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GuitarFreaksV4 & DrumManiaV4 Яock×Rock - (2021/11/29 (月) 23:43:07) の1つ前との変更点

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*GuitarFreaksV4 & DrumManiaV4 Яock×Rock 【ぎたーふりーくす ぶいふぉー あんど どらむまにあ ぶいふぉー だぶるろっく】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|2007年8月8日|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -「GuitarFreaksV & DrumManiaV」シリーズ(Vシリーズ)第四作目。今作からサブタイトルが付いた。 -ロケテ時点ではプレー終了後にプレイヤーの詳細情報、つまり自分の腕前の評価が分かる細かい機能が搭載。 -稼働開始前になんと公式でV4の全収録曲(隠し楽曲も含めて)がネタバレするという前代未聞の珍事を起こしてしまった。 -稼働開始後もNONSTOPやHAZARDが廃止されるなどの点が批判を浴びたが、グランプリモードが始まってから、前作とは違った意味で革命的な変化を遂げる。 -シリーズで初めて版権曲が復活したり、CS限定曲がACに移植されたバージョンでもある。 ---- **評価点 -洋楽が多い --本作における版権曲のチョイスとして特徴的な傾向。しかも日本で人気の高いDEEP PURPLE一派(Rainbow、White Snake)をはじめ、Black Sabbath、KISS、Earth, Wind & Fire、Janis Joplinといった、HR&HMに於ける有名な楽曲が多数収録。 ---比較的新しい世代からはSUM41、メタル勢では貫禄のあるARCH ENEMY・新進気鋭のCELLADORと隙が無い。 -版権曲の復活 --GF3rdに収録されていた版権曲である、『MOVE OVER』と『STILL OF THE NIGHT』がドラム譜面追加かつ新規ボーカルで復活した。 --版元(JASRAC)との契約や予算面の都合もあり、版権曲の復活は絶対有り得ないと言われてた中で、今回の復活は誰しも予想できなかったサプライズであり、BEMANI全体の歴史から見ても相当なレアケースである。 ---特にMOVE OVERは次作(GF4th)で直ぐに削除された事もあってか、この曲が復活に驚いた古参ユーザーも少なくはない。 -EXTRA RUSHへの旧作のEXTRA曲/分岐アンコールの導入 --本作ではRUSH LVが進む毎に、無印シリーズでのEXTRA曲が入れ替わりに登場。こちらを選択してアンコール条件を満たすと、同作に対応するENCORE曲が登場するSPECIAL STAGE に突入する分岐ルートが追加された。 ---[[GF10th&dm9th>GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX]]に対応するEXTRA LV12だけはPREMIUM ENCORE、もといLEGEND STAGEへの分岐もしっかり再現。「MODEL DD5」「Timepiece Phase II」の二枚看板が再びプレイヤーを待っていた。 ---余談だが、旧作EXTRA・ENCOREはEXTRA RUSH再登板と同時に譜面の新規追加や変更がなされている。その殆どはDAY DREAMやThe Least 100secのBASS-EXTREMEなど、GF側のBASS譜面が殆どだったが、DM側でもBASICで当時のEXTRA曲が遊べるようになったのは嬉しい。 --EXTRA RUSH楽曲はTЁЯRA・Kozo NakamuraとTAGが初めて担当。PREMIUM ENCORE曲は泉陸奥彦のアルバムで発表された「MODEL DD8」。 --さらに最終PREMIUM ENCOREでは、黒沢ダイスケこと96ちゃんが「一網打尽」を引っさげて登場。 ---本作初参戦にしてPREMIUM ENCORE曲((他にも96氏は稼働初期の新曲である「INSIDE-OUT」「MASCARADA」を担当した。そして彼はすでにアメリカのプログレッシヴ・メタルバンドが主催するDream Theater songwriting contestで2位入賞という実績を残しており、実力は確かである。))という大抜擢に応え、ラスボスに相応しい完成度とあって、ギター側の脅威的な難易度と共に後々まで語り種となった。 --今作以降、EXTRA RUSHの最終LV14におけるEXTRA曲以上の常駐にはその曲をクリアしなければならなくなった。