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デジモンアドベンチャー - (2018/11/29 (木) 23:55:38) の1つ前との変更点

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*デジモンアドベンチャー 【でじもんあどべんちゃー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B009URKPL8)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|プロペ|~| |発売日|2013年1月17日|~| |定価|6,280円|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|忘れられないあの夏の冒険が再び&br()徹底した原作追体験&br()ゲームとしてはオーソドックス|~| |>|>|CENTER:''[[デジタルモンスターシリーズリンク>デジタルモンスターシリーズ]]''| **概要 1999年から翌2000年まで放映されたアニメデジモンシリーズ第1作『デジモンアドベンチャー』のゲーム化作品。~ デジモン生誕15周年記念を祝して発売された。 **システム -アニメをなぞったメインストーリーを進める他、サブエピソードやダンジョンを選択する事ができる。 --マップを進みアイテムを収集する他、イベントポイントまで行くとイベントが発生するというオーソドックスな形式を取っている。 -戦闘はシンボルエンカウント方式でエピソードごとにリーダーとなっているキャラのパートナーデジモンを除いた各パートナーデジモン((アグモン、ガブモン、ピヨモン、テントモン、パルモン、ゴマモン、パタモン。後半からテイルモンも参加。))の中から2体を選んで1チームを組み敵と戦う方式。 --うち、リーダーとなっているデジモンのみ必ずマニュアルで戦う事になる。他の2体は「作戦」でオートにする事も可能。 --順番が来るデジモンがゲージで表示され行動により順番が変わるなど、『FF10』のカウントタイムバトルシステムに似たターン制を採用している。 --通常攻撃や技、アイテムの使用の他、「進化」を選んで戦闘中だけ上位種に変身する事も可能。 --時折、仲間との会話シーンが挿入され、その際の選択肢で正しい回答を選ぶことでキズナを深める事ができる。 ---キズナが深まると戦闘中にチームに入れているデジモンが続けて攻撃する「キズナコンボ」が発生する確率が高まる。 -宝箱や戦闘でのリザルトで素材アイテムが入手できる。 --これをメニュー画面で合成する事により「デジピース」と呼ばれる装備アイテムを作る事が可能。 --デジピースは各デジモンに用意されているデジピース用のパネル「スキルパネル」にパズルのようにハメ込む形式。 -ライブラリ機能により各エピソードのあらすじやムービー、デジモン図鑑などが閲覧できる。 -デジモンの3Dモデルは過去作からの流用だが、トゥーンモデリングでの変換にあたり一部手直しされているものもある。 -一度ゲームをクリアするとデータを引き継いでもう一度最初から始める事が可能(つよくてニューゲーム)。 **評価点 -徹底した原作再現。 --TVシリーズ全54話ものシナリオを(一部簡略や改変があるものの)完全収録している上、評価が特に高い劇場版第2作『ぼくらのウォーゲーム!』をも収録している。 --当時の声優陣も集合している上、一部の会話を除きフルボイスで喋ってくれる。 ---デジモンが進化した際の声が低くなる演出も再現している。戦闘中も(パートナーデジモンのみ)フルボイスのため、存分に堪能することも出来る。 ---ただし高石タケル役の小西寛子氏や、デビモン役の塩沢兼人氏のように休業や故人となってしまったケースもあるため、代役も立てられている((ちなみに本作でのタケルの声は潘めぐみ氏、デビモンは置鮎龍太郎氏が担当。))。 --主題歌「Butter-fly」や挿入歌「brave heart」などをアニメ本編からそのまま使用している他、一部のBGMにはアニメの劇伴をアレンジしたものが使われている。 --デジモンの進化ムービーも原作を再現。 ---さらに本作では原作ではウォーグレイモンとメタルガルルモンの二体だけしかいなかったパートナーデジモンの究極体が全員分用意され、進化ムービーもそれに合わせて新たに作られた。 -サブエピソードの数も多く充実している。 -おまけとして、隠しステージでは歴代シリーズの主人公とパートナーデジモンもゲスト参戦。 --その際の太一達との会話は必見。 **問題点 -子供層を対象にしているためか、難易度は易しめ。 --戦闘もやや単調になりがち。 -会話は立ち絵やほとんど動かない3Dキャラが表示されるだけと視界的にはかなり簡素。 --シナリオの一部簡略と相まって演出が解りにくい箇所がいくつか存在する。((原作アニメを知っていれば大体イメージは出来るので些細な問題かもしれないが。)) --人間はともかく、デジモンの立ち絵は版権イラストの流用が目立つ。 -一本道のマップがやや多め。 -TVシリーズの前日譚に当たる劇場版第1作目はダイジェスト程度に語られるのみ。 --もっとも、それを補う程ボリューム面は充実しているのでこれ以上は高望みとも言える。時系列的にも再現が難しい。 -『ぼくらのウォーゲーム!』の舞台はTVシリーズの後日談((TVシリーズは1999年8月で、ウォーゲームは2000年3月の出来事。))なのだが、子供達の服装が全く変わっていない(つまりCGモデルを流用している)ため違和感がある。 -挿入されるムービーの画質が妙に粗い。 -ゲスト参戦しているシリーズ主人公に声は収録されていない。 --アニメシリーズ第6作目である『デジモンクロスウォーズ』の終盤では歴代主人公が参戦するサプライズがあり、その際の彼らの声も原典と同じ声優陣が参加していたため余計残念に思えてしまう。 -ゲストキャラの一部は現役声優で健在であっても代役が当てられているキャラが目立つ。 --脇役や故人の代役だけならばまだしも、ナノモンといったストーリーに深く関わるキャラクターの声優も変えられている。しかも件のナノモンは声質もまるで異なる。 -一部のパートナーデジモンの究極体について --デジモンアドベンチャーの続編である『デジモンアドベンチャー02』の劇場版ではテイルモンの究極体についてが『ホーリードラモン』であったが、当ゲームでは『オファニモン』となっている。 ---『ホーリードラモン』はテイルモンが初登場した育成ギア『デジモンペンデュラム ver1.5』のテイルモン進化系統に組み込まれた究極体で、『オファニモン』はテイルモンと対を成すパタモンの究極体『セラフィモン』とこれまた対を成す存在であるため、どちらの究極体でも間違ってはいない。 ---というよりホーリードラモンの登場当時はオファニモンは存在していなかったため仕方ない、とはいえ映像化作品で登場したデジモンのほうが良かったという声もある。初登場した映画ではほとんど活躍しなかっただけに、ゲームで活躍させたかったという理由で尚の事それを惜しむファンもいる。 --ゴマモンの究極体については、アニメ放映時から物議をかもしており、ゴマモン初登場の育成ギア『デジモンペンデュラム ver2』での進化系統では『マリンエンジェモン』、PS用ソフト『ポケットデジモンワールド』やWSでのデジモンシリーズでは『プレシオモン』がゴマモンの進化系統に組み込まれていた。今作にてどちらが正しいのか決着が付くかと思われた。…が、今作でのゴマモン究極体は、そのどちらでもない『&bold(){ヴァイクモン}』。 ---一見、見た目的にも属性的にも妥当なのだが、このヴァイクモン、&bold(){続編の『デジモンアドベンチャー02』に登場するパートナーデジモン『アルマジモン』の究極体として用意されたもの}である。このため「ゴマモンの究極体は何か問題」に決着が付くどころかさらなる混乱を招くこととなった。 ---ただし、ヴァイクモンは当時から既に「イッカクモンやズドモンの軍団を束ねる」という設定付けがされている。これを踏まえるとゴマモンの究極体としては自然であり、逆にアルマジモンの究極体としては(アニメではゴマモンの誠実の紋章の力を引き継いでいるものの)やや不自然であることから当時の公式の扱いからして曖昧だった可能性が高い。 ---後に本作発売後に公開された劇場アニメ『デジモンアドベンチャーtri.』でも、ズドモンの正式進化体としてヴァイクモンが登場しており、現在は究極体問題は決着が付いたものと考えられる。 ---なお、究極体を盗られたアルマジモンに対するフォローは&bold(){全く無い}(02のキャラクターが活躍する機会が無いのも理由ではあるが) **総評 一部不満はあるものの、原作追体験ゲームとしては申し分のない出来。~ 原作アニメの視聴者だった方は当時を懐かしみながらプレイに浸ろう。 **余談 -集英社から発売されている攻略本に掲載されているマップは向きがデタラメに記載されているため少々不便。 --構造そのものが間違っているわけではないのがせめてもの救いか。 -本作に登場するハックモン((『デジモンユニバース アプリモンスターズ』に登場するデジモンとは別物。))は『デジモンアドベンチャーtri.』にも登場する。
