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*テイルズ オブ ザ テンペスト 【ているず おぶ ざ てんぺすと】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ内ジャンル名:魂を呼び覚ますRPG)|CENTER:&amazon(B000BQT72A)※特典付き&br;&amazon(B000EGJ2VI)※特典なし| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|1GbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ディンプス|~| |発売日|2006年10月26日|~| |定価|5,040円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|致命的なボリューム不足&br()グラフィック&スキットの手抜き&br()タッチペン操作の強要で一部操作性も劣悪&br()後発のオマケアプリでもネタにされる各種不具合の多さ&br()キャラ・音楽、小説版は好評|~| |>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>テイルズオブシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 テイルズ オブシリーズのDS参入一作目。主な略称は『TOT』『テンペスト』。シリーズでは「エスコートタイトル(派生・外伝作品)」に分類される。~ その他『TOTT』(携帯アプリ『テイルズ オブ タクティクス』も略称がTOTなので、一部のファンが混同を避ける目的で使う)『(TOT)』(蔑称、''泣いている顔文字'')。開発は主にバンダイナムコゲームス発売のゲームを手掛けるディンプス。 2度の延期の末出来上がったのは、10時間程度で終わるボリュームの無さと大味な戦闘システムのやっつけゲー。あまりの評判の悪さに「クソゲー」という評価が一気に広まった。2度も延期しておいてこの出来な為、シリーズ内ジャンル名を皮肉って&bold(){「延期した意味を問うRPG」}と揶揄された。発売直後からの値下がりも非常に早く、今では980円前後で買えてしまう。 あまりの不出来のため、「当初は本編作品として作られたが、発売後の2007年にシリーズの分類として『マザーシップタイトル(メインタイトル)/エスコートタイトル』が制定されて以降、エスコートタイトルに格下げとなった」というのが通説となっているが、''本作が公式に「本編作品である」と言及されたことは発売前・発売後含めて1度もない((そもそも、分類制定以前は「本編・外伝」という分類すら曖昧で、「内容がオリジナルのものは本編、携帯機で発売された続編作品やシリーズキャラ共演作品は外伝」と、なんとなく区別されているものであった。明確に分類されるようになったのは分類制定以降である。))。''ニュースサイトも、[[ここ>http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0512/16/news028.html]]が「外伝ではない」としていただけで、他では本編・外伝という区別には触れていない。~ //(公式で否定されたことがないということでもあるが)~ //エスコートに分類されたこと自体が本編であることの否定でしょう。 だが内容が過去の本編作品とは無関係の完全オリジナルの新作であり外伝を思わせる要素がないこと、ニュースサイトにより「外伝ではない」とされていたこと、なによりこの分類が本作のクソゲーとしての評価が固まった後に発表されたものであることから、多くの人に上記のように認識されることとなった。 //概要=記事の要約。略称しか書いていないのでは概要でもなんでもない *問題点 **シナリオ関連 -致命的なボリューム不足。 --初見プレイでも10時間程度あればゲームクリアできてしまう。その中でイベントや描写を上手く突き詰めているなら評価も変わるだろうが、そのような部分は序盤のゲーム開始から首都ジャンナまで。以後急激に密度が低くなり、終盤までイベントがほとんど発生しない。 ---イベントボイスも無い。イベントの時間がボイスのある他作品に比べて短いため、余計にボリューム不足を感じる。 --登場人物も少なく、パーティ5人と敵5人、主要な脇役数人程度で進んでいく。その分1人1人の描写がしっかりしているのかというとそうでもなく、主人公カイウスやヒロインのルビアの心情描写、パーティキャラのフォレストの過去、敵キャラのアルバートの目的等、肝心な部分の描写さえ充分ではない。パーティキャラのティルキスに至っては彼を中心とするエピソード自体存在しない。 -終始説明不足。 --前口上も何も無くムービーから物語が始まるが、字幕や音声に依る説明が無いため何が起こっているかわからない。 ---説明すると、教皇・ルキウス・ロミーによって生命の法と呼ばれる魔法が使われた結果、辺りの熱が奪われ、時期外れの雪が降ったというような内容である。''わかるかそんなもん''。 --あるイベントを境にパーティキャラのアーリアが頭上で巻いていた髪の毛を下ろすのだが、何の説明も無いので気づきづらい。後述のようにグラフィックが微妙なので尚更。 --限りなくあっさりとした旅の結末とエンディング。 -唐突に登場するラスボス。 --本シリーズでは、ラスボスが物語の序盤から中盤という早い段階で登場し(作品によってはスタート時から身近に居る事も)、その目的を解き明かしたり現段階に至る境遇が明かされたりし、中盤以降はラスボスを巡るシナリオ構成となる事が多いが、~ 本作では''登場、即戦闘、エンディング''のためシリーズらしくないし、ラスボスらしさも感じられない。 --過去作でもぽっと出のラスボスは『[[テイルズ オブ リバース]]』などごくわずか。~ ただし、それらの作品でもきちんと伏線は貼られており、しっかりプレイしていれば存在に気付けるようになっている。 --容姿もこれといったカリスマや強大さを感じさせるようなモノでもなく、それらしさに悉く欠けている。 ---戦闘においても、初見殺し的な技を用いてくるところもあるが、対処が分かればさほど脅威ではない。第二形態等といったサプライズも全く無い等、歴代作品でも難易度は非常に低い方であろう。また''戦闘中一歩も動かない(ワープはする)''のもある意味画期的である。 -フィールド画面(特にワールドマップ)が無駄に広い。 --かといって街などが多かったり地形に富んでいたりはせず、広大というよりだだっ広いという感じになっている。 --それでいて操作キャラの歩行速度は遅く、ダンジョンやイベントがほとんどないという作りと合わさり、プレイ時間の大半はワールドマップの移動に費やされる。エンカウント率も高い為、作業感のみならずストレスまでついてくる。 --中盤以降は大陸を端から端へと移動する''マラソンゲーと''化す。~ シリーズの他作品のような空を飛べる移動手段は無く、移動方法は行ったことのある街の一部を結ぶ船だけである。 --ダンジョンは似たような地形が続くため、自分が何処にいるかわからなくなる。 ---謎解きなどもなく(後述のミニゲームを除く)、基本的に奥に進むだけの迷路である。