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*ヘクター'87 【へくたー はちじゅうなな】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B000068I12)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ハドソン|~| |発売日|1987年7月16日|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|連射パッド必須|~| |>|>|CENTER:''[[キャラバンシューティングシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1727.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 星歴4622年、時間旅行(タイムハープ)社の調査船団は太古の地球へ旅立ったが、調査船の殆どは異様に発達したバイオメカの大群に破壊されてしまった。ただ一隻残ったノア号は、バイオメカ相手に孤独な戦いを開始した、という設定のシューティングゲーム。全6面。奇数面は縦スクロール、偶数面は横スクロールとなる。 十字キー、2ボタン(対空攻撃、対地攻撃)で操作。 自機であるノア号は、Bボタンで対空攻撃である光粒子砲、Aボタンで対地攻撃であるクラスター爆弾で攻撃する。残機制とライフ制を併用しており、敵や敵の弾に当たると減少するライフが全て無くなるか、横スクロールステージの地形に接するとミスとなり、ステージの最初に戻される。ライフはステージ内の特定箇所にクラスター爆弾を撃ち込むと放出されるアイテムを取ることで回復できる。 **問題点 -自機の性能が基本的に低い。 --移動速度が遅く当たり判定も大きい。さらに、パワーアップは一切存在しない。 -上述のライフ制導入との兼ね合いか、敵の攻撃頻度が完全に被弾前提で、ミスすると必ずステージ最初に戻される事もあって「死んで憶えろ」を地で行くシビアなバランスとなっている。 -敵の耐久力も高く、連射パッドが無いと辛い。キャラバンの大会でこれまで禁止されていた連射機能付きコントローラー「ジョイカードMk-II」の使用が許可されたほどである。 -肝心のハイスコア要素についても、派手なボーナス得点が入るようなフィーチャーは極力抑えられ、基本通りに「できるだけ敵を多く倒す」ことを最重要視したシステムとなっているため、爽快感が薄い。前作である『スターソルジャー』が爽快感溢れる「打ちまくり、敵を次々に撃破しまくり、派手なボーナス入りまくり」テイストだっただけに、余計に比較されてしまう。 -高橋名人も本作の説明書において、「本作はあくまでも『戦略シューティング』であって、敵を倒す爽快感を得る物とは違う」と語っていた。しかしそんな小難しい事を素直に受け入れてくれた子供たちが、果たして何人いただろうか。 **評価点 -シリーズ初のキャラバン用モード(2分間・5分間)が用意されている。2分モードの場合は1面のショートバージョンのみで終了。5分モードの場合は普通の1面+3面をプレイして終了となる。 -細かく描き込まれたグラフィックの質はFCにしてはかなり高い。 -BGMは粒揃い。曲数もなかなかで、テンションを盛り上げてくれる。 **総評 -本作は『スターフォース』『スターソルジャー』に続く全国キャラバン認定ソフト第三弾であったが、前2作とは全く毛色の異なるゲームデザインになった。というより、難易度の高さ故に、稼ぎ以前に「まずクリアできるか」が第一目標となるプレイヤーが大半であろう。 -上述の難易度の高さ故、本作は『スターフォース』『スターソルジャー』と比べるととっつきが悪く、前2作ほどの反響は呼べなかった。ハドソンからも黒歴史扱いされている為か、Wiiのバーチャルコンソールで配信されているキャラバンシリーズにおいて、本作''だけ''が配信されていない。((厳密に言うとスターフォースもハドソン名義のFC版は配信されていないが、テーカン(現・テクモ)が開発したAC版は配信されている。))その代わりにキャラバンシューティングコレクションに収録されている -同年にPCEが発売されたこともあり、この作品以降ハドソンはファミコンでシューティングをリリースする事は無かった。