*デジモンアドベンチャー 【でじもんあどべんちゃー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B009URKPL8)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|プロペ|~| |発売日|2013年1月17日|~| |定価|6,280円|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|忘れられないあの夏の冒険が再び&br()徹底した原作追体験&br()ゲームとしてはオーソドックス|~| |>|>|CENTER:''[[デジタルモンスターシリーズリンク>デジタルモンスターシリーズ]]''| **概要 1999年から翌2000年まで放映されたアニメデジモンシリーズ第1作『デジモンアドベンチャー』のゲーム化作品。~ デジモン生誕15周年記念を祝して発売された。 **システム -アニメをなぞったメインストーリーを進める他、サブエピソードやダンジョンを選択する事ができる。 --マップを進みアイテムを収集する他、イベントポイントまで行くとイベントが発生するというオーソドックスな形式を取っている。 -戦闘はシンボルエンカウント方式でエピソードごとにリーダーとなっているキャラのパートナーデジモンを除いた各パートナーデジモン((アグモン、ガブモン、ピヨモン、テントモン、パルモン、ゴマモン、パタモン。後半からテイルモンも参加。))の中から2体を選んで1チームを組み敵と戦う方式。 --うち、リーダーとなっているデジモンのみ必ずマニュアルで戦う事になる。他の2体は「作戦」でオートにする事も可能。 --順番が来るデジモンがゲージで表示され行動により順番が変わるなど、『FF10』のカウントタイムバトルシステムに似たターン制を採用している。 --通常攻撃や技、アイテムの使用の他、「進化」を選んで戦闘中だけ上位種に変身する事も可能。 --時折、仲間との会話シーンが挿入され、その際の選択肢で正しい回答を選ぶことでキズナを深める事ができる。 ---キズナが深まると戦闘中にチームに入れているデジモンが続けて攻撃する「キズナコンボ」が発生する確率が高まる。 -宝箱や戦闘でのリザルトで素材アイテムが入手できる。 --これをメニュー画面で合成する事により「デジピース」と呼ばれる装備アイテムを作る事が可能。 --デジピースは各デジモンに用意されているデジピース用のパネル「スキルパネル」にパズルのようにハメ込む形式。 -ライブラリ機能により各エピソードのあらすじやムービー、デジモン図鑑などが閲覧できる。 -デジモンの3Dモデルは過去作からの流用だが、トゥーンモデリングでの変換にあたり一部手直しされているものもある。 -一度ゲームをクリアするとデータを引き継いでもう一度最初から始める事が可能(つよくてニューゲーム)。 **評価点 -徹底した原作再現。 --TVシリーズ全54話ものシナリオを(一部簡略や改変があるものの)完全収録している上、評価が特に高い劇場版第2作『ぼくらのウォーゲーム!』をも収録している。 --当時の声優陣も集合している上、一部の会話を除きフルボイスで喋ってくれる。 ---デジモンが進化した際の声が低くなる演出も再現している。戦闘中も(パートナーデジモンのみ)フルボイスのため、存分に堪能することも出来る。 ---ただし高石タケル役の小西寛子氏や、デビモン役の塩沢兼人氏のように休業や故人となってしまったケースもあるため、代役も立てられている((ちなみに本作でのタケルの声は潘めぐみ氏、デビモンは置鮎龍太郎氏が担当。))。 --主題歌「Butter-fly」や挿入歌「brave heart」などをアニメ本編からそのまま使用している他、一部のBGMにはアニメの劇伴をアレンジしたものが使われている。 --デジモンの進化ムービーも原作を再現。 ---さらに本作では原作ではウォーグレイモンとメタルガルルモンの二体だけしかいなかったパートナーデジモンの究極体が全員分用意され、進化ムービーもそれに合わせて新たに作られた。 -サブエピソードの数も多く充実している。 -おまけとして、隠しステージでは歴代シリーズの主人公とパートナーデジモンもゲスト参戦。 --その際の太一達との会話は必見。 **問題点 -子供層を対象にしているためか、難易度は易しめ。 --戦闘もやや単調になりがち。 -会話は立ち絵やほとんど動かない3Dキャラが表示されるだけと視界的にはかなり簡素。 --シナリオの一部簡略と相まって演出が解りにくい箇所がいくつか存在する。