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スペースハリアー - (2016/02/20 (土) 07:39:25) の1つ前との変更点

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*スペースハリアー 【すぺーすはりあー】 |ジャンル|3Dシューティング|&amazon(B000092PG0)|&amazon(B00O0XG0TI)| |対応機種|アーケード|~|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|~| |稼働開始日|1985年12月10日|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| **概要 -『ハングオン』に続くセガ体感ゲームシリーズの第二弾。 --別にセガ初の体感ゲーム二作目や、セガ史上二作目という訳ではない。 **システム -操作体系はアナログスティック一本。アナログスティックにはトリガーが取り付けられているほか、本体にもボタンがあるが、トリガーとボタン双方とも役割は同じ。 --トリガーまたはボタンでショット。主人公のハリアーが小脇に抱えた砲からショットを発射する。 ---ショットはフルオート。連射装置を駆使すればより早い連射が可能。 //同時発射数は5発程度で完全にマニュアルだったはずだが --アナログスティックを倒した方向にハリアーは上下左右に移動する。ニュートラルで中央に戻る。 ---スティックを手前に引くと上昇、奥へ倒すと下降という、飛行機の操縦桿操作と同じ設定になっている((移植版でもデフォルトで同じ設定になるため、他ゲームと上下が逆の妙な操作感覚に戸惑う者も多かった))。 ---専用筐体にはいくつか種類はあるが、大型のムービングタイプ筐体の場合、ハリアーの動きに応じて座席が前後左右に傾く。 --敵弾・敵・障害物に接触するとミスになり残機を一つ失う。 -ステージを一定以上進行するとボスキャラクターが出現。ボスキャラクターを撃破するとステージクリアとなり、次のステージに移行する。 **長所 -32000色の鮮やかなグラフィック、高速で拡大縮小する巨大なキャラクター達は当時のプレイヤーの度肝を抜いた。 --本作は後に多くのハードに移植されているが、グラフィック・サウンド・スピード感の3要素全てがアーケードと遜色ない移植は11年後のセガサターン版まで待たなければならなかった。 -川口博史の手がける爽やかなBGMは評価が高い。特にメインBGMは80年代中期のセガを象徴する曲とも言われる。 -スピード感あふれるゲーム展開はプレイヤーに限らず人目をひきつける。 --上記の通り、巨大キャラクターを用いているため迫力がある。これほどの大型のキャラクターを高速で拡大縮小するのは当時は容易な事ではなかった。 -決して高くない難易度。誰がプレイしてもそこそこ進めることが出来るため、ライトユーザーからの受けが良かった。 --言い方を変えると手ごたえのある難易度ではないため、ガッツリやりこむようなゲームではない。 **総評  この当時、本作のスピード感は他に類を見ないもので、多くのゲーマーに絶大なインパクトを与えた。ゲーム内容も特別な部分は無く、とっつきやすく誰でもそこそこ結果を残せ、ムービングタイプ筐体では浮遊感も味わえる本作は、ライトユーザーから受けが良く、80年代を代表するセガのアーケードゲームとなっている。~  本作はその後のセガにとって3Dシューティングの礎と呼べる存在となった。スペック難で本作でなし得なかった「戦闘機を駆使した擬似3DSTG」((ロケテスト版では自機が戦闘機となったバージョンもあった。マークIII版では裏技で自機を戦闘機にする事が可能。))は、2年後の『[[アフターバーナー]]』で達成されることになる。 **余談 -「重機動モビルスーツロボット・ドム」という敵が登場する。 --外見は体が『機動戦士ガンダム』のドムに、頭部のみ『装甲騎兵ボトムズ』のスタンディングトータスに酷似している。さらに武装はバズーカ。 --その上、黒いカラーのドムは三機編隊で襲い掛かってくる。「オル○ガ、マッ○ュ、ハリアーにジェットスト○ームアタックをかけるぞ!」 --今のご時世では流石にまずいという事か、後述の3DS版では「VAREL」と名前が変更されている((ダウンロードソフト版のオプションメニューのスタッフクレジットの項目で流れるキャラ紹介より))。 **移植 本作は多くの機種に移植されている。以下、国内で発売された移植版を列挙する。 -セガ・マークIII/マスターシステム版(1986年12月21日、セガ・エンタープライゼス) --特に有名な移植と思われる。移植に際し、ボスラッシュの次の面に「HAYA-OH」というボスが追加されたが、セガ屈指の難易度を持つボスとして語り継がれている。 -PC-6001mkII(6601)版(1987年3月、電波新聞社/マイコンソフト) --ある意味、上記よりも有名な移植。初見のインパクトでは間違いなくトップクラス。 --特徴はゲーム画面を見れば一目瞭然、ハリアー以外の敵や障害物がすべて四角(文字通りの■、もちろんポリゴンではない)で表現されていること。 --これは当時でもグラフィック性能が他機種より遥かに劣っていたこともあったが、何より絵よりスピード感を重視した結果、当時のほとんどの他機種版よりアーケード版に近いスピード感でプレーすることができた。 --移植を担当したのはゲームのるつぼ所属の松島徹。後にさらに性能が劣るMZ-700でスペースハリアーを移植した。