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R-TYPE LEO - (2022/05/01 (日) 04:32:19) の1つ前との変更点

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*R-TYPE LEO 【あーるたいぷれお】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |販売元|アイレム|~| |開発元|ナナオ|~| |稼働開始日|1992年12月|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[R-TYPEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アイレムの人気STG『[[R-TYPE]]』の外伝的作品。~ ちなみに開発は、当時アイレムの親会社でもあったディスプレイやモニター専業メーカーのナナオ(現:EIZO)が手がけている。 本編とは別の平行世界が舞台になっており、今回の敵は地球に対して反乱を起こした人工惑星「エデン」。 ゲーム形式は『R-TYPE』同様の即死制横STG。~ 自機も、R-9の系統である「LEO」。~ しかし本作の自機にはフォースも波動砲もなく、代わりにビットが「サイビット」として超強化されている。~ そして今までのシリーズになかった2人同時プレイが可能。 **システム -特徴は自機上下に出現する子機サイビット。名前通り、R-TYPEに登場するビットに酷似しているが、性能は段違い。 --サイビットには弾消し効果と攻撃能力があり、更にアイテム入手で3種類のレーザーを発射できる。発射方向は左右のみレバー入力の逆に切り替わる。 ---レーザーの内訳は赤(レッドオプティック・対空レーザー)、青(ブルーサンダー・反射レーザー)、黄色…ではなく緑(グリーンアロー・誘導レーザー)。 --最大の特徴はサイビットサイファ。ショットボタンを押し続けると、サイビットが敵を自動的に探して突撃し攻撃する。 ---使用中は画面下部のゲージが消費されていき、ゲージが空になると効果終了してサイビットがその場に漂う。ショットボタンを離すとサイビットは自機上下に戻り、サイファを行わない間ゲージが回復していく。 ---誘導性能は非常に高く、障害物を貫通する・敵編隊を全滅させる・破壊可能パーツに分裂する敵はパーツもすべて破壊する・ボスは弱点のみを集中攻撃するとかなり強力。 ---勿論サイファ中は自機は無防備になる。更にショットボタンを使うのでショットも撃てず、敵の突撃に対しても無力。 -ステージは砂漠や密林地帯など、どちらかといえば[[グラディウスシリーズ]]に近い世界観。 ---- **評価点 -サイビットの性能が高く、持ち直しも楽な部類に入るので難易度は低め。STG入門者や中級者シューターにお奨め。1面は初プレイでノーミスでクリアできるほど簡単。 --しかしヌルゲーと言える程ではなく、後半は厳しい局面もあるためステップアップには持って来い。 ---特にエリア5の動く床の隙間を縫いながらのボス戦や、ラストステージのクラブもどき等は本作屈指の難所。 --それにあわせてサイファを駆使したステージ構成は、シューターならば感嘆するだろう。 -BGMはPOPな物が多く、ステージ開始時に入る「3,2,1,Let's go」というボイスもそのノリを強める印象的なものとなっている。 **賛否両論点 -主要装備が変わったりBGMも軽くなったりと、R-TYPEらしさが乏しい。 --「らしさ」に欠けるのはもともと別のゲームとして開発されていたためである。似たような境遇のゲームに『[[GALLOP]]』がある。 **問題点 -サイビットが上下装備のため正面からの弾を防げない。 -サイビット突撃の効果時間は短め。 --敵に当たるまでに飛んで行く過程でも当然ゲージは減っていくので、実質的な効果時間は更に短くなる。 --ゲージの回復も早くはないので連続使用はし辛い。 ---- **総評 R-TYPEの新たなる世界観を提示した本作は、STGとしての短所はほとんど無く、難易度も良心的。~ 軽快かつPOPなBGMや、特筆するべきほどではないがなかなかにレベルの高いグラフィックと、人気が出て当然の要素を内包している。 