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ナノノート - (2015/07/10 (金) 20:55:24) の1つ前との変更点

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*ナノノート 【なののーと】 |ジャンル|電子手帳|&amazon(B000069U0C)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1992年8月7日|~| |定価|4,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|時間割がほとんど意味なし&br;まったく意味のないデータ交換機能&br;パスワードを一度でも忘れると使用不能&br;成績表が通信簿以下&br;''こんなの作るよりちゃんとした電子手帳を出すべきだった''|~| **概要 -「ゲームボーイを手帳として使おう!」という試みで作られたゲームボーイの中では異色作。 --当時のコナミはゲームソフトだけでなく、ファミコンのRF出力をAV出力に変換できるAVセレクタ・各種連射コントローラなどの周辺機器や、テレビお絵かき玩具「ピクノ」などゲーム寄りの玩具も手がけていた。 --玩具市場では各社よりキャラクター付きの電子手帳が販売されていた。とはいっても当然機能は大人用のそれには及ばす、電卓やLSIゲームに毛が生えた程度のものだった。 **問題点 -説明書が分厚い。文章入力の仕方は説明を読まないとやや理解しづらい。 -手帳として問題だらけ --早生まれだと学年がずれる(年度始まりが1月)。 --カレンダーは毎日わざわざ自分で設定しなおさなければならない。 --当然学校に持っていってはいけないため、時間割はほとんど意味がない。 ---説明するまでもないと思われるが、ゲームボーイなどのゲーム機の持込が禁止のためである。 --まったく意味のないデータ交換機能。おまけにひと手間かかるので、それをしようとは思わないだろう。 --成績表も信憑度が通信簿以下で実質的に意味が無い。しかも中学1~3では本当に意味が無い。 -サウンドはカーソル移動の「ピッピッ」などの効果音のみ。 --音楽と言えるような曲はジングルすら用意されておらず操作していて寂しい。 -パスワードを一回忘れてしまうと、そのパスワードを入力するまで使うことができない。 --ちなみに、パスワードは数字4桁、1万通りである。 --どうしても、という場合は電池切れまで待つか、中を開けて電池をショートさせる必要がある。 --ゲームボーイアドバンスなど、カセットのロック機構がない本体で電源を入れたままカセットを抜き差しし、セーブデータを破壊するのも有効 (セーブが破壊されると起動時にセーブデータを初期化するか聞いてくれるようになる)。故障の可能性もわずかに考えられるが、パスワードが分からずに使えなかったり、カセットを分解したりするよりはマシ。 --あるいは、GBメモリーバックアップなどの機器があればデータを消すことはできる。 --パスワード機能はあらかじめオフにしておくこともできる。デフォルト設定はオフ。 --''実は説明書にセーブデータを初期化するためのコマンドが書いてある''。 ---問題は現存している説明書を見かける機会がほとんどないうえに(説明書画像:[[説明書転載1>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2963&file=F1000070.JPG]] [[説明書転載2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2963&file=F1000071.JPG]])これでクソゲーじゃなくなるか、と言ってもパスワードを忘れる→セーブデータ初期化という仕様自体困ることには変わりはない。 -ちなみにオールコピーとやらはソフトと本体が2個必要で、それぞれこの操作をし、受信側はデータがすべて消えるかわりに送信側のデータをコピーするそうな。何に使うのか。 **評価点 -電卓機能は公式を使って簡単に計算できるなど凝っている。 -相性診断もできる占い機能も便利ではある。 **総評 問題点は色々あるものの、一番の問題点はパスワード紛失によるゲーム進行不能状態にある。~ 中古で売っていたら、おそらくそれはそのままでは使用できない状態になっているので、説明書なしであれば買うのはお勧めできない。~ **余談 セーブデータが消せない仕様は『[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ]]』でもやらかしてしまってる。
*ナノノート 【なののーと】 |ジャンル|電子手帳|&amazon(B000069U0C)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1992年8月7日|~| |定価|4,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|時間割がほとんど意味なし&br;まったく意味のないデータ交換機能&br;パスワードを一度でも忘れると使用不能&br;成績表が通信簿以下&br;''こんなの作るよりちゃんとした電子手帳を出すべきだった''|~| **概要 -「ゲームボーイを手帳として使おう!」という試みで作られたゲームボーイの中では異色作。 --当時のコナミはゲームソフトだけでなく、ファミコンのRF出力をAV出力に変換できるAVセレクタ・各種連射コントローラなどの周辺機器や、テレビお絵かき玩具「ピクノ」などゲーム寄りの玩具も手がけていた。 --玩具市場では各社よりキャラクター付きの電子手帳が販売されていた。とはいっても当然機能は大人用のそれには及ばす、電卓やLSIゲームに毛が生えた程度のものだった。 **問題点 -説明書が分厚い。文章入力の仕方は説明を読まないとやや理解しづらい。 -手帳として問題だらけ --早生まれだと学年がずれる(年度始まりが1月)。 --カレンダーは毎日わざわざ自分で設定しなおさなければならない。 --当然学校に持っていってはいけないため、時間割はほとんど意味がない。 ---説明するまでもないと思われるが、ゲームボーイなどのゲーム機の持込が禁止のためである。 --まったく意味のないデータ交換機能。おまけにひと手間かかるので、それをしようとは思わないだろう。 --成績表も信憑度が通信簿以下で実質的に意味が無い。しかも中学1~3では本当に意味が無い。 -サウンドはカーソル移動の「ピッピッ」などの効果音のみ。 --音楽と言えるような曲はジングルすら用意されておらず操作していて寂しい。 -パスワードを一回忘れてしまうと、そのパスワードを入力するまで使うことができない。 --ちなみに、パスワードは数字4桁、1万通りである。 --どうしても、という場合は電池切れまで待つか、中を開けて電池をショートさせる必要がある。 --ゲームボーイアドバンスなど、カセットのロック機構がない本体で電源を入れたままカセットを抜き差しし、セーブデータを破壊するのも有効 (セーブが破壊されると起動時にセーブデータを初期化するか聞いてくれるようになる)。故障の可能性もわずかに考えられるが、パスワードが分からずに使えなかったり、カセットを分解したりするよりはマシ。 --あるいは、GBメモリーバックアップなどの機器があればデータを消すことはできる。 --パスワード機能はあらかじめオフにしておくこともできる。デフォルト設定はオフ。 --''実は説明書にセーブデータを初期化するためのコマンドが書いてある''。 ---問題は現存している説明書を見かける機会がほとんどないうえに(説明書画像:[[説明書転載1>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2963&file=F1000070.JPG]] [[説明書転載2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2963&file=F1000071.JPG]])これでクソゲーじゃなくなるか、と言ってもパスワードを忘れる→セーブデータ初期化という仕様自体困ることには変わりはない。 --ちなみにオールクリアと同じ手順でオールコピーという操作もできるのだが、ソフトと本体が2個ずつ必要で、それぞれの本体でこの操作をし、受信側はデータがすべて消えるかわりに送信側のデータをコピー。''何に使うのか。'' **評価点 -電卓機能は公式を使って簡単に計算できるなど凝っている。 -相性診断もできる占い機能も便利ではある。 **総評 問題点は色々あるものの、一番の問題点はパスワード紛失によるゲーム進行不能状態にある。~ 中古で売っていたら、おそらくそれはそのままでは使用できない状態になっているので、説明書なしであれば買うのはお勧めできない。~ **余談 セーブデータが消せない仕様は『[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ]]』でもやらかしてしまってる。

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