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ソル・ビアンカ - (2015/09/01 (火) 17:21:50) の1つ前との変更点

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*ソル・ビアンカ 【そる・びあんか】 |ジャンル|RPG|~| |対応機種|PCエンジン CD-ROM2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|メサイヤ(日本コンピュータシステム)|~| //|開発元||~| |発売日|1990年06月29日|~| |定価|6,200円|~| |ポイント|美女宇宙海賊冒険RPG&br()CD-ROM2のRPGとしてはロード時間が短く快適&br()スキルシステム採用&br()セミオートバトルで爽快&br()ボイスが聞き取りづらい&br()一部難解シナリオ|~| **概要 -「ソル・ビアンカ号」という純白の宇宙船に乗る5人の美女宇宙海賊(10~21歳)による、宇宙の秘宝をめぐる冒険RPG。背景は、巨大な軍事力が行き交う暗黒の時代を迎えた銀河。 -当時はまだ少なかった、マルチメディア構想の一部として作られたゲームである。OVA『ソルビアンカ~黄金の宇宙船~』が発売されている。ゲーム最終シナリオはこのOVAを基としている。このOVAのサントラもある。2巻目のOVA『ゴメスの逆襲』も発売されている。その後、大きくリメイクされた形で『太陽の船ソルビアンカ』が全6巻発売された。 --OVAは後者のほうが知名度が高いようである。 --OVAのタイトルには、中黒(・)が入らない。また、一部キャラクターの名前が少し異なっている。 **ゲーム内容 -7つのシナリオからなるオムニバス形式。そのうち2本はランダムに発生するショートシナリオで、クリアするとサービス的なビジュアルシーンが見られる。 --それぞれが異なった星または星系が舞台となり、世界観もそれそれ個性的。ショートシナリオは宇宙空間である。 -戦闘は基本的にはコマンド入力・ターン制のオーソドックスなものであるが、いくつかの特徴がある。 -''スキルシステム'' --レベルが上がると、まずキャラクターによって自動的にスキルが上がる。さらにプレイヤーが自由に上げられる1~2スキルが与えられる。一度決定したら変更はできない。 --スキルは5つ。格闘・射撃・OFC(攻撃系ESP)・DFC(防御系ESP)・PS(パワードスーツ)。格闘・射撃スキル足りない武器を装備すると攻撃力・命中力が下がる。ESPやPSはスキルが足りないと使用できない。 ---装備は誰が何でもできるし(PSのみスキル制限あり)、ESPもスキルとMPさえ満たせば誰でも使える。ESPは基本的には店で購入する。 -''セミオートバトル'' --戦闘に入ると、各キャラの行動は当初「たたかう(攻撃)」になっている。攻撃目標を決めたり他の行動をさせたいキャラがいる時は、「めいれい」を選び行動を変更する。変更し終わったら「たたかう」を選び行動開始に。つまり、必ずしも5人全員の行動を指定しなくても済む。 -銃器の一部には弾数制限があり、少なくなったら「カートリッジ」で補う。 -HP0になったら「気絶」。全員気絶したらセーブしたところからやり直し。気絶はESPの他、宿に泊まると治る。 **評価点・問題点等 -主人公たちは海賊という身柄ということもあり、万人受けする正統派美少女という感じではなく、好き嫌いがかなり分かれると思われる。 -シナリオそれぞれの世界は原始的だったり、砂漠の惑星だったり色々楽しめる。また海賊ということもあり、純粋に勧善懲悪的なシナリオは少ない(その傾向を持つことは多いが)。 -''ビジュアルシーンの音声が非常に聞き取りづらい。''最初のシナリオのオープニングからそうで、いきなりストレスがたまる。音量を大きくしても、BGM(内蔵音源)とのバランスが悪くてやはりなかなか良くならない。ビジュアルシーンのほとんどがシナリオの重要な説明に関わっているので、本当に困ったものである。聞き取れなくてもゲーム進行には差し支えないことが多いが。 --声優の技術はまともであり、そういう意味で聞き取れないことはない。 -''シナリオの一部が難解。''「ジクムント」「超兵器人W」の2つ。これに上記の聞き取れない音声が加わるわけで…。 --前者はわけのわからない用語や現象が次々と現れ、最後で一度に謎が解かれるという展開で、ついていけない。 --後者は意図的に作られた電波シナリオであり、プレイヤーは置いてきぼりにされる可能性大(ちなみに主人公達も呆れている)。 -最初のシナリオが水増し感が強い。宝箱もイベントもなく、通路としての意味もなく、経験値稼ぎ以外何の役にも立たないダンジョンが2つある。 -スキルシステムだが、各キャラの自動上昇スキルとのバランスを考えると、それほど自由に上げられるというわけではない。早期に誰がどのようなスキルが自動で上がるのかを把握しないと、後で困ることになる。 --''PSは完全に地雷スキル。''1人は手を出す必要がないくらいに自動で上がり、他の4人は手を出したら他の必要なスキルが疎かになってしまう。PSは防御力だけでなく攻撃力等も上がるので強力だが、スキルに手を出してはならない。 -''エンカウント時、ロードが無い。''他の画面切り替わりのロードも短い方。 --このゲームの大きな売りの一つである。非常に快適である。 --その代償なのかもしれないが、戦闘背景はいかなる場合でも黒い背景に星が流れるだけ。 -''セミオートで快適なバトル。''エフェクトは派手ではないが、かなり爽快である。一撃必殺系の銃で敵を倒した時など特に。 -町などの中では、他のキャラクターが中途半端に移動する。通路を塞がれたら、なかなかどいてくれない。 -グラフィックはビジュアルシーン・他の画面共に、どちらかというときれいな方ではない。建物に屋根が無い。ロード時間を減らすためであろうが。 --その中では敵グラフックはきれいな方である上、種類が豊富。それぞれのシナリオで世界観が異なるため、シナリオをまたいで同じような敵は出ない。 ---アニメーションするのはボスのみ。なおラスボスは、当時最大レベルの巨大さ。こちらのステータスが全く見えなくなるが。 -音楽は全般的に良質。特にエンディングの『負けないで』が素晴らしい。オープニングの曲もいいし、他の内蔵音源の曲もいい。 **まとめ -PCE・CD-ROM2のRPGとしては、最高クラスの快適さを持つ。 -ゲームの全体的な出来としては、評価点・問題点・賛否両論点色々あり、キャラクター・世界観も人を選ぶと思われるため、人によって評価は異なるだろう。 -ただ、声の聞き取りづらさや難解なシナリオについては、どうにかしてほしかった。 -
*ソル・ビアンカ 【そる・びあんか】 |ジャンル|RPG|~| |対応機種|PCエンジン CD-ROM2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|メサイヤ(日本コンピュータシステム)|~| //|開発元||~| |発売日|1990年06月29日|~| |定価|6,200円|~| |判定|なし|~| |ポイント|美女宇宙海賊冒険RPG&br()CD-ROM2のRPGとしてはロード時間が短く快適&br()スキルシステム採用&br()セミオートバトルで爽快&br()ボイスが聞き取りづらい&br()一部難解シナリオ|~| **概要 -「ソル・ビアンカ号」という純白の宇宙船に乗る5人の美女宇宙海賊(10~21歳)による、宇宙の秘宝をめぐる冒険RPG。背景は、巨大な軍事力が行き交う暗黒の時代を迎えた銀河。 -当時はまだ少なかった、マルチメディア構想の一部として作られたゲームである。OVA『ソルビアンカ~黄金の宇宙船~』が発売されている。ゲーム最終シナリオはこのOVAを基としている。このOVAのサントラもある。2巻目のOVA『ゴメスの逆襲』も発売されている。その後、大きくリメイクされた形で『太陽の船ソルビアンカ』が全6巻発売された。 --OVAは後者のほうが知名度が高いようである。 --OVAのタイトルには、中黒(・)が入らない。また、一部キャラクターの名前が少し異なっている。 **ゲーム内容 -7つのシナリオからなるオムニバス形式。そのうち2本はランダムに発生するショートシナリオで、クリアするとサービス的なビジュアルシーンが見られる。 --それぞれが異なった星または星系が舞台となり、世界観もそれそれ個性的。ショートシナリオは宇宙空間である。 -戦闘は基本的にはコマンド入力・ターン制のオーソドックスなものであるが、いくつかの特徴がある。 -''スキルシステム'' --レベルが上がると、まずキャラクターによって自動的にスキルが上がる。さらにプレイヤーが自由に上げられる1~2スキルが与えられる。一度決定したら変更はできない。 --スキルは5つ。