が、R-TYPEファンからはそっぽを向かれ、国内版は移植はなされずプレイ方法はアーケード一辺倒。~ 挙句、肝心のアーケード出回りがほとんど無いため、人気シリーズの1つであるにも拘らずその知名度は驚くほど低い((ストII隆盛のアオリもあるだろうが))。まさに知る人ぞ知る隠れた名作となっている。 運良く見かけたのであれば、サイビットを敵にめり込ませる爽快感を是非味わって欲しい。 ---- **海外版 -海外版ではサイビット突撃とショットが別ボタンになった2ボタン制に変更されており操作性が更に向上している。~ またミスからの復活が戻り復活からその場復活に変更され、難易度(主に後半面)が低下している。 ---- **その他 -''国内版は家庭用、配信等に一切移植されておらず''、基板自体も見かける事が稀。 -当初パラレル設定だった本作だが、『[[R-TYPE FINAL]]』にて自機「LEO」が「R-9Leo "LEO"」として登場している。 --本作を意識した性能ではあるが、フォースや波動砲を装備している。フォースやサイビットの性能は抜群だが、波動砲の性能は低い。 --後継機に位置する「R-9Leo2 "LEOII"」という機体も登場。各種レーザーや波動砲が強化され、主にショット面で凄まじい程の性能を誇り最強機体の一つに数えられる。 -アイレム作品ではないが『[[実況おしゃべりパロディウス]]』に登場する、白猫の「ラン」に、似た性能の装備が採用されている。 ---- **移植 -国内では移植されていないが、海外ではPC「Irem Arcade Hits」に収録されており、DL販売店も多く値段も1,000円程度(セール時にはワンコインくらい)と入手も容易である。 --この商品には同じく家庭用未移植の『[[GALLOP]]』『[[エアデュエル]]』『[[ドラゴンブリード]]』『[[魔法警備隊ガンホーキ]]』といったシューティングが収録されており、シューターにとっては貴重なマストバイアイテムと言えるであろう。『[[イメージファイト]]』『[[海底大戦争]]』『[[Mr.HELIの大冒険]]』も収録している。 ----
*R-TYPE LEO 【あーるたいぷれお】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |販売元|アイレム|~| |開発元|ナナオ|~| |稼働開始日|1992年12月|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[R-TYPEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アイレムの人気STG『[[R-TYPE]]』の外伝的作品。~ ちなみに開発は、当時アイレムの親会社でもあったディスプレイやモニター専業メーカーのナナオ(現:EIZO)が手がけている。 本編とは別の平行世界が舞台になっており、今回の敵は地球に対して反乱を起こした人工惑星「エデン」。 ゲーム形式は『R-TYPE』同様の即死制横STG。~ 自機も、R-9の系統である「LEO」。~ しかし本作の自機にはフォースも波動砲もなく、代わりにビットが「サイビット」として超強化されている。~ そして今までのシリーズになかった2人同時プレイが可能。 **システム -特徴は自機上下に出現する子機サイビット。名前通り、R-TYPEに登場するビットに酷似しているが、性能は段違い。 --サイビットには弾消し効果と攻撃能力があり、更にアイテム入手で3種類のレーザーを発射できる。発射方向は左右のみレバー入力の逆に切り替わる。 ---レーザーの内訳は赤(レッドオプティック・対空レーザー)、青(ブルーサンダー・反射レーザー)、黄色…ではなく緑(グリーンアロー・誘導レーザー)。 --最大の特徴はサイビットサイファ。ショットボタンを押し続けると、サイビットが敵を自動的に探して突撃し攻撃する。 ---使用中は画面下部のゲージが消費されていき、ゲージが空になると効果終了してサイビットがその場に漂う。ショットボタンを離すとサイビットは自機上下に戻り、サイファを行わない間ゲージが回復していく。 ---誘導性能は非常に高く、障害物を貫通する・敵編隊を全滅させる・破壊可能パーツに分裂する敵はパーツもすべて破壊する・ボスは弱点のみを集中攻撃するとかなり強力。 ---勿論サイファ中は自機は無防備になる。更にショットボタンを使うのでショットも撃てず、敵の突撃に対しても無力。 -ステージは砂漠や密林地帯など、どちらかといえば[[グラディウスシリーズ]]に近い世界観。 ---- **評価点 -サイビットの性能が高く、立て直しも楽な部類に入るので難易度は低め。STG入門者や中級者シューターにお奨め。1面は初プレイでノーミスでクリアできるほど簡単。 --しかしヌルゲーと言える程ではなく、後半は厳しい局面もあるためステップアップには持って来い。 ---特にエリア5の動く床の隙間を縫いながらのボス戦や、ラストステージのクラブもどき等は本作屈指の難所。 --それにあわせてサイファを駆使したステージ構成は、シューターならば感嘆するだろう。 -武装バランスが良く3種のレーザーはきちんと性質分けされていながらどれも使いどころがあり、全く機能しない場面も殆ど無い。対空レーザーの様な一強武装やショットガンレーザーの様な死に武装がない。 -BGMはPOPな物が多く、ステージ開始時に入る「3,2,1,Let's go」というボイスもそのノリを強める印象的なものとなっている。 **賛否両論点 -主要装備が変わったりBGMも軽くなったりと、R-TYPEらしさが乏しい。 --「らしさ」に欠けるのはもともと別のゲームとして開発されていたためである。似たような境遇のゲームに『[[GALLOP]]』がある。 **問題点 -サイビットが上下装備のため正面からの弾を防げない。 -サイビット突撃の効果時間は短め。 --敵に当たるまでに飛んで行く過程でも当然ゲージは減っていくので、実質的な効果時間は更に短くなる。 --ゲージの回復も早くはないので連続使用はし辛い。 ---- **総評 R-TYPEの新たなる世界観を提示した本作は、STGとしての短所はほとんど無く、難易度も良心的。~ 軽快かつPOPなBGMや、特筆するべきほどではないがなかなかにレベルの高いグラフィックと、人気が出て当然の要素を内包している。 が、R-TYPEファンからはそっぽを向かれ、国内版は移植はなされずプレイ方法はアーケード一辺倒。~ 挙句、肝心のアーケード出回りがほとんど無いため、人気シリーズの1つであるにも拘らずその知名度は驚くほど低い((ストII隆盛のアオリもあるだろうが))。まさに知る人ぞ知る隠れた名作となっている。 運良く見かけたのであれば、サイビットを敵にめり込ませる爽快感を是非味わって欲しい。 ---- **海外版 -海外版ではサイビット突撃とショットが別ボタンになった2ボタン制に変更されており操作性が更に向上している。~ またミスからの復活が戻り復活からその場復活に変更され、難易度(主に後半面)が低下している。 ---- **その他 -''国内版は家庭用、配信等に一切移植されておらず''、基板自体も見かける事が稀。 -当初パラレル設定だった本作だが、『[[R-TYPE FINAL]]』にて自機「LEO」が「R-9Leo "LEO"」として登場している。 --本作を意識した性能ではあるが、フォースや波動砲を装備している。フォースやサイビットの性能は抜群だが、波動砲の性能は低い。 --後継機に位置する「R-9Leo2 "LEOII"」という機体も登場。各種レーザーや波動砲が強化され、主にショット面で凄まじい程の性能を誇り最強機体の一つに数えられる。 -アイレム作品ではないが『[[実況おしゃべりパロディウス]]』に登場する、白猫の「ラン」に、似た性能の装備が採用されている。 ---- **移植 -国内では移植されていないが、海外ではPC「Irem Arcade Hits」に収録されており、DL販売店も多く値段も1,000円程度(セール時にはワンコインくらい)と入手も容易である。 --この商品には同じく家庭用未移植の『[[GALLOP]]』『[[エアデュエル]]』『[[ドラゴンブリード]]』『[[魔法警備隊ガンホーキ]]』といったシューティングが収録されており、シューターにとっては貴重なマストバイアイテムと言えるであろう。『[[イメージファイト]]』『[[海底大戦争]]』『[[Mr.HELIの大冒険]]』も収録している。 ----

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