~ ただし、そこまで広くない分『[[テイルズ オブ イノセンス]]』よりはましだが。 --サブイベントはおつかいものが多く、そこでもワールドマップを歩き回るはめになる。少ないプレイ時間を水増しさせてボリュームを誤魔化している。 -街の数が多いわけでもないのに一度しか訪れることない街が多い。 --カイウスとルビアの故郷の街でさえ(あるサブイベント以外は)旅立った後に訪れる必要は無い。 **グラフィック関連 -OPからしてしょぼい。シリーズおなじみのアニメを用いたシーンは数秒しかなく、''ローポリのキャラが無表情に動き回るシーンが大部分を占める''。 --カメラワークのみでローポリのキャラが動いてすらいないシーンも多い。 --物語における重大なネタバレを示唆してしまっているシーンがある。 --プロローグ、乗船時、ラスボス前後、エンディング時にも同様のゲーム内ローポリキャラによるプリレンダリングムービーが入る。 -上記にも少しあるが、3D機能が未発達なDSだという事を踏まえてもポリゴンの完成度が低い。そして戦闘のエフェクトがかなりしょっぱい(後述)。 --ティルキス等に至っては、''肘から指先までがひとつの六面体で出来ているという有様。'' --動きも非常に固く、ぎこちない。特にルビア。モーション自体も非常にカクカクで固く、動作自体もぎこちない。 ---イベント中、キャラクターがほとんど動かない。歩く・立つ・座る程度で、手を動かす等の細かなモーションは殆ど無い。 -キャラたちの雑談が聞けるシリーズお馴染みのシステム「スキット」は、他作品のように''顔グラフィックもボイスもつかず''、字幕とキャラの動きだけで会話が進んでいくという味気ないもの。 --ボイスは本作以降の大容量カートリッジを採用したDSテイルズ作品でもフルボイス化出来ていないため容量の問題上仕方ないにしても、顔グラの表示をする程度の余裕はあっただろうに。~ このため、『レディアント マイソロジー2』にカイウスとルビアが登場した際に、初めてこの2人、つまり『テンペスト』のキャラに顔グラが作られることとなった。 -その他の技術的問題。 --フィールド画面でカメラを回転させながら歩くことができない。 --壁などをこすって歩くときの挙動がおかしく、キャラが細かく震えている。 --坂道ではキャラの影が欠ける。 --時折画面の一部が乱れる。 **戦闘関連 -戦闘システムは『[[テイルズ オブ リバース]]』のシステムを簡素にした「3on3リニアモーションバトルシステム」。~ 『リバース』と違い、他のシリーズのようなTP(いわゆるMP(マジックポイント))制を採用している。 --3on3は3D+3ラインを表している。3Dグラフィックスになったことで、『リバース』とは異なり、上下に向いて攻撃を出すことができるようになっている。 --魔術を通常防御できる点は『リバース』と同様。 -カイウスとフォレストは獣人に変化する種族であり、戦闘中にも一定条件をそろえれば変身するのだが、この変身が非常に地味。変身後は通常攻撃が変わり、「ビーストブロウ」という特技が使えるが、ほぼ''ただ殴り続けるのみ''で非常に地味。 --戦闘能力は大幅に強化されるものの、HPが50%以下かつTP80以上のときにしか使えず、変身中はかなりの勢いでTPが減っていく上に0になると元に戻ってしまう。また、4つしかセットできない(戦闘中変更不可)の術技枠を1つ使ってしまうため、非常に使い辛い。 --ただ逆に言えば、TPの問題さえ無ければ非常に強く、獣人化状態固定(TPの減少なし)でのイベント戦闘では誇張抜きで接近して連打していれば勝ててしまう。無制限に使用出来てもバランスブレイカーになってしまう為制限がつくのは仕方が無いが、その制限があまりに極端過ぎる。 ---ちなみに発売前に雑誌で「マップ画面で獣人になり、最初から獣人で戦闘に入れる」という機能が紹介されたが、製品版では採用されなかった。 -戦闘中のメニューに、他のシリーズ作品では非常に重要なコマンドである術技(技の割り当て変更、及びCPUキャラへの術技使用指示)、装備が存在しない。~ 装備コマンドがないことの影響は大きく、敵が耐性を持つ属性の装備で戦闘に突入してしまったとしても変更出来ない。 --今作では武器に属性をつけて強化するシステムが存在するため、武器が属性を持っていることが多い。~ ダメージ減少だけでなく、無効化してくる敵もいるため、下手をすればダメージを与える手段がなくなってしまう。 -「特技」以上の技「必殺技」と「奥義」は、指定のある特技の後にさらに指定の特技を使用することで発動できる。つまり必殺技と奥義は単体では発動不可。~ 尚、カイウスの技候補は9つ(獣人化含む)、ティルキスにいたっては5つしかない。これに対して術師は候補が非常に多い。 --バランスも悪く、強すぎる技とTPの無駄なだけの技が極端に存在する。特に奥義は使用TPが多すぎて使い辛い。 --必殺技と奥義にはボイスがついていない。 -操作キャラもCPUも、あらかじめ十字キーに割り当てた4つの術技しか使用できない。 --『リバース』でも使える術技はセットした4つまでだったが、そちらにはちゃんとした理由があった。本作の場合はそういった理由付けも存在せず、単なる技術力不足からだと思われる。 --属性耐性なども全く考えてくれないため、''戦闘前''に対策する必要がある。 --敵も4つまでしか術技を使用しない。 -敵味方問わず、AIの出来が悪い。戦闘中に仲間に術技の指示ができないため、尚更目に付く。 --剣士系の仲間はろくにコンボをしてくれないどころか、操作キャラがコンボを決めている敵を別ラインに弾き飛ばすという、もはや嫌がらせや妨害としか思えない行動をしてくる。 --術師の仲間は定期的に通常攻撃をしに前線に出てくる。''その後、前線で術詠唱を始める。''~ ピンチになってもなかなか回復技を唱えてくれない。 --敵の術師は近づけば通常攻撃しかしなくなるので、接近して攻撃していれば簡単に倒せてしまう。詠唱中の剛体も弱いため、詠唱開始されたところで簡単に妨害できる。 --CPUキャラと敵キャラがお互いを避けて通過しようとして同時にライン移動をひたすら繰り返す''反復横跳び合戦''などもまれにみられる。 -エフェクトも地味。特に魔術で顕著。 --魔術はエフェクトが粗いことに加えて持続時間が短く、上級術でも2秒程度で終わってしまい、''一体どういう魔術なのかという事すらよく分からない術もある。'' --こちらもDSのスペック上仕方が無い…と言いたいが、後の『[[テイルズ オブ イノセンス]]』では大幅に改善されている。 -動きも全体的におかしい。 --特に被弾時の挙動が不自然で、非常に軽い。 ---魔術「テンペスト」や、オーガのアッパーなどを受けるととんでもないスピードでキャラが飛んで行ったりする。その後、''見えない天井にあたって落ちてくる。'' --軽い敵は同じ技の連発で無限コンボになったりし、重い敵は吹き飛ばないため連続ヒットするはずの術が連続ヒットしないなど明らかに調整不足。 -シリーズお馴染みの''秘奥義が存在しない''。 --外伝作品『レディアント マイソロジー2』以降は、カイウスには獣人化時の特技「ビーストブロウ」、ルビアにはシナリオイベントで習得する術「セイクリッドシャイン」が秘奥義として割り当てられた。 -1キャラにつきひとつしか戦闘中ダメージが表示されない。 --1キャラに連続で攻撃が入った場合は前の表示は消えてしまう。 --それなのにダメージは一度に表示されるのではなく、高いほうの桁から順に表示されていくため、攻撃間隔の短い技の場合ダメージの下1桁が表示されないことが多い。 -通常攻撃は十字キーの入力で変化しない。 --ジャンプができず、高い位置を飛んでいる敵に攻撃する際に問題になる。 -上下方向への方向転換が遅い。 --十字キー+Bボタンという術技の出し方を考えて、上や下に割り当てた技を出す際に方向転換しないように遅めにしてあると思われる。 -アイテムを使うときは棒立ちのまま使う。アイテム用モーションなどない(エフェクトはあるが)。 --アイテム使用指定から使用まで少し間があるが、この間に被弾するとキャンセルされてしまう。 --他のシリーズ作品ではあるアイテム使用後の使用不能時間はない。 -ラスボスを除き、敵撃破時に効果音・エフェクトが無い。 --シリーズ他作品のように倒された敵がすぐに消えるのではなく、倒れるモーションの後に消えるため、視覚的にも分かり辛く、何より爽快感が無い。 -戦闘開始時のロードも地味に長い。DSにしてはというレベルではあるが。 -タッチ操作に対応しており、タッチした敵を通常攻撃できるが、術技は出せない。 -一部武器には強化によって別の武器に変化する覚醒システムがあるが、覚醒後の武器は強化できないためあまり使えない。 --強化によって武器の攻撃力は最大で元の2倍に出来る。 -武器の性能は攻撃力、防具は防御力しか確認できない。 --ルビアやアーリアの装備する杖には術攻撃力を上げる効果があるが、武器屋や装備画面等で確認できないため、武器の変更が無意味(術師の攻撃力が上がっても利点がほぼ無いため)に見えてしまう。 ---装備前後でステータス画面を見比べると上昇しているのが確認できる。 -武器強化システムのためか、武器のみ合計の保有個数に制限がある。 --古い武器を処分していかないと新しい武器が入手できなくなる。 --他のアイテムは1種類につき15個までである。 **タッチ操作関連 -タッチスクリーンを無理矢理活用しようとしたのか、あるダンジョンにはスライドパズル(手数制限つき)がある。 --しかしタッチの認識が悪い上、ピースを動かせていないのに残り手数だけ減るというというバグまであるためタッチで解くのは辛く、結局ボタンでやることになる。 -同じくタッチ操作を無理矢理導入した為か、調理にはミニゲームのクリアが必要。 --「制限時間内にタッチペンでx回上下にこすれ」「x回円を描くようにこすれ」といった内容。 --これも認識が悪くなかなか成功しないが、こちらはボタンではできない。 --スライドさせるだけの「包丁」や「フライパン」等はまだ簡単な方。円を描くようにタッチペンを動かす「鍋」等では上位の料理ともなるとほぼ不可能と言って良いほどの難易度である。 --上記の点が合わさった結果、タダでさえ認識が悪く成功判定を得られないのに、手数だけが膨大な回数要求されるという理不尽なシステムとなっている。~ おかげでミニゲームを避ける為に全く料理をしないという結果になってしまい、本末転倒としか言いようの無い状況に。~ そもそも他作品では片手間で出来た料理システムにこんなハードルを作る程にタッチ操作が重要だったのだろうか。 **容量関連 -これほどのボリュームしか実現しえなかった程容量がカツカツだったのかと思いきや、''解析によりROMの半分ほども余っている事が判明''。そのうえ没ボイスも大量に収録されている…というか没ボイスの方が多い。 --術の使えるキャラは没魔術も含めて本編で使えない魔術のボイスが大量に入っている(敵であっても)。 --一方で、術の使えないキャラの没ボイスはほとんどない。~ このため、主人公のカイウスよりも敵であるルキウスやロミーの、それどころかほとんど出番のないラスボスの方がボイス数が多い。 --アルバートは必殺技、奥義、術のいずれも使用しないが、彼のものと思われるボイスが入っている。 --「死は存在しない…生きる世界が変わるだけだ。ドゥワミッシュ族の格言。」~ 「神はこの世の終わりを決めている。だが、我々はその声を聞いてそれを避けることができる。キャサリン・ノリス。」~ 「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである…だが、死ねば多くの実を結ぶ。ヨハネによる福音集。」~ という使い道の分からない長い没ボイスが教皇とラスボスの声で2度も入っている。本編中にこのような台詞は一切無い。 ---『[[テイルズ オブ ファンタジア]]』の「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」のオマージュでもしようとしていたのだろうか? **延期 -こんな出来であるにも関わらず、2度の発売延期を行っている。 --当初の発売日は4月13日だったが、6月8日に発売を延期した。その理由を以下のように発言している。 --- 「制作スタッフ一同、ユーザー様にご満足いただけるソフト開発に努めて参りましたが更なるクオリティアップを図る為、今しばらくの時間が必要と判断致しました」(GAME Watch 2006年3月1日記事より引用) ---どのあたりをクオリティアップしたのかを説明してもらいたくなるような出来であるのは如何なものか。 --そして6月8日に延期したのにも関わらず、今度は発売を2006年内に延期すると表明する。はっきりと日程を名言しないところがすでに逃げ腰である。 --- 「制作スタッフ一同、お客様に喜んで頂くべくソフトの開発に努めて参りましたが、6月8日の発売日までには満足の行くクオリティーに達することができないとの判断に至りました。」 --- 「従来の"テイルズ オブ"シリーズにない、ニンテンドーDSならではの新しい手法も盛り込み、"テイルズ オブ"シリーズファンの皆様はもとより、新たなお客様にもご満足いただけるソフトの開発を目指す所存」(ファミ通.com 2006年4月5日記事より引用) ---結果的に満足のいくクオリティーとは程遠い完成度になってしまった。そこまで言うのならせめてROMの容量の使い方をもうちょっとマシにできなかったのだろうか。 ---新しい手法についても、強引にそれをプレイヤーに押し付ける形で提供した為、逆にプレイヤーの顰蹙と負担を買う結果に終わってしまったのも残念である。 -その後10月26日に発売と発表されたが、散々待たされたあげくにこの出来ではプレイヤーが落胆するのも無理はない。 ---また、翌11月発売の『[[テイルズ オブ デスティニー (PS2)]]』、翌々12月発売の『[[テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー]]』と発売日が非常に近くなってしまい、月刊テイルズ オブ状態と化してしまった。 --また、本作の主題歌であるmisonoの「VS」がシングルリリースされたのが2006年3月26日であるが、肝心の本作の発売が4月から遅れに遅れてしまったため、楽曲の旬を過ぎてしまった感じは否めない。楽曲に問題があったわけでもないのに、本作のオープニング映像の出来も手伝って余計な悪い印象がついてしまった。 ---その影響からかCMでも本楽曲が起用されないという不遇な運命を辿ることになってしまった。