格闘・射撃・OFC(攻撃系ESP)・DFC(防御系ESP)・PS(パワードスーツ)。格闘・射撃スキル足りない武器を装備すると攻撃力・命中力が下がる。ESPやPSはスキルが足りないと使用できない。 ---装備は誰が何でもできるし(PSのみスキル制限あり)、ESPもスキルとMPさえ満たせば誰でも使える。ESPは基本的には店で購入する。 -''セミオートバトル'' --戦闘に入ると、各キャラの行動は当初「たたかう(攻撃)」になっている。攻撃目標を決めたり他の行動をさせたいキャラがいる時は、「めいれい」を選び行動を変更する。変更し終わったら「たたかう」を選び行動開始に。つまり、必ずしも5人全員の行動を指定しなくても済む。 -銃器の一部には弾数制限があり、少なくなったら「カートリッジ」で補う。 -HP0になったら「気絶」。全員気絶したらセーブしたところからやり直し。気絶はESPの他、宿に泊まると治る。 **評価点・問題点等 -主人公たちは海賊という身柄ということもあり、万人受けする正統派美少女という感じではなく、好き嫌いがかなり分かれると思われる。 -シナリオそれぞれの世界は原始的だったり、砂漠の惑星だったり色々楽しめる。また海賊ということもあり、純粋に勧善懲悪的なシナリオは少ない(その傾向を持つことは多いが)。 -''ビジュアルシーンの音声が非常に聞き取りづらい。''最初のシナリオのオープニングからそうで、いきなりストレスがたまる。音量を大きくしても、BGM(内蔵音源)とのバランスが悪くてやはりなかなか良くならない。ビジュアルシーンのほとんどがシナリオの重要な説明に関わっているので、本当に困ったものである。聞き取れなくてもゲーム進行には差し支えないことが多いが。 --声優の技術はまともであり、そういう意味で聞き取れないことはない。 -''シナリオの一部が難解。''「ジクムント」「超兵器人W」の2つ。これに上記の聞き取れない音声が加わるわけで…。 --前者はわけのわからない用語や現象が次々と現れ、最後で一度に謎が解かれるという展開で、ついていけない。 --後者は意図的に作られた電波シナリオであり、プレイヤーは置いてきぼりにされる可能性大(ちなみに主人公達も呆れている)。 -最初のシナリオが水増し感が強い。宝箱もイベントもなく、通路としての意味もなく、経験値稼ぎ以外何の役にも立たないダンジョンが2つある。 -スキルシステムだが、各キャラの自動上昇スキルとのバランスを考えると、それほど自由に上げられるというわけではない。早期に誰がどのようなスキルが自動で上がるのかを把握しないと、後で困ることになる。 --''PSは完全に地雷スキル。''1人は手を出す必要がないくらいに自動で上がり、他の4人は手を出したら他の必要なスキルが疎かになってしまう。PSは防御力だけでなく攻撃力等も上がるので強力だが、スキルに手を出してはならない。 -''エンカウント時、ロードが無い。''他の画面切り替わりのロードも短い方。 --このゲームの大きな売りの一つである。非常に快適である。 --その代償なのかもしれないが、戦闘背景はいかなる場合でも黒い背景に星が流れるだけ。 -''セミオートで快適なバトル。''エフェクトは派手ではないが、かなり爽快である。一撃必殺系の銃で敵を倒した時など特に。 -町などの中では、他のキャラクターが中途半端に移動する。通路を塞がれたら、なかなかどいてくれない。 -グラフィックはビジュアルシーン・他の画面共に、どちらかというときれいな方ではない。建物に屋根が無い。ロード時間を減らすためであろうが。 --その中では敵グラフックはきれいな方である上、種類が豊富。それぞれのシナリオで世界観が異なるため、シナリオをまたいで同じような敵は出ない。 ---アニメーションするのはボスのみ。なおラスボスは、当時最大レベルの巨大さ。こちらのステータスが全く見えなくなるが。 -音楽は全般的に良質。特にエンディングの『負けないで』が素晴らしい。オープニングの曲もいいし、他の内蔵音源の曲もいい。 **まとめ -PCE・CD-ROM2のRPGとしては、最高クラスの快適さを持つ。 -ゲームの全体的な出来としては、評価点・問題点・賛否両論点色々あり、キャラクター・世界観も人を選ぶと思われるため、人によって評価は異なるだろう。 -ただ、声の聞き取りづらさや難解なシナリオについては、どうにかしてほしかった。 -

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