これは雑誌にプログラムとして掲載されたもので、セガの許諾も取っている。 -X68000版(1987年9月、電波新聞社/マイコンソフト) -FM77AV版(1987年12月、電波新聞社/マイコンソフト) -X1版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト) -PC-8801版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト、呉ソフトウェア工房) -PCエンジン版(1988年12月9日、NECアベニュー) -ファミリーコンピュータ版(1989年1月6日、タカラ) -ゲームギア版(1991年12月28日、セガ・エンタープライゼス) -スーパー32X版(1994年12月3日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) -セガサターン版(1996年7月19日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) --『SEGA AGES』シリーズの一つ。32X版と並ぶACの忠実移植を実現。新型(白)の本体では正常に動作しないので注意。 -ドリームキャスト版(1999年12月29日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) --『シェンムー 一章 横須賀』及び続編『シェンムーII』に収録。その他ムック本『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』(2001年12月1日)の付録の2種類がある。 -プレイステーション2版(無印:2003年9月25日、3Dエイジス / 『スペースハリアーII~スペースハリアーコンプリートコレクション~』:2005年10月27日、セガ/M2) --『SEGA AGES 2500』シリーズの一つ。2012年11月21日にPS3のPS2アーカイブスで配信された -Wii・バーチャルコンソールアーケード版(2009年3月26日、セガ/M2) -3DS・ダウンロードソフト版(2012年12月26日、セガ/M2) --ニンテンドー3DSダウンロードタイトル。(600円で購入可)立体視を実装している他、移植担当者の様々な拘りが取り入れられている作品となっている。 -3DS・セガ3D復刻アーカイブス版(2014年12月18日、セガ/M2) --パッケージ版・ダウンロード版両方の形態で販売。前述のダウンロードソフト版より立体視の強化やオプションの充実が図られている。 -プレイステーション3/プレイステーション4版(2015年3月12日、セガ) --『龍が如く0 誓いの場所』に収録。 -これらの他にも本作をベースにした『タイピング スペースハリアー』というタイピングソフトも発売されている。
*スペースハリアー 【すぺーすはりあー】 |ジャンル|3Dシューティング|&amazon(B000092PG0)|&amazon(B00O0XG0TI)| |対応機種|アーケード|~|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|~| |稼働開始日|1985年12月10日|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| **概要 -『ハングオン』に続くセガ体感ゲームシリーズの第二弾。 --別にセガ初の体感ゲーム二作目や、セガ史上二作目という訳ではない。 **システム -操作体系はアナログスティック一本。アナログスティックにはトリガーが取り付けられているほか、本体にもボタンがあるが、トリガーとボタン双方とも役割は同じ。 --トリガーまたはボタンでショット。主人公のハリアーが小脇に抱えた砲からショットを発射する。 ---ショットはフルオート。連射装置を駆使すればより早い連射が可能。 //同時発射数は5発程度で完全にマニュアルだったはずだが --アナログスティックを倒した方向にハリアーは上下左右に移動する。ニュートラルで中央に戻る。 ---スティックを手前に引くと上昇、奥へ倒すと下降という、飛行機の操縦桿操作と同じ設定になっている((移植版でもデフォルトで同じ設定になるため、他ゲームと上下が逆の妙な操作感覚に戸惑う者も多かった))。 ---専用筐体にはいくつか種類はあるが、大型のムービングタイプ筐体の場合、ハリアーの動きに応じて座席が前後左右に傾く。 --敵弾・敵・障害物に接触するとミスになり残機を一つ失う。 -ステージを一定以上進行するとボスキャラクターが出現。ボスキャラクターを撃破するとステージクリアとなり、次のステージに移行する。 **長所 -32000色の鮮やかなグラフィック、高速で拡大縮小する巨大なキャラクター達は当時のプレイヤーの度肝を抜いた。 --本作は後に多くのハードに移植されているが、グラフィック・サウンド・スピード感の3要素全てがアーケードと遜色ない移植は11年後のセガサターン版まで待たなければならなかった。 -川口博史の手がける爽やかなBGMは評価が高い。特にメインBGMは80年代中期のセガを象徴する曲とも言われる。 -スピード感あふれるゲーム展開はプレイヤーに限らず人目をひきつける。 --上記の通り、巨大キャラクターを用いているため迫力がある。これほどの大型のキャラクターを高速で拡大縮小するのは当時は容易な事ではなかった。 -決して高くない難易度。誰がプレイしてもそこそこ進めることが出来るため、ライトユーザーからの受けが良かった。 --言い方を変えると手ごたえのある難易度ではないため、ガッツリやりこむようなゲームではない。 **総評  この当時、本作のスピード感は他に類を見ないもので、多くのゲーマーに絶大なインパクトを与えた。ゲーム内容も特別な部分は無く、とっつきやすく誰でもそこそこ結果を残せ、ムービングタイプ筐体では浮遊感も味わえる本作は、ライトユーザーから受けが良く、80年代を代表するセガのアーケードゲームとなっている。~  本作はその後のセガにとって3Dシューティングの礎と呼べる存在となった。スペック難で本作でなし得なかった「戦闘機を駆使した擬似3DSTG」((ロケテスト版では自機が戦闘機となったバージョンもあった。マークIII版では裏技で自機を戦闘機にする事が可能。))は、2年後の『[[アフターバーナー]]』で達成されることになる。 **余談 -「重機動モビルスーツロボット・ドム」という敵が登場する。 --外見は体が『機動戦士ガンダム』のドムに、頭部のみ『装甲騎兵ボトムズ』のスタンディングトータスに酷似している。さらに武装はバズーカ。 --その上、黒いカラーのドムは三機編隊で襲い掛かってくる。「オル○ガ、マッ○ュ、ハリアーにジェットスト○ームアタックをかけるぞ!」 --今のご時世では流石にまずいという事か、現在では「VAREL」と名前が変更されている((3DSダウンロードソフト版のオプションメニューのスタッフクレジットの項目で流れるキャラ紹介より))。 **移植 本作は多くの機種に移植されている。以下、国内で発売された移植版を列挙する。 -セガ・マークIII/マスターシステム版(1986年12月21日、セガ・エンタープライゼス) --特に有名な移植と思われる。移植に際し、ボスラッシュの次の面に「HAYA-OH」というボスが追加されたが、セガ屈指の難易度を持つボスとして語り継がれている。 -PC-6001mkII(6601)版(1987年3月、電波新聞社/マイコンソフト) --ある意味、上記よりも有名な移植。初見のインパクトでは間違いなくトップクラス。 --特徴はゲーム画面を見れば一目瞭然、ハリアー以外の敵や障害物がすべて四角(文字通りの■、もちろんポリゴンではない)で表現されていること。 --これは当時でもグラフィック性能が他機種より遥かに劣っていたこともあったが、何より絵よりスピード感を重視した結果、当時のほとんどの他機種版よりアーケード版に近いスピード感でプレーすることができた。 --移植を担当したのはゲームのるつぼ所属の松島徹。後にさらに性能が劣るMZ-700でスペースハリアーを移植した。これは雑誌にプログラムとして掲載されたもので、セガの許諾も取っている。 -X68000版(1987年9月、電波新聞社/マイコンソフト) -FM77AV版(1987年12月、電波新聞社/マイコンソフト) -X1版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト) -PC-8801版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト、呉ソフトウェア工房) -PCエンジン版(1988年12月9日、NECアベニュー) -ファミリーコンピュータ版(1989年1月6日、タカラ) -ゲームギア版(1991年12月28日、セガ・エンタープライゼス) -スーパー32X版(1994年12月3日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) -セガサターン版(1996年7月19日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) --『SEGA AGES』シリーズの一つ。32X版と並ぶACの忠実移植を実現。新型(白)の本体では正常に動作しないので注意。 -ドリームキャスト版(1999年12月29日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ) --『シェンムー 一章 横須賀』及び続編『シェンムーII』に収録。その他ムック本『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』(2001年12月1日)の付録の2種類がある。 -プレイステーション2版(無印:2003年9月25日、3Dエイジス / 『スペースハリアーII~スペースハリアーコンプリートコレクション~』:2005年10月27日、セガ/M2) --『SEGA AGES 2500』シリーズの一つ。2012年11月21日にPS3のPS2アーカイブスで配信された -Wii・バーチャルコンソールアーケード版(2009年3月26日、セガ/M2) -3DS・ダウンロードソフト版(2012年12月26日、セガ/M2) --ニンテンドー3DSダウンロードタイトル。(600円で購入可)立体視を実装している他、移植担当者の様々な拘りが取り入れられている作品となっている。 -3DS・セガ3D復刻アーカイブス版(2014年12月18日、セガ/M2) --パッケージ版・ダウンロード版両方の形態で販売。前述のダウンロードソフト版より立体視の強化やオプションの充実が図られている。 -プレイステーション3/プレイステーション4版(2015年3月12日、セガ) --『龍が如く0 誓いの場所』に収録。 -これらの他にも本作をベースにした『タイピング スペースハリアー』というタイピングソフトも発売されている。

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