実際のCMソングはイメージソングと称して同じくmisonoの「ラブリー♡キャッツアイ」(2006年11月1日リリース)が起用されている。この曲の評価が低いわけではないのだが、作品内で流れるわけでもなく過去作品のCMで主題歌が使われるのが当たり前であったことからどうしても見劣りしてしまう。 **その他 -クリア前後の隠し要素としてエクストラダンジョンが用意されているが、高いエンカウント率と敵のHPに泣かされるだけである。 --全30階で5階ごとにセーブ・脱出ポイント及びボス戦があるが、ボスはほぼ雑魚モンスターとストーリーに出てきたボスの使い回し。 ---出てくるボスはHPの異常に高い(他のパラメータも高くなってはいる)本編中の敵であり、使い回しである。 ---浅い階層のボスはボスキャラですらなく、本編中に普通に出てくる雑魚(ただし本当にHPだけは高くなっている)である。 -シリーズおなじみの2周目は存在しない。 -公式ページには連動ウェブサイト(現在は閉鎖)があり、ミニゲームを遊ぶとその成績に応じてゲームで使えるパスワードがもらえたり、ゲーム進行に応じて壁紙がもらえたりした。 --マゴノテ(カイウス)、ホウキ(ルビア・アーリア)など実用性は無いが見た目の変わる面白武器や称号「めんきょかいでん」といったものがあり、この連動でしか手に入らなかった。 --DSソフト内の固有IDを入れないとパスワードが生成できないようになっており、攻略サイトでパスワードを見て…ということはできない。 ---その割にウェブサイトが簡単に解析され、全てのミニゲーム公開前にパスワード生成用フォームが作られたり、壁紙へのリンクがばれたりしていた。 ---しかし、ウェブサイト自体が閉鎖された今となっては、上記の面白武器および称号を手に入れるのは不可能となっている。 --3つのミニゲームを遊ぶことができたが、いずれもゲーム本編を超越したクソゲーであった。 --サイト公開から閉鎖までは約半年というスピード閉鎖が行われた(開設時の予定は1年とされていた)。 ---同時期に発売された『[[テイルズ オブ デスティニー (PS2)]]』も同様のウェブサイトがあり、同様に半年でスピード閉鎖された。 *評価点 -misonoによる主題歌「VS」は高評価。それだけに本当にもったいない。 --発売延期やOPムービーの出来など、余計なとばっちりさえなければデビューシングルとしてもっと花を咲かせることができただろうに。 -描写やエピソード自体は希薄だが、近年の作品にありがちな棘のある性格付けや極端な描写等が無く、キャラ自体は好評。これでボリュームがあれば立派な魅力となっただろうに、非常に惜しい。 --敵キャラのロミーも可愛らしい容姿に悪逆無道な振る舞いというギャップからよい評価を得ている。 -ストーリーはスタッフが度々言及しているようにシンプルな王道で、破綻などもなくまとまっている。これでボリュームがあれば(ry -BGMは特に中ボス戦の評価が高い。通常時とバックアタック時でBGMが変化するというギミックも存在し、これは『デスティニー(PS版)』以来の復活だった。 -微妙な戦闘システムだが、3Dのために仲間とぶつかったり、敵を目の前に飛ばされたりしてピンチに陥ったり、側面攻撃や背面攻撃で威力が上昇するなど、作り込みでは妥協していない。 -オープニングムービー、アクションゲームのような戦闘、異種族との対立の物語など、シリーズの基本は一応抑えられており、ニュースサイトのレビューでは「「テイルズ オブ」シリーズの魅力がギュッと詰まっている」と評された。 *総評 キャラクターやBGMなど少なからず好評な点はあるがあまりにもボリュームが薄く、作りこみの不足から不親切な仕様が多い、非常に遊びづらい作品。 現在でこそエスコートタイトルに位置付けられているが、作品の作り込みを向上させ、プレイヤーの評価があればマザーシップタイトルの扱いになっていた可能性もあると思うと、非常に残念ではある。~ 本作の反省を生かし、後のDS作品『[[テイルズ オブ イノセンス]]』や『[[テイルズ オブ ハーツ]]』は世界観やシナリオも増大し、OP全編にアニメを使用し、シナリオ中のボイスが追加され、スキットも従来通り顔グラフィックを搭載する等ボリュームが飛躍的に増大し、システム面でも緻密かつ造詣の深い進化を遂げる事となる。 *余談 -テイルズ オブ シリーズ全世界累計販売本数1,000万本突破時のナムコの公表によると、このゲームの出荷本数は30万1000本である。それに対し実売は6割程度の205,541本とかなり低い結果となっている。 -基盤そのものも決して悪くはなく、上手くリメイクすれば化けると期待する声もあったが、上記の『イノセンス』が2012年に『[[テイルズ オブ イノセンス R]]』としてリメイクされ、同作品内で『ハーツ』と『テンペスト』のリメイクが示唆されており、実際に2013年に『ハーツ』がリメイクされたことから、本作のリメイクも現実味を帯びてきている。 -他のテイルズ作品同様に小説版(全2巻)が出ているが、ストーリーの描写がゲーム内でのものよりもはるかに深い。 --ゲームで足りなかった登場人物の心理描写が多数盛り込まれているほか、ゲームでは名称のみ出てくる過去の大きな事件について詳細に描かれている(小説版オリジナルの人物も出てくる)。 ---小説版の約半分はこの過去の話で占められており、主人公のカイウス及びヒロインのルビアは過去編には出てこないため、出番は小説の約半分しかない。主人公・ヒロインなのに…。 --ゲーム中盤が話から大分抜けているが、このゲームの中盤はマラソン以外のなんでもないので問題はない。 -『イノセンス R』の特典アプリでは、カイウスと『ハーツ』の主人公・シングの二人が「リ・イマジネーションされる権利をかけて戦う」というエピソードがあり、ゲストキャラ(『[[テイルズ オブ ジ アビス]]』のジェイド)が「視聴者に決めてもらいましょう」と言うことになる。そこでカイウスを選ぶと、リ・イマジネーションされた際の願望を口に出すのだが… >テンペストがリ・イマジネーションされたら、きっと……~ 海を渡る船や、空を飛ぶ船で世界中を冒険できるようになって、ティルキスの国にも行けたりするんだぜ!~ もう、広い砂漠や平原を夜中に歩くのはコリゴリだ。~ そうそう、キャンプだって、もっと話題に満ち溢れて楽しいものになるんだろうな。~ ルビアとキャンプしてもいつも話題が続かなくて、結局、いつも同じ話ばかりしてたからさ。~ たまに面白いことを言ってみたりしたんだけど、全部カットされたんだよな……~ 料理だって、簡単に作れるようになるよな。前に10秒以内に作れって言われた時にはどうしたもんかと思ったぜ。~ 戦闘だって自由に走り回ったり、バンバンカッコいい技出したり、仲間とサポートしあったりしてさ、手に汗握る白熱した展開になるんだろうなあ。~ それで戦闘終了時には、『負けられないんだ!』とか『勝ったぜ!』なんて言えるんだろうなぁ。 --''哀しすぎてコメントのしようがない。'' ---なお、このスキットの間中、『イノセンスR』の主人公ルカは、悲痛な表情でうつむいたままであった。 ---そして2017年現在、未だにテンペストのリメイクは実現していない。 --尚、このゲームでも戦闘終了ボイスは存在する(各キャラ5つだけだが)。上記のセリフは収録されていないが何故引き合いに出されたのだろうか。
