びかける声があった・・・。 「誰か、助けて・・・」 届くはずのないその声を、一人の若者が受け取ったその時 「召喚術」の輝きがふたつの世界の壁を貫いた・・・。 不思議な声に導かれ学生がリィンバウムに召喚された!! **ゲームの流れ -全○○話の章立てで構成されており、基本はその章の「アドベンチャーパート」「バトルパート」「夜会話」に別れておりそれらを終えることで次の章に移行する。 -それぞれ二通りの男主人公と女主人公から一人えらび、そこからさらに主人公のパートナーを選択肢で決める。 --これら二つの要素は以降のナンバリングでも多少の差異はあるものの変わらず続いている。 **「アドベンチャーパート」 -街とその周辺のミニマップが表示されそこから行きたい場所を選び、キャラクターとの会話、ミニゲーム、ショップで買い物、自分の部屋でセーブ、フリーバトルなどが行える。 --キャラクターとの会話では選択肢があるものもあり、選択によってはシナリオが大きく変化するものもある。 **「バトルパート」 -シナリオが進行すると発生する。ユニット化されたキャラクターを使い、敵ユニットと戦闘する。 --典型的なSRPGだが独自の要素として「誓約」と「召喚」がある。 ---「誓約」はアイテムのサモナイト石とアクセサリを組み合わせて、「召喚獣」を呼び出す。サモナイト石にも色によって種類があり何通りもの組み合わせができ、それによってはアイテムが出たり、はずれとして何も出ないという事もある。「誓約」を終えるとサモナイト石を消費し、代わりに「召喚獣」の石ができ、それを装備することによって後述の「召喚」が可能になる。 ---「召喚」は前述の「誓約」により出現した「召喚獣」を使い攻撃、回復を行う他のゲームでの所謂魔法にあたるものだがこれを使ってバトルすると物理攻撃と違って100%当たり、なおかつ反撃されないという優位性がありとても便利。 **「夜会話」 -サモンナイトの名のごとく夜に仲間キャラの中から一人を選択し親密な会話を行う。アドベンチャーパートでは分からないそのキャラの一面が見える。 --何回も会話することによってそのキャラと深い間柄となり、EDも専用のものとなる。キャラによってはシナリオの流れが変わってくるものもいる。 **評価点 ''フルボイス'' -個性あるキャラクター同士がフルボイス仕様なのはシリーズの特徴的な点だろう。 --ただし主人公はCV無し。この仕様は後のシリーズにも伝統として受け継がれていく。 ''ダークな世界観'' -一見ほんわかしているような世界観だが、「召喚術」という要素に注目するとそれはまったく違うものになる。 --そもそも「召喚術」は他の世界の住人を無理やりリィンバウムに呼び寄せるものであり、そのほとんどの「召喚獣」が労働や戦闘、果ては愛玩動物として使われ、そのほとんどが故郷の世界に帰れずにいる。率直なことを言えば奴隷扱いである。 ---なぜ「召喚獣」が反逆しないかと言えば、それは基本的に召喚した召喚士しか元の世界に帰せる「送還術」を使えないからである。もし殺したりなどしてしまえばよほどの事がない限り帰る方法が無いのである。 --そしてその「召喚術」を使う召喚士達も歪んだ人物が多い。召喚術で金儲けを生業とする一般人に高圧的な金の派閥やテロ行為などを行う無色の派閥など組織体制もあるほどで、作中の一般人からは反発が大きい。 ''飯塚氏によるデザイン'' -キャラデザインがこの人だから買うという人がシリーズ愛好者に多い点から見ても人気があるのがうかがえる。 **問題点 ''ストーリー'' -ナンバリングシリーズでも言われていることだがあまりストーリーとしての評価は高くない。 --主人公もときおり外道でファンの間でよく言われるのが、「花を贈りたい」と言う子供と一緒に''他人の家の花壇の花''を摘みに行き、そこの花を育てた人物が出てくるとその人物に「お前が育てたのかよ。似合わねー。」(意訳)と言い、そのままバトルに入り相手をボコボコにするという流れ。相手にしてみれば踏んだり蹴ったりである((言われた相手は主人公達の生活している街の住民が圧政を強いられる原因となった召喚師三兄弟の次男でまんまチンピラの顔ではあるが、外見だけで花の栽培が趣味であることを否定される謂われはない。))。 ''調整できていないシステム'' -シリーズ一作目なので仕方ない部分もあるが、頻繁に使う召喚術の演出がスキップできない、周回ゲーなのにスキップしにくい、戦闘中にセーブが出来ない、難易度が低いなど他にもあるが粗が多い。 ''DS版の問題点'' -容量の都合でボイスやムービーが軒並みカットされており、エンディングテーマもノンボーカルとなっている。 **総評 世界観は作りこまれており、未だに人気のあるキャラもいて、難易度も高くはない。が、ストーリーの評価は高くはなく、システム面も不便な点が多い。 シリーズ一作目として粗い部分があるのは仕方ないと思って目を瞑れば・・・という出来なので後発のシリーズ作品をプレイするなりして興味があるならやってみるのもいいだろう。~ 今ならPSNのアーカイブスでもお手ごろ価格でプレイ可能である。 **余談 その後発売された「[[クラフトソード物語>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1230.html]]」にて、本作の主人公がゲストキャラとして登場している((主人公4人のうち一人登場するが、事前の選択肢でどのキャラになるか決められる))。

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