((原作アニメを知っていれば大体イメージは出来るので些細な問題かもしれないが。)) --人間はともかく、デジモンの立ち絵は版権イラストの流用が目立つ。 -一本道のマップがやや多め。 -TVシリーズの前日譚に当たる劇場版第1作目はダイジェスト程度に語られるのみ。 --もっとも、それを補う程ボリューム面は充実しているのでこれ以上は高望みとも言える。時系列的にも再現が難しい。 -『ぼくらのウォーゲーム!』の舞台はTVシリーズの後日談((TVシリーズは1999年8月で、ウォーゲームは2000年3月の出来事。))なのだが、子供達の服装が全く変わっていない(つまりCGモデルを流用している)ため違和感がある。 -挿入されるムービーの画質が妙に粗い。 -原作再現度は確かに高いのだが、こういったゲーム特有の楽しみでもあるゲームオリジナルの展開やIF展開といったお遊び要素は無いため、少し物足りない。 -ゲスト参戦しているシリーズ主人公に声は収録されていない。 --アニメシリーズ第6作目である『デジモンクロスウォーズ』の終盤では歴代主人公が参戦するサプライズがあり、その際の彼らの声も原典と同じ声優陣が参加していたため余計残念に思えてしまう。 -ゲストキャラの一部は現役声優で健在であっても代役が当てられているキャラが目立つ。 --脇役や故人の代役だけならばまだしも、ナノモンといったストーリーに深く関わるキャラクターの声優も変えられている。しかも件のナノモンは声質もまるで異なる。 -一部のパートナーデジモンの究極体について --デジモンアドベンチャーの続編である『デジモンアドベンチャー02』の劇場版ではテイルモンの究極体についてが『ホーリードラモン』であったが、当ゲームでは『オファニモン』となっている。 ---『ホーリードラモン』はテイルモンが初登場した育成ギア『デジモンペンデュラム ver1.5』のテイルモン進化系統に組み込まれた究極体で、『オファニモン』はテイルモンと対を成すパタモンの究極体『セラフィモン』とこれまた対を成す存在であるため、どちらの究極体でも間違ってはいない。 ---というよりホーリードラモンの登場当時はオファニモンは存在していなかったため仕方ない、とはいえ映像化作品で登場したデジモンのほうが良かったという声もある。初登場した映画ではほとんど活躍しなかっただけに、ゲームで活躍させたかったという理由で尚の事それを惜しむファンもいる。 --ゴマモンの究極体については、アニメ放映時から物議をかもしており、ゴマモン初登場の育成ギア『デジモンペンデュラム ver2』での進化系統では『マリンエンジェモン』、PS用ソフト『ポケットデジモンワールド』やWSでのデジモンシリーズでは『プレシオモン』がゴマモンの進化系統に組み込まれていた。今作にてどちらが正しいのか決着が付くかと思われた。…が、今作でのゴマモン究極体は、そのどちらでもない『&bold(){ヴァイクモン}』。 ---一見、見た目的にも属性的にも妥当なのだが、このヴァイクモン、&bold(){続編の『デジモンアドベンチャー02』に登場するパートナーデジモン『アルマジモン』の究極体として用意されたもの}である。このため「ゴマモンの究極体は何か問題」に決着が付くどころかさらなる混乱を招くこととなった。 ---ただし、ヴァイクモンは当時から既に「イッカクモンやズドモンの軍団を束ねる」という設定付けがされている。これを踏まえるとゴマモンの究極体としては自然であり、逆にアルマジモンの究極体としては(アニメではゴマモンの誠実の紋章の力を引き継いでいるものの)やや不自然であることから当時の公式の扱いからして曖昧だった可能性が高い。 ---後に本作発売後に公開された劇場アニメ『デジモンアドベンチャーtri.』でも、ズドモンの正式進化体としてヴァイクモンが登場しており、現在は究極体問題は決着が付いたものと考えられる。 ---なお、究極体を盗られたアルマジモンに対するフォローは&bold(){全く無い}(02のキャラクターが活躍する機会が無いのも理由ではあるが) **総評 一部不満はあるものの、原作追体験ゲームとしては申し分のない出来。~ 原作アニメの視聴者だった方は当時を懐かしみながらプレイに浸ろう。 **余談 -集英社から発売されている攻略本に掲載されているマップは向きがデタラメに記載されているため少々不便。 --構造そのものが間違っているわけではないのがせめてもの救いか。 -本作に登場するハックモン((『デジモンユニバース アプリモンスターズ』に登場するデジモンとは別物。))は『デジモンアドベンチャーtri.』にも登場する。

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