ただし、同時に最終LVでENCORE・PREMIUMの到達条件が共に-3%ずつ緩和されるという救済処置もなされている。 -GRAND PRIXモードの搭載 --NON STOPモードが廃止され、代わりにGRAND PRIXモードが搭載。 --概要はSCORE POINTSとSCORE難度 POINTSで競うもの。いわばギタドキングを強化したもの。 --ギタドキングと異なり、プレイヤーの実力毎に参加できるというメリットがあるが、これにも重要な問題点が存在する。 --一発勝負のイベント、シーズン系、新人戦、フリーセレクトなど幅広い大会に分けられている。 --バリエーションに富んでいるため、実質的にNON STOPモードの穴埋めにはなった。 -CSシリーズの連動企画 --今作とCSV3の連動企画が開催され、CSで対象の楽曲を解禁させてから携帯サイトでパスワードを入力すると、ACでもその曲が遊べるようになる。 --またGRAND PRIXでもギタドラV3発売記念でCSの曲がプレイできる大会を開催し、期間終了後にその課題曲は即常駐となった。 --この2つはCSの曲がアーケードに移植されたことを意味する。こちらにも高評価の楽曲があり、スタッフにも思い入れが深い曲があった事を窺わせる。 -インフォメーションが分かりやすくなった。 --EXTRA RUSH更新などのイベントもわかりやすく明記されるようになった。 -オプション関連 --オプションのDARKに「DARK HALF」が追加。今まで見えなかった小節線、判定ラインが見えるようになり、初心者や中級者向けの絶妙なオプションとなった。従来のDARKは「DARK FULL」に変更。 --0.5倍と20.0倍のスクロールスピード・およびSTEALTHが追加。いずれも超上級者仕様であり、これを使った魅せプレイ動画が投稿されていた。HAZARDの代わりまではいかなかったが、どのオプションも超上級者の飽きを感じさせないものとなった。 -その他 --サウンドディレクターは泉陸奥彦が担当。Яock×Rockのテーマに相応しいサウンドになっている。 --プレイ終了後に平均パラメーターが搭載。これにより、自分の今の実力がわかるようになった。 --GF側で両プレイヤー共BASS譜面が選択できるようになった。 ---- **問題点 -公式で全収録曲がネタバレ --V3でも公式サイトによるネタバレが散見されていたが、今作では''隠し楽曲も含めた''全収録曲が稼働前に判明してしまった。 --まだやり始めたプレイヤーならあまり問題はないが、既にやり込んでいるプレイヤーから見たらあまりにもお粗末な問題。 -HAZARD廃止 --上級者にとってやりこむ要素が無くなり、これによって駄作の誹りを招いてしまった。 ---ただし、GF側ではHAZARDをつけていると空弾きPOORが出なくなるという仕様が存在していたため、逆にフルコン難度が下がっていたということも一因ではあったようだ。 --V5では代替オプションとしてRISKYが登場。 //-DM側の旧曲アンコールのメリットがほとんどない //--存在しなかったBASIC譜面の追加などがほとんど。旧曲アンコールの存在を知ってるレベルのプレイヤーからしてみたら称号が貰えるだけのどうでもいい仕様となった。 -スキル系グランプリでの問題点 --e-AMUSEMENT PASSを新規で買うとスキルが0からとなる為、下位レベルの大会でも上位プレイヤーが簡単に入れるというバトル同様の問題点がある。これは次作でも改善されなかった。 -DARK問題(GF側) --稼働当初は判定ラインの位置が変更されていた為、それに気付かずDARKオプションを付けているとめちゃくちゃな演奏になる問題があった(すぐに修正) ---- **総評 --前作を更に改良しイベント量が増した。公式の全収録曲ネタバレやHAZARDの削除がなければ順当に名作足り得たと言われるほどの完成度。 --EXTRA RUSHに旧作EXTRA/ENCOREの復刻を取り入れたことはやりこむ要素が増えただけでなく、アンコール分岐という楽しみを生ませることになった。 --以前の大会に使用されていたNON STOPモードは基本的に上級者向けのモードだったが、今作のGRAND PRIXモードでは初心者から上級者まで楽しめるモードとなった。 --CSとの連動もシステム面で大きく貢献したといえる。 ---- ---- **その後 次作の『[[GuitarFreaksV5 & DrumManiaV5 Rock to Infinity]]』もまた最初は劣化の声が大きかったのだが、RISKYやMIRROR、SHUTTERの搭載で上級者のやりこみに貢献。 更にEXTRA RUSHにおける分岐アンコールの価値を高め、PREMIUM ENCOREを超えるINFINITY STAGEが登場し、演出面と盛り上げ面ややりこみ要素にも大きな盛り上がりを見せていた。