*テイルズ オブ ザ テンペスト 【ているず おぶ ざ てんぺすと】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ内ジャンル名:魂を呼び覚ますRPG)|CENTER:&amazon(B000BQT72A)※特典付き&br;&amazon(B000EGJ2VI)※特典なし| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|1GbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ディンプス|~| |発売日|2006年10月26日|~| |定価|5,040円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|致命的なボリューム不足&br()グラフィック&スキットの手抜き&br()タッチペン操作の強要で一部操作性も劣悪&br()後発のオマケアプリでもネタにされる各種不具合の多さ&br()キャラ・音楽、小説版は好評|~| |>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>テイルズオブシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 テイルズ オブシリーズのDS参入一作目。主な略称は『TOT』『テンペスト』。シリーズでは「エスコートタイトル(派生・外伝作品)」に分類される。~ その他『TOTT』(携帯アプリ『テイルズ オブ タクティクス』も略称がTOTなので、一部のファンが混同を避ける目的で使う)『(TOT)』(蔑称、''泣いている顔文字'')。開発は主にバンダイナムコゲームス発売のゲームを手掛けるディンプス。 2度の延期の末出来上がったのは、10時間程度で終わるボリュームの無さと大味な戦闘システムのやっつけゲー。あまりの評判の悪さに「クソゲー」という評価が一気に広まった。2度も延期しておいてこの出来な為、シリーズ内ジャンル名を皮肉って&bold(){「延期した意味を問うRPG」}と揶揄された。発売直後からの値下がりも非常に早く、今では980円前後で買えてしまう。 あまりの不出来のため、「当初は本編作品として作られたが、発売後の2007年にシリーズの分類として『マザーシップタイトル(メインタイトル)/エスコートタイトル』が制定されて以降、エスコートタイトルに格下げとなった」というのが通説となっているが、''本作が公式に「本編作品である」と言及されたことは発売前・発売後含めて1度もない((そもそも、分類制定以前は「本編・外伝」という分類すら曖昧で、「内容がオリジナルのものは本編、携帯機で発売された続編作品やシリーズキャラ共演作品は外伝」と、なんとなく区別されているものであった。明確に分類されるようになったのは分類制定以降である。))。''ニュースサイトも、[[ここ>http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0512/16/news028.html]]が「外伝ではない」としていただけで、他では本編・外伝という区別には触れていない。~ //(公式で否定されたことがないということでもあるが)~ //エスコートに分類されたこと自体が本編であることの否定でしょう。 だが内容が過去の本編作品とは無関係の完全オリジナルの新作であり外伝を思わせる要素がないこと、ニュースサイトにより「外伝ではない」とされていたこと、なによりこの分類が本作のクソゲーとしての評価が固まった後に発表されたものであることから、多くの人に上記のように認識されることとなった。 //概要=記事の要約。略称しか書いていないのでは概要でもなんでもない *問題点 **シナリオ関連 -致命的なボリューム不足。 --初見プレイでも10時間程度あればゲームクリアできてしまう。その中でイベントや描写を上手く突き詰めているなら評価も変わるだろうが、そのような部分は序盤のゲーム開始から首都ジャンナまで。以後急激に密度が低くなり、終盤までイベントがほとんど発生しない。 ---イベントボイスも無い。イベントの時間がボイスのある他作品に比べて短いため、余計にボリューム不足を感じる。 --登場人物も少なく、パーティ5人と敵5人、主要な脇役数人程度で進んでいく。その分1人1人の描写がしっかりしているのかというとそうでもなく、主人公カイウスやヒロインのルビアの心情描写、パーティキャラのフォレストの過去、敵キャラのアルバートの目的等、肝心な部分の描写さえ充分ではない。パーティキャラのティルキスに至っては彼を中心とするエピソード自体存在しない。 -終始説明不足。 --前口上も何も無くムービーから物語が始まるが、字幕や音声に依る説明が無いため何が起こっているかわからない。 ---説明すると、教皇・ルキウス・ロミーによって生命の法と呼ばれる魔法が使われた結果、辺りの熱が奪われ、時期外れの雪が降ったというような内容である。''わかるかそんなもん''。 --あるイベントを境にパーティキャラのアーリアが頭上で巻いていた髪の毛を下ろすのだが、何の説明も無いので気づきづらい。後述のようにグラフィックが微妙なので尚更。 --限りなくあっさりとした旅の結末とエンディング。 -唐突に登場するラスボス。 --本シリーズでは、ラスボスが物語の序盤から中盤という早い段階で登場し(作品によってはスタート時から身近に居る事も)、その目的を解き明かしたり現段階に至る境遇が明かされたりし、中盤以降はラスボスを巡るシナリオ構成となる事が多いが、~ 本作では''登場、即戦闘、エンディング''のためシリーズらしくないし、ラスボスらしさも感じられない。 --過去作でもぽっと出のラスボスは『[[テイルズ オブ リバース]]』などごくわずか。~ ただし、それらの作品でもきちんと伏線は貼られており、しっかりプレイしていれば存在に気付けるようになっている。 --容姿もこれといったカリスマや強大さを感じさせるようなモノでもなく、それらしさに悉く欠けている。 ---戦闘においても、初見殺し的な技を用いてくるところもあるが、対処が分かればさほど脅威ではない。第二形態等といったサプライズも全く無い等、歴代作品でも難易度は非常に低い方であろう。また''戦闘中一歩も動かない(ワープはする)''のもある意味画期的である。 -フィールド画面(特にワールドマップ)が無駄に広い。 --かといって街などが多かったり地形に富んでいたりはせず、広大というよりだだっ広いという感じになっている。 --それでいて操作キャラの歩行速度は遅く、ダンジョンやイベントがほとんどないという作りと合わさり、プレイ時間の大半はワールドマップの移動に費やされる。エンカウント率も高い為、作業感のみならずストレスまでついてくる。 --中盤以降は大陸を端から端へと移動する''マラソンゲーと''化す。~ シリーズの他作品のような空を飛べる移動手段は無く、移動方法は行ったことのある街の一部を結ぶ船だけである。 --ダンジョンは似たような地形が続くため、自分が何処にいるかわからなくなる。 ---謎解きなどもなく(後述のミニゲームを除く)、基本的に奥に進むだけの迷路である。~ ただし、そこまで広くない分『[[テイルズ オブ イノセンス]]』よりはましだが。 --サブイベントはおつかいものが多く、そこでもワールドマップを歩き回るはめになる。少ないプレイ時間を水増しさせてボリュームを誤魔化している。 -街の数が多いわけでもないのに一度しか訪れることない街が多い。 --カイウスとルビアの故郷の街でさえ(あるサブイベント以外は)旅立った後に訪れる必要は無い。 **グラフィック関連 -OPからしてしょぼい。シリーズおなじみのアニメを用いたシーンは数秒しかなく、''ローポリのキャラが無表情に動き回るシーンが大部分を占める''。 --カメラワークのみでローポリのキャラが動いてすらいないシーンも多い。 --物語における重大なネタバレを示唆してしまっているシーンがある。 --プロローグ、乗船時、ラスボス前後、エンディング時にも同様のゲーム内ローポリキャラによるプリレンダリングムービーが入る。 -上記にも少しあるが、3D機能が未発達なDSだという事を踏まえてもポリゴンの完成度が低い。そして戦闘のエフェクトがかなりしょっぱい(後述)。 --ティルキス等に至っては、''肘から指先までがひとつの六面体で出来ているという有様。'' --動きも非常に固く、ぎこちない。特にルビア。モーション自体も非常にカクカクで固く、動作自体もぎこちない。 ---イベント中、キャラクターがほとんど動かない。歩く・立つ・座る程度で、手を動かす等の細かなモーションは殆ど無い。 -キャラたちの雑談が聞けるシリーズお馴染みのシステム「スキット」は、他作品のように''顔グラフィックもボイスもつかず''、字幕とキャラの動きだけで会話が進んでいくという味気ないもの。 --ボイスは本作以降の大容量カートリッジを採用したDSテイルズ作品でもフルボイス化出来ていないため容量の問題上仕方ないにしても、顔グラの表示をする程度の余裕はあっただろうに。~ このため、『レディアント マイソロジー2』にカイウスとルビアが登場した際に、初めてこの2人、つまり『テンペスト』のキャラに顔グラが作られることとなった。 -その他の技術的問題。 --フィールド画面でカメラを回転させながら歩くことができない。 --壁などをこすって歩くときの挙動がおかしく、キャラが細かく震えている。 --坂道ではキャラの影が欠ける。 --時折画面の一部が乱れる。 **戦闘関連 -戦闘システムは『[[テイルズ オブ リバース]]』のシステムを簡素にした「3on3リニアモーションバトルシステム」。~ 『リバース』と違い、他のシリーズのようなTP(いわゆるMP(マジックポイント))制を採用している。 --3on3は3D+3ラインを表している。3Dグラフィックスになったことで、『リバース』とは異なり、上下に向いて攻撃を出すことができるようになっている。 --魔術を通常防御できる点は『リバース』と同様。 -カイウスとフォレストは獣人に変化する種族であり、戦闘中にも一定条件をそろえれば変身するのだが、この変身が非常に地味。変身後は通常攻撃が変わり、「ビーストブロウ」という特技が使えるが、ほぼ''ただ殴り続けるのみ''で非常に地味。 --戦闘能力は大幅に強化されるものの、HPが50%以下かつTP80以上のときにしか使えず、変身中はかなりの勢いでTPが減っていく上に0になると元に戻ってしまう。また、4つしかセットできない(戦闘中変更不可)の術技枠を1つ使ってしまうため、非常に使い辛い。 --ただ逆に言えば、TPの問題さえ無ければ非常に強く、獣人化状態固定(TPの減少なし)でのイベント戦闘では誇張抜きで接近して連打していれば勝ててしまう。無制限に使用出来てもバランスブレイカーになってしまう為制限がつくのは仕方が無いが、その制限があまりに極端過ぎる。 ---ちなみに発売前に雑誌で「マップ画面で獣人になり、最初から獣人で戦闘に入れる」という機能が紹介されたが、製品版では採用されなかった。 -戦闘中のメニューに、他のシリーズ作品では非常に重要なコマンドである術技(技の割り当て変更、及びCPUキャラへの術技使用指示)、装備が存在しない。~ 装備コマンドがないことの影響は大きく、敵が耐性を持つ属性の装備で戦闘に突入してしまったとしても変更出来ない。 --今作では武器に属性をつけて強化するシステムが存在するため、武器が属性を持っていることが多い。~ ダメージ減少だけでなく、無効化してくる敵もいるため、下手をすればダメージを与える手段がなくなってしまう。 -「特技」以上の技「必殺技」と「奥義」は、指定のある特技の後にさらに指定の特技を使用することで発動できる。つまり必殺技と奥義は単体では発動不可。~ 尚、カイウスの技候補は9つ(獣人化含む)、ティルキスにいたっては5つしかない。これに対して術師は候補が非常に多い。 --バランスも悪く、強すぎる技とTPの無駄なだけの技が極端に存在する。特に奥義は使用TPが多すぎて使い辛い。 --必殺技と奥義にはボイスがついていない。 -操作キャラもCPUも、あらかじめ十字キーに割り当てた4つの術技しか使用できない。 --『リバース』でも使える術技はセットした4つまでだったが、そちらにはちゃんとした理由があった。本作の場合はそういった理由付けも存在せず、単なる技術力不足からだと思われる。 --属性耐性なども全く考えてくれないため、''戦闘前''に対策する必要がある。 --敵も4つまでしか術技を使用しない。 -敵味方問わず、AIの出来が悪い。戦闘中に仲間に術技の指示ができないため、尚更目に付く。 --剣士系の仲間はろくにコンボをしてくれないどころか、操作キャラがコンボを決めている敵を別ラインに弾き飛ばすという、もはや嫌がらせや妨害としか思えない行動をしてくる。 --術師の仲間は定期的に通常攻撃をしに前線に出てくる。''その後、前線で術詠唱を始める。''~ ピンチになってもなかなか回復技を唱えてくれない。 --敵の術師は近づけば通常攻撃しかしなくなるので、接近して攻撃していれば簡単に倒せてしまう。詠唱中の剛体も弱いため、詠唱開始されたところで簡単に妨害できる。 --CPUキャラと敵キャラがお互いを避けて通過しようとして同時にライン移動をひたすら繰り返す''反復横跳び合戦''などもまれにみられる。 -エフェクトも地味。特に魔術で顕著。 --魔術はエフェクトが粗いことに加えて持続時間が短く、上級術でも2秒程度で終わってしまい、''一体どういう魔術なのかという事すらよく分からない術もある。'' --こちらもDSのスペック上仕方が無い…と言いたいが、後の『[[テイルズ オブ イノセンス]]』では大幅に改善されている。 -動きも全体的におかしい。 --特に被弾時の挙動が不自然で、非常に軽い。 ---魔術「テンペスト」や、オーガのアッパーなどを受けるととんでもないスピードでキャラが飛んで行ったりする。その後、''見えない天井にあたって落ちてくる。'' --軽い敵は同じ技の連発で無限コンボになったりし、重い敵は吹き飛ばないため連続ヒットするはずの術が連続ヒットしないなど明らかに調整不足。 -シリーズお馴染みの''秘奥義が存在しない''。 --外伝作品『レディアント マイソロジー2』以降は、カイウスには獣人化時の特技「ビーストブロウ」、ルビアにはシナリオイベントで習得する術「セイクリッドシャイン」が秘奥義として割り当てられた。 -1キャラにつきひとつしか戦闘中ダメージが表示されない。 --1キャラに連続で攻撃が入った場合は前の表示は消えてしまう。 --それなのにダメージは一度に表示されるのではなく、高いほうの桁から順に表示されていくため、攻撃間隔の短い技の場合ダメージの下1桁が表示されないことが多い。 -通常攻撃は十字キーの入力で変化しない。 --ジャンプができず、高い位置を飛んでいる敵に攻撃する際に問題になる。 -上下方向への方向転換が遅い。 --十字キー+Bボタンという術技の出し方を考えて、上や下に割り当てた技を出す際に方向転換しないように遅めにしてあると思われる。 -アイテムを使うときは棒立ちのまま使う。アイテム用モーションなどない(エフェクトはあるが)。 --アイテム使用指定から使用まで少し間があるが、この間に被弾するとキャンセルされてしまう。 --他のシリーズ作品ではあるアイテム使用後の使用不能時間はない。 -ラスボスを除き、敵撃破時に効果音・エフェクトが無い。 --シリーズ他作品のように倒された敵がすぐに消えるのではなく、倒れるモーションの後に消えるため、視覚的にも分かり辛く、何より爽快感が無い。 -戦闘開始時のロードも地味に長い。DSにしてはというレベルではあるが。 -タッチ操作に対応しており、タッチした敵を通常攻撃できるが、術技は出せない。 -一部武器には強化によって別の武器に変化する覚醒システムがあるが、覚醒後の武器は強化できないためあまり使えない。 --強化によって武器の攻撃力は最大で元の2倍に出来る。 -武器の性能は攻撃力、防具は防御力しか確認できない。 --ルビアやアーリアの装備する杖には術攻撃力を上げる効果があるが、武器屋や装備画面等で確認できないため、武器の変更が無意味(術師の攻撃力が上がっても利点がほぼ無いため)に見えてしまう。 ---装備前後でステータス画面を見比べると上昇しているのが確認できる。 -武器強化システムのためか、武器のみ合計の保有個数に制限がある。 --古い武器を処分していかないと新しい武器が入手できなくなる。 --他のアイテムは1種類につき15個までである。 **タッチ操作関連 -タッチスクリーンを無理矢理活用しようとしたのか、あるダンジョンにはスライドパズル(手数制限つき)がある。 --しかしタッチの認識が悪い上、ピースを動かせていないのに残り手数だけ減るというというバグまであるためタッチで解くのは辛く、結局ボタンでやることになる。 -同じくタッチ操作を無理矢理導入した為か、調理にはミニゲームのクリアが必要。 --「制限時間内にタッチペンでx回上下にこすれ」「x回円を描くようにこすれ」といった内容。 --これも認識が悪くなかなか成功しないが、こちらはボタンではできない。 --スライドさせるだけの「包丁」や「フライパン」等はまだ簡単な方。円を描くようにタッチペンを動かす「鍋」等では上位の料理ともなるとほぼ不可能と言って良いほどの難易度である。 --上記の点が合わさった結果、タダでさえ認識が悪く成功判定を得られないのに、手数だけが膨大な回数要求されるという理不尽なシステムとなっている。~ おかげでミニゲームを避ける為に全く料理をしないという結果になってしまい、本末転倒としか言いようの無い状況に。~ そもそも他作品では片手間で出来た料理システムにこんなハードルを作る程にタッチ操作が重要だったのだろうか。 **容量関連 -これほどのボリュームしか実現しえなかった程容量がカツカツだったのかと思いきや、''解析によりROMの半分ほども余っている事が判明''。そのうえ没ボイスも大量に収録されている…というか没ボイスの方が多い。 --術の使えるキャラは没魔術も含めて本編で使えない魔術のボイスが大量に入っている(敵であっても)。 --一方で、術の使えないキャラの没ボイスはほとんどない。~ このため、主人公のカイウスよりも敵であるルキウスやロミーの、それどころかほとんど出番のないラスボスの方がボイス数が多い。 --アルバートは必殺技、奥義、術のいずれも使用しないが、彼のものと思われるボイスが入っている。 --「死は存在しない…生きる世界が変わるだけだ。ドゥワミッシュ族の格言。」~ 「神はこの世の終わりを決めている。だが、我々はその声を聞いてそれを避けることができる。キャサリン・ノリス。」~ 「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである…だが、死ねば多くの実を結ぶ。ヨハネによる福音集。」~ という使い道の分からない長い没ボイスが教皇とラスボスの声で2度も入っている。本編中にこのような台詞は一切無い。 ---『[[テイルズ オブ ファンタジア]]』の「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」のオマージュでもしようとしていたのだろうか? **延期 -こんな出来であるにも関わらず、2度の発売延期を行っている。 --当初の発売日は4月13日だったが、6月8日に発売を延期した。その理由を以下のように発言している。 --- 「制作スタッフ一同、ユーザー様にご満足いただけるソフト開発に努めて参りましたが更なるクオリティアップを図る為、今しばらくの時間が必要と判断致しました」(GAME Watch 2006年3月1日記事より引用) ---どのあたりをクオリティアップしたのかを説明してもらいたくなるような出来であるのは如何なものか。 --そして6月8日に延期したのにも関わらず、今度は発売を2006年内に延期すると表明する。はっきりと日程を名言しないところがすでに逃げ腰である。 --- 「制作スタッフ一同、お客様に喜んで頂くべくソフトの開発に努めて参りましたが、6月8日の発売日までには満足の行くクオリティーに達することができないとの判断に至りました。」 --- 「従来の"テイルズ オブ"シリーズにない、ニンテンドーDSならではの新しい手法も盛り込み、"テイルズ オブ"シリーズファンの皆様はもとより、新たなお客様にもご満足いただけるソフトの開発を目指す所存」(ファミ通.com 2006年4月5日記事より引用) ---結果的に満足のいくクオリティーとは程遠い完成度になってしまった。そこまで言うのならせめてROMの容量の使い方をもうちょっとマシにできなかったのだろうか。 ---新しい手法についても、強引にそれをプレイヤーに押し付ける形で提供した為、逆にプレイヤーの顰蹙と負担を買う結果に終わってしまったのも残念である。 -その後10月26日に発売と発表されたが、散々待たされたあげくにこの出来ではプレイヤーが落胆するのも無理はない。 ---また、翌11月発売の『[[テイルズ オブ デスティニー (PS2)]]』、翌々12月発売の『[[テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー]]』と発売日が非常に近くなってしまい、月刊テイルズ オブ状態と化してしまった。 --また、本作の主題歌であるmisonoの「VS」がシングルリリースされたのが2006年3月26日であるが、肝心の本作の発売が4月から遅れに遅れてしまったため、楽曲の旬を過ぎてしまった感じは否めない。楽曲に問題があったわけでもないのに、本作のオープニング映像の出来も手伝って余計な悪い印象がついてしまった。 ---その影響からかCMでも本楽曲が起用されないという不遇な運命を辿ることになってしまった。実際のCMソングはイメージソングと称して同じくmisonoの「ラブリー♡キャッツアイ」(2006年11月1日リリース)が起用されている。