*ヘクター'87 【へくたー はちじゅうなな】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B000068I12)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ハドソン|~| |発売日|1987年7月16日|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|連射パッド必須|~| |>|>|CENTER:''[[キャラバンシューティングシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1727.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 星歴4622年、時間旅行(タイムハープ)社の調査船団は太古の地球へ旅立ったが、調査船の殆どは異様に発達したバイオメカの大群に破壊されてしまった。ただ一隻残ったノア号は、バイオメカ相手に孤独な戦いを開始した、という設定のシューティングゲーム。全6面。奇数面は縦スクロール、偶数面は横スクロールとなる。 十字キー、2ボタン(対空攻撃、対地攻撃)で操作。 自機であるノア号は、Bボタンで対空攻撃である光粒子砲、Aボタンで対地攻撃であるクラスター爆弾で攻撃する。残機制とライフ制を併用しており、敵や敵の弾に当たると減少するライフが全て無くなるか、横スクロールステージの地形に接するとミスとなり、ステージの最初に戻される。ライフはステージ内の特定箇所にクラスター爆弾を撃ち込むと放出されるアイテムを取ることで回復できる。 **問題点 -自機の性能が基本的に低い。 --移動速度が遅く当たり判定も大きい。さらに、パワーアップは一切存在しない。 -上述のライフ制導入との兼ね合いか、敵の攻撃頻度が完全に被弾前提で、ミスすると必ずステージ最初に戻される事もあって「死んで憶えろ」を地で行くシビアなバランスとなっている。 --ライフこそ多く設定されているものの、全体的に敵の攻撃力が高く数回の被弾であっという間に空になる。さらに、一部の敵の攻撃はライフが満タンであってもミスになったりとかなり極端。そのくせ回復アイテムは一個につき一ポイントしか回復できないのでジリ貧になりやすい。 -敵の耐久力も高く、連射パッドが無いと辛い。キャラバンの大会でこれまで禁止されていた連射機能付きコントローラー「ジョイカードMk-II」の使用が許可されたほどである。 -肝心のハイスコア要素についても、派手なボーナス得点が入るようなフィーチャーは極力抑えられ、基本通りに「できるだけ敵を多く倒す」ことを最重要視したシステムとなっているため、爽快感が薄い。前作である『スターソルジャー』が爽快感溢れる「打ちまくり、敵を次々に撃破しまくり、派手なボーナス入りまくり」テイストだっただけに、余計に比較されてしまう。 -高橋名人も本作の説明書において、「本作はあくまでも『戦略シューティング』であって、敵を倒す爽快感を得る物とは違う」と語っていた。しかしそんな小難しい事を素直に受け入れてくれた子供たちが、果たして何人いただろうか。 **評価点 -シリーズ初のキャラバン用モード(2分間・5分間)が用意されている。2分モードの場合は1面のショートバージョンのみで終了。5分モードの場合は普通の1面+3面をプレイして終了となる。 -細かく描き込まれたグラフィックの質はFCにしてはかなり高い。 -BGMは粒揃い。曲数もなかなかで、テンションを盛り上げてくれる。 -当時のウケこそ悪かったがゲーム自体の出来が悪いということはなく、どのステージもしっかりと作りこまれている。シビアな難易度を許容できるならばそれなりに楽しめるゲームではある。 **総評 -本作は『スターフォース』『スターソルジャー』に続く全国キャラバン認定ソフト第三弾であったが、前2作とは全く毛色の異なるゲームデザインになった。というより、難易度の高さ故に、稼ぎ以前に「まずクリアできるか」が第一目標となるプレイヤーが大半であろう。 -上述の難易度の高さ故、本作は『スターフォース』『スターソルジャー』と比べるととっつきが悪く、前2作ほどの反響は呼べなかった。ハドソンからも黒歴史扱いされている為か、Wiiのバーチャルコンソールで配信されているキャラバンシリーズにおいて、本作''だけ''が配信されていない。((厳密に言うとスターフォースもハドソン名義のFC版は配信されていないが、テーカン(現・テクモ)が開発したAC版は配信されている。))その代わりにキャラバンシューティングコレクションに収録されている -同年にPCEが発売されたこともあり、この作品以降ハドソンはファミコンでシューティングをリリースする事は無かった。

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