*GuitarFreaksV4 & DrumManiaV4 Яock×Rock 【ぎたーふりーくす ぶいふぉー あんど どらむまにあ ぶいふぉー だぶるろっく】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|2007年8月8日|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -「GuitarFreaksV & DrumManiaV」シリーズ(Vシリーズ)第四作目。今作からサブタイトルが付いた。 -ロケテ時点ではプレー終了後にプレーヤーの詳細情報、つまり自分の腕前の評価が分かる細かい機能が搭載。 -稼働開始前になんと公式でV4の全収録曲(隠し楽曲も含めて)がネタバレするという前代未聞の珍事を起こしてしまった。 -稼働開始後もNONSTOPやHAZARDが廃止されるなどの点が批判を浴びたが、グランプリモードが始まってから、前作とは違った意味で革命的な変化を遂げる。 -シリーズで初めて版権曲が復活したり、CS限定曲がACに移植されたバージョンでもある。 ---- **評価点 -洋楽が多い --本作における版権曲のチョイスとして特徴的な傾向。しかも日本で人気の高いDEEP PURPLE一派(Rainbow、White Snake)をはじめ、Black Sabbath、KISS、Earth, Wind & Fire、Janis Joplinといった、HR&HMに於ける有名な楽曲が多数収録。 ---比較的新しい世代からはSUM41、メタル勢では貫禄のあるARCH ENEMY・新進気鋭のCELLADORと隙が無い。 -版権曲の復活 --GF3rdに収録されていた版権曲である、『MOVE OVER』と『STILL OF THE NIGHT』がドラム譜面追加かつ新規ボーカルで復活した。 --版元(JASRAC)との契約や予算面の都合もあり、版権曲の復活は絶対有り得ないと言われてた中で、今回の復活は誰しも予想できなかったサプライズであり、BEMANI全体の歴史から見ても相当なレアケースである。 ---特にMOVE OVERは次作(GF4th)で直ぐに削除された事もあってか、この曲が復活に驚いた古参ユーザーも少なくはない。 -EXTRA RUSHへの旧作のEXTRA曲/分岐アンコールの導入 --本作ではRUSH LVが進む毎に、無印シリーズでのEXTRA曲が入れ替わりに登場。こちらを選択してアンコール条件を満たすと、同作に対応するENCORE曲が登場するSPECIAL STAGE に突入する分岐ルートが追加された。 ---[[GF10th&dm9th>GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX]]に対応するEXTRA LV12だけはPREMIUM ENCORE、もといLEGEND STAGEへの分岐もしっかり再現。「MODEL DD5」「Timepiece Phase II」の二枚看板が再びプレーヤーを待っていた。 ---余談だが、旧作EXTRA・ENCOREはEXTRA RUSH再登板と同時に譜面の新規追加や変更がなされている。その殆どはDAY DREAMやThe Least 100secのBASS-EXTREMEなど、GF側のBASS譜面が殆どだったが、DM側でもBASICで当時のEXTRA曲が遊べるようになったのは嬉しい。 --EXTRA RUSH楽曲はTЁЯRA・Kozo NakamuraとTAGが初めて担当。PREMIUM ENCORE曲は泉陸奥彦のアルバムで発表された「MODEL DD8」。 --さらに最終PREMIUM ENCOREでは、黒沢ダイスケこと96ちゃんが「一網打尽」を引っさげて登場。 ---本作初参戦にしてPREMIUM ENCORE曲((他にも96氏は稼働初期の新曲である「INSIDE-OUT」「MASCARADA」を担当した。そして彼はすでにアメリカのプログレッシヴ・メタルバンドが主催するDream Theater songwriting contestで2位入賞という実績を残しており、実力は確かである。))という大抜擢に応え、ラスボスに相応しい完成度とあって、ギター側の脅威的な難易度と共に後々まで語り種となった。 --今作以降、EXTRA RUSHの最終LV14におけるEXTRA曲以上の常駐にはその曲をクリアしなければならなくなった。ただし、同時に最終LVでENCORE・PREMIUMの到達条件が共に-3%ずつ緩和されるという救済処置もなされている。 -GRAND PRIXモードの搭載 --NON STOPモードが廃止され、代わりにGRAND PRIXモードが搭載。 --概要はSCORE POINTSとSCORE難度 POINTSで競うもの。いわばギタドキングを強化したもの。 --ギタドキングと異なり、プレーヤーの実力毎に参加できるというメリットがあるが、これにも重要な問題点が存在する。 --一発勝負のイベント、シーズン系、新人戦、フリーセレクトなど幅広い大会に分けられている。 --バリエーションに富んでいるため、実質的にNON STOPモードの穴埋めにはなった。 -CSシリーズの連動企画 --今作とCSV3の連動企画が開催され、CSで対象の楽曲を解禁させてから携帯サイトでパスワードを入力すると、ACでもその曲が遊べるようになる。 --またGRAND PRIXでもギタドラV3発売記念でCSの曲がプレーできる大会を開催し、期間終了後にその課題曲は即常駐となった。 --この2つはCSの曲がアーケードに移植されたことを意味する。こちらにも高評価の楽曲があり、スタッフにも思い入れが深い曲があった事を窺わせる。 -インフォメーションが分かりやすくなった。 --EXTRA RUSH更新などのイベントもわかりやすく明記されるようになった。 -オプション関連 --オプションのDARKに「DARK HALF」が追加。今まで見えなかった小節線、判定ラインが見えるようになり、初心者や中級者向けの絶妙なオプションとなった。従来のDARKは「DARK FULL」に変更。 --0.5倍と20.0倍のスクロールスピード・およびSTEALTHが追加。いずれも超上級者仕様であり、これを使った魅せプレー動画が投稿されていた。HAZARDの代わりまではいかなかったが、どのオプションも超上級者の飽きを感じさせないものとなった。 -その他 --サウンドディレクターは泉陸奥彦が担当。Яock×Rockのテーマに相応しいサウンドになっている。 --プレー終了後に平均パラメーターが搭載。これにより、自分の今の実力がわかるようになった。 --GF側で両プレーヤー共BASS譜面が選択できるようになった。 ---- **問題点 -公式で全収録曲がネタバレ --V3でも公式サイトによるネタバレが散見されていたが、今作では''隠し楽曲も含めた''全収録曲が稼働前に判明してしまった。 --まだやり始めたプレーヤーならあまり問題はないが、既にやり込んでいるプレーヤーから見たらあまりにもお粗末な問題。 -HAZARD廃止 --上級者にとってやりこむ要素が無くなり、これによって駄作の誹りを招いてしまった。 ---ただし、GF側ではHAZARDをつけていると空弾きPOORが出なくなるという仕様が存在していたため、逆にフルコン難度が下がっていたということも一因ではあったようだ。 --V5では代替オプションとしてRISKYが登場。 //-DM側の旧曲アンコールのメリットがほとんどない //--存在しなかったBASIC譜面の追加などがほとんど。旧曲アンコールの存在を知ってるレベルのプレーヤーからしてみたら称号が貰えるだけのどうでもいい仕様となった。 -スキル系グランプリでの問題点 --e-AMUSEMENT PASSを新規で買うとスキルが0からとなる為、下位レベルの大会でも上位プレーヤーが簡単に入れるというバトル同様の問題点がある。これは次作でも改善されなかった。 -DARK問題(GF側) --稼働当初は判定ラインの位置が変更されていた為、それに気付かずDARKオプションを付けているとめちゃくちゃな演奏になる問題があった(すぐに修正) ---- **総評 --前作を更に改良しイベント量が増した。公式の全収録曲ネタバレやHAZARDの削除がなければ順当に名作足り得たと言われるほどの完成度。 --EXTRA RUSHに旧作EXTRA/ENCOREの復刻を取り入れたことはやりこむ要素が増えただけでなく、アンコール分岐という楽しみを生ませることになった。 --以前の大会に使用されていたNON STOPモードは基本的に上級者向けのモードだったが、今作のGRAND PRIXモードでは初心者から上級者まで楽しめるモードとなった。 --CSとの連動もシステム面で大きく貢献したといえる。 ---- ---- **その後 次作の『[[GuitarFreaksV5 & DrumManiaV5 Rock to Infinity]]』もまた最初は劣化の声が大きかったのだが、RISKYやMIRROR、SHUTTERの搭載で上級者のやりこみに貢献。 更にEXTRA RUSHにおける分岐アンコールの価値を高め、PREMIUM ENCOREを超えるINFINITY STAGEが登場し、演出面と盛り上げ面ややりこみ要素にも大きな盛り上がりを見せていた。

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