この曲の評価が低いわけではないのだが、作品内で流れるわけでもなく過去作品のCMで主題歌が使われるのが当たり前であったことからどうしても見劣りしてしまう。 **その他 -クリア前後の隠し要素としてエクストラダンジョンが用意されているが、高いエンカウント率と敵のHPに泣かされるだけである。 --全30階で5階ごとにセーブ・脱出ポイント及びボス戦があるが、ボスはほぼ雑魚モンスターとストーリーに出てきたボスの使い回し。 ---出てくるボスはHPの異常に高い(他のパラメータも高くなってはいる)本編中の敵であり、使い回しである。 ---浅い階層のボスはボスキャラですらなく、本編中に普通に出てくる雑魚(ただし本当にHPだけは高くなっている)である。 -シリーズおなじみの2周目は存在しない。 -公式ページには連動ウェブサイト(現在は閉鎖)があり、ミニゲームを遊ぶとその成績に応じてゲームで使えるパスワードがもらえたり、ゲーム進行に応じて壁紙がもらえたりした。 --マゴノテ(カイウス)、ホウキ(ルビア・アーリア)など実用性は無いが見た目の変わる面白武器や称号「めんきょかいでん」といったものがあり、この連動でしか手に入らなかった。 --DSソフト内の固有IDを入れないとパスワードが生成できないようになっており、攻略サイトでパスワードを見て…ということはできない。 ---その割にウェブサイトが簡単に解析され、全てのミニゲーム公開前にパスワード生成用フォームが作られたり、壁紙へのリンクがばれたりしていた。 ---しかし、ウェブサイト自体が閉鎖された今となっては、上記の面白武器および称号を手に入れるのは不可能となっている。 --3つのミニゲームを遊ぶことができたが、いずれもゲーム本編を超越したクソゲーであった。 --サイト公開から閉鎖までは約半年というスピード閉鎖が行われた(開設時の予定は1年とされていた)。 ---同時期に発売された『[[テイルズ オブ デスティニー (PS2)]]』も同様のウェブサイトがあり、同様に半年でスピード閉鎖された。 *評価点 -misonoによる主題歌「VS」は高評価。それだけに本当にもったいない。 --発売延期やOPムービーの出来など、余計なとばっちりさえなければデビューシングルとしてもっと花を咲かせることができただろうに。 -描写やエピソード自体は希薄だが、近年の作品にありがちな棘のある性格付けや極端な描写等が無く、キャラ自体は好評。これでボリュームがあれば立派な魅力となっただろうに、非常に惜しい。 --敵キャラのロミーも可愛らしい容姿に悪逆無道な振る舞いというギャップからよい評価を得ている。 -ストーリーはスタッフが度々言及しているようにシンプルな王道で、破綻などもなくまとまっている。これでボリュームがあれば(ry -BGMは特に中ボス戦の評価が高い。通常時とバックアタック時でBGMが変化するというギミックも存在し、これは『デスティニー(PS版)』以来の復活だった。 -微妙な戦闘システムだが、3Dのために仲間とぶつかったり、敵を目の前に飛ばされたりしてピンチに陥ったり、側面攻撃や背面攻撃で威力が上昇するなど、作り込みでは妥協していない。 -オープニングムービー、アクションゲームのような戦闘、異種族との対立の物語など、シリーズの基本は一応抑えられており、ニュースサイトのレビューでは「「テイルズ オブ」シリーズの魅力がギュッと詰まっている」と評された。 *総評 キャラクターやBGMなど少なからず好評な点はあるがあまりにもボリュームが薄く、作りこみの不足から不親切な仕様が多い、非常に遊びづらい作品。~ 現在でこそエスコートタイトルに位置付けられているが、作品の作り込みを向上させ、プレイヤーの評価があればマザーシップタイトルの扱いになっていた可能性もあると思うと、非常に残念ではある。~ 本作の反省を生かし、後のDS作品『[[テイルズ オブ イノセンス]]』や『[[テイルズ オブ ハーツ]]』は世界観やシナリオも増大し、OP全編にアニメを使用し、シナリオ中のボイスが追加され、スキットも従来通り顔グラフィックを搭載する等ボリュームが飛躍的に増大し、システム面でも緻密かつ造詣の深い進化を遂げる事となる。 *余談 -テイルズ オブ シリーズ全世界累計販売本数1,000万本突破時のナムコの公表によると、このゲームの出荷本数は30万1000本である。それに対し実売は6割程度の205,541本とかなり低い結果となっている。 -基盤そのものも決して悪くはなく、上手くリメイクすれば化けると期待する声もあったが、上記の『イノセンス』が2012年に『[[テイルズ オブ イノセンス R]]』としてリメイクされ、同作品内で『ハーツ』と『テンペスト』のリメイクが示唆されており、実際に2013年に『ハーツ』がリメイクされたことから、本作のリメイクも現実味を帯びてきている。 -他のテイルズ作品同様に小説版(全2巻)が出ているが、ストーリーの描写がゲーム内でのものよりもはるかに深い。 --ゲームで足りなかった登場人物の心理描写が多数盛り込まれているほか、ゲームでは名称のみ出てくる過去の大きな事件について詳細に描かれている(小説版オリジナルの人物も出てくる)。 ---小説版の約半分はこの過去の話で占められており、主人公のカイウス及びヒロインのルビアは過去編には出てこないため、出番は小説の約半分しかない。主人公・ヒロインなのに…。 --ゲーム中盤が話から大分抜けているが、このゲームの中盤はマラソン以外のなんでもないので問題はない。 -『イノセンス R』の特典アプリでは、カイウスと『ハーツ』の主人公・シングの二人が「リ・イマジネーションされる権利をかけて戦う」というエピソードがあり、ゲストキャラ(『[[テイルズ オブ ジ アビス]]』のジェイド)が「視聴者に決めてもらいましょう」と言うことになる。そこでカイウスを選ぶと、リ・イマジネーションされた際の願望を口に出すのだが… >テンペストがリ・イマジネーションされたら、きっと……~ 海を渡る船や、空を飛ぶ船で世界中を冒険できるようになって、ティルキスの国にも行けたりするんだぜ!~ もう、広い砂漠や平原を夜中に歩くのはコリゴリだ。~ そうそう、キャンプだって、もっと話題に満ち溢れて楽しいものになるんだろうな。~ ルビアとキャンプしてもいつも話題が続かなくて、結局、いつも同じ話ばかりしてたからさ。~ たまに面白いことを言ってみたりしたんだけど、全部カットされたんだよな……~ 料理だって、簡単に作れるようになるよな。前に10秒以内に作れって言われた時にはどうしたもんかと思ったぜ。~ 戦闘だって自由に走り回ったり、バンバンカッコいい技出したり、仲間とサポートしあったりしてさ、手に汗握る白熱した展開になるんだろうなあ。~ それで戦闘終了時には、『負けられないんだ!』とか『勝ったぜ!』なんて言えるんだろうなぁ。 --''哀しすぎてコメントのしようがない。'' ---なお、このスキットの間中、『イノセンスR』の主人公ルカは、悲痛な表情でうつむいたままであった。 ---そして2017年現在、未だにテンペストのリメイクは実現していない。 --尚、このゲームでも戦闘終了ボイスは存在する(各キャラ5つだけだが)。上記のセリフは収録されていないが何故引き合いに出